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2021年10月15日更新
外壁に竹を取り付ける方法&コツ
竹の外壁は、昔ながらの建物によく見られ建材で日本ならではの趣があります。天然素材のため、外壁用に加工するためにひと手間加える必要があります。今回は竹材の魅力や外壁に取り入れる方法、竹の加工方法や竹材の取り付け方などをご紹介します。
竹材とは?

竹は「バンブー」とも呼ばれ、昔から日本家屋の縁側や鹿威(ししおど)しなどに使われ親しまれてきました。また、竹材は壊れにくく熱伝導率も高いため、現在でも住居用建材として使用されています。
竹材の特徴
竹材は樹木と比べて成長するのが早く、竹を切ると中が空洞になっていて節があるのが特徴です。竹材を建材として利用するときは竹を筒状のまま並べて設置したり、半分に割って使用することがあります。
また、竹は硬度が高く傷つきにくい建材と言われ、色は茶色や緑色などがあります。
竹材はどんな素材なのか
竹材は加工性が高い素材のため工芸品や装飾品などによく使われます。また、茶室や住宅の床の間などに竹材を設置することによって趣のある空間を作ることができます。
竹材の効果は?
天然の植物である竹は、森林浴と同じマイナスイオンを放出するため身体をリラックスさせる効果があります。
また竹材は暑さや寒さを調節したり、調湿する効果があると言われています。その他に抗菌・防カビ・脱臭・アンモニアを吸収する効果も期待できるようです。
竹材を外壁に取り入れる方法
竹材を外壁に取り入れるためにはどのような方法があるのか見ていきましょう。
竹を外壁に取り入れたときの印象は?
竹を外壁に取り入れた場合、昔ながらの趣のある日本家屋のような印象を与えることができるでしょう。また竹を利用した外壁は、京都の街並みに存在するような落ち着いた佇まいが魅力的です。
外壁に竹材を取り入れるにはどうしたらいいのか?
外壁に竹材を取り入れたい場合、外壁全てを竹材にするのではなく、竹垣などのように外壁の半分を覆う形で設置しアクセントとして取り入れる方法があります。
また、建材用に加工された竹を飾りとして外壁に取り入れてもいいでしょう。
竹の加工方法
竹材はどのように加工していくのでしょうか。
竹の伐採時期
竹には休息期間があり、この時期は竹の樹液が少ない・腐りにくい・虫が入らないなどの理由で伐採に適した時期と言われています。竹の生息地域によってばらつきはありますが、9月中旬~11月頃が竹の伐採時期になります。
竹の油抜き
天然の竹は当然ながら虫が入ったり腐ったりすることがあります。竹内部の水分がこもってしまうことが原因で起きてしまうため、腐りにくく長く使えるように竹を加工しなければなりません。これを「油抜き」と言います。
油抜きとは、木を燃やした灰に水を混ぜてゴム手袋で竹にこすりつけることで、竹の表面が剥がれていき竹内部の水分を抜く方法のことです。灰を塗った後の竹は乾燥させて使用します。
晒し竹
晒し竹とは加工された竹のことで、温式と乾式の2種類あります。
- 温式晒し竹:青竹を苛性ソーダの入った釜で炊いて油抜きした後、曲がりを直して天日干ししたもの。通称、白竹。
- 乾式晒し竹:青竹を水洗い後火あぶりし油分を乾拭きしたもの。温式より茶色味が強く年月が経過するにつれ味わい深くなる。店の装飾品や袖垣に使用される。通称、火晒し竹。
竹材の取り付け方
竹材を外壁に取り付ける具体的な方法をご紹介します。
釘で取り付ける場合
竹は中が空洞のため釘を打って固定することができません。釘を打ちたい場合、竹を丸く削って先を尖らせた竹串のような竹釘を使います。このとき、打ち込む竹にキリなどで穴をあけてから竹釘を打ち込みます。
人工竹や竹柄の外壁用パネルを取り付ける
本物の竹の場合、知識がない状態でDIYしても加工するのが難しい可能性があります。現在は本物の竹でなく、人工竹や竹柄の外壁用パネルが販売されており、本物と見違えるほど精巧な製品が増えています。
そのような人工竹を上手に利用して外壁に取り付ける方法でも、十分に竹を楽しむことができるでしょう。
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この記事の監修者プロフィール

株式会社KURODA一級建築士事務所
坂田理恵子一級建築士、一級施工管理技士。和歌山市で設計事務所に勤務。住宅のリフォームや新築を中心に携わり、女性目線で、家事や掃除、片付けがしやすく暮らしやすい家の提案を行う。

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