100㎡のリノベーション費用はどれくらい?目安を事例とともに紹介!

100㎡ほどの住宅をリノベーションする場合、費用はどれくらいかかるのでしょうか?この記事では100㎡から150㎡までのリノベーション事例を、かかった費用とあわせて紹介しています。

2025年11月18日更新

監修記事
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100~150㎡前後の住宅をリノベーションした事例

まずは100~120㎡程の住宅をリノベーションした4つの事例を紹介します。工事金額も表示していますので、参考にしてみてください。

Before
費用約300万円
工事期間1.5か月
面積100㎡
施工範囲浴室、洗面所、壁、床、和室、洋室、
リビング、ダイニング

千葉県千葉市にある築20年以上の100m²マンションを、約300万円で一新したリノベーション事例です。4人家族が住む鉄筋コンクリートの物件は、床の古さや冷たさ、建具の色合いなど全体的な雰囲気に依頼者は不満を感じていました。工事は1か月半かけて行われ、全面的に新しくしています。

施工会社との打ち合わせでは、まず全体のデザインコンセプトを決め、そこから細部の色選びへと進めていきました。リノベーション後は、床の冷たさや古さといった問題点が解消されただけでなく、家の雰囲気は変わって気持ちがよくなったそうです(施工:ハチイチ)。

Before
費用約1,000万円
工事期間2か月
面積100㎡
施工範囲トイレ、キッチン、お風呂、リビング、
ダイニング

築10年以上の100m²マンションを、約1,000万円かけて家族構成にあわせて大幅改修した事例です。6人家族が暮らすこの物件では、家族の増加により既存の間取りが生活スタイルに合わなくなっていました。

リノベーションでは、トイレ、キッチン、浴室などの水回りからリビング・ダイニングまで約2か月かけて新しくしています。とくに力を入れたのは、収納スペースの確保や家事の動線の見直しで、リビングを中心とした家族がつながる空間に仕上げました。

工事完了後は、家族間のコミュニケーションが活発になり、日々の家事の負担も軽減されたとのことです。(施工:ハチイチ)。

費用約2,300万円
工事期間3か月
面積110㎡
施工範囲トイレ、キッチン・台所、お風呂・浴室、
洗面台・洗面所、壁紙・壁、床・フローリング、
和室、洋室、窓、階段・廊下、玄関ドア・玄関、
外壁・外壁塗装、リビング、ダイニング

築40年近い110m²の平屋を、約2300万円かけて一新した事例です。リノベーションは3か月かけて行われ、スケルトン状態まで解体してから土間コンクリート打設や断熱材充填による断熱性能の向上、耐力壁や柱の追加による耐震性強化を実施しています。

通路側からの視線が気になる窓配置を見直して、田畑側は景色を楽しめるよう開放的にデザインしました。デザイン面では既存の梁を見せる工夫で天井高を確保し、開放感のある空間に仕上げています。天井材にはOSBボード(配向性ストランドボード)を採用し、室内ドアにはガラスを多く使用して、北欧風カフェのような雰囲気を実現しました。

リノベーション前の物件と比べて、「新築のようになった」とお客様に喜んでいただけました(施工:バルジ建築設計室)

Before
費用約1,160万円
工事期間3か月
面積117㎡
施工範囲トイレ、キッチン・台所、お風呂・浴室、
洗面台・洗面所、壁紙・壁、床・フローリング、
和室、洋室、階段・廊下、玄関ドア・玄関、
屋根・屋根塗装、外壁・外壁塗装、
リビング、ダイニング

築45年ほどの木造一戸建て117m²を、約1160万円でフルリノベーションした事例です。

所有していた物件に家族3人(ご夫婦と子ども1人)で住むために、3か月の工事期間で水回りの全面交換、内装の刷新、屋根・外壁の塗装などを行いました。

壁に向いていたキッチンをアイランド型(キッチンやシンクを壁から話たレイアウト)に変更し、洗面室側への出入り口を新たに設けて動線を回廊型にしたことで、家事効率が大幅に向上したようです。

施工後は、動線が短くなった点や、キッチンの使いやすさに喜んでいただけました(施工:Renio)

続いて、120〜150㎡以上のリノベーション事例を4つ紹介します。

Before
費用約1,500万円
工事期間3か月
面積125㎡
施工範囲トイレ、キッチン・台所、お風呂・浴室、洗面
台・洗面所、壁紙・壁、床・フローリング、
洋室、リビング、ダイニング

125m²の中古マンションを、約1500万円かけてホテルライクな空間へと生まれ変わらせた事例です。依頼者はアメリカ在住の方で、引っ越し先として購入した物件を長年のアメリカ生活で馴染んだホテルライクのような内装を希望されました。施工は3か月かけて行われ、中古物件のほぼ全体を新しくしています。

また、スケルトンリノベーションにより間取りも変更し、より開放的な空間を実現しました。自然素材を活かしたデザイン性の高い空間が、ホテルのような上質な暮らしを叶えています(施工:ハートランドホーム)。

Before
費用約2,500万円
工事期間6か月
面積125㎡
施工範囲トイレ、キッチン・台所、お風呂・浴室、洗面台・
洗面所、壁紙・壁、床・フローリング、和室、
洋室、窓、階段・廊下、玄関ドア・玄関、
外構・エクステリア、屋根・屋根塗装、
外壁・外壁塗装、リビング、ダイニング

築65年の木造一戸建て125m²を、約2500万円かけて大規模改修した事例です。祖父から受け継いだ古い家を長く住める住まいへと生まれ変わらせるため、約6か月かけて本格的なリノベーションを実施しました。

まず、奥にあった薄暗いキッチンや浴室部分を思い切って減築(床面積を減らす工事)し、家族構成にあわせた間取りに変更しました。また2階の1室も取り払うことでリビングに吹き抜けを設置して、明るく開放的なリビングに仕上げています。

圧迫感のあった低い天井を高くするために古い梁をあえて露出させ、ナチュラルテイストの内装と調和させることで、開放感と風情を両立させました。間取り変更にあわせて断熱性と省エネ性を高めて、快適な住空間が実現しました(施工:新築ヨミガエル)。

費用約1,770万円
工事期間4か月
面積142㎡
施工範囲トイレ、キッチン・台所、お風呂・浴室、
洗面台・洗面所、壁紙・壁、床・フローリング、
和室、洋室、窓、階段・廊下、玄関ドア・玄関、
外壁・外壁塗装、リビング、ダイニング

築30年以上の木造一戸建て142m²を、約1770万円かけてアメリカンスタイルに変身させた事例です。子どもが独立し夫婦二人の生活がスタートしたのを機に、約4か月かけて憧れていたアメリカンテイストの住まいを実現するためのフルリノベーションを行いました。

費用面では、「先進的窓リノベ補助金」を最大限活用するため、窓や玄関ドア、勝手口をすべて交換しました。結果、補助金によって工事費用を抑えつつ、断熱性能を向上させています。

内装デザインでは、米松の羽目板に白いペンキを塗った壁や、エボニー(黒檀)の自然塗料を使った部分が特徴的です。天井は経年による味わいを楽しめるよう、あえて無塗装で仕上げました。

床材は愛犬のために滑りにくいフロアタイルを全室に採用するなど、ライフスタイルにあわせたリノベーションとなっています。(施工:新築ヨミガエル)

Before
費用約1,500万円
工事期間4か月
面積152㎡
施工範囲トイレ、キッチン、浴室、洗面所、壁、床、
階段、廊下、和室、洋室、窓、玄関、
リビング、ダイニング

築35年ほどの木造一戸建て152m²を、約1500万円かけて和モダンスタイルに一新した事例です。親から受け継いだ思い出の詰まった日本家屋を、夫婦2人の暮らしにあわせてリノベーションしました。4か月間の工事期間で、間取りの変更を行っています。

もともと5DKだった間取りから和室を3部屋減らし、解放感のあるLDKを作り上げています。天井を高くして間仕切りを減らすことで、光と風が通る明るい空間に生まれ変わりました。

解体時に現れた梁や柱は床と同じダークブラウンに塗装して空間に統一感を持たせつつ、小上がりの畳コーナーを設けて和の要素も残しています。分かれていたトイレを1箇所に集約し、玄関には大工による造作の靴収納を設置するなど、ゆとりと機能性を両立した和モダンな住まいが実現しました(施工:株式会社テンイチ)。

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100㎡の住宅をリノベーションするときの費用相場

100㎡の住宅をリノベーションするときにかかる費用の目安は、1,000〜2,500万円です。

住宅の種類費用の目安
マンション1,000万〜2,000万円
一戸建て1,500万〜2,500万円
100㎡のリノベーションでかかる費用の目安

費用は、以下の要素で変動します。

  • マンションの階数
  • リノベーションの施工業者
  • 建物の築年数
  • 設備や内装のグレード

どのように変動するかは下の記事で詳しく解説しています。

 費用を抑えるなら必要な部分だけリノベーションする

リノベーション費用を抑えたい方は、必要な部分だけリノベーションするのがおすすめです。全体をリノベーションしないため、費用を抑えられます。

部分的なリノベーションの一例としては、以下のとおりです。

💡間取りは変更せずに水回りの設備を新しくする

💡廊下や階段、玄関などをバリアフリー化させる

💡家族構成が変わったのにあわせて間取りを変える

予算的に家全体のリノベーションが厳しいなら、優先順位をつけて必要な箇所だけをリノベーションしましょう。

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持ち家のマンションや戸建てをリノベーションする3つのメリット

新しく購入するのではなく今住んでいる住宅をリノベーションすると、以下3つのメリットを受けられます。

  • 今のライフスタイルに合った間取りにできる
  • 今わかっている問題を解消できる
  • 住み慣れた土地に住み続けられる

順番に解説していきます。

メリット
今のライフスタイルに合った間取りにできる

長年住んでいるとライフスタイルは変化します。リノベーションをすれば、引っ越しすることなく、今の生活や将来に合わせた間取りに変更し、家を有効活用できます。

💡空間の有効活用
 子どもが独立した後の余剰スペース
  👉めったに使わないものを収納する物置に。
  👉子どもの家族が宿泊するためのゲストルームに。

💡将来の生活への備え
 老後に備えたバリアフリー化・集約化
  👉体力が衰えたときに備え、多用する部屋や設備を1階に集約する。

    つまり、リノベーションは「住みながらにして、現在の生活や将来を見据えた最適な住環境に家をアップデートできる手段」と言えます。

    メリット
    今わかっている問題を解消できる

    長年住んでいると、住んでいる家の問題点や改善する必要のある箇所がわかっています。例として、以下の問題点が考えられます。

    断熱性が低く冷暖房の効率が悪い
    ・ベランダの日当たりが悪い
    ・浴室やキッチンの設備が古い


    新しい家だと、実際に住んでみないとわからない箇所があります。長く住んでいるからこそリノベーションするべき箇所がわかるため、確実に改善できるわけです。

    メリット
    住み慣れた土地に住み続けられる

    リノベーションなら今住んでいるところに住み続けるため、新しい土地に引っ越しする必要がありません。今住んでいる土地に住み続ければ土地勘があるので、問題なく暮らせるはずです。

    一方、新しい土地に引っ越しすると、スーパーやショッピングモールの特売日や、通勤ルートを開拓する必要があります。

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    リノベーション費用を抑えるための補助金と減税制度

    住宅をリノベーションする場合、国が実施している住宅リフォームの補助金を受けられます。

    • 子育てエコホーム支援事業
    • 長期優良住宅化リフォーム推進事業
    • 先進的窓リノベ2024事業
    • 給湯省エネ2024事業
    • 賃貸集合給湯省エネ2024事業
    • 既存住宅における断熱リフォーム支援事業
    • 次世代省エネ建材の実証支援事業
    • 住宅エコリフォーム推進事業
    • 子育て支援型共同住宅推進事業
    • 高齢者住宅改修費用助成制度

    国だけでなく、自治体がリフォームの補助金を実施している場合もあります。補助金ごとに受けられる条件は異なるので、どの補助金を受けられるか調べておきましょう。

    また、住宅をリフォームすると、所得税の減額控除と固定資産税減額処置を受けられます。減税制度も受けられる条件があるので、リノベーションを依頼した業者に相談しましょう。

    参照:国土交通省 住宅リフォームにおける減税制度について

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    100㎡のリノベーションに関するよくある質問

    100㎡の住宅をリノベーションするときによくある3つの質問に答えていきます。

    100㎡以下のリノベーション費用はどれくらい?

    100㎡以下のリノベーション費用は、800〜1,000万円が相場です。

    1500万円でどれくらいリノベーションできる?

    2階建て延べ床面積25坪程度(約82㎡)の戸建てであれば間取り変更を含め内装、外装すべての全面をリノベーションできます。

    リノベーション内容や設備のグレード次第では、100㎡の住宅でもリノベーションできるでしょう。

    バリアフリー化させるのに必要な費用はどれくらい?

    バリアフリー化にかかる費用の目安は、設備によって異なります。

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    この記事の監修者プロフィール

    【監修者】株式会社フレッシュハウス 樋田明夫

    株式会社フレッシュハウス

    樋田明夫

    フレッシュハウスでリフォームの営業担当を長年経験し、数々のリフォームコンテストでの受賞実績を持つ。現在はフレッシュハウス本社における営業戦略室の室長として、大規模リフォームから通常のリフォーム物件まで幅広く対応中。

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