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2020年10月08日更新

監修記事

外壁をタイルに張替えるリフォームの費用や価格の相場は?

住宅の外壁にはデザイン性の高いタイルがおすすめです。定期的な外壁塗装の必要もありません。気になる耐久性やメンテナンス性についても知りたいですね。サイディングボードと比較した価格の相場や、施工費用など、リフォームには欠かせない情報をまとめました。

重厚感のある丈夫なタイル外壁

外壁は主に、タイル、サイディング、塗り壁の三つに分けられますが、張替えを考えたとき、デザイン性、耐久性、メンテナンス性、価格などから、どの外壁材にしようか迷いますね。

外壁タイルは豊富なデザインがあるので、さまざまなスタイルの住宅に対応します。また自由に組み合わせることができるので、アレンジの幅も広く個性的な外壁を表現できます。

重厚感とアート性の高い仕上がりは、こだわりのある家づくりには欠かせない外壁材です。

外壁タイルの種類

タイルはセラミックタイルとも呼ばれ、粘土などの無機質原料を板状に成形し、約1200~1300度の高音で焼き固めた厚さ40mm未満の不燃材料です。

タイルには内装用や外装用など、さまざまな種類があるので、カタログには「屋外壁可」など、使用可能な用途が表記することが義務付けられています。

外壁をタイルに張替えるリフォームの費用や価格の相場は?

タイルの吸水率による区分

以前までは、磁気質タイル、せっ器質タイル、陶器質タイルとして区分されていましたが、現在では吸水率によってI~III類に区分されています。

I類(主に磁気質):3.0%以下
II類(主にせっ器質):10.0%以下
III類(主に陶器質):50.0%以下

一般的に陶器質など吸水率の高いタイルは、内装材として使用されることが多く、外壁には吸水率の低い磁気質やせっ器質のタイルが使用されます。

磁気質タイルの特長

吸水率は低いけれど親水性が高いので、タイルの表面に水の膜ができると共に、汚れを洗い流すセルフクリーニング効果があります。

せっ器タイルの特長

外壁に多用されるタイルで、レンガのような素朴な風合いがあります。

釉薬(うわぐすり)の有無による違い

釉薬は水や汚れを防ぐために、素地のタイルの表面に塗るうわぐすりです。

施ゆうタイル

釉薬が塗られたタイルを高温で焼き上げることにより、表面がツルツルしたタイルに仕上がります。また施ゆうタイルは、着色が可能です。

無ゆうタイル

無ゆうタイルは釉薬を塗らずに焼き上げる素焼きのタイルです。粘土素材の自然な色や質感に魅力があり、施ゆうタイルよりも高価になります。

成形方法の違い

タイルの成形方法には「乾式成形」と「湿式成形」があります。

乾式成形

高圧プレス機で型にはめて押し固める成形方法で、寸法精度が高い特長があります。

湿式成形

機械から押し出しサイズに合わせてカットする成形方法で、表面に模様をつけることができます。

施工方法の違い

タイルの施工は主に、モルタルを使用する「湿式工法」と使用しない「乾式工法」に分けられ、さらにそれぞれ数種類の工法があります。

住宅の外壁では乾式工法の中でも、下地材に接着剤で貼る「接着貼り工法」や、凹凸のある下地パネルにタイルを引っ掛けて接着していく「引っ掛け工法」で施工されます。

特に近年主流となっているのは引っ掛け工法で、ハウスメーカーの新築住宅に多くみられます。

タイルに張替える施工費用の相場は?

外壁をタイルに張替えるリフォームでは、工事費用が高くなることが欠点です。他のリフォーム方法と比較してみましょう。

タイルの施工価格の相場

下地パネル:約5,000円/平方メートル
タイル:約8,000~3万円/平方メートル
計:約1万3,000~3万5,000円/平方メートル

その他外壁リフォーム方法の施工価格の相場

塗装:約2,000~5,000円/平方メートル
サイディング:約4,000~6,000円/平方メートル

外壁張替えに伴う工事費用の相場

足場設置:約15万円
養生費:約5万円
など

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外壁をタイルに張替えるリフォームの費用や価格の相場は?

外壁タイルの耐久性は?

日本においてタイル外壁が登場したのは、アメリカの建築士であるフランク・ロイド・ライト氏が、旧帝国ホテルの外壁に使用したのが始まりです。

旧帝国ホテルは関東大震災でも倒れることなく、耐震性の高さも証明され、その後の日本の建築に広く使用されるようになりました。

タイルは高温で焼成するため、硬度や強度があり傷が付きにくくとても丈夫です。過酷な自然環境の中でも耐え、寒冷地域にも多く使われています。熱にも強く、耐候性・耐久性が高いことが最大のメリットと言えます。一方ある程度の重量がありますので旧耐震基準の建物などでは補強が必要になることもありますので、同時に耐震チェックもお勧めです。

外壁タイルのメンテナンス性は?

「タイルはメンテナンスフリー」と聞くこともありますが本当なのでしょうか?

タイルはとても丈夫でほとんど劣化、変色、変質の心配がありませんが、やはり汚れが少しずつ蓄積されます。定期的に高圧洗浄をすることで、いつまでも美しく維持することができます。

また施工状態が悪いと浮きや剥がれが生じたり、地震などの影響によりひび割れや破損があれば補修が必要になりますが、部分的な工事で済むこともメリットの一つです。

タイル外壁には、タイルの浮きを調べる打診検査があります。メンテナンスの機会にはぜひおすすめしたい検査です。

外壁タイルは目地詰めするタイプと目地詰めが必要ないタイプがありますが、目地詰めした場合、目地材は経年により必ず劣化します。劣化を放置しておくと雨漏りの原因にもなるので、目地材を充填し直さなければなりません。

以上のようにタイル外壁のメンテナンスは、高圧洗浄・タイルの打診検査と必要に応じて補修・目地の補修を10年に1度の目安で行うことをおすすめします。

メンテナンス費用の比較

一般的な外壁材では、7~10年に1度の外壁塗装が必要になります。またサイディングボードの場合は、タイルと異なり年数が経つにつれ劣化するので、コーキング目地の劣化のチェックや定期的な塗装に加え、20~30年で張替えも必要になってきます。

タイルのメンテナンス費用の相場

高圧洗浄:約200~300円/平方メートル
目地の補修・充填:約30~50万円

その他外壁のメンテナンス費用の相場

外壁塗装:約100~140万円

タイル外壁は初期の工事費用が高くなりますが、メンテナンス費用が抑えられるので、長い目で見ると割安になります。

外壁リフォームに対応する優良な会社を見つけるには?

ここまで説明してきた外壁リフォームは、あくまで一例となっています。

「費用・工事方法」は物件やリフォーム会社によって「大きく異なる」ことがあります。

そのとき大事なのが、複数社に見積もり依頼して必ず「比較検討」をするということ!

この記事で大体の予想がついた方は見積もり比較のステップへ行きましょう!

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一生のうちにリフォームをする機会はそこまで多いものではありません。

後悔しない、失敗しないリフォームをするためにも、リフォーム会社選びは慎重に行いましょう!

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この記事の監修者プロフィール

【監修者】株式会社フレッシュハウス 樋田明夫

株式会社フレッシュハウス

樋田明夫

フレッシュハウスでリフォームの営業担当を長年経験し、数々のリフォームコンテストでの受賞実績を持つ。現在はフレッシュハウス本社における営業戦略室の室長として、大規模リフォームから通常のリフォーム物件まで幅広く対応中。

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