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2018年12月31日更新

屋根に庭?草屋根にリフォームするメリット・デメリットを紹介します!

住宅の屋根材といえば、金属瓦や陶器瓦、スレート瓦などが一般的ですが、屋上に芝などの植物を植え込んだ草屋根というものもあります。建物の屋根を草屋根にリフォームした場合、どのようなメリットやデメリットがあるのでしょうか?

草屋根とはどのような屋根なのか?

屋根に庭?草屋根にリフォームするメリット・デメリットを紹介します!

草屋根とは、名前の通り建物の屋根部分に土を入れ、芝などの丈の短い草を植え込んだものです。

植物部分と土によって屋根が覆われているため、外気温による室温の変化が抑えられ、夏場は涼しく、冬場は暖かい暮らしを手に入れることができます。

また、屋根部分は芝生の庭としても利用することができるため、屋上を庭として利用したいという方や、ガーデニングスペースを確保したいという方にとってもおすすめです。

自宅の屋根を草屋根にリフォームできるかどうか判断する方法は?

自宅の屋根を草屋根にリフォームしたい場合、屋根の形状に制限はあるのでしょうか?

草屋根へとリフォームを行うにあたり、問題となるのは屋根の勾配です。

草屋根では、屋根に土を入れて芝生などを植えるため、土が流れてしまわないようある程度屋根の勾配は緩い方が望ましく、3寸勾配が良いとされています。

しかし、土の流出を抑える土留めの設置や、土を使わずに保水マットなどを利用した製品を利用した場合はもっと急勾配でも対応できるようです。

特に保水マットタイプの製品では、最大で15寸勾配まで草屋根にリフォームすることができるため、屋根勾配が急な場合はこのような製品を利用すると良いでしょう。

草屋根による屋上緑化については、元々の屋根材や屋根の形状そのものについてほとんど制限はありません。

ただ、草屋根はどうしても内部に水を含む必要があるため、面積あたりの重量が多くなる傾向があり、特に水やりの後や雨の日などは屋根重量が増加してしまいます。

そのため、建物の強度が不足している場合などについては、施工の際に補強工事も必要です。

草屋根による屋上緑化リフォームを行う際には、草屋根の施工に慣れたリフォーム会社に現地調査を依頼し、建物強度や屋根の勾配などを実際に確認して施工できるかどうか判断してもらうと良いでしょう。

草屋根にリフォームするとどんなメリットやデメリットがある?

住宅の屋上を草屋根にリフォームした場合、どのようなメリットやデメリットがあるのでしょうか?

一般的な瓦屋根を草屋根にリフォームした場合のメリットやデメリットをご紹介します。

屋根に庭?草屋根にリフォームするメリット・デメリットを紹介します!

草屋根にリフォームするメリットとは?

メリットについては、断熱性能の高さによる室温の安定および植物の光合成による周辺環境の向上です。

室温の変化を抑えることができるため、高気密住宅や高断熱住宅で草屋根を利用すれば、夏は涼しく、冬は暖かくなり、光熱費の上昇を抑えることができるでしょう。

また、勾配の緩い屋根を草屋根にリフォームすれば、庭がない住宅でもガーデニングを行うことができますし、天気の良い日には寝転がってひなたぼっこを楽しむこともできます。

屋上部分に出て楽しむ場合には落下防止のために柵を設置するなどの安全対策が必須となりますが、庭がないために諦めていたことも、草屋根にリフォームすれば楽しめるようになるでしょう。

草屋根にリフォームするデメリットとは?

草屋根にリフォームした場合、どのようなデメリットが考えられるのでしょうか?

ひとつめのデメリットは、他の屋根材に比べてメンテナンスの回数が多くなるということです。

屋根材のメンテナンスでは、日本瓦なら約20年、金属瓦では約10年に一度塗装や防水工事などのリフォームが必要となりますが、草屋根では年に一度、場合によっては季節ごとにメンテナンスを行わなければなりません。

これは、芝生のカットや雑草の処理、土壌部分の補充、水やり装置の定期点検が必要となるためです。

芝生の手入れや土壌の補充については自力でも対処できるため、コストはそれほどかかりませんが、水やり装置については数年に一度しっかりとしたメンテナンスを業者に依頼した方が良いでしょう。

ふたつめのデメリットは、屋上部分が緑化されることによって虫が生息しやすい環境となることです。

森や山中ほどは虫が増えることはありませんが、通常の庭と同程度には虫が集まってきますので、どうしても虫が苦手だという方は避けておいた方が良いでしょう。

その他にも芝の状態を保つための水やりが必要となりますので、水道代が月々かかる点には注意してください。

水道代については、50平方メートルの草屋根に日常的に水やりをした場合、地域にもよりますが1年あたり約2万円増加します。

これについては施工の際に雨水貯蔵システムを追加するなどすれば抑えることができますので、水道代が気になるという方は施工の際に雨水貯蔵システムおよび雨水利用システムの導入を行うと良いでしょう。

草屋根にリフォームした際に必要なメンテナンスとは?

建物の屋根・壁の機能は、基本的には住居空間の保護と外的存在訴求(意匠性)ですが、これに付加価値的に植物栽培機能を持たせるのですから、それ相応の手間やメンテナンスは必要になります。

それを怠った場合のリスクはかなり大きいので十分な意識が必要です。

草屋根では、屋根で植物を育てることになるため、水やりや雑草の処理などのメンテナンスが必要となりますが、どのような作業が必要となるのでしょうか?

水やりについては、ワンタッチまたはタイマーで水を送ることができるユニットなどが用意されているため、このような設備をリフォームの際に取り付けておけばそこまで手間はかかりません。

ただ、雑草処理や伸びてきた芝生のカットなどについては実際に屋根に登って作業を行わなければならないため、屋根の勾配が急な場合などは転落のリスクなどもあります。

こちらについても、草屋根へのリフォームを取り扱っている業者にメンテナンスを依頼するという方法もありますので、自力でのメンテナンスが難しいという場合については施工の際に相談しておくと良いでしょう。

また、土を入れて芝を植えるタイプの草屋根では、芝の根によって土砂の流出をある程度抑えることはできるのですが、年数が経つとどうしても土が流れたり隙間ができたりしてしまうこともあります。

こちらについてもメンテナンスの際に土の追加などが必要となりますので、年に一度は業者に手入れが必要かどうか確認してもらうと良いでしょう。

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この記事の監修者プロフィール

【監修者】下久保彰

2級建築士。建築設計や施工業務を30年以上経験。最近は自営にて各種請負業務を行う。

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