2024年01月24日更新

監修記事

外壁素材のおすすめは?一覧表で徹底比較&徹底解説!

外壁素材の種類やそれぞれの特徴はご存じでしょうか。本記事では、外壁で使用される素材の特徴から、人気の外壁材などを紹介します。外壁のリフォームを検討していて、外壁の素材に悩んでいる方や外壁リフォームに不安がある方は、ぜひチェックしてみてください。

目次

外壁におすすめの素材8種を一覧表で徹底確認

一般的に、外壁材は8種類の素材が使用されます。

ここではそれぞれの素材の特徴を一覧表を用いて比較します。

それぞれの素材にはメリット・デメリットが存在しており、耐用年数も異なります。

自分の希望にあった外壁材の素材を選ぶためにそれぞれの外壁材の特徴を把握しましょう。

上記の一覧を見て、興味のある外壁材はありましたでしょうか。

それでは各外壁材の素材の特徴を、より詳しく紹介します。

なお、こちらの記事に記載の金額はあくまでも目安です。

詳しくは業者による現場調査が必要となります。

また、業者によっても金額は変わってくるため、複数社に見積もりを依頼し、比較検討するようにしましょう。

おすすめの外壁材8種の特徴を解説

ここでは外壁材8種類の特徴を解説します。

総合力で人気な「窯業系サイディング」

窯業系サイディングは、セメントと繊維を混ぜ合わせて作った外壁材です。

工場生産であるため品質が安定しており、日本で最も使用されています。

コストや機能性などを他の外壁材と比較すると総合的に優れており、施工自体も比較的短く済むという特徴があります。

メリットとしては、初期費用が抑えられることや工期が比較的短く済む、デザインのバリエーションが豊富などが挙げられます。

デメリットとしては、メンテナンスの頻度が多い、熱をためやすいことなどがあり、メンテナンスはシーリングや塗料の劣化によって必要になります。

総合的な機能性を求めている方、初期費用を抑えたい方にはおすすめです。

光沢による高級感「金属系サイディング」

金属系サイディングとは、金属板を成形した後に加工し、断熱材を組み合わせた外壁材です。他の外壁材と比較した際に、金属系サイディングは軽量という特徴があります。

使用する金属によって異なりますが耐久性も高いです。

金属系サイディングのメリットとしては、断熱性が高いことや防音性、耐久性などが挙げられます。

これは断熱材一体型の金属系サイディングの特徴でもあるため、金属系サイディングを選ぶ方は断熱材一体型を選びましょう。

デメリットとしては、施工を行える業者が限られていること、費用が高くなりやすいことがあります。

金属系サイディングへの施工は板金工事業者に頼む必要があるため注意しましょう。

金属系サイディングは、金属の機能性と独特な質感に興味がある方におすすめです。

メンテナンス性が高い「樹脂系サイディング」

樹脂系サイディングとは、塩化ビニル樹脂を原料としている外壁材です。

耐久性が高く北米などで人気があります。

樹脂系サイディングは、凍害や塩害に強いという特徴があり、錆や腐食の不安がほとんどありません。

そのため海岸沿いの地域でも使用ができます。

メリットは、メンテナンス性の高さや防水性が高いことが挙げられます。

特にメンテナンスは色褪せなどが起きることがほぼなく、再塗装も特に必要ありません。

加えてコーキングも使用していないため手入れが不要です。

デメリットは、他の外壁材と比較するとデザインの選択肢が少ないことが主に挙げられます。

メンテナンスの手間が少ない外壁材にしたいと考えている方におすすめです。

木の温もりを感じる「木質系サイディング」

木質系サイディングは無垢の木材を使用した外壁材です。

木の温かみと木材にしか出せない独特な風合いがあります。

木質系サイディングのメリットは、断熱性に優れていることや木目による唯一無二のデザインです。

無垢の木材を使用しているため、ログハウスのような温かみとデザインにすることができます。

デメリットは、水に弱いためカビが発生しやすい、施工費用が高い、施工可能な業者が少ないことなどです。

特に防水性の面では、木が水分を吸収してしまうためカビが発生するのでメンテナンスが重要となります。

木の温もりを感じたい方やデザインにこだわりたい方におすすめです。

味わい深い仕上げの「モルタル」

モルタルは、セメントと砂、水を混ぜ合わせてできた外壁材です。

職人の手によって仕上げられるため、味わい深い仕上がりになるという特徴があります。

メリットは、つなぎ目がないため綺麗に仕上がることや防火性に優れていることなどです。

仕上げの方法も様々で、それぞれの味わい深さがあります。

デメリットは、汚れが目立つことやひび割れが起こりやすいことです。

そのためモルタルは定期的に表面塗装のメンテナンスを行う必要があります。

職人の手仕上げによる味わい深さのある外壁にしたいと考えている方にはおすすめです。

軽量でありながら耐久力に優れる「ALCパネル」

ALCパネルは、サイディングのようにボードを建物に張る外壁材です。

その軽量性から建物への負担も少ないという特徴があります。

メリットは、軽量で建物への負担が少ないこと、耐久性が高い、断熱性に優れていることなどが挙げられます。

ALCは軽量でありながら強度があるため、外壁材に適した素材です。

しかし、つなぎ目が多いため雨漏りのリスクがあることや費用が高いというデメリットがあります。

サイディングボードと比較すると、ALCパネルは小さくつなぎ目が多いです。

建物の負担を減らし、耐久性のある外壁材にしたいと考えている方におすすめします。

洗練された外観の「コンクリート」

コンクリートの外壁は、セメントと水、砂利、砂が混ぜられて作られています。一般住宅でコンクリートが使用されているケースは少ないです。

モルタルよりも強度が高くひび割れにくいという特徴があります。

コンクリートはメリットとして、耐久性や防音性、デザイン性が高いことが挙げられます。

特にデザイン性については、曲面の外壁を作ることなども可能でデザインの自由度が高いです。

デメリットとしては施工を行う業者によって品質にばらつきがでることや、工期が長くなってしまうことなどがあります。

他の素材にはない耐久性とデザイン性を重視している方にはおすすめです。

重厚感のある「タイル」

タイルは、粘土などを原料として高温で焼き固めた板状の建材です。

タイル外壁は重厚感があり、立体感のあるデザインが特徴といえます。

メリットは、重厚感のあるデザインや耐久性が高いことです。

タイルは無機質素材でできているため耐久性に優れています。

デメリットは、初期費用が高いことなどがあります。

外観も良く耐久性の高いタイルは、一般的なサイディングに比べて約2倍ほどの初期費用がかかると言われています。

重厚感があり、耐久性の高い外壁材にしたいと考えている方にはおすすめです。

外壁の素材選びで必ずおさえておきたい3つのポイント

外壁材は、素材を選ぶ際に3つのポイントがあります。

外壁材選びに悩んでいる方や不安がある方は、ぜひチェックしてみてください。

優先順位を決める

外壁材の素材を選ぶ際に、まずは優先順位を決めることが重要です。

外壁材には複数の種類があるため、どの素材にしようか迷ってしまいます。

そのため外壁材を絞り込むために優先順位を付けて決める必要があります。

例えば、イメージの色や柄がある場合は、デザイン面に富んだ外壁材を選ぶもしくは業者に探してもらうなどが良いでしょう。

また費用を抑えたいという方は、初期費用を抑えたいのか、長期的なトータルコストを抑えるのかによって選ぶ外壁材は変わります。

外壁材毎にメンテナンスにかかる費用も異なるので注意が必要です。

色選びは慎重に

外壁材の色は慎重に選びましょう。外壁の色は建物の印象に加えて周囲の景観にも影響を与えます。

玄関や付帯部などの他の部分の色とも調和する色を選ばなかった場合、イメージと違う外壁になってしまう可能性があります。

また色は面積効果があり、色見本などの小さいもので見る色と、外壁全体の大きな色では印象が異なります。

そのため、実際に他の家の外壁の色を見てみるなど参考になる色味を探してみると良いでしょう。

保証について確認する

保証についてしっかりと確認をしておく必要があります。

保証は期間内限定であるため、いつまでが保証期間なのか事前に確認しましょう。

また保証の内容も、どの部分でどのような症状が出ている際に保証対象になるのか確認が必要です。

外壁はその地域の気候や日当たりなどの様々な影響を受けるため、その分トラブルが起こる可能性があります。

そのため初期不良や耐用年数よりも前に劣化した場合の保証内容を確認しておきましょう。

外壁材のおすすめメーカー6社と人気商品をご紹介

外壁材には様々なメーカーがあります。

ここではおすすめメーカー6社と人気商品を紹介します。

ニチハ

ニチハは、窯業系サイディングでは国内最大手のメーカーです。

「ドライジョイント工法」を採用しており、コーキングの目地を減らしたサイディングという特徴があります。

コーキングの使用が少ないため、美しい仕上がりと、コーキング劣化の少なさが魅力です。

人気商品は「プレミアムシリーズ」や「Fuge」などがあります。

一部の商品は紫外線に対して高い耐候性を発揮する「プラチナコート」を採用しているため、紫外線によるサイディングの劣化を防ぐことができます。

画像出典:ニチハ株式会社

ケイミュー

ケイミューは親水性や遮音性、断熱性に優れた外壁材が特徴的なメーカーです。

親水性が高いサイディングは、水を弾かないという性質を持っており、雨水によって汚れを浮かせ、落ちやすくするという特徴があります。

人気商品である「光セラ」は、太陽光の力を利用し汚れを剥がし、親水性によって雨水で汚れを洗い流すセルフクリーニング機能がついた外壁材です。

紫外線による色あせにも対応できるという特徴も持ち合わせています。

旭トステム外装

旭トステム外装は耐候性や防カビ、サイディングのつなぎ目を減らすシーリングレス工法が特徴的な外壁材メーカーです。

また「セルフッ素コート」は、色あせや変色を防ぎ、耐候性にも優れているため美しい外観を維持してくれます。

ただし、商品によって保証期間が異なるため、注意が必要です。

人気の商品には「ガーディナル」や「AT-WALLシリーズ」があります。

これらは上記の「セルフッ素コート」が採用されているため、美しい外観を保ちたいと考えている方におすすめの商品です。

アイジー工業

アイジー工業は金属系サイディングに強みを持つ外壁材メーカーです。

特徴としてガルバリウム鋼板を採用した金属系サイディングによって、軽量性と断熱性を持つ商品を製造販売しています。

人気商品は「ベーシックシリーズ」や「シンプルモダンシリーズ」です。

金属系の素材の特徴を活かし、シンプルですっきりとした外観を演出してくれます。

住友金属鉱山シポレックス

住友金属鉱山シポレックスのALCパネルは、軽量で防火性や断熱性に優れています。

「シポレックスドライ」を採用しており、ALCに撥水材を注入し表面のみならず内部にも防水仕様が付与されています。

人気の商品には「シポレックス50」があります。

この商品は、素材そのものの強度と内部に組み込まれたワイヤーメッシュによって耐久度の高い外壁材です。

リクシル

リクシルは、住宅設備を扱う国内大手メーカーです。

リクシルのタイル外壁材は、高い耐候性と耐久度を誇っています。

人気の商品は「火色シリーズ」と「火色音シリーズ」です。

ナノレベルの親水性で空気中の水分や雨水を活用し汚れを落とす仕組みで、人気があります。

デザインの幅も広く希望通りのデザインのものを見つけられるでしょう。

画像出典:LIXIL リクシル

外壁材の見分け方とポイント

ここでは、外壁材の見分け方とそれぞれのポイントを紹介します。

今住んでいる外壁の種類を見分けたいと考えている方は、ぜひチェックしてください。

窯業系サイディング

窯業系サイディングとはセメントと繊維を原料に作られている外壁材です。

現在では、窯業系サイディングが一番使用されている外壁材になっています。

窯業系サイディングの特徴は、目地があることです。

サイディングボードは工場にて一定の規格で製造されているため、サイディングボードのつなぎ目にコーキングがあります。

金属系サイディング

金属系サイディングは、かつて工場や倉庫などに使用されていましたが、近年では住宅で使用されるケースも増えています。

金属であるため、一般的な窯業系サイディングと比較すると手触りや叩いた際の感覚と音によって見分けることができるでしょう。

樹脂系サイディング

樹脂系のサイディングも、サイディングボードを張りますが、窯業系のサイディングとは異なり、つなぎ目にコーキングを使用しません。

つなぎ目が重ね合わせている場合は樹脂系サイディングです。

しかし日本ではシェア率が低く、主に海外でのシェアが多くなっています。

木質系サイディング

木質系サイディングは、名前の通り木が使用されているため見分けがつきやすいです。

人工物の作られた違和感がなく、木材が使用されているサイディングは木質系サイディングが使用されています。

また木質系サイディングは無垢な木材を使用しているため、丸太から切り出した見た目が特徴的です。

モルタル

モルタルは施工難易度や工事期間が長くなるため現在の新築ではあまり採用されていない外壁材です。

モルタルは仕上げ方にもより異なりますが、壁面に凹凸があり、サイディングのようにつなぎ目がないという特徴があります。

壁の一面を見た際に、一枚の平面に見える場合はモルタルが使用されている可能性が高いです。

ALCパネル

ALCはボードの大きさと外壁よりも内側に窓があるかによって見分けることができます。

ボードは縦張りの場合、地面から約3mほどの位置に目地がある場合は窯業系サイディングとなります。

またALCパネルはサイディングと比較すると厚めに作られているため、外壁よりも内側に窓が多い場合はALCパネルが使用されています。

サイディングとの見分けが難しいですが、ALCはコーキングの幅がサイディングよりも広いという特徴もあります。

コンクリート

コンクリートの外壁は見た目で判断しやすいです。近年ではデザイナーズ物件と呼ばれる家などで使用されているケースが多く、おしゃれな外観が特徴的です。

コンクリート外壁の家は、内装にもコンクリートの壁が使用されているケースが多いことも特徴として挙げられます。

コンクリートは独特の質感であるため、見分けることは簡単でしょう。

タイル

タイルは素材として見た目で判断がしやすいですが、タイル風のデザインの窯業系サイディングや金属系サイディングも存在しています。

タイルとサイディングの見分け方は、つなぎ目にシーリング剤が一定間隔で使用されているものはサイディングである可能性が高いです。

外壁材の補修方法

外壁の補修方法も様々な種類があります。

補修の方法によって特徴があるため、自身に適した補修方法を選択するようにしましょう。

コーキングの補修

コーキング剤は、紫外線に弱いため経年劣化が起きてしまいます。

コーキング剤はサイディングパネルのつなぎ目部分を防水するなどの重要な役割があります。

このコーキング剤が剥がれてしまったり、亀裂が発生してしまった際にはコーキングの打ち増しもしくは打ち替えが必要です。

打ち増しは、既存のコーキング剤の上から新しくコーキング剤を足す工事で、撤去費用や工期を短く抑えることができます。

打ち替えは、既存のコーキング剤を撤去し新しいコーキングを注入します。

工事費はかかりますが、寿命が打ち増しと比較すると長い傾向にあります。

塗装による補修

外壁に施された塗装が、経年劣化によって効果が薄くなってしまっている際には再度塗装を行い補修をします。

ひび割れなどが起きることで、雨水を溜め込んでしまい結果として下地の劣化にもつながります。

外壁の塗装は、外壁の防水性を維持する重要な役割を担っているため定期的なメンテナンスが必要です。

塗料も様々な種類があるため、塗り替えを行うタイミングで希望する塗料を選ぶようにしましょう。

塗膜の浮きや剥がれ色褪せなどが工事のサインとなります。

重ね張り(カバー工法)による補修

重ね張りによる外壁補修は、外壁の劣化がひどく、症状として外壁の反りや割れなどの不具合が複数箇所に及んでいる際に行います。

重ね張りは既存の外壁の上から、新たな外壁材を張る補修方法です。

特徴として既存の外壁を撤去しないため張り替えと比較すると費用が抑えられます。

また、断熱性や防音性の向上が見込めます。

外壁材を重ねることで、壁と壁の間に空気の層ができ、この空気の層が冷気などを遮断するため、冷房などにかかる光熱費の節約にもつながるでしょう。

外壁の張り替え

外壁の張り替えは、既存の外壁材を撤去し、新しい外壁材に張り替える補修方法です。

雨漏りによって外壁の広範囲に被害を受けた場合や、外壁にカバー工法を行う強度がない場合に張り替えが行われます。

外壁の張り替えを行うことで、傷んでいた外壁材を全て剥がすため、外壁材の部分的な傷みなども根本的に改善することができます。

施工費用が高いですが、丸ごと外壁を張り替えるため長く使用できるという特徴があります。

珪藻土とは

外壁塗装としての珪藻土を徹底調査!そのメリット・デメリットとは?

珪藻土とは、植物性のプランクトンの化石が原料でできています。珪藻土には、直径約2~約50ナノメートルの細かい穴が無数に存在しており、この穴によって湿度を一定に保つ調湿作用が生み出されています。

また、自然由来の原料のみで作られているのと、吸湿性が高いなどのメリットがあることから近年、内壁として使用される傾向にあります。

外壁に珪藻土を塗装するメリット・デメリット

では、外壁に珪藻土を塗装すると、メリット・デメリットはどのようなことがあるのか見ていきましょう。

外壁に塗装する珪藻土のメリット

外壁に塗装する珪藻土のメリットは以下の通りです。

防火性に優れている

珪藻土は融点が約1,250度と高く、燃え移りにくいため防火性に優れています。その防火性の高さは、コンロや七輪の原料として使用されているほどです。

外壁に珪藻土を塗装することで、万が一隣接する建物が火事になったとしても、外壁に火が燃え移りにくくなります。

防音・遮音効果がある

珪藻土を外壁に塗装すると、防音・遮音効果があると言われています。交通量が多い立地に住宅があっても、珪藻土の防音・遮音効果で外部の音を軽減することができます。

調湿機能がある

先程もご説明しましたが、珪藻土には調湿機能もあります。外壁に珪藻土を塗装することによって、窓の結露が起きにくくなったり、外壁にカビやコケがつきにくくなるなどの効果があります。

消臭作用がある

珪藻土は、二酸化炭素や有害物質を吸収することができるため、シックハウス症候群の原因となる有害物質も吸収することができます。

外壁に珪藻土を塗装するデメリット

外壁に珪藻土を塗装するデメリットは以下の通りです。

衝撃に弱い

外壁に珪藻土を塗装するデメリットは、衝撃に弱いということです。珪藻土を塗装した外壁に固いものなどを当ててしまうと、かけたりひび割れなどの破損が起きてしまうことがあります。

また、地震などで建物が揺れた場合にひび割れが起きる可能性もあります。

メンテナンスに注意が必要

泥汚れなどが珪藻土の外壁についた場合、泥が外壁に染み込みやすくなるため、汚れが落ちにくくなることがあるようです。

手洗いしても落ちない場合は高圧洗浄機での洗浄になりますが、知識がない状態で高圧洗浄するとひび割れなどの破損の原因になる可能性があります。

凝固剤やつなぎの含有率で効果が下がる

珪藻土はそのままでは固まらないため、凝固剤を混ぜる必要があります。凝固剤には石膏、合成樹脂、セメントなどが含まれており、凝固剤の含有量が多いほど珪藻土の効果は落ちてしまいます。

また、つなぎは合成樹脂と自然の素材でできたものがあり、合成樹脂を選ぶと調湿や消臭効果が得られなくなるため、つなぎには自然素材のものを選ぶといいでしょう。

漆喰の外壁と珪藻土の違い

外壁塗装としての珪藻土を徹底調査!そのメリット・デメリットとは?

漆喰と珪藻土はそもそも原料が違います。珪藻土は植物性プランクトンを主原料とし、漆喰は消石灰を主原料としています。

では、漆喰の外壁と珪藻土の外壁の場合、それぞれの違いはどのようなことがあるのでしょうか。

素材感が違う

珪藻土の仕上がりは、粉っぽく「ザラザラ」したような仕上がりになるのに対して、漆喰は「ツルツル」したような仕上がりになり、塗装した外壁の素材感に違いがあります。

また、珪藻土は色が豊富なのに対し、漆喰は基本的に白一色しかありません。

調湿機能の違い

漆喰には珪藻土ほどの調湿機能はありません。漆喰には、JIS規格で定められた湿度調整量程の調湿機能はないのですが、珪藻土はJIS規格で定められた調湿量を上回る調湿機能があります。

メンテナンスの違い

先程素材感でもご説明しましたが、漆喰は「ツルツル」した表面のため掃除などのお手入れがしやすいですが、珪藻土は「ザラザラ」した表面のため汚れが落ちにくく、メンテナンスがしにくい傾向があります。

珪藻土を外壁に塗装するためには

珪藻土を外壁に塗装するためには、どのようにしたらいいのか詳細を見ていきましょう。

珪藻土の塗装経験が豊富な左官工に依頼する

まず珪藻土は、職人の技術力によって左右される外壁材になります。したがって、珪藻土を外壁に塗装した経験が豊富左官工に依頼することが大切です。

凝固剤やつなぎの配分、コテやはけを使用して曲線などの模様を描くことは、左官工の長年の経験と技術力がない限り希望通りのデザインになりません。

外壁に珪藻土を塗装したい場合は、経験豊富で技術力のある施工会社を選ぶようにするといいでしょう。

外壁の珪藻土の上に塗装することはできる?

珪藻土のデメリットであるひび割れなどの破損や汚れやすさなどを考慮して、他の外壁用塗料を塗装することはできるのでしょうか。

他の外壁用塗料を塗装すること自体は可能ですが、他の塗料を珪藻土の上に塗装することによって、無数にある穴を塞いでしまうため珪藻土の機能を完全に失ってしまいます。

その他に、珪藻土は塗料を吸収する力が強いため、珪藻土の上に塗装すると塗料の使用量が倍に増えたり手間が増えたりして施工費用が高くなってしまう可能性があります。

そのため、珪藻土の外壁の上に塗装を施すことはあまりありません。

DIYで外壁の珪藻土塗装が可能なのか

DIYで珪藻土を外壁に塗装することは、非常に難しくなります。先程もご説明した通り、珪藻土を外壁に塗装するのは非常に意匠性の高さを要求されますので、知識がないままDIYをすることはあまりおすすめできません。

リシンってどんな施工方法?

リシンはモルタル製の外壁の仕上げに使われる材料で、骨材と言われる石や砂に塗料や樹脂などを混ぜたものになります。

主に吹きつけて施工されますが、安価で高級感のある仕上がりから、リフォームだけでは無く新築向けにもよく利用される仕上げ方法です。

耐用年数は他の仕上げ材に比べてやや短く、8年程度、汚れも目立ちやすいので細かなメンテナンスが必要な点に注意しましょう。

リシン仕上げのメリット

リシンで外装リフォームを行う場合のメリットは、塗装自体の透湿性、通気性が優れていることがあげられます。

躯体内部に溜まった湿気は木材の腐敗や鉄筋の錆の原因となってしまいますが、リシン仕上げを用いることで内部の湿気を排出し、建物の劣化を抑えることができるのです。

リシンで外壁塗装する価格は?

シリン仕上げは新築向けでも人気

また、リシンを用いて外壁塗装を行うと、落ち着いた色合いの仕上がりとなるため、塗装直後の艶で光るような塗装が苦手な方に人気となっています。

これらのメリットから、リシンは外装のリフォーム用途だけでは無く、新築向けにも利用の多い仕上げ材です。

リシン仕上げのデメリット

なんといっても1番の弱点はクラックが入りやすいこと、耐用年数が短いことがあげられます。

これは、リジン仕上げに用いられているアクリル塗装の問題でもありますが、下地の割れに塗膜が引っ張られて避けてしまうことが原因です。

汚れがつきやすいというデメリットも

その他にも、凹凸が多い分汚れが溜まりやすいのもデメリットとなります。

リシン仕上げは安価なため、防カビなどの機能が無い場合が多く、汚れが溜まってくるとカビが生えて汚れが落ちなくなってしまい易いのです。

リシン仕上げを行った際には、こまめに汚れを落とし、ひび割れについては適宜補修を行うようにしましょう。

近年ではモルタルの割れに追従して伸びる高弾性タイプのリシンもあります。

割れが気になるなら、こちらの種類の製品を使って工事を行うと良いでしょう。

リシンを用いた外壁塗装にかかる費用は?

モルタル壁にリシンで仕上げる方式は安価で躯体を痛めにくいため、新築住宅からリフォームまで幅広く用いられていますが、他の種類の壁材と比較した場合の費用はどれぐらい違うのでしょうか?

そこで、一般的な住宅によく用いられているサイディングと性質や費用を比較してみました。

リシンの場合は、性質面は上で説明しているとおり、通気、透湿性が高いため、家が傷みにくいと言う利点があります。一方でリシン仕上げの外壁は塗料を吸い込んでしまうので、通常よりも下塗りを入念に行って、上塗り塗装の吸い込みを抑える必要があります。そのため他の外壁材より費用が割高になることがあります。

外装リフォームの際に外壁をリシンで塗り直すために必要な費用は、平米あたり約1,000円です。

サイディングは用いる素材の種類によっても多少違いはありますが、張替工事なら一戸建て全体で約200万円、塗り直し工事なら使用する塗料にもよりますが、平米あたり3,000円となります。

耐久年数については、リシンは短いと言うイメージがありますが、これは塗膜部分の耐久年数です。

8年程度で上塗りをすれば壁自体を取り替える、塗り替えるコストは必要ないため、長い目で見ればより安価に建物を維持できるでしょう。

サイディングの場合は、どうしても板を張り替えたり、新しい板を上から重ねたりする必要があるため、10年から20年で大がかりな工事を行わなければいけません。

コスト面で見た場合、モルタル壁とリシンの組み合わせが最も安価に長く使える外壁だと言えます。

DIYでリシン仕上げをする方法は?

自宅の外装リフォームをDIY行う場合、リシンを自分で吹きつけて施工するという手もあります。

使用する塗料はリシンが既に混ぜられているものと、自分でリシンを混ぜて使うものの2タイプ。

価格は大体20平米用で20kg缶ひとつ、約3,000円が相場です。

これに下地用のプライマー、仕上げ用のトップコート、周囲の汚れを防止する養生シート、また養生するための足場の設置などが必要となります。

どちらでも施工の難易度はあまり変わりませんが、リシンはきちんと仕上げられないと通常の塗装より建物の劣化が早くなるという弱点があるため、施工の際は細心の注意を払う必要があります。

これは、リシンのような骨材を含んだ塗装の場合、どうしても凹凸部分で塗装の厚みにムラができやすくなってしまい、塗装が完全に外装を覆えないことが原因です。

DIYでリシン仕上げを行うと、気がつかない塗装の隙間から水が内部に侵入し、躯体を痛める原因となってしまうことが多いため、DIYでリフォームする場合でも外壁部分は専門の業者に任せた方が良いでしょう。

実際に塗装にかかる期間はどれぐらい?

塗装は傍目には塗って乾かしてまた塗り重ねるだけなので簡単に思えるかもしれませんが、実際には養生や下地作り、破損部分の補修などの手間がかかります。

もしDIYで塗装を行う場合の手順は、初日に全体の洗浄、翌日に養生と下塗り、そのさらに翌日に上塗りという流れです。

これを必要な回数繰り返すことになるため、仕事の合間の休日に作業を行うなら、塗り替えだけで1ヶ月はかかることを覚悟してください。また足場の設置も必要となることも確認しておきましょう。

一般的な一戸建ての場合、塗り面積は約100平米から150平米となります。

塗料の価格だけを見ても、これだけで約20,000円かかる計算です。

これに作業の手間や吹きつけ塗装の器具などを用意することを考えると、節約のために外壁塗装を自力で行うメリットは殆どありません。

また、これだけ手間を掛けても満足な仕上がりにならない可能性も高いため、手間と暇、仕上がりを考えると業者に任せた方が安心です。

塗装の割れをDIYで補修する方法

リシンの弱点となる割れですが、そのまま放置していると建物の劣化に繋がります。

そのため、業者による修復が不可欠ですが、自力で修繕したいと考える方もいらっしゃるでしょう。

建物の重要な部分ですので、できればプロに任せて欲しいところです。DIYで治すなら必ず弾性塗料やコーキング材を用いて隙間を完全に塞ぐことは難しく、多少のひび割れ程度しかカバーできません。

この時、もし補修が不十分で隙間が空いていたら補修の意味がありませんし、結局再度塗装を剥がして外壁の塗り替えを行う羽目になってしまいます。

漆喰外壁のメリット・デメリットとは?施工費用や漆喰の特徴を解説

漆喰は、建築物の外壁として使われている素材の中でも歴史のある建築材料です。

漆喰を使用した外壁には、どのようなメリットがあるのでしょうか。

また、漆喰を使用するデメリットもあるのでしょうか。

この記事では、漆喰の特徴や、施工費用に関してなど、詳しく解説します。

さらに、外壁のリフォームを検討している方に向けて、ハピすむを活用するメリットについても解説します。

漆喰の特徴とは?

漆喰の主成分は、水酸化カルシウム(消石灰)です。

水酸化カルシウムは、二酸化炭素を吸収しながら水分が乾燥していくにつれて、長い年月をかけて固くなっていきます。

漆喰は土壁と比べると耐水性に富み、不燃性にも優れているため、古くから城や寺社、商家や土蔵などの外壁に用いられてきました。

西洋でも古くから漆喰が使われていますが、西洋と日本では混ぜられているものが若干異なります。

日本の漆喰は、消石灰に骨材、麻、海藻のりなどを混ぜたものを使用しています。

外壁に利用される漆喰の種類と特徴

まずは、外壁に利用される漆喰の種類についてご紹介します。

漆喰の種類は、大きく分けて5つに分類されます。

本漆喰

古くから使われている伝統的な漆喰です。

昔ながらの製法でフノリを作り、麻の繊維部分と消石灰を混ぜて作られています。

耐火性に優れているだけはなく、防水、調湿、抗菌などの効果も高いのが特徴です。

建物の内外壁、天井などに使われています。

土佐漆喰

藁を発酵させて、消石灰と水を混合させて海藻を混入せず熟成させた漆喰です。

高知県では、古くから使われてきました。

本漆喰同様、耐火性と防水性に優れています。

漆喰の色が少し黄色がかっているのが特徴です。

木造家屋の外壁、内壁、瓦屋根などに使われています。

琉球漆喰

沖縄ではムチ(餅)と呼ばれ、珊瑚を焼いて作った生石灰に藁と水を混ぜて石臼でついて藁を細かくしていく様は、まるで餅つきを想定させる製法といえるでしょう。

土佐漆喰と同様に海藻を使用せずに作られますが、藁の量が土佐漆喰より多く配合されています。

主に屋根瓦の工事で使われています。

西洋漆喰

西洋漆喰は、原材料が石灰石です。

多孔質のため調湿や消臭に優れており、また石灰自体が強いアルカリ性であるため、殺菌作用とホルアルデヒドを分解する作用も含まれています。

職人が手塗りによって仕上げる美しい模様が特徴です。

外装の他、室内の壁や天井と広く使われています。

既調合漆喰

メーカーで製造した漆喰の粉末製品です。

水を加えて練った状態で使用します。

また、すでに練った状態で缶に入っているタイプも多く出回っています。

最近では漆喰を調合する手間がなく、均質な仕上がりになる合成樹脂や化学繊維を使用した製品もあります。

建物の内外壁や天井になどに使われています。

外壁に漆喰を利用するメリット

外壁に漆喰を利用するメリットについてご紹介していきます。

耐用年数が長い

漆喰は、正しいメンテナンスを重ねていくことによって耐用年数が延びていきます。

現在では目にすることが少なくなってきましたが、歴史的な建築物には外壁に漆喰が使用されています。

実際、江戸時代に建築され今もなお残存している建築物もあるので、漆喰の耐用年数は数百年ともいえるでしょう。

デザイン性が高い

漆喰は石灰でできているため、石灰の白さがとても映えることで壁や天井などの美しさが増します。

「白鷺城」と呼ばれている姫路城でも、本漆喰が使われています。

そして、職人がコテで手塗りした際のパターンと模様は、建物のニーズに合わせてさまざまです。

調湿効果が高い

漆喰で一番のメリットといえば、調湿効果が高いということです。

細かい孔が多数開いている多孔質であるため、漆喰の表面で湿気をコントロールしています。

夏は湿気を吸い込んでくれ、冬は漆喰内に蓄えていた湿気を放出することによって快適な環境を作り出しています。

消臭効果がある

漆喰は前述したように多孔質であるため、水蒸気を吸収したり吐き出したりしています。

そして、漆喰自体が強いアルカリ性であることにより消臭効果が高いのです。

特に、体臭やキッチンの排水溝など、酸性のニオイには高い消臭効果を発揮します。

漆喰に含まれるアルカリ性には酸性を中和させる働きがあるからです。

防カビ性がある

漆喰の主成分である消石灰には抗菌性があり、カビの発生や繁殖を予防する作用があります。

漆喰の種類や、塗った厚さによっても変わることがなく効果を発揮します。

カビが発生しやすい悪条件の室内でも、防カビ性能が発揮することが実証されています。

外壁に漆喰を利用するデメリット

次に、外壁に漆喰を利用するデメリットについてご紹介していきます。

施工期間が長く費用が高い

漆喰を塗装する際には、漆喰自体を乾燥させる期間も取らなければなりません。

乾燥させる期間だけで2〜3週間は必要だとされています。

さらに、漆喰の施工は職人による手塗りが主であるため、塗っては乾かしを繰り返す工程に時間を費やすことになるのです。

費用に関しても、職人の人件費を含めると全体的に高くなります。

相場としては、1平米あたり約7,500円とされています。

モルタルや窯業系サイディングなどと比較すると、概算で約1.5倍施工費用が違ってきます。

ひび割れしやすい・傷つきやすい

漆喰はひび割れしやすいです。地震の揺れでひび割れることもあります。

ひび割れを放置してしまうと、雨水などが侵入しやすくなり雨漏りの原因になるので、ひび割れてしまった場合は放置せず上塗りするなどの補修を行いましょう。

独特な香りがする

漆喰の主成分である消石灰は無臭です。

しかし、塗った直後には強烈な磯の香りがします。

というのも、漆喰にはフノリが含まれているため、水と一緒に混ぜると匂いが出てしまうのです。

ただし、乾燥していくにつれて匂いは気にならなくなっていきます。

外壁に漆喰を塗装する工事の費用相場と工期

漆喰を塗装する際の費用相場と工期の目安についてご紹介します。

漆喰の外壁を補修して塗り直す場合の費用相場

漆喰を補修する場合、損傷の度合いによって補修する方法が2つに分かれます。

漆喰にひび割れや傷が見つかった場合

一般的には、漆喰にひび割れや傷が入ってしまった場合、部分的な補修として漆喰を重ね塗りをします。

費用の相場としては、目安として1平米あたり約5,000円からになります。

例えば、40坪の住宅の場合になると、リフォーム費用は約180万円〜約200万円が相場になります。

ただし、養生代、足場代などが別途かかります。施工期間は、約2日~約3日です。

漆喰が剥がれてしまった場合

漆喰が剝がれてしまったなど、損傷度合いが大きい場合は、表面の漆喰を一度剥がして下地を調整してから塗り替えます。

費用の相場としては、目安として1平米あたり約8,500円~約30,000円になります。

こちらも別途費用がかかる場合があります。施工期間は、約3日~約7日ぐらいです。

前述しましたが、重ね塗りや下地を調整してから塗り替えた場合は、漆喰を乾燥させる期間が約2週間〜約3週間は必要です。

外壁を漆喰外壁に変更する場合の費用相場

外壁を漆喰に変える工事費用の相場は、約150万円〜約300万円だと言われています。

建物の状態や規模などによって金額は変わってきます。

希望通りの仕上がりにしてもらうことなどもふまえると、事前に見積を提示してもらう方が賢明です。

漆喰外壁のメンテナンス周期と耐用年数の比較

外壁の各素材について、耐用年数、1平米当たりの塗装工事費用を表にまとめました。

 耐用年数工事費用
(1平米当たり)
漆喰100年以上約7,500円~
モルタル約30年約2,000円~約5,000円
シリコン約7年~約10年約2,500円~約3,500円
サイディング最大40年約3,500円~約9,000円
タイル約20年~約30年約1万円~約4万円

耐用年数は使用状況やメンテナンスの回数によって変動します。

工事費用に関しては、素材の大きさや厚さなどによって変動します。

漆喰外壁の劣化現象について

漆喰外壁の劣化現象についてご紹介します。

外壁の汚れなどは高い位置に発生することもあり、汚れを除去する際の高所作業は危険なので、自力では行わず、業者に相談しましょう。

汚れ・カビ

漆喰は、環境の影響や年月が経過するにつれてどうしても汚れてしまうものです。

外壁が黒ずんできたら、汚れの付着またはカビが発生していると見て間違いないでしょう。

ひび割れ・傷

漆喰の外壁は、地震などの外的要因でひび割れてしまうことがあります。

一般的にこのひび割れは「クラック」と呼ばれており、ひび割れの幅や深さによっては早急に補修が必要となります。

表面の漆喰の剥離

外壁は、通常雨風にさらされているので、時間が経つにつれて漆喰が剥がれてしまうことがあります。

漆喰部分が剝がれると下地が見えてしまうこともあり、見た目が悪いだけではなく下地に雨水が入るとカビなどの原因にもなります。

外壁を漆喰調にリフォームする方法

外壁を漆喰調にリフォームするにはどのような方法があるのでしょうか。

ここでは、漆喰風の塗料を利用したリフォームの方法についてご紹介します。

リフォームの費用としては、1平米あたり約5,000円ぐらいが相場とされています。

ただし、漆喰のデザインや種類、職人の技量などによって金額は変動していきます。

外壁を撤去する

外壁を漆喰調にリフォームするためには、現在の外壁を撤去しなければなりません。

外壁の撤去が済んだら、下塗りしやすくなるように凹凸面を削るなどして、外壁の下地に下処理を施していきます。

モルタル外壁に漆喰を塗装する工程の流れ

次に、モルタル外壁に漆喰を塗装する工程についてご紹介します。

モルタルの下塗り

外壁の下処理が済んだら、漆喰の下地となるモルタルを塗っていきます。

モルタルは、セメントと砂を水で練り混ぜて作られています。

モルタルを塗った下地に直接漆喰を塗ると、漆喰がシミやアクの発生で変色したり、塗っている最中に剝がれてくるなどの問題が発生することがあります。

このような状態にならないように、モルタル下地にガードシーラなどを塗っておくと良いでしょう。

養生

施工前にサッシや家廻りの設備機器の保護のためにシートやテープによる養生を行い、外壁の下処理及び下地となるモルタルを塗った後は、養生期間として約7日から9日間おきます。

養生を長期間とることで、クラック等を発生しにくくさせる効果があります。

その後漆喰を中塗りと上塗りの2回塗っていきます。

中塗り漆喰

外壁に漆喰を塗る場合、中塗り用の漆喰として砂漆喰を塗りつけます。

中塗りの後に上塗りをしていくのですが、上塗りのために厚く塗るため、下地モルタルの調整がしやすくなり、上塗り漆喰に適したフラットな下地を作ることができます。

上塗り漆喰

上塗り漆喰は、中塗り漆喰よりも薄く塗ります。

上塗りを施すタイミングが早すぎると、中塗り漆喰の砂が表面に出てきてしまう場合があります。

中塗り漆喰の仕上がりによって、上塗り漆喰の美しさが違ってくると言っても過言ではないため、熟練の職人に依頼することをおすすめします。

信頼できる外壁塗装業者の探し方

最後に、外壁をリフォームする際の業者の選定方法についてご紹介してきます。

外壁のリフォームを行う業者は、ハウスメーカー、リフォーム会社、そして外壁塗装の専門業者と大きく3つに分かれます。

外壁塗装リフォームには業者の選定が大事

外壁塗装のリフォームは、訪問営業でのトラブルが後を立ちません。

担当営業の知識不足や、過剰な値引きなどがトラブルの原因になっています。

悪質な業者を選定することがないように、業者選定のポイントを押さえておきましょう。

工事内容と費用が適正であるか

事前に工事の内容と、その施工費用が適正かどうかを調べておきます。

そうすることで、トラブルをある程度未然に防ぐことができます。

複数社に見積を依頼し、金額の比較もしておいた方が良いでしょう。

実績のある業者であるか

地域に密着した専門業者などは、それぞれの外壁に適した材料を提案してくれます。

知識が豊富で、多くの施工実績がある業者を選ぶことが大切です。

リフォーム業者選びには「ハピすむ」がおすすめ

ハピすむでは3社の見積が無料で比較でき、リフォームの適正費用がすぐに分かります。

ハピすむに登録されている優良なリフォーム業者は1,000社以上で、地域にあった業者を選定することができます。

簡単に無料で見積もりできますので、ぜひこちらからリフォーム費用の無料相見積もりをご利用ください。

リシンとはどんな塗装なのか?

リシンは、モルタル仕上げの外壁に用いられている化粧材です。

主な原料は砂や石などの骨材とアクリル樹脂塗料で、施工は職人の手作業による掻き落とし、またはエアスプレーガンを用いた吹き付けで行われ、骨材によって凸凹とした仕上がりとなります。

施工方法によって仕上がりが変化し、吹き付けの場合は粗い模様に、掻き落とし仕上げなら細かい模様となるため、好みにあわせて施工方法を選ぶと良いでしょう。

外壁のリシン塗装の国内実績は多く20~30年前は住宅壁仕様の主流でした。

もちろん現在も多種の機能性リシン塗料など開発が進み人気の建材と言えます。

ただ、掻き落とし、吹き付けのどちらも仕上げが職人の腕に左右されるため、リシン仕上げを希望する場合は経験豊富な業者に依頼することをおすすめします。

リシンで外壁塗装をするメリット・デメリットは?

リシン仕上げのメリットとデメリット

リシン仕上げを用いてリフォームを行った場合、どのようなメリットやデメリットがあるのでしょうか?

まずメリットですが、施工費用は平米あたり約1,000円と、塗装に比べても安く、サイディングやタイルなどの他の外壁材と比べても手軽な価格で施工できることがあげられます。

また、透湿性や通気性が高く、壁に含まれる湿気を排出することで木製の構造材の劣化を防ぐことができるのもメリットです。

デメリットとしては、汚れがつきやすいことがあげられます。

これは、表面に凹凸が多く、隙間に汚れや雨水が溜まりやすいことが原因です。

耐久性にも難があり、建物にクラックが入ると追従できずリシン部分も一緒に割れ、雨水などが浸入しやすくなってしまいます。

近年ではシリコン樹脂を用いた弾性塗料を用いることで壁への追従性を高め、塗膜の割れを防ぐ高弾性リシンが開発されていますので、新築でリシン仕上げを行う場合はこのタイプの製品を選ぶとよいでしょう。

リシン壁のメンテナンス

リシン仕上げの外壁が汚れたり、ひび割れができたりしている場合にはどのようなメンテナンスを行えば良いのでしょうか?

まず、汚れについてですが、リシン壁は高圧洗浄に対応しているため、業者に依頼して高圧洗浄を行えば汚れを落とすことができます。

もし汚れが酷く、高圧洗浄だけで落とせない場合や、劣化によって色が褪せている場合には、ウレタン樹脂塗料やシリコン樹脂塗料などで塗装を行ってください。

塗装の際には、下塗り材としてシーラーやフィラーを塗り、下地に傷みがあるようなら補修も同時に行います。

この時、塗料に弾性塗料を使用すれば、塗膜が破れにくくなりひび割れが起こってもある程度塗膜の割れを予防できるため、再塗装の際にはできるだけ弾性塗料を選ぶと良いでしょう。

ひび割れがある場合は防水効果のあるシリコン製のシーリング剤を注入して補修しますが、シーリング剤を注入すると割れ目が目立つため、同時に再塗装を行うことが多いようです。

屋根と同時にメンテナンスしてコストを抑える

住宅外装は大きく分けて外壁部分と屋根部分とがあります。

どちらの箇所もメンテナンスの際には足場が必要となるため、同時に工事を行うことで足場を個別で設置する手間がはぶけ、屋根のみ、外壁のみの施工を行った場合に比べてコストを抑えることができるでしょう。

リシン仕上げとその他の外壁材の違い

外壁材にはリシンの他に、タイルやサイディングなどがあります。

リシンと比較した場合、タイルやサイディングにはどのような違いがあるのでしょうか?

リシンで外壁塗装をするメリット・デメリットは?

リシン壁とサイディングの違いとは

そもそもの話として、リシンはモルタル壁用の塗装のため、外壁材として比較する場合、モルタルとして考える必要があります。

モルタルとサイディングの違いは、まず工事にかかるコストの違いです。

サイディングは工場で作られたパネルを外壁に張り付けて施工するため、モルタルと違って壁塗りや下塗りなどの手間がかからず、施工期間が短くなります。

また、色やデザイン、材質についても豊富で、住宅のイメージに合わせて選びやすいのもメリットです。

ただ、サイディングはパネルを組み合わせて施工するため、パネルそのものの耐久性が高くても、隙間を埋めているシーリング剤の定期的なメンテナンスを行わなければいけません。

メンテナンスの頻度は約6年に一度、リシン壁が約8年に一度ですので、メンテナンスの手間だけで考えるならリシン壁が有利です。

リシン壁とタイル壁の違いとは

タイル壁は高級感があり、耐久性も高く、色やデザイン性が優れているのが特徴ですが、コスト面はリシン仕上げに比べて割高となります。

これは、1枚1枚職人が下地に手仕事で張り付けていくためで、仕上がりについても職人の腕に影響されるため、できるだけ腕の良い業者に依頼する必要があるからです。

ただ、タイルは硬く、ほとんど劣化しない素材ですので、メンテナンスの手間がほとんどかからないというメリットがあります。

アスベストが含まれたリシンに注意

古い住宅のリシンには、骨材としてアスベストが使用されていることがあります。

アスベストは呼吸によって肺に取り込まれると、線維腫を起こす危険性があるとされ、使用が禁止されているだけではなく、廃棄の際にはアスベスト含有として取り扱わなくてはいけません。

古い建物のリシンを剥がし、下塗りや下地の処理からリフォーム工事を行う場合には、古いリシンにアスベストが含まれていないか調査を行い、含まれているようなら手続きに則って業者に処理を依頼しましょう。

まとめ

ここまでそれぞれの外壁材について紹介してきました。

ご覧いただいた通り、外壁材には素材によって様々な特徴があります。

外壁材を選ぶ際には、それぞれの特徴を把握して建物に適した外壁を選びましょう。

また外壁材選びで迷ったら業者に相談をして、見積もりを複数取ることで、建物に適した外壁材を把握するという方法もあります。

工事の提案内容と施工金額は、業者によって異なるため複数の見積もりを取得することが大切です。

各社の提案内容と施工金額を把握し比較を行うことで適切な内容でリフォームができます。

費用を抑えて、自分の希望を叶えたいと考えている方は相見積もりを行い、建物に適した外壁材リフォームを行いましょう。

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この記事の監修者プロフィール

【監修者】久田麻里子

2級建築士、インテリアコーディネーター、住環境福祉コーディネーター。ハウスメーカー、リフォーム会社での建築業を幅広く経験。主婦・母親目線で様々なリフォームアドバイスを行う。主な担当は水回り設備リフォーム、内装コーディネート、戸建てリフォームなど。

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