
外壁塗装の費用相場!30坪・塗料別の目安と補助金【2026年】
外壁塗装の費用相場は、30坪の戸建てで50万〜120万円が目安です。費用は塗料の種類で大きく変わり、シリコンなら70万円台、フッ…


目次
住宅の基礎は、鉄筋を組んでコンクリートを流し込んだ「鉄筋コンクリート(RC)」が本体です。ただし、打ちっぱなしのコンクリートは表面がザラついていて見栄えがよくないため、多くの住宅では本体コンクリートの上に薄くモルタルを塗って表面を整えています。これが「基礎モルタル」や「化粧モルタル」と呼ばれる部分です。
基礎は外側から「化粧モルタル(仕上げ)→ 基礎コンクリート本体 → 内部の鉄筋」という層になっています。剥がれが一番外側の化粧モルタルにとどまるのか、その奥のコンクリート本体まで傷んでいるのかで、必要な対処は変わります。

剥がれを見つけたら、まずは「薄い表面の膜がめくれている程度か」「中の砂利のようなコンクリートまで露出しているか」「鉄筋(赤茶色の金属)が見えていないか」をチェックしてみてください。鉄筋が見えている場合は、後述するとおり緊急度が高い状態です。
基礎モルタルの剥がれは、見た目が似ていても原因が異なります。適切な補修方法を選ぶには、どの劣化が起きているのかを見極める必要があります。

最も多いのが、長い年月による自然な劣化です。化粧モルタルは本体コンクリートの上に後から塗り重ねたものなので、その境目の密着力は永遠ではありません。新築から年数が経つと、温度変化による伸び縮みの繰り返しなどで少しずつ密着が弱くなり、やがて浮いて剥がれてきます。施工時にコンクリート表面の清掃が不十分だった場合などは、比較的早い時期に剥がれが出ることもあります。
寒冷地では「凍害」にも注意が必要です。モルタルやコンクリートに入り込んだ水分が夜間に凍って膨張し、日中に溶けて収縮する流れを繰り返すと、内部の組織が壊れて表面がボロボロと剥がれます。北側や日当たりの悪い面、雪が長く積もる地面に近い部分で起きやすい症状です。
コンクリートは本来アルカリ性で、内部の鉄筋を錆びから守っています。ところが空気中の二酸化炭素に長年さらされると、表面から徐々に中性化が進みます。中性化が鉄筋の位置まで達すると鉄筋が錆び始め、錆びた鉄筋は膨張して周囲のコンクリートを内側から押し割ります。この圧力でモルタルやコンクリートが浮き、剥がれ落ちる現象を「爆裂(ばくれつ)」と呼びます。鉄筋が露出している剥がれは、この段階に進んでいる可能性があります。
基礎にひび割れができると、雨水や地面の水分が入り込み、内部から劣化が進んで剥がれにつながります。髪の毛ほどの細いヘアークラックは表面だけにとどまることもありますが、幅の広いひび割れ、深い欠損、錆汁を伴うひび割れ、年々広がるひび割れは、基礎コンクリート本体まで傷んでいるサインかもしれません。幅だけで判断せず、気になる症状があれば専門業者に確認してもらいましょう。
※ 参考:国土交通省「既存住宅状況調査方法基準」
「表面のことだから」と剥がれを放置すると、状態によっては劣化が加速します。化粧モルタルが剥がれて本体コンクリートがむき出しになると、そこから雨水が直接浸み込みやすくなり、中性化や凍害がさらに進みます。
最も避けたいのは、鉄筋まで劣化が及ぶケースです。鉄筋が錆びて膨張すると爆裂が広がり、基礎の強度そのものが落ちていきます。基礎は建物全体を支える土台ですから、ここまで進むと補修費用が大きく膨らむだけでなく、住宅の耐震性にも関わってきます。
一方で、表面の化粧モルタルだけが剥がれている軽微な段階なら、補修費用や手間を抑えやすくなります。剥がれに気づいた時点で、状態を確認しておくと安心です。
基礎モルタルの剥がれにかかる補修費用は、「剥がれの程度」と「選ぶ工法」によって数万円程度から数十万円以上になる場合もあります。

紹介する金額は一般的な目安であり、実際の費用は劣化の範囲・住宅の形状・地域・業者によって変動します。正確な金額は必ず見積もりで確認してください。
剥がれた箇所のモルタルを除去し、新たにモルタルを塗り直す、最も基本的な補修です。軽微な範囲であれば数万円程度から対応できることが多く、剥がれの面積が広がるほど費用も上がります。表面の化粧モルタルだけの剥がれであれば、まずこの工法が候補になります。
剥がれにひび割れを伴う場合は、ひびの補修も併せて行います。細いひびはコーキング材の充填、構造に関わる深いひびはエポキシ樹脂を注入して内部から固める工法が用いられます。ひび割れ補修は数万円程度からが目安ですが、本数や深さによって変わります。
剥がれが全体に及んでいる、あるいは今後の劣化を防ぎたい場合は、劣化部分を除去したうえで基礎全体の化粧モルタルを補修し、基礎用の保護材や塗材で仕上げる工法があります。範囲が広いため数十万円規模になることがありますが、見た目を整えながら表面の吸水を抑える効果が期待できます。ただし、ひび割れや浮きの原因を処理しないまま表面だけを塗ると再発することがあるため、下地の状態確認が前提です。
鉄筋が露出して錆びている、爆裂が起きているといった重度のケースでは、錆びた鉄筋の処理(防錆処理)を行ったうえで断面を修復する「断面修復工法」など、専門性の高い補修が必要です。劣化範囲によっては数十万円以上になることもあり、状態次第では専門業者による調査が前提となります。
基礎の補修は地面に近い低い位置の作業が中心ですが、外壁の補修と同時に行う場合は足場が必要になります。足場代は一般的な戸建てで15万〜20万円が目安です。外壁塗装などのタイミングと合わせると、足場代を二重に払わずに済むため、トータルでは割安になるケースが多くあります。
基礎モルタルの剥がれと外壁のひび割れ・剥がれを同時に直す場合、外壁側の費用は部分補修で数万円程度から、外壁塗装で数十万円規模、サイディングの重ね張りや張り替えを含む外壁リフォームで150万〜200万円程度になることもあります。見積もりでは、基礎補修と外壁リフォームの内訳を分けて確認しましょう。基礎だけが気になる場合でも、外壁全体の点検をあわせて依頼すると、まとめて補修するか判断しやすくなります。
ホームセンターでは、補修用のモルタルやセメント、ひび割れ用の補修材を購入できます。ただし、DIYを検討できるのは、表面の化粧モルタルだけが浅く剥がれ、ひび割れ・錆汁・鉄筋の露出・基礎コンクリート本体の欠損がないケースに限られます。欠けの大きさだけで判断せず、少しでも本体の劣化が疑われるときは業者に相談しましょう。
※ 参考:国土交通省「既存住宅状況調査方法基準」

次のような状態なら、自己判断で補修せず業者に相談してください。
これらの症状は、表面を埋めるだけでは根本的な解決になりません。原因を残したまま覆ってしまうと、内部の劣化に気づきにくくなり、かえって進行する恐れがあります。基礎は建物の土台で、補修の良し悪しが住宅の寿命や耐震性に関わる部分です。少しでも本体の劣化が疑われるなら、プロの診断を受けるのが安全です。
基礎を含む住宅の損傷は、契約内容や損傷原因によって火災保険の対象になることがあります。たとえば、火災保険に「風災・雪災・雹災」などの補償が含まれていて、台風で飛んできた物がぶつかって基礎が欠けたと保険会社に認められたケースです。
一方で、経年劣化や中性化など、時間の経過による自然な劣化はまず補償の対象外です。自分で判断がつかない場合は、修理業者と契約する前に、契約している保険会社や代理店へ被害状況を相談し、必要に応じて保険会社の鑑定を受けるとよいでしょう。
※ 参考:日本損害保険協会「風水雪災等による損害を補償する損害保険」

基礎モルタルの補修では、原因を診断したうえで適切な工法を提案してくれる業者を選びましょう。剥がれの原因を確認しないまま「表面を塗り直すだけ」の提案で進めると、すぐ再発することがあります。
見積もりでは、剥がれの原因や状態をどう説明してくれるか、提案された工法の理由に納得できるか、補修範囲と単価の内訳が明確かを確認します。内容と金額の両面で比べるために、1社だけでなく複数の業者から相見積もりを取りましょう。複数社の見積もりがあれば、適正な費用感をつかみやすく、極端に高い・安い業者も避けやすくなります。
ハピすむでは、お住まいの地域や補修内容に合わせて、複数のリフォーム会社の見積もりを無料で比較できます。基礎の剥がれが気になる方は、まず状態を見てもらうところから始めましょう。
基礎モルタルの剥がれは、外側の化粧モルタルだけの軽微なものから、鉄筋まで劣化が進んだ重度のものまで幅があります。原因は経年劣化・凍害・中性化・ひび割れからの浸水などさまざまで、原因によって適切な補修方法と費用が変わります。
鉄筋が見えている、剥がれが広がっている、深いひび割れを伴うといったサインがある場合は、DIYで判断せずプロの診断を受けるのが安全です。基礎は家を支える土台です。早めに状態を把握し、適切な工法で補修することで、余計な費用や住宅寿命への影響を抑えやすくなります。複数業者の見積もりを比較し、納得できる補修内容を選びましょう。

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