2024年10月17日更新

監修記事

外壁塗装のムラの原因と対処法は?DIYで直してはいけない理由も

外壁塗装後にムラを見つけた際、施工業者に連絡するか否かで頭を抱えた経験はありませんか?しかし施工業者に連絡したからといって、無償で手直ししてもらえるとはかぎりません。そこでこの記事では、外壁塗装のムラを見つけたときの対処法や、外壁塗装後に発生したムラを業者に無償で手直ししてもらえるケースなどについて解説します。施工業者に依頼する際の判断基準を身につけて、ムラの手直しにおける機会損失を防ぎましょう。

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外壁塗装で生じるムラの種類

外壁塗装で生じるムラには「まだら模様のムラ」や「色のムラ」など多くの種類があります。

ここではまず外壁塗装で生じるムラの種類を理解して、外壁塗装に生じる具体的なムラのイメージをつかみましょう。

【種類1】まだら模様のムラ

まだら模様のムラとは、塗料の厚みが一定ではない場合にできるムラのことをいいます。

外壁塗装の際に塗料の厚さが均一でないと、外壁にまだら模様のムラが発生します。

このように塗料の厚みが不十分な部分は、外壁の保護機能を損ねている場合あるため、注意しなければなりません。

【種類2】色のムラ

色のムラとは、色が不均一になって生じるムラのことを指します。

色のムラは、外壁塗装で中塗りと上塗りで塗料の色を変えたときなどに発生しやすい傾向があります。

外壁に色の薄い部分と濃い部分が出てしまうため、建物の外観にマイナスの影響を与えてしまうでしょう。

【種類3】艶のムラ

艶のムラとは、塗料における艶の差異によって生じるムラのことをいいます。

外壁に艶のムラが生じる原因としては、下地材の状態や湿度の高さなどに起因するケースが考えられます。

場合によっては、外壁の保護機能が低下しているおそれもあるので注意しましょう。

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外壁塗装でムラが生じる原因

外壁塗装でムラが発生する原因には、下塗りや塗料の取り扱いなどに問題があるケースも多く見られます。

外壁塗装でムラが生じる原因を理解して、外壁における保護機能の低下を予防しましょう。

【原因1】下塗りに問題がある

外壁塗装のムラは、下塗りに問題があって生じる可能性があります。

たとえば、必要な下地補修を怠った場合、下地材に凹凸が残ることでムラが生じるかもしれません。

また、下地材と相性の悪い下塗り材を選ぶと、塗料がうまく密着せず、ムラが発生するおそれもあります。

下塗りの問題によるムラの発生を防ぐためにも、正しい知識をもつ業者に依頼することが必要です。

【原因2】塗料の取り扱いに問題がある

外壁塗装のムラは、塗料の取り扱いに不備があって発生するケースもあります。

塗料はメーカーごとに塗布量や乾燥時間、希釈量が定められており、規定を守って取り扱わなければなりません。

しかし、定められた規定を守らずに塗装すると、外壁にムラが生じてしまいます。

なかには塗料の規定を理解せず、外壁塗装を請け負う業者も存在するので、業者選びには注意が必要です。

>>外壁塗装における業者の選び方はこちら

【原因3】施工業者の技術が不足している

施工業者の技術不足によって、外壁塗装のムラが生じるケースも珍しくありません。

近年、塗料の性能や道具の利便性がアップし、仕上がりに大きな差が出ることは少なくなりました。

しかし、「仕上げ方向が一定ではない」「均一に塗れていない」などの、施工業者による技術不足の問題は拭いきれていません。

「もっと腕の良い業者に頼めばよかった」と後悔しないよう、業者の施工実績や評判などをあらかじめチェックしておくと安心です。

>>塗装業者の施工実績や評判のチェックはこちらから

【原因4】手抜き工事をされている

外壁塗装のムラが生じる原因に、手抜き工事が疑われる場合もあります。

たとえば、塗料を不必要に薄めて使用したり、塗り回数を減らしたりすることで、材料費を削減する業者も少なくありません。

塗料の取り扱いに不備があっては、ムラが生じるのも当然のことです。

また、工期に余裕がないことを理由にして丁寧な作業を怠り、ムラが発生するケースもあります。

手抜き工事によるトラブルを回避するためにも、信頼できる業者を見抜くことが重要です。

>>信頼できる外壁塗装の業者を探すなら

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外壁塗装にムラを見つけたときの対処法

外壁塗装にムラを見つけたときは、自分で補修しようとせずに施工業者へ相談することが重要です。

ここでは、外壁塗装にムラを見つけたときの対処法をマスターし、迷わず対応できるようにしましょう。

【対処法1】施工業者に相談する

外壁塗装にムラを見つけたら、できるだけ早く施工業者に相談しましょう。

ムラの症状や引き渡しからの日数などによっては、無償でムラを補修してくれる可能性があります。

施工業者に相談する前にほかの箇所をチェックしよう

施工業者へ相談する前に、ほかにも外壁にムラが発生していないかどうかを確認しましょう。

該当の箇所以外にもムラが発生している場合には、まとめて補修してもらえる可能性があるため、何度も施工業者に相談する手間が省けます。

【対処法2】第三者機関に相談する

施工業者に相談しても、「明らかなムラがあるのに対応してもらえない」「業者と連絡が取れなくなってしまった」などのトラブルに発展するケースもあります。

もしトラブルが起きた際は、第三者機関に相談して専門的なアドバイスをもらいましょう。

トラブルの相談先は、以下のとおりです。

住まいるダイヤル(公益財団法人 住宅リフォーム・紛争処理支援センター)

国土交通大臣指定の窓口で、住まいに関する幅広い相談に対応

公式HPhttps://www.chord.or.jp/
電話受付
(10:00~17:00)
※土、日、祝休日、年末年始を除く
・0570-016-100
・03-3556-5147
独立行政法人 国民生活センター

各都道府県に設置された窓口で、住まいに関するトラブルやさまざまなトラブルに対応。

全国の消費生活センター等を案内してくれます。

公式HPhttps://www.kokusen.go.jp/
電話受付【平日】03-3446-1623
(10:00~12:00、13:00~16:00)
【土日祝日】188
(10:00~16:00)

なお、上記の相談先でもトラブルの解決が難しい場合は、弁護士に相談するのもひとつの方法です。

弁護士に相談すれば、建築士と連携した対応が期待できるでしょう。

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外壁塗装のムラについて施工業者に手直しを依頼できるケース

外壁塗装にムラが発生した際、すべてのケースにおいて手直ししてもらえるとはかぎりません。

しかし「明らかなムラが生じている」「足場の撤去前にムラを見つけた」などのケースは、施工業者に手直しを依頼できる可能性があります。

施工業者に手直ししてもらえるケースを頭に入れて、施工業者に手直しを依頼するかどうかの判断基準を明確にしましょう。

【ケース1】明らかなムラが生じている

どの角度から見ても明らかにムラが生じている場合は、手直しを依頼できる可能性が高いでしょう。

明らかにムラがある場合、塗料が本来の機能を発揮しきれず、外壁材の腐食や内部への雨漏りを引き起こすリスクがある、と言い換えることもできます。

最悪の場合、構造躯体が腐食して取り返しのつかない事態になるケースも考えられます。

甚大な被害を回避するためにも、リスクが最小限のうちに手直しを依頼することが大切です。

【ケース2】足場を撤去する前にムラが生じている

外壁塗装のムラを見つけたタイミングが、足場を撤去する前であれば、手直しを依頼できる可能性は高いといえます。

ムラが手の届く範囲にあれば問題ありませんが、高所部分にあるムラを手直しするには足場が必要となります。

もしムラを見つけたタイミングが足場の撤去後なら、再び足場を設置しなければなりません。

再び足場を設置する手間や費用を考えると、足場の撤去前に手直しを依頼するほうが柔軟に対応してもらいやすいといえるでしょう。

【ケース3】保証期間内である

ムラを見つけたタイミングが、外壁塗装の保証期間内であれば、ほとんどのケースで手直しを依頼できます。

保証期間内でムラが生じるということは「塗料の取り扱いに不備がある」「下塗りに問題がある」など、業者の施工になんらかの問題があると考えられます。

保証の期間や内容は業者によって異なるので、手直しを依頼できるどうか早めに相談しましょう。

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外壁のムラをDIYで直してはいけない理由

外壁のムラを見つけたからといって、DIYで直すことは推奨しません。

もし外壁のムラをDIYで直そうとすると、保証がなくなったり、かえって外壁の状態が悪くなったりするおそれがあります。

「業者に相談しておけばよかった」と後悔しないよう、ここでは外壁のムラをDIYで直してはいけない理由を頭に入れておきましょう。

【理由1】保証がなくなる可能性もある

外壁のムラをDIYで直す場合、前回の外壁塗装でついた保証がなくなるかもしれません。

その理由は、業者が施工した部分とDIYで手直しした部分の判別が難しくなり、保証対象があいまいになるからです。

DIYで手直しした後に業者へ相談しても、保証対象外となって有償対応に切り替わるケースがほとんどでしょう。

したがって、本来受けられる保証を無駄にしないためにも、DIYによる手直しは控えましょう。

【理由2】かえって外壁を傷めるおそれがある

外壁のムラをDIYで直すと、かえって外壁を傷めてしまい、より悪い状態になるおそれがあります。

たとえば、既存の塗料と相性の悪い塗料を使って手直しした場合、塗膜が剥がれやすくなり、外壁の状態がより悪くなります。

また、丁寧に塗り直したとしても均一に塗ることは難しく、かえって見た目が悪くなるかもしれません。

DIYによる手直しは、既存の状態を悪化させる要因になり得るため、必ず業者に手直しを依頼するようにしましょう。

【理由3】作業の安全性が確保できない

外壁のムラをDIYで直す場合、作業の安全性を確保できません。

仮に、手の届かない範囲にムラがあるとすると、脚立を使って手直しする必要があるので、転倒事故のリスクを免れません。

一方、業者による手直しの場合は足場を設置するので、安全性を確保した作業が可能となります。

身の安全を守るためにも、はじめから業者に手直しを依頼することが重要です。

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【Q&A】外壁塗装のムラに関するよくある質問

外壁塗装からしばらく経つと、色が変わったように見えるのはなぜ?

外壁塗装の色が変わったように見えるのは、施工時に比べて塗膜の厚みが変わり、光の屈折率や反射率が変化することに起因しています。

また、塗膜の厚みが変わる原因としては、時間の経過により塗料に含まれる水やシンナーなどの溶剤が乾燥し、溶剤による影響が少なくなることが挙げられます。

塗装における艶ムラの原因は?

塗装における艶ムラのおもな原因としては、下地材に凹凸があり、塗料を均一に塗れないことが挙げられます。

また、塗料の外壁材への吸収率に大きなばらつきがあると、艶ムラが生じることもあります。

外壁塗装で信頼できる業者を探すポイントは?

外壁塗装で信頼できる業者を探す際は、以下のポイントを意識してください。

外壁塗装で信頼できる業者を探すポイント
  • 専門知識をもっているかどうか見極める
  • 施工後における保証の充実度を確認する
  • 相談に対して丁寧に対応できるかチェックする

あらかじめ業者のホームページや口コミサイトなどを参考にして、信頼できるかどうかを慎重に見極めましょう。

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この記事の監修者プロフィール

【監修者】株式会社フレッシュハウス 樋田明夫

株式会社フレッシュハウス

樋田明夫

フレッシュハウスでリフォームの営業担当を長年経験し、数々のリフォームコンテストでの受賞実績を持つ。現在はフレッシュハウス本社における営業戦略室の室長として、大規模リフォームから通常のリフォーム物件まで幅広く対応中。

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