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2019年02月12日更新

監修記事

壁紙の種類や貼替えにかかる値段を解説!種類ごとの特徴も紹介

リフォームで部屋の雰囲気を変えたい、壁紙が汚れているので新しくしたい、こんな時に困るのが壁紙選びです。壁紙の種類は豊富なため、いざ選ぼうとしてもなかなか決まりません。現在壁紙選びでお悩みの方向けに、壁紙の種類と特徴、施工費用をご紹介します。

壁紙の主な種類と特徴

壁紙の種類や貼替えにかかる値段を解説!種類ごとの特徴も紹介

壁紙には大きく分けてビニール樹脂を使ったもの、紙を使ったもの、麻や絹などを用いた織物タイプのもの、珪藻土や漆喰を使用したものなどがあります。

それぞれの材質によってデザインや性能はどう変わるのでしょうか?

壁紙の材質による特徴の違いについて見てみましょう。

大手クロスメーカーのホームページやWebカタログにあるシュミレーションサイトなどを参考に見た目のイメージを確認して行くのも良い方法でしょう。

ビニールクロス壁紙は値段が安く種類が豊富

一般的に広く用いられている壁紙と言えば、このビニールクロス壁紙です。

抗菌性、防カビ性が高く、製品によっては難燃、不燃、消臭、防傷、防汚といった機能を持たせることもできるため、幅広い建物で使用されています。

ビニールという名称ですので、名前だけを見ると樹脂系の見た目をイメージしてしまいますが、表面に紙を利用したり、発泡樹脂を用いたりして柔らかいデザインが施されていますので、見た目の樹脂っぽさはありません。

もちろん、つやつやした見た目を希望される方向けに、樹脂そのままのつるっとしたデザインの壁紙も用意されています。

ビニールクロス壁紙は、利便性、入手性が良く、手入れも比較的簡単なのが特徴です。

水に強いので濡らして絞った布巾で汚れを拭き取ることもできますし、専用の壁紙用クリーナーも利用できるため、小さなお子様がいらっしゃる家庭など、汚れがつきやすい場合にも向いています。

紙クロスはあたたかい風合いが特徴的でデザインの種類も豊富

こちらは下地に直接紙を貼り付けて施工するタイプの壁紙となります。

ビニールクロス壁紙でもビニールシートに紙を貼り付けているタイプの製品がありますが、純紙製の壁紙は下地に直接和紙でできた壁紙を貼り付けて施工するため、より質感が良くなるという点が特徴です。

また、手触りについても紙独特の柔らかさが得られますし、見た目にもあたたかい優しい風合いが得られます。

もちろん、和風デザインの部屋にもよく合いますので、和モダンへのリフォームをお考えの方にもおすすめです。

紙製ということで火災対策が気になるところですが、加工によって難燃性を持たせた製品も開発されていますので、心配な方はこのタイプの製品を使用すると良いでしょう。

その他にも、紙製壁紙はデザインがよいものが多いため、アクセントクロスとして壁の一部に使用する用途にもおすすめです。

織物クロスは高級感があり通気性に優れている

麻や絹、レーヨンなどの天然、人工繊維を用いた織物で作られているのがこちらの織物クロスです。

布系素材特有の質感があり、元となった素材によって大きく肌触りや見た目が変わるという特徴があります。

原材料が布ですので、吸湿性、通気性に優れており、デザイン面だけでなく快適性の向上にも貢献。

注意点として、比較的ホコリを吸い寄せやすいという特徴があるため、定期的なメンテナンスが欠かせません。

毎日の掃除の際にハタキをかけてホコリを落とす、掃除機を壁にもかけてできるだけこまめに取り除くことが大切です。

もし、汚れがついてしまった際には、衣類のしみ抜きと同じように重曹などを用いる方法もありますが、素材によっては色むらや脱色が起きてしまいますので、心配な方は業者に清掃を依頼すると良いでしょう。

お手入れの面でやや手間がかかる織物クロスですが、質感や見た目の良さはトップクラスです。

壁紙のデザインにできるだけこだわりたいという方は、織物クロスを使うと良いでしょう。

珪藻土や漆喰の壁紙は独特の風合いが特徴的

こちらはベースとなる樹脂や紙製の壁紙に、珪藻土や漆喰を塗りつけて製造されている壁紙です。

珪藻土や漆喰は和室の塗壁によく用いられている素材ですが、塗壁の施工は熟練した左官職人が時間をかけて行うため、どうしても費用と時間がかかってしまいます。

壁紙タイプの製品なら、通常のリフォーム会社でも簡単に施工することができますし、吸湿性や脱臭効果といった性能面でのメリットも得ることが可能です。

もちろん、ホルムアルデヒドの吸着といったハウスシック症候群対策にも使用できますので、体に優しい内装にリフォームしたいという方にもおすすめ。

ペットを飼われている方なら、ペットの臭いを抑えるという働きにも期待できます。

和室の塗壁をリフォームする際には、下地処理を行えば珪藻土や漆喰クロスに貼替えることもできますので、メンテナンス性を高めたいという場合にもおすすめです。

ただ、塗壁からクロス貼りに変更する場合は、合板などを用いて下地を作る必要がありますので、壁紙を貼替える場合に比べてややコストは高くなります。

お手入れについては、通常の塗壁と同じく水分に弱い傾向がありますので、ハタキなどで優しくホコリを払ってあげると良いでしょう。

壁紙の貼替えにかかる値段の目安

壁紙の種類や貼替えにかかる値段を解説!種類ごとの特徴も紹介

壁紙には色々な種類がありますが、実際にリフォームで壁紙の貼替えを行う場合、費用はどれくらいかかるのでしょうか?

量産タイプとハイグレードで値段が異なる

ビニールクロス壁紙や紙製の壁紙、織物クロス、珪藻土壁紙など、壁紙の材質はさまざまですが、基本的に作業手順は同じですので、工賃についてはさほど変わりません。

そのため、施工費用は、使用する壁紙の価格によって大きく変わることになります。

ビニールクロス壁紙に多い量産タイプの製品なら、壁紙の単価の相場は1平方メートルあたり約1,000円、デザイン性の高いものなら1平方メートルあたり約1,500円。

消臭や防汚などの機能を追加している製品なら1平方メートルあたり約1,800円が目安です。

また、織物クロスの場合は絹などの素材が高価なものほど単価は高くなります。

このような高級な壁紙を部屋全体に施工した場合、どうしても費用が高くなりますが、費用を抑えつつ高品質な壁紙を使いたいという場合には、部分的に壁紙を変えるという方法がおすすめです。

壁一面だけを高品質壁紙にリフォームする、2種類の壁紙を用いて腰壁を作る、和室なら床の間部分のみ紙製壁紙や布壁紙を利用するといった方法を用いれば、費用を抑えつつデザイン性を高めることができるでしょう。

6畳の部屋の壁紙の貼替えにかかる値段の相場

実際に壁紙のリフォームを行った場合、総費用はどれくらいが目安で、費用の内訳はどのようになるのでしょうか?

6畳間の場合を例としてご紹介します。

6畳1部屋の壁紙をリフォームする場合、施工面積は壁4面と天井で約40平方メートルが目安です。

この面積は窓の数や天井の広さ、壁に作り付けられた家具などによって多少前後しますが、一般的な6畳間なら大抵約40平方メートル前後となります。

まず、壁紙の価格ですが、量産品タイプの場合は1平方メートルあたり約1,000円が相場です。

6畳間の場合は約40平方メートルですので、壁紙代は約4万円。

これに廃材処理費が約1万円、出張費が約5,000円、作業中に床が傷まないようにする養生費が約5,000円、工賃は1平方メートルあたり200円が相場ですので、約8,000円となります。

合計で施工費用の相場は約68,000円、作業の際に下地が傷んでいる場合などは下地補修の費用がかかりますが、特に補修の必要がない場合はこの金額が費用の目安です。

下地に傷が付いていたり、穴が空いていたりして補修が必要な場合については、穴の大きさにもよりますがパテ埋め等で対処できるなら約1万円からが相場となります。

ちょっとした傷や画鋲やネジ穴といった簡単に修正できるものについては、もっと安価に、石膏ボードを入れ替える必要があるほどの大穴があいている場合はもっと高額になるので注意しておきましょう。

20畳の部屋の壁紙の張替えにかかる値段の相場

リビングダイニングなどは和室などと違って広い部屋が多くなるため、このような広い部屋をリフォームしたい場合の費用についてもご紹介します。

20畳の部屋の場合、施工箇所は天井と壁で合計約60平方メートル、1平方メートルあたり約1,000円の壁紙を使ったとすると、壁紙代は約6万円。

これに廃材処理費が約1万円、養生費が約5,000円です。

ただ、6畳間の場合と違い、20畳の部屋に施工する場合は職人さんが2人がかりになることがありますので、この場合は工賃が2倍となります。

工賃は施工面積によって計算され、単価は約200円が目安となりますので、1人なら約12,000円、2人なら約24,000円です。

合計費用は約8万円から、もし作業員2人での作業なら約9万円となります。

作業にともなう家具の移動については、リフォーム会社によって請け負ってくれる場合と住人が行う場合とがありますので、依頼の際にあらかじめ質問しておくと良いでしょう。

壁紙のグレードや機能などによって金額も変わるため、複数の施工業者に見積もりを依頼し、多少高くてもカラーコーディネーターなど専門の資格者が常駐し工事保障などしっかりしている業者が安心です。

壁紙・壁リフォームに対応する優良な会社を見つけるには?

ここまで説明してきた壁紙・壁リフォームは、あくまで一例となっています。

「費用・工事方法」は物件やリフォーム会社によって「大きく異なる」ことがあります。

そのとき大事なのが、複数社に見積もり依頼して必ず「比較検討」をするということ!

この記事で大体の予想がついた方は次のステップへ行きましょう!

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一生のうちにリフォームをする機会はそこまで多いものではありません。

後悔しない、失敗しないリフォームをするためにも、リフォーム会社選びは慎重に行いましょう!

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この記事の監修者プロフィール

【監修者】下久保彰

2級建築士。建築設計や施工業務を30年以上経験。最近は自営にて各種請負業務を行う。

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