2024年06月25日更新

監修記事

シーリングファンを後付けしたい!取付方法や注意点・工事費用は?吹き抜けにもピッタリ!

天井をおしゃれに見せるシーリングファンやシーリングライト。取付工事にはどのくらいの費用がかかるのでしょうか。今回は、シーリングファンやシーリングライトの価格相場、取付方法、工事費用についてご紹介します。
シーリングライトは部屋全体を明るくし、広く見せる効果があります。シーリングファンは冷暖房効率を上げ、室内をおしゃれに見せる扇風機です。
また、交換時期についても紹介していますので、適切なメンテナンス時期が分かります。

まずは
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シーリングライト・シーリングファンの特徴

シーリングライトとシーリングファンの特徴をご紹介します。

シーリングライトとは

シーリングライトとは、吊り下げる照明とは異なり、天井に直接据え付ける照明器具です。

天井から光を照らすため、まんべんなく光が分散され部屋全体に明るさが広がります。

そのため、リビングや個室などのメインの部屋に適しているライトです。

昔は蛍光灯が主流でしたが、現在はLEDが主流です。

LEDは省エネ性能が高く製品寿命も長いため、たびたび交換する必要がありません。

また、天井に直接付けるタイプであるため、場所を取らず部屋全体をすっきり広く使えます。

シーリングファンとは

シーリングファンとは、天井に取り付ける扇風機のことです。

空気を攪拌させることで、室内の温度を一定に保てます。

吹き抜けの天井が高い部屋に設置されることが多く、特に冷暖房の効率を上げられます。

よって、夏も冬も快適に過ごせます。

冷暖房の効率がよくなることで、電気代も節約できます。

また、吹き抜けがない天井が低いマンションや賃貸物件でもシーリングファンの効果を得られます。

その他の効果としては、匂いの拡散やカビや結露の防止、洗濯物が均等に乾く、インテリアとしても楽しめるなどがあります。

シーリングライトの交換時期

シーリングライトの交換時期についてご紹介します。

シーリングライトを交換する理由

シーリングライトを交換する理由は、これまでメインで使用されていた蛍光灯タイプのシーリングライトの場合、放電を安定させるために使われている安定器の部品などが劣化して事故の原因となるからです。

事故を防ぐために、シーリングライトを交換する必要があります。

古い劣化したシーリングライトを使用し続けると、内部の安定器から煙が出たりインバーターから蒸気が出たりして危険です。

火災の原因にもなりえるため、古いシーリングライトは必ず交換するようにしましょう。

また、これから交換する際にはLEDライトに交換することをおすすめします。

蛍光灯よりも長持ちし、交換する回数が少なくて済みます。

シーリングライトの耐用年数

シーリングライトの耐用年数は、約10年です。

一般電球の寿命は約1000時間ですが、LED電球の寿命は約40000時間と約40倍も長持ちします。

LED電球に交換した方が良い理由はここにあります。

初期費用は高めですが、長い目で見た場合にはコストパフォーマンスが良いといえるでしょう。

照明器具には製造された年が表記されているため、いつごろから使用しているか分からない場合は表記を確認してみましょう。

なお、安全のためにもシーリングライトの状態を一年に一度は確認しておきましょう。

何か不具合があるまま使用していると、火災など思わぬ事故になってしまう場合があります。

シーリングライトを交換する目安

基本的には、シーリングライトの耐用年数が約10年のため10年を過ぎたら交換するようにしましょう。

しかし、部屋によってシーリングライトを使用している時間は異なります。

使用頻度が高い部屋のシーリングライトは、10年が経たなくても交換が必要な場合があります。

シーリングライトの寿命が近づくと起こる不具合は、いつもより部屋が暗く感じる、照明がついたり消えたりしているなどです。

このような症状が起こった場合は、10年を待たずしても交換するようにしましょう。

また、照明の不具合がないからといって交換しなくても良いとは限りません。

例えば、カバーに変色や変形が見られる、焦げ臭い、ガタガタと揺れるなどといった症状がある場合には早急に交換することをおすすめします。

また、自分ではどうしようもない場合には、専門家に見てもらうようにしましょう。

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シーリグンライトの取付方法

シーリングライトの一般的な取り付け方法をご紹介します。

取扱説明書とパーツの確認

購入したシーリングライトの箱を開封し、シーリングライトに不備がないか、パーツが揃っているかなどを確認します。

部品が揃っていないまま組み立てるのは危険です。

必ず確認しておきましょう。

また、取扱説明書も一通り確認しておきましょう。

商品によっても細かく取り付け方が違う場合があります。

一連の流れを知っていた方が取り付けやすくなります。

照明の電源をオフにする

取り付け作業の場合、天井照明の電源が入っていると感電のおそれがあります。

作業を始める前に必ず電源が切れているかを確認してから行いましょう。

スイッチが切れているか不安な場合や、何カ所もスイッチがある場合はブレーカーを落とすのがおすすめです。

ブレーカーを落とすと確実に電源が切れます。

接続するアダプター部分の確認・本体の接続

まずは、古い照明器具を取り外します。

取り外す順番が決められているものもありますので、注意が必要です。

本体を外したら接続するアダプター部分の確認をします。

天井にある引っ掛けシーリングに、新しい照明器具のアダプターを取り付けます。

カチッと音がなる所までしっかりとはめ込みます。

その後、シーリングライト本体を取り付けます。

本体とアダプターには位置を合わせるための目印がついているため、その目印にそってしっかりと取り付けます。

コネクターの接続

アダプター側に出ているコネクタの端子を本体の端子口に差し込んで接続します。

コネクタはしっかりと差し込み、抜けないことを確認しましょう。

コネクターを接続することで、電源が入ります。

カバー取り付け

コネクタの接続を確認したら、カバーを取り付けます。

カバーを水平に持ち上げて、カバーの縁を本体金属部の内側にはめます。

そして、時計回りに回してカバーを固定します。

カバーが回らなくなったら取り付け完了です。

取り付け作業が終わったら、電源を入れてシーリングライトが問題なく点灯することを確認しましょう。

シーリグンライトの取り外し方

シーリングライトの取り外し方をご紹介します。

直付け方式の照明は、取り外しに電気工事士の資格が必要です。

そのため、自分で取り外しをせず、業者に依頼しましょう。

照明の電源を落とす

まずは照明の電源を落とします。

照明の電源を落とした後は、1〜2時間程度熱を冷ますために待ちましょう。

照明がついている状態や電源を切った直後だと、蛍光灯やLEDが熱を持っているため火傷してしまうおそれがあります。

また、強い光を長時間見ていると目にも悪影響を与えます。

よって照明は必ず落としてから作業しましょう。

さらに、感電や火傷対策を万全にしたい場合は、ブレーカーを落とすのがおすすめです。

ブレーカーを落とすと完全に電気が止まるため、安全です。

シーリングライトのカバーを外す

次に円形のシーリングライトのカバーを外します。

一般的にはカバーを反時計回りに回せば外れるタイプが多いです。

ただ、カバーアップ回転式の場合は、時計回りに動かすと外れる物もあります。

逆側に強く回しすぎて壊してしまわないように注意しましょう。

円形のカバーの両端を両手でそっと支え、左もしくは右にゆっくりと回転させます。

約20度程度回すと外れるので、真下に引いてカバーを降ろしましょう。

コネクターを外す

カバーが外れると天井との接続部が良く見えます。

まずは電源と繋がっているコネクターを外します。

コネクターには爪があるため、それを押しながら引っ張ると外すことが可能です。

ただ、あまり強い力で引っ張ると壊れてしまう場合があるので、気をつけて取り外しましょう。

どうしても取れない場合はドライバーを使用する方法もあります。

アダプター部分の接続を解除して照明を外す

アタッチメントについている2つのレバーを引っ張ると、本体側を固定しているツメが引っ込み天井から取り外せます。

両手の親指でレバーを引き、他の指でライト本体を支えながら外しましょう。

いきなり外すと重さに耐えられず、転倒してしまうおそれがあるので気をつけましょう。

特に力仕事に自信のない場合は、ゆっくりと支えながら外すようにしましょう。

また、商品によってはロックボタンがついている物もあり、取り外し方法が異なる場合があります。

取扱説明書をよく読み、それに従って取り外すようにしましょう。

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シーリングファン・ライト取付工事の前に注意点

つづいて、シーリングファン・ライトのリフォーム工事で気をつけるべきポイントをまとめてご紹介します。

取り付け可能な配線器具を確認する

天井にビスが止まっている、丸みのあるローゼットというタイプは、天井に穴を開けずに取り付けが可能です。

逆にシーリングの場合は木ネジで固定する必要があるので、賃貸の場合には要注意です!

天井強度を確認する

天井を押しただけでたわんでしまったり、木と竹を組み合わせた和室の天井のような作りの場合、そもそも設置が無理だったり、強度を追加しなければならないケースがあります。

天井の補強工事費用について詳しくはこちら>>

天井の勾配を確認する

シーリングファンの取り付けには8寸勾配までという設置可能な勾配が定められています。

それ以上になると、急勾配のもの専用の商品を購入しなければなりません。

取り付けした場合の周辺距離を確認する

天井扇の扇風機と壁の間は約40~50cmほど離す必要があり、床との距離も約200cm離す必要があります。

メーカーによってその距離が決まっているのでよく確認してから購入しましょう。

適切な高さのものを選ぶ

吹き抜けや高い天井の場合は、パイプが少し長いものを選ぶとバランス良く仕上がります。

大抵3m以上であれば60cmの延長パイプのものを選ぶとちょうど良いと言われています。

以上の注意点を頭に入れながらどんなものを購入するか考えてみてください。

天井の高さを変えるリフォームについて詳しくはこちら>>

シーリングファン・ライトの取付工事費用・価格の相場

まずはそれぞれ本体がどのくらいの価格かをご紹介します。

シーリングファン本体の価格相場

シーリングファン自体は価格の幅が広く、シンプルなものだと1万円以下のものもありますし、照明がついていたり、デザイン性が高くなると約1~2万円まであります。

さらに、有名ブランドや素材にこだわっていて、デザイン性も高いものだと約2~7万円となっています。

デザイン性、照明の形状、素材、回転の切り替え、風量調節などの機能がどのくらい追加されているかによって、幅広い値段構成から商品が選べます。

シーリングライトの価格相場

シーリングライトはさらに安く、装飾のないシンプルなものだと5000円以下のものもあります。

シンプルなデザインでも調光・調色などの機能が入っていると約5000~1万円、その機能に少しデザイン性がプラスされると2万円台の商品になります。

約3~7万円のライトは有名ブランド、もしくはアンティーク調のものなどデザイン性が高い商品が多くなってきます。

このように、かなり幅広い商品がそろっており、比較的安い価格でもデザインが素敵な掘り出し物もあったりしますので、ネットでご自分のお好みのものを探してみるのもいいかもしれません。

届いてみて違和感が気になる方は、インテリアショップに行き、メーカーを調べてからネットで探してみると予算をおさえやすくなるのでおすすめです。

シーリングファン・ライト取付工事費用の相場

シーリングファン・シーリングライトのリフォーム工事にかかる費用の相場は3,000~8,000円です。
予想以上に安いと感じた方が多いのではないでしょうか。

ただし例えば、吹き抜けにシーリングファンを設置する場合、工事費用は3,000~8,000円に加えて、高所作業費用が発生します。

追加で費用がかかる可能性があるのは、以下のような場合です。

  • 吹き抜け
  • 3m以上の高さのある天井
  • 配線器具自体の交換
  • 以前の照明などの撤去
  • 天井の補強工事が必要

事前に調べておけば追加費用の概算もわかりますので、リフォーム工事全体にかかる費用を把握して、業者に依頼することができます。

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シーリングライト交換を頼める業者の探し方

シーリングライトの交換を頼める業者の探し方をご紹介します。

方法としては、①インターネットで近くの電気工事業者を検索する、②家電量販店に設置
をお願いする方法です。

①は、インターネットで検索する方法のため、手軽に検索しやすいです。

また、口コミを見ながら選べます。

②は、シーリングライトを買ったお店に設置まで頼んでしまう方法です。

別料金はかかりますが、地元の電気工事業者を探すのが面倒な場合はこちらの方法がおすすめです。

相見積もりを行って施工業者を探す

施工業者を探すのに、相見積もりをするのは有効な手段です。

しかし、相見積もりを行う業者を見つけるのは時間や手間がかかる場合が多いでしょう。

そこで、「ハピすむ」の活用をご提案します。

ハピすむは自分に合う業者を無料で最大3社選んでくれるため、希望に合った業者を効率的に見つけることができ、スムーズな相見積もりが可能になります。

こちらから無料でハピすむのリフォーム費用の相見積もりをご利用頂けますので、リフォーム会社選びでお困りの際などにはお気軽にお問い合わせください。

照明の変更は手軽なリフォーム

部屋の雰囲気や明るさを変えたいと思う時に手軽にできるリフォームは照明器具を変えることです。天井に直付けするシーリングライトは部屋を広く見せる点で効果的です。

多くの場合は現在ついている照明器具を交換するだけでリフォームできます。特別な電気工事は必要ありません。

少し前までのシーリングライトは蛍光灯が主流でしたが、現在はLEDの照明器具が主流です。LED照明は機能が豊富で明るさを調節する調光機能だけでなく、光の色を調節する調色機能もついている商品も多くあります。

シーリングライトを取り付けるメリット・デメリットは?
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シーリングライトの機能

各メーカーによって様々な機能がシーリングライトに付けられています。調光調色に加えて自動で窓からの光を感知して最適な光量や光色を選択する照明もあります。

さらにシーリングライトにスポットライトのような部分が追加されていて部屋全体を明るくすると同時にスポット的な明るさも得られるという優れものもあります。

中にはイオンを発生させたり、音楽が流れるような照明も登場してきています。

続いてシーリングライトのメリットやデメリットを取り上げていきます。

シーリングライトのメリット

まずシーリングライトの利点をご紹介します。

明るさが広がる

シーリングライトは天井に直接取り付けるため、高い位置から光を届けることができます。そのため広いリビングなどをまんべんなく明るくできることが利点です。

LEDのシーリングライトの照明器具は蛍光灯に比べて光が広がりにくいと言われてきました。しかしながら最近は機能の向上によりLEDシーリングライトでも隅々まで明るくすることが可能になっています。

部屋を広く感じさせる

視界に照明が入らないので部屋がすっきりした印象になります。そのため部屋を広く感じさせることができます。

特にLEDのシーリングライトでは部屋の雰囲気に合わせて色を調節することができます。このことも部屋に広がりを感じさせるメリットとなります。

和室にも洋室にも合う豊富なデザイン

シーリングライトはデザインも豊富です。丸型や角形に加え、シャンデリア型のシーリングライトの商品もあります。そのため選択の自由度が高く、部屋の雰囲気に合わせて選択することができます。

概ねどのデザインでもLEDを用いた照明器具が販売されていますので好みに合わせて選ぶことができる点は大きな利点です。

シーリングライトを取り付けるメリット・デメリットは?
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シーリングライトのデメリット

次にシーリングライトの欠点をあげていきましょう。

部屋の隅が暗く感じることがある

基本的にシーリングライトは平均的に部屋の隅々に光を届けます。しかしながら、照明の直下と比べれば部屋の隅は少し暗さを感じることもあります。この点は欠点です。

この対策のために、部屋の隅で活動したい時にはその箇所に間接照明をおいたり、ペンダントライトを設置することができます。シーリングライトと組み合わせて使うという方法です。

ペンダントライトを設置する際には天井裏に新たに電気配線をする必要があるでしょう。このようなリフォームは約25,000〜40,000円程度で工事可能です。

照明が目立たない

個性的な照明や意匠的に美しいシーリングライトを取り付けたいと考えている方にはシーリングライトが目立たないことがデメリットとなります。

シーリングライトは天井とほぼ同じ高さで設置されていますので、視界に照明が入りません。個性的な照明を使いたい場合は目立たなくなってしまうということを考慮に入れておきましょう。

シーリングライトと合わせて吊り下げ式の照明を使うなど、視界に視界に入る位置に好みのデザインの照明を配置することもできます。

そのようなリフォームをすることで、生活するうえで必要な明るさとデザインの美しさの両方を実現できます。

部屋や目的にあった照明を選ぶ

照明を選択する際には目的を考えて選びましょう。何をする部屋なのかによって必要な機能や明るさが変わってくるからです。

そのようにして後悔しない照明選びをしてください。

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シーリングライトの取り付け

シーリングライトやシーリングソケット対応のペンダントは、引っ掛けシーリングや埋込みローゼットなどのコンセントが天井にしっかり固定されていれば簡単に取り付けられます。

ただし傾斜天井や天井吊部材に固定してないコンセントは危険なのでリフォーム会社に確認して貰いましょう。

壁紙・内壁リフォームの業者選びで後悔しないために

必ず相見積もりを複数取って比較しましょう!

なぜならリフォームの費用・工事方法は、業者によって大きく異なるからです。

とはいえ「信頼できる業者が分からない」「何度も同じ説明をするのが面倒」と踏み出せない方もいらっしゃると思います。

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この記事の監修者プロフィール

【監修者】市村千恵

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市村 千恵

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