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2022年09月26日更新
窯業系サイディングの特徴とは?人気メーカーやリフォーム費用を解説
外壁のリフォームを検討し始めたなら、外壁材として人気の窯業系サイディングについては知っておきたいところです。窯業系サイディングの基礎知識や、おすすめの商品、リフォーム費用に施工事例、その他のサイディング材との比較まで紹介します。
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- 監修者岩納 年成
日本の住宅の外壁材の大部分を占めるともいわれるのが窯業系サイディングです。
外壁材には他にもさまざまな素材がありますが、この記事では、日本で多く使われている窯業系サイディングという外壁材の特徴や、施工費用の目安、施工事例などをご紹介します。
目次
窯業系サイディングの特徴とは?
窯業系サイディングとはセメントと繊維質原料、混和材などを混ぜ、高熱や高い圧力をかけ、薄い板状に加工した外壁材です。
デザイン面と機能性に優れていてコストパフォーマンスが高いことから、日本で多く使用されています。
デザイン面では、タイル調やレンガ調、木目調など多彩なラインナップがあり、高級感のあるデザインにすることが可能です。豊富なバリエーションの中から、イメージや好みに合ったデザインのものを選ぶことができます。
機能面では、なんといっても耐火性に優れた外壁材です。また、地震による剥離なども少なく、色褪せや汚れにも強いという特徴があります。
窯業系サイディングのメリット
さらに詳しく、窯業系サイディングのメリットをご紹介していきます。
デザインのバリエーションが豊富
窯業系サイディングは成形して熱などを加えるという製造方法のため、型さえあればさまざまなデザインが可能で、デザインのバリエーションが豊富です。
大きく分けるとその種類は次の5パターンに分けられます。
- 1.タイル・レンガ調
- 2.石積み調
- 3.木目柄調
- 4.ライン柄
- 5.塗り壁調
これに加えて、細かい柄の違いや色味の違いがありますので、ご自身の好みに合わせて外観の雰囲気を仕上げることができます。
初期費用が安い
窯業系サイディングでは、見た目に高級感のあるデザインを叶えながらも、初期費用が安く抑えられることもメリットだと言えます。
これは、窯業系サイディングの外壁材が大量生産に向いている素材だからです。また、施工が簡単にできるようにつくられているため、人件費も安く抑えられます。
施工期間が短い
初期費用を抑えられる理由とも関わってきますが、施工期間の短さもメリットの一つです。施工期間が短く済めば、それだけ人件費が抑えられます。
繰り返しになりますが、窯業系サイディングは施工が簡単にできる外壁材です。施工方法としては、外壁の形状に合わせてサイディング材をカットし、張り付けていくという方法を取ります。
これが例えばモルタルや塗り壁の外壁だとすると、仕上げる壁の周りに塗り材がつかないよう養生したり、下地材を塗って、乾かして、表面を仕上げて…と、より多くの工程が必要となり、それだけ日数もかかるのです。
耐火性が高い
機能面での大きなメリットともいえるのが、耐火性の高さです。
窯業系サイディングは、外壁材の防火構造・45分準耐火構造・1時間準耐火構造の国土交通大臣認定を取得した不燃または準不燃材料です。
製造工程において高温の熱や高い圧力が加えられて出来上がるもので、耐火性の高さが伺えます。
窯業系サイディングのデメリット
多くの住宅に使われている優れた外壁材である窯業系サイディングですが、もちろんデメリットもあります。
続いては、窯業系サイディングのデメリットをご紹介します。
メンテナンス頻度が多め
窯業系サイディングは、他の外壁材と比べてこまめなメンテナンスが必要な外壁材です。一般的に、約10年〜約15年程度で表面の塗装の塗り直しが必要だといわれています。
また、一つ一つのパネルの隙間を、コーキング材というもので埋めているのですが、それも約7年〜約12年程度で打ち直しなどの補修が必要とされています。
比較的メンテナンス頻度が少なくすむタイルの外壁材のメンテナンス頻度は約20年〜約30年が一般的です。ただし、目地コーキングについては約7年〜約12年程度で打ち直しなどの補修が必要です。
塗装もコーキングも約10年ほどで必要となる窯業系サイディングはメンテナンスの頻度が高く、補修規模も大きめになります。
熱を蓄積しやすい
窯業系サイディングは、蓄熱性が高いという性質があります。これは、原料となるセメントが熱を吸収しやすいためです。
冬場には熱を蓄積してくれるのはうれしい特性ですが、夏場は室内の温度が上がってしまい、熱効率の悪さから光熱費も上がってしまうかもしれません。
しかし、これには対策があり、表面の塗装に遮熱塗料を塗るという方法がよくとられます。
さらに、大きなリフォームなどの際には、下地とサイディング材の間に断熱材を入れるという方法もあります。
素材自体に防水性はない
窯業系サイディングには、素材自体に防水性がありません。では、どうやって雨から家を守っているかというと、それは表面の塗装の力によるものです。
だからこそ、表面の塗料が落ちてくる約10年を目安に塗り替えのメンテナンスが必要だといわれています。
窯業系サイディング自体に防水性がないからこそ、しっかりメンテナンスをすることが重要です。メンテナンスをしていないと外壁のひび割れや剥がれ、さらには雨漏りなどへとつながってしまいます。
寒冷地では使いにくい
窯業系サイディングを施工する地域が寒冷地の場合は、特に注意が必要です。
気温が0度以下になるような地域では、サイディング材の原料であるセメント内の水分も凍り、気温が少し高くなると解ける、という状態を繰り返すことになります。
すると、ひび割れや剥離といった劣化が起こりやすくなるのです。特に経年劣化した窯業系サイディングの外壁では起こりやすくなっていて、外壁表面がボロボロになってしまうこともあり、これを凍害といいます。
寒冷地では、凍害に強い金属系や樹脂系サイディングなど他のサイディング材も併せて検討したほうが良いでしょう。
重さがあるため重ね張りに向かない
外壁リフォームには、いくつかの方法がありますが、その一つに既存の外壁材を残したまま、上から新たな外壁材を重ねる「重ね張り」があります。
そこで、問題になってくるのが重量です。建物の重量が重くなるということは、それだけ建物を支えている柱や梁、壁などの負担は大きくなり、建物自体の耐震性能に大きく関わってきます。
重ね張りは全くできないという訳ではありませんが、最近の窯業系サイディングは高級感のあるデザインのために昔よりも厚みのあるものが多く出回っていますので、重ね張りの際には注意が必要です。
窯業系サイディングのおすすめメーカーと人気商品
窯業系サイディングのおすすめメーカーと人気の商品をご紹介します。
ニチハ
ニチハは、業界でもいち早くアスベスト不使用の窯業系サイディング材を開発するなど、環境負荷や安全性を重視した商品開発に取り組む外壁材のトップメーカーです。
窯業系サイディングで鏡面仕上げという先進的な商品もあり、そのデザインの豊富さは大きな魅力となっています。
さらに、色褪せや塗膜のひび割れに強い超高耐候塗料「プラチナコート30」や、付着した汚れを雨水で繰り返し落とせる「マイクロガード」といったメンテナンスの手間やコストを抑えられる機能性の高さも人気の秘密です。
ニチハ「Fu-ge」
サイディング材の間の継ぎ目が目立ちにくい「四方合いじゃくり」仕様で仕上がりの美しさを実現しています。
また「プラチナコート30」で、窯業系サイディング材の弱点でもあるメンテナンスコストを抑えることができる商品です。
ケイミュー
ケイミューは、パナソニックとクボタが出資する外装メーカーです。外壁材は地震の揺れを軽減する軽量設計で、結露や火災に強いなど安全性や機能性を重視した商品開発を行っています。
また、ケイミューの外壁材には、排気ガスに含まれる窒素酸化物などの有害物質を無害化するという機能もあり、環境へ配慮した姿勢もケイミューの特徴の一つです。
ケイミュー「レジュール」
深彫りで高級感漂う外観を演出するレジュールは、深彫りながら軽量であることが特徴です。
また、外壁を傷める原因となる紫外線や雨風を逆に味方につけ、太陽の力で外壁の汚れを分解し、雨水で洗い流すという「光セラ」も採用されています。
旭トステム外装
旭トステム外装は、旭硝子(現:AGC)とトステム(現:LIXIL)の外装事業が統合して生まれた外装メーカーです。
サイディング材どうしの継ぎ目を目立ちにくく仕上げる「シーリングレス工法」を採用しているのが特徴だと言えます。
耐候性や防火性に優れていることに加え商品の色やデザインが豊富で、機能性とデザイン性のバランスのよさがあります。
旭トステム外装「AT-WALL」
防火・耐候性に優れた、ノンアスベストの窯業系サイディング材です。独自の塗料によって、紫外線に強く、色褪せしにくいという特徴があります。
このシリーズは、他のメーカーの窯業系サイディング材のデザインラインナップに比べて、木目調のデザインを多く選べます。
窯業系サイディングの張り替え費用
窯業系サイディングの外壁は、塗装やコーキング材のやり直しなどのメンテナンスを行っていても、約20年〜約40年でサイディング材自体の張り替えが必要です。
一般的な大きさの戸建住宅の場合で、張り替え費用は約160万円〜約260万円で、工期は約2週間〜約3週間ほどとなっています。
費用に幅があるのは、新しい外壁材のグレードや、建物の状態などによって費用が変わってくるからです。
例えば、窯業系サイディング材は厚みがあるものほど柄の彫りが深く、高級感のある見た目に仕上がりますが、価格が上がります。標準的なサイディング材の厚さは14mm〜16mm程度ですが、中には20mmを超える商品もあります。
また、表面の塗料に高機能なものを使用することでも、費用が高くなることがあります。
さらに、既存の外壁の下地に腐食などがあった場合も、下地の修繕が必要になるため、その分費用がアップしてしまいます。
なお、こちらの記事に記載の金額はあくまでも一例です。詳しくは業者による現地調査が必要となります。また、業者によっても金額は変わってくるため、複数社に見積もりを依頼し、比較・検討するようにしましょう。
窯業系サイディングの重ね張りの費用
費用・工期を抑えることができるのが、張り替えではなく既存の外壁材の上から新しい外壁材を張る、重ね張りです。
この場合、下地のやりかえや既存の外壁材の撤去・処分費がかからないため、費用は一般的な戸建住宅で約140万円〜約240万円、工期は約10日〜約20日程度となります。
重ね張りを選んだ場合も張り替えと同様、選ぶサイディング材や塗料のグレードが上がれば費用はアップします。
他の種類のサイディングと窯業系サイディングの比較
サイディング材としては、窯業系以外にもいくつか種類があります。
ここでは他のサイディング材についてもご紹介します。
金属系サイディング
金属系サイディングは、金属板に断熱材がついたサイディング材です。断熱性が高く、軽量なため耐震性にも優れています。また、軽量であることから、カバー工法に適したサイディング材として使われています。
一方で、錆びやすく傷がつきやすいというデメリットもあります。特に沿岸部では塩害の可能性があるため注意しましょう。選べるデザインも窯業系に比べると少ないです。
張り替えの場合の費用は、材料費が約3,000円〜約5,000円/平方メートルで、これに解体費、施工費、それに足場代や諸経費などがプラスされて、一般的な戸建て住宅で約160万円〜約250万円が目安です。
樹脂系サイディング
樹脂系サイディングは、塩化ビニル樹脂を原料とするサイディング材です。
素材自体に色が付いているので色褪せしにくく、表面を塗膜で覆わなくても耐候性があります。そのため、塗装のメンテナンスの必要がないことがメリットだと言えます。
また、素材自体の防水性が高く、寒冷地の凍害にも強いです。
外壁材としてはデメリットがないように見える樹脂系ですが、日本ではほとんど普及していない外壁材なので、取り扱っている施工業者が限られていることと、デザインや色のバリエーションも少ないというのが現状です。
費用も普及率が低いことから、張り替えの場合、材料費で約4,000円〜約8,000円/平方メートルとやや高く、これに、解体費、施工費、それに足場代や諸経費などがかかり、一般的な戸建て住宅で約180万円〜約290万円程度が目安となっています。
木質系サイディング
木質系サイディングは、木材を使用したサイディング材です。
木質系サイディングの魅力は、本物の木材ならではの自然の風合いや温かみがあるところでしょう。また、木材は断熱性が高いため、木質系サイディングの外壁は光熱費の節約につながります。
一方で、木質系サイディングは劣化しやすい素材のため、メンテナンス頻度がひときわ高い外壁材です。また、材料費自体の価格が高いだけでなく、取り扱い業者が少ないため施工費用も高い点がデメリットだと言えます。
費用は、材料費が約5,000円〜約20,000円/平方メートルと、ほかのサイディング材と比べて特にコストが高くなります。
窯業系サイディングを使ったリフォーム事例
実際に、窯業系サイディングを使ったリフォーム事例をご紹介します。
モルタル外壁を窯業系サイディングのカバー工法で補修した事例
外壁のモルタルが劣化によりひびが入っていたため、上から窯業系サイディングをかぶせるカバー工法でリフォームした事例です。
外観の雰囲気もモルタルの無機質な感じから白のタイル調に変わって温かみのある雰囲気に一新しました。
リフォーム費用 | 約100万円~約300万円 |
---|---|
工期 | 約1カ月 |
建物 | 戸建て |
施工会社 | FRESH HOUSE |
1階と2階でサイディングのデザインが異なるおしゃれな施工事例
元は白一色のサイディング材で施工されていた外壁を、リフォームを期に1階と2階のサイディングを張り分けることでよりおしゃれな外観に仕上がっています。
家全体の雰囲気が一気にグレードアップしました。
リフォーム費用 | 約300万円~約500万円 |
---|---|
工期 | 約1カ月 |
建物 | 戸建て |
施工会社 | FRESH HOUSE |
窯業系サイディングが向いているのはこんな方!
以下のような方は、特に窯業系サイディングでの施工がおすすめです。
当てはまっているかどうか、参考までにチェックしてみてください。
コストパフォーマンスを重視する方
窯業系サイディングはシェア率が高いこともあり、とにかくコストパフォーマンスの高い外壁材です。
工場で大量生産されているため材料費が安くすむのはもちろん、施工が簡単で多くの業者が施工を行えるため、施工費用も抑えることができます。
更に、豊富なデザイン・カラーバリエーションがあるので、限られた予算の中で理想の外観をかなえやすい外壁材だといえるでしょう。
工期を短く済ませたい方
外壁リフォームの工事では、毎日、工事業者が住んでいる家の周りで作業することになるので、音や施工の際に飛び散る粉塵など気になることは多いものです。
また、引っ越しを伴う場合なども、引き渡しのタイミングなどによっては、急いで済ませたいという場合もあるでしょう。
窯業系サイディングなら、施工が簡単で工期が短く済むため、そういった方にもおすすめの外壁材です。
窯業系サイディングの劣化のサイン
窯業系サイディングは、定期的なメンテナンスによって長持ちさせることができます。長持ちさせるためには、ときどき外壁の状態をチェックしておくことが必要です。
以下の劣化サインが出ていないか、確認してみてください。
サイディングにひびが入っている
建物の外壁などに入るひびを、クラックといいます。窯業系サイディングは表面の塗装がはがれると水分を吸収しやすい素材のため、水分量によって収縮と膨張を繰り返すことになり、クラックが入りやすいです。
外壁を見回ってみて、クラックを見つけたら、その幅をチェックしてみてください。
幅が0.3mm以下なら、次回の塗装工事の際の補修で良いでしょう。
しかし、写真を撮っておいて、ときどき、状態が悪化していないかを確認しておくことが大切です。
0.3mm以上の幅のクラックになると、ひどい場合はすでに下地や構造体に水がしみて、影響が出ている可能性もあります。すぐに専門の業者に相談することをおすすめします。
チョーキング
チョーキングとは、外壁の劣化により表面に粉がふくような現象をいいます。この現象は、特に紫外線の影響を受けやすい場所で発生しやすいものです。
外壁面を触ると外壁色よりやや薄い色の粉状のものが手に付くので、チェックの際には、日当たりのいい南側や西日の差す場所の外壁を手で触ってみてください。
また、このような部分の外壁では防水性能が落ちているため、雨などで水に濡れたときに色が変わります。雨の日に、外壁が変色していないかもよく見ておきましょう。
チョーキングが起こっている壁に、外壁を守る力はほぼ期待できないため、外壁塗装が必要となります。
サイディングの色褪せ
サイディングの色褪せを感じたら、一度全ての外壁を見回って、チョーキングやクラックが発生していないか、チェックしましょう。
サイディングの色褪せは、紫外線の影響で塗膜が劣化していることが考えられます。そのまま放置することでチョーキングやクラックへと劣化が進行します。
色褪せだけなら緊急性は低い場合が多いのですが、そろそろ外壁塗装を検討し始めるタイミングだと覚えておきましょう。
藻・コケ・カビの付着
日当たりの悪い場所や湿気の多い場所、森林や川などが近い場所などでは、外壁に藻やコケ、カビが付着しやすいです。
藻やコケなどは、それ自体も保水しようとするので、生えたままにしておくと外壁にいつも水分が付着し続けることになります。
すると、外壁材やコーキング材が傷みやすくなり、やがては建物自体を侵食してしまうことにもなりかねません。
もし、範囲が狭い場合は自分で掃除することもできます。塩素系漂白剤や酢を使って掃除すると有効です。また、家庭用の高圧洗浄機があれば、簡単にキレイになります。
範囲が広い場合は、バイオ洗浄を行っている業者に頼むのがおすすめです。
また、そもそも藻やコケ、カビが生えるということは、外壁の防水性能が低下しているとも考えられます。色褪せやチョーキングなど他の劣化サインが発生していないか、併せてチェックしましょう。
サイディングの塗装の剥がれ・浮き
外壁の表面がボコボコしていたり、一部がパリパリめくれているといった症状も、経年劣化のサインです。
この状態は、見た目が悪いだけでなく、塗膜本来の防水などの機能が働いていないことを意味します。こういった症状を見かけたら、早急に外壁塗装を行いましょう。
また、施工からそれほど年数が経っていないのに、同じような症状が現れる場合があります。
この場合は、施工前の洗浄や下地処理が不十分だったり、塗料の乾燥時間を守っていなかったり、といった施工不良が疑われますので、施工業者に連絡しましょう。
お得に外壁リフォームを行う方法
外壁リフォームを上手にお得にできる方法をご紹介します。
足場を組む工事を同じタイミングで済ます
外壁と屋根、雨樋の工事には、それぞれ足場が必要になります。
足場を組むと、それだけで何十万円もかかってしまうので、足場を組むなら屋根や雨樋のメンテナンスも一緒にやったほうがお得です。
さらに、それぞれの工事はメンテナンス周期が同じで、約10年ごとにメンテナンスが必要だといわれているので、これらのメンテナンスは同じタイミングで済ませると良いでしょう。
相見積もりをする
建築や外壁の知識のない一般の人が、業者が信頼できるかどうかを見極めることは容易ではありません。金額や工事内容が妥当かどうかを判断するには、判断基準が必要となります。
そのために有効なのが相見積もりです。
業者によっては、チェックするポイントや施工面積の測り方が違ったりして、金額に大きな差が出ることもあります。相場感をつかむためにも複数社に相見積もりをすることが外壁リフォーム成功の鍵です。
とはいえ、見積もりを頼む業者が多すぎるとそれだけ時間も手間もかかってしまうので、一般的に3〜4社が適当だといわれています。
また、相見積もりでは同じ希望条件を伝えることもポイントです。
予算・施工箇所・スケジュール・重視する点(耐久性が高い・汚れ落ちがいい・こんなデザインに)などは、全ての業者に同じものを伝えましょう。
相見積もりをとる際、便利なのが相見積もりサイトです。
リフォーム会社紹介サービス「ハピすむ」には、厳しい基準をクリアした全国1,000社以上のリフォーム会社が加盟しています。
希望の外壁リフォームを登録すれば、ハピすむのリフォームコンシェルジュによって選定された最大3社の業者を紹介してもらえるので、自分で業者を探す手間が省けて便利です。
外壁リフォームに対応する優良な会社を見つけるには?
ここまで説明してきた外壁リフォームは、あくまで一例となっています。
「費用・工事方法」は物件やリフォーム会社によって「大きく異なる」ことがあります。
そのとき大事なのが、複数社に見積もり依頼して必ず「比較検討」をするということ!
この記事で大体の予想がついた方は次のステップへ行きましょう!
「調べてみたもののどの会社が本当に信頼できるか分からない…」
「複数社に何回も同じ説明をするのが面倒くさい...。」
そんな方は、簡単に無料で比較見積もりが可能なサービスがありますので、ぜひご利用ください。
大手ハウスメーカーから地場の工務店まで全国1000社以上が加盟しており、外壁リフォームを検討している方も安心してご利用いただけます。
一生のうちにリフォームをする機会はそこまで多いものではありません。
後悔しない、失敗しないリフォームをするためにも、リフォーム会社選びは慎重に行いましょう!
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この記事の監修者プロフィール

IEMUS
岩納 年成 大手ゼネコン会社にて、官公庁工事やスタジアム、免震ビル等の工事管理業務を約4年経験。
その後、大手ハウスメーカーにて注文住宅の商談・プランニング・資金計画などの経験を経て、木造の高級注文住宅を主とするビルダーを設立。
土地の目利きや打ち合わせ、プランニング、資金計画、詳細設計、工事統括監理など完成まで一貫した品質管理を遂行し、多数のオーダー住宅を手掛け、住まいづくりの経験は20年以上。
法人の技術顧問アドバイザーとしても活動しながら、これまでの経験を生かし個人の住まいコンサルテイングサービスも行っている。

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