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2021年06月10日更新

外壁「ガルバリウム鋼板」とは?メリット・デメリットから価格までを大調査!

外壁材の一種であるガルバリウム鋼板は、耐久性や断熱性に優れているため近年選ぶ人が増えています。ガルバリウム鋼板のメリット・デメリットを正しく理解して、外壁材選びに役立てましょう。今回はガルバリウム鋼板の単価相場についてもご紹介します。

  • 【監修者】株式会社フレッシュハウス 樋田明夫
  • この記事の監修者
    株式会社フレッシュハウス
    樋田明夫
    営業戦略室 室長

ガルバリウム鋼板とは?

ガルバリウム鋼板とは、鉄でできた板に金属メッキで加工したもので金属サイディングの一種です。

他のサイディング外壁と違い、軽量だったり耐久性があることから外壁材や屋根材としてガルバリウム鋼板を使用する人が増えています。

この特殊なメッキはシリコン1.6%、亜鉛43.4%、アルミニウム55%で作られており、鉄合金の板が錆びないように保護します。

ガルバリウム鋼板の特徴

ガルバリウム鋼板の特徴は、金属の種類なのに錆びにくいところです。こちらは「ガルバリウム鋼板のメリット」で詳しくご紹介します。

また、モルタル外壁などの外壁材は重く家屋の骨組みなどに負担がかかりやすいと言われていますが、ガルバリウム鋼板は他のサイディングなどの外壁材と比べ軽量なため家屋にあまり負担がかからないと言われています。

ガルバリウム鋼板の単価相場

では、ガルバリウム鋼板のリフォーム単価相場を見ていきましょう。

ガルバリウム鋼板の本体製品代は約4,800円~約7,300円/平方メートルで、足場設置費や施工費、その他を含むと約10,000円~約15,000円/平方メートルになります。

※製品のランクや既存の外壁材、その他付帯部分の工事などによって金額は変わります。正確な金額を知りたい場合は施工会社に相談してください。

ガルバリウム鋼板を外壁に使用するメリット

では、ガルバリウム鋼板を外壁に使用するメリットはどのようなことがあるのか見ていきましょう。

錆びにくい

先程も少し触れましたが、ガルバリウム鋼板は金属なのに錆びにくいという特性を持っていて、同じ金属系のトタンと比べると数倍以上の差があると言われています。

外壁材が錆びてしまうと美観を損ねてしまったり、外壁としての建物の保護機能がなくなるため家屋が劣化する原因となることがあります。金属製なのに錆びにくいガルバリウム鋼板は理想的な外壁材と言えるでしょう。

耐久性がある

ガルバリウム鋼板を外壁に使用するメリットは錆びにくいだけではありません。ガルバリウム鋼板は耐久性もあり外壁材の中でも寿命が長く、耐用年数は約15年~約20年と言われています。

例えばガルバリウム鋼板のメッキ部分が傷ついてしまったとしても、ガルバリウム鋼板に含まれる亜鉛が先に錆びるため、鋼板部分が錆びることを防ぐことができます。

また、約15年~約20年の寿命は再塗装なしの耐用年数ですが、傷ついた部分などの錆が出る前に再塗装すれば、さらに耐用年数を伸ばせる可能性があります。

耐震性に優れている

ガルバリウム鋼板は金属製ですが、軽量で板自体がとても薄く1mmも満たないものがほとんどです。外壁材が軽量だと地震が起きても基礎部分など家屋に負担をかけることが少ないため、耐震性に優れている外壁材と言えます。

耐熱性に優れている

ガルバリウム鋼板のメッキ層のアルミニウム含有率が容積比約80%、質量比約55%と高いため、アルミメッキ鋼板に近い耐熱性を持っていると言われています。

ガルバリウム鋼板は日射熱によって建材が高温になったとしても、耐熱性に優れているため外壁材のひび割れや劣化現象が起こりにくくなります。

デザインの種類・色が豊富

薄くて軽量で着色しやすくデザインの種類や色が豊富なのも、ガルバリウム鋼板のメリットでしょう。

他の外壁材には真似できないようなダークカラーが可能だったり、ガルバリウム鋼板ならではのデザインも多いため、モダンでスタイリッシュな雰囲気を作ることができます。

メーカーが保証を付けているのが一般的

ガルバリウム鋼板自体の耐久性が高いこともあり、メーカーが約10年以上の保証を付けていることが一般的です。しかし、メーカーの保証は条件が厳しく決まっているため、補償内容の確認が必要になります。

例えば、台風などの強風によって破損した場合や物が飛んできて外壁材を傷つけた場合は保証の対象外になります。その他にも施工会社の瑕疵が原因で塗膜などが剥がれた場合も対象外です。

ガルバリウム鋼板外壁の納まり図とはどのようなものか

「納まり」とは、建築で使用される各部材が接合する部分のことで、構造・設備・意匠に共通して使用される言葉です。

基本的に建築物は設計図を元に作りますが、設計図は縮尺が小さく全ての情報を記載することができません。詳細な情報がないと現場の職人はどのように作ったらいいのか困ってしまいます。そこで必要なのか「納まり図」です。

他の工事部分も含め「施工図」と総称される場合もあります。

納まり図には詳細図と雑詳細図(部分詳細図)の2種類があり、構造・意匠によって詳細図の呼び方が異なるケースがあります。構造・意匠での詳細図の呼び方は以下の通りです。

  • 構造:鉄骨詳細図、配筋詳細図
  • 意匠:短計図、平面詳細図

雑詳細図や部分詳細図とは、詳細図よりも細部を拡大した図面のことを言います。雑詳細図や部分詳細図は、複雑で分かりにくい納まりや寸法の小さな部分の場合に、部分的に拡大して記載されます。

では、ガルバリウム鋼板外壁にする際の納まり図とはどのようなものなのでしょうか。

ガルバリウム鋼板は一枚の板を貼り合わせていく工法のため、納まり図にはどのように施工するのかなどの詳細な情報が記載されています。

例えば、シーリング材を充填する位置や防水シート・防水テープなどをどこに貼り付けるのかなどの詳細な情報が書き込まれています。

施工するのは業者なので納まり具合など分かりにくいかもしれませんが、グラスウール(断熱材)が外壁内部に入っているかなどの確認ができるため、念のため目を通しておくといいでしょう。

ガルバリウム鋼板を外壁にするデメリット

外壁「ガルバリウム鋼板」とは?メリット・デメリットから価格までを大調査!

一方、ガルバリウム鋼板を外壁にするデメリットはどのようなことがあるのでしょうか。

初期費用がかかる

ガルバリウム鋼板を外壁材として使用するときの初期費用は、他の外壁材と比べて少し高めになります。

ガルバリウム鋼板はデリケートな外壁材のため、他の金属と接触しないようにしたり、湿気を逃すように工夫する必要があるため、その分施工費が割高になるようです。

メンテナンスフリーではない

「ガルバリウム鋼板はメンテナンスフリー」と謳っている業者もあるかもしれませんが、基本的にメンテナンスをしなくていい外壁材はありません。

ガルバリウム鋼板も当然メンテナンスをしなければ、耐用年数になる前に不具合が出てしまう恐れがあります。

特にガルバリウム鋼板は酸化による錆が大敵と言われているため、錆が出る前にメンテナンスを行うことが大切になります。



ガルバリウム鋼板外壁でよく選ばれて施工されている色とは

ガルバリウム鋼板外壁でよく選ばれて施工されている色は、ブラック系です。ガルバリウム鋼板を外壁にする場合、スタイリッシュでモダンな印象にしたいケースが多く、ブラック系やダークグレー系の色がよく選ばれます。

一方、ダーク系の色以外では、ホワイト系・シルバー系・ブルー系などの色が多くなっています。ホワイト系は、ウッドフェンスや玄関ドアなどを木目調としてポイントに入れることで、温かみのある印象を与えます。

また、シルバー系はメタリックでクールな印象を与え、近未来的なイメージの建物にできるでしょう。

その他にも、ガルバリウム鋼板外壁の場合、ツートンカラーでダーク系とホワイト系を合わせたり、ホワイト系とシルバー系を合わせるデザインもあります。

どの組み合わせもガルバリウム鋼板ならではの質感で、落ち着きがある中にスタイリッシュさを感じさせるデザインとなるでしょう。

また、ガルバリウム鋼板にはツヤありとツヤ消しの2種類があり、それぞれ特徴があります。ツヤありは、光を反射して輝いたように見えるのが特徴で、ツヤけしはマットな質感で落ち着いた印象を与えるのが特徴です。

ただしツヤありは光を反射しやすいため、近隣の迷惑になってしまうケースがありますので、ツヤありにしたい場合は近隣住居などのことも考慮した上で選ぶようにしましょう。

ガルバリウム鋼板によくある劣化現象

次に、ガルバリウム鋼板によくある劣化症状を見ていきましょう。

赤錆

赤錆とは、ガルバリウム鋼板が傷ついた場所から発生する現象のことです。表面が傷ついて特殊なメッキ加工が剥がれてしまったときに、板の鉄の部分が錆びてしまうことによって起こります。

白錆

白錆とは、白い班点のようなものがガルバリウム鋼板の表面に現われる現象のことを言います。海辺の家屋や高温多湿な環境で起きやすい錆の一つです。

白錆の原因は、ガルバリウム鋼板の表面に加工されているメッキに含まれる亜鉛の酸化です。濃い色で塗装したガルバリウム鋼板の場合、白い斑点があると目立ってしまい美観を損なう恐れがあります。

電色(異種金属接触腐食)

電色(異種金属接触腐食)とは、ガルバリウム鋼板自体は錆びていなくても他の金属と接触するだけでガルバリウム鋼板が錆びてしまう現象のことです。

ガルバリウム鋼板を施工する時に、知識が無く適切な施工を行わなかった場合に起こります。

また、ガルバリウム鋼板は金属以外に木材とも電色を起こします。木材の場合、木材の中に含まれる木酢液がガルバリウム鋼板を腐食すると言われています。

ガルバリウム鋼板外壁のメンテナンス

先程ガルバリウム鋼板はメンテナンスが必要だとご説明しましたが、具体的にどのようなお手入れや注意点があるのか見ていきましょう。

定期的なお手入れと注意点

自分でできる定期的なお手入れの仕方として、ガルバリウム鋼板の外壁に水をかけてあげる方法があります。頻度は1年に1回でもいいので、外壁に泥がはねていたりして汚れていたら優しく水洗いをするといいでしょう。

しかし、海沿いの地域で潮風が吹きやすい場所や酸性雨が降るような場所は錆びやすい環境のため、水洗いする頻度を増やすことをおすすめします。

一方、お手入れの際に気をつけなければならないことがあります。外壁のお手入れをするときに、高圧洗浄機を使用するとガルバリウム鋼板が傷ついて錆びてしまうことがありますので、高圧洗浄機の使用は避けましょう。

塗装メンテナンスはDIYせずに優秀な業者に依頼する

基本的にガルバリウム鋼板の外壁の塗装は難しいとされています。これはガルバリウム鋼板の性質上、汚れなどが付着しにくい材質のため塗料が付きにくくなっているためです。

近年様々なDIYが盛んに行われるようになりましたが、ガルバリウム鋼板外壁の塗装は豊富な経験と知識が必要になります。

塗装業者でさえ、熟練した技がないと適切な施工ができないので、DIYで外壁を塗装をすることはおすすめしません。

ガルバリウム鋼板外壁の塗装を依頼する時は、経験豊富で優良な塗装業者に依頼するようにするといいでしょう。

ガルバリウム鋼板の家で和風にも!

外壁をガルバリウム鋼板にした家には、何となく重々しいイメージがあるようで「見た目が倉庫みたい」「暖かみが感じられない」という理由から、好き嫌いが分かれてしまう傾向にあるようです。

しかし、ガルバリウム鋼板のデザインは年々進化し続けていて、さまざまなバリエーション展開がなされています。

「木目調」「ストライプ」「レンガ調」「テラコッタ風」など、デザイン性が高いものもたくさんあり、幅広い建築スタイルにも対応することができます。

木の質感を再現している「木目調」のガルバリウム鋼板を使うと、ナチュラルな印象になります。明るめのトーンのものを使えば、家に「暖かみ」が増し、暗めのトーンにすると「高級感」を演出することができます。

ガルバリウム鋼板が不釣り合いな和風の家にも、ぴったり合うようになっています。

「ストライプ」を使うと、モダンでスタイリッシュな感じに仕上がります。明るめの色にするとシンプルモダンに、濃い色を選べば高級感が増して、よりスタイリッシュになります。

ストライプは、縦にしても横にしても使うことができるため、外壁の取り付け方でもイメージが変わります。

また、ストライプは古民家のリフォームにも使われていて、ガルバリウム鋼板によって、おしゃれな「和風モダン」な家に生まれ変わっています。

暖かみのあるイメージにしたい場合は、「レンガ調」がおすすめです。レンガ調のガルバリウム鋼板はめずらしく、特に目を引くデザインになっています。

ワンポイントで用いても良いアクセントとなるため、さらにスタイリッシュなデザインになることでしょう。

「テラコッタ風」のガルバリウム鋼板も、暖かみのある雰囲気になります。窯業サイディングの風合いを維持しながら、幅広いデザインに対応することができます。

ガルバリウム鋼板でも断熱性あり!

快適な住まいを目指すには、断熱性を重視する必要があります。外壁にも断熱性が高い素材を使うことを考えると、金属製であるガルバリウム鋼板は大丈夫なのでしょうか。

確かに、ガルバリウム鋼板そのままだと、断熱性が高いとは言えません。そこでおすすめしたいのが、ガルバリウム鋼板に断熱材を装填してパネル状にした外壁サイディングです。

ガルバリウム鋼板のサイディングは、硬質のプラスチックフォームの断熱材を芯材にして、外壁材と断熱材を一体化させています。そのため、外壁工事だけで断熱工事も済ますことができるのです。ただし最近の住宅は外壁を通気層工法で施工することが多く、その場合は外装材に断熱性を期待する考え方は間違っていますので、注意してください。

また、非常に薄くて軽い外壁材であり、建物への負荷も軽減されるため、耐震性にもさほど影響はありません。

断熱材をはさみ込んだ分、断熱効果はもちろんのこと、防音性も高まることから、ガルバリウム鋼板のデメリットをある程度解消することができるでしょう。

ガルバリウム鋼板外壁のリフォームコストは?

ここでは、気になるガルバリウム鋼板外壁の塗り替え価格や張替え価格などのリフォームコストをご紹介します。

ガルバリウム鋼板外壁の塗り替え価格相場

ガルバリウム鋼板外壁の塗り替え価格は、足場代や塗装工事費などを含めて約100万円前後が相場となります。

また、ガルバリウム鋼板外壁のメンテナンス費用は、1年間あたり約15万円~約20万円と言われています。

ガルバリウム鋼板外壁の張替え価格相場

既存の外壁材を剥がして、ガルバリウム鋼板に張替えるときの単価やリフォーム費用の相場は以下の通りです。

・相場単価:約4,000円~約6,000円/平方メートル

【30坪の家屋の場合】
・相場価格:約70万円~約100万円

また、カバー工法といって既存の外壁材の上からガルバリウム鋼板を張っていく工法になると、既存の外壁材を剥がす手間が省けたり廃棄処分などがないため、上記の金額より約2割程安くなります。

ガルバリウム鋼板外壁のリフォームにかかる日数とは

 
一般的に、ガルバリウム鋼板外壁のリフォーム工事は、約10日間〜約2週間程度かかります。ただ、天候や既存の外壁の状態によってかかる日数も異なるため、余裕を持った日数を確保しておく必要があります。

また、一般的な日数より明らかに短く設定されている場合、何らかの工程が抜けていたり、施工工程に不備がある可能性があります。

雨漏りが発生していたり外壁リフォームを急いでいる場合に短い工期は好都合かもしれませんが、施工期間が極端に短かったり長かったりするのは良いことではありません。

優良業者を選ぶためにも、早くて約10日間、遅くて約2週間を目安に施工をしてくれる業者を探しましょう。

外壁リフォームに対応する優良な会社を見つけるには?

ここまで説明してきた外壁リフォームは、あくまで一例となっています。

「費用・工事方法」は物件やリフォーム会社によって「大きく異なる」ことがあります。

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