戸建てのキッチンリフォームにかかる費用は？費用別の施工事例も紹介

戸建てをキッチンリフォームする際の費用相場

ここでは、戸建てのキッチンリフォームにかかる費用について、レイアウトごとに見ていきましょう。

キッチンのレイアウト	費用相場
I型キッチン	60万～130万円
L型キッチン	70万～140万円
対面キッチン	80万～210万円
アイランドキッチン	170万～230万円

戸建てのキッチンをリフォームする場合、キッチンのレイアウトによって費用が大きく変動します。

費用が異なるのは、レイアウトによって工事内容が複雑になるからです。

たとえば、I型の壁付けから対面キッチンに変更する工事では、水道管や電気配線を移動させるのに、時間と労力がかかります。

キッチンリフォームの計画を立てる際は、希望するレイアウト工事内容や費用をリフォーム業者に確認しましょう。

＞＞システムキッチンのリフォーム費用はこちら

戸建てのキッチンリフォーム費用を安くする方法

「キッチンのリフォームをしたいけど予算を抑えたい」と考える方も多いのではないでしょうか。

費用を安くする方法を以下で解説しますので、キッチンリフォーム費用を抑えるためにも、ぜひ参考にしてください。

【方法1】補助金・減税制度を活用する

補助金や減税制度を活用できれば、キッチンリフォームの予算を抑えられるかもしれません。

戸建てのキッチンをリフォームする際に、利用できる可能性のある補助金制度は以下のとおりです。

• こどもエコすまい支援事業
• 長期優良住宅化リフォーム推進事業
• 各自治体による補助金制度

キッチンのリフォームで省エネ対策や耐震性の向上が認められれば、国や自治体がリフォーム費用の一部をサポートしてくれます。

キッチンリフォームを計画する際に、リフォームに対しての補助金や減税制度が活用できないかチェックしてみましょう。

＞＞【2024年最新】キッチンリフォームの補助金はこちら

【方法2】複数の業者に見積もりを依頼する

戸建てのキッチンをリフォームする際は、複数の業者から見積もりを取りましょう。

複数の業者に見積もりを取ると、希望するリフォームの費用相場を把握でき、費用を抑えるヒントが見つかるかもしれません。

また業者ごとに得意分野や取り扱うメーカーが異なるため、希望する工事内容に合った提案をしてもらえる可能性があります。

少しでも費用を抑えるために、工事の詳細と諸経費を含めたリフォーム総費用を複数の業者から確認しましょう。

【方法3】ほかの場所も一緒にリフォームする

戸建てでキッチンのリフォームを検討する際は、キッチン以外の場所をいっしょにリフォームするのもおすすめです。

複数の場所を同時にリフォームすると、工事の手間や材料費をまとめられるため、費用を抑えられます。

たとえば、キッチンと隣接するリビングや劣化が気になる壁や床を同時期にリフォームする方法があります。

一度に複数の工事を依頼すれば、工事費を割り引いてくれるかもしれません。

キッチン以外もリフォームする予定なら、同時期に依頼できないか検討してみましょう。

【方法4】素材やオプションを厳選する

キッチンリフォームの費用は、選ぶ素材やオプションによって大きく変動します。

高級な素材のカウンターや、最新の機能がついたキッチンは費用が高くなる傾向があります。

また、食器洗い乾燥機やレンジフードなど機能性の高いオプションを選んだ場合にも、価格の高騰をまねくでしょう。

キッチンをリフォームする際は、素材や機能の優先順位を決めてから、リフォーム業者に依頼しましょう

【レイアウト別】システムキッチンのメリット・デメリット

システムキッチンは、レイアウトごとにメリット・デメリットが異なります。

それぞれのキッチンの強みを把握して、自分に合ったシステムキッチンを見つけましょう。

I型キッチン

I型キッチンの特徴は、狭いスペースに設置でき、食事を運ぶ動線が短くできることが挙げられます。

作業中は家族の顔を見られずコミュニケーションが取りにくいといったデメリットがありますが、作業に集中できます。

また、コンロが壁に面しているため、油ハネが少なく壁や家具を汚しにくいのも、壁付けキッチンの魅力でしょう。

コンパクトなキッチンが好きで、動線を重視するならI型キッチンがおすすめです。

＞＞I型キッチンについてくわしくはこちら

L型キッチン

L型キッチンは、キッチンカウンターが「L」の形をしており、壁付けと対面のレイアウトができるのが特徴です。

部屋の角を利用するため、限られた空間でも十分な作業スペースや収納スペースを確保できます。

一方で、I型キッチンよりも広いスペースが必要なため、費用は上がります。

複数人で料理をしたい人や、収納量を重視する人におすすめです。

＞＞L型キッチンについてくわしくはこちら

ペニンシュラキッチン

ペニンシュラキッチンとは、片方が壁に接しており、もう片方が開放されている半島状のレイアウトをしたキッチンのことをいいます。

壁に完全に囲まれていないため、リビングと一体化し開放的な空間を作れるのが特徴です。

油ハネや匂いが広がりやすいのがデメリットですが、アイランドキッチンに比べて小スペースで設置できます。

開放的なキッチンにしたいけど、費用は抑えたい方に向いているでしょう。

＞＞ペニンシュラキッチンについてくわしくはこちら

アイランドキッチン

アイランドキッチンとは、「島」のように独立しており壁から離れて設置するタイプのキッチンのことをいいます。

壁に接する面がなく、自由に配置ができ大勢で料理や会話を楽しめるため、多くの方に人気があります。

ただ、アイランドキッチンはリビングから丸見えのため、少しの汚れでも目立ちます。

アイランドキッチンにリフォームするなら、整理整頓と定期的な掃除を心がけましょう。

＞＞アイランドキッチンについてくわしくはこちら

【費用別】戸建てにおけるキッチンリフォームの施工事例

ここでは、戸建てでキッチンをリフォームした事例を費用別に紹介します。

工事期間やキッチンメーカーなども記載していますので、リフォーム計画の参考にしましょう。

 【100万円以下】機能性が充実したキッチンで広々したスペースに

リフォーム費用	約98万円
工事期間	3日
建物の構造	木造
メーカー名	LIXIL

中古住宅を購入し、リフォーム歴がなかったキッチンを一新しました。

広いスペースで作業できるように、シンクの上に水切り棚を設置しています。

予算を抑えながらも、レンジフードやキャビネットなど機能性が充実した、使いやすいキッチンを実現しました。

【150万円以下】木目を活かして趣味の料理を楽しめるキッチンに

リフォーム費用	約135万円
工事期間	約1ヶ月
建物の構造	木造
メーカー名	サンワカンパニー

木目を活かして、おしゃれなキッチンにリフォームしたいとのご依頼を頂きました。

天井は梁を活かして壁紙を貼らずに広い空間を確保し、ペンダントライトで温かみのあるキッチンにリフォームしています。

使い勝手のよい造作棚を設置し、個性的でおしゃれなキッチンに仕上がりました。

【200万円以下】ステンレスが際立つスタイリッシュなキッチンに

リフォーム費用	約150万円
工事期間	約2ヶ月
建物の構造	木造
メーカー名	永大産業

ステンレスの単板と木目のキャビネットで、スタイリッシュですっきり見えるキッチンにこだわりました。

キッチン越しにカウンターを設置し、広々とした空間を活かせるよう工夫しています。

お好みどおりのデザインになり、居心地のよいキッチンスペースが実現しました。

【200万円超え】家族が集うクールでおしゃれなアイランドキッチン

リフォーム費用	約248万円
工事の期間	約1.5ヶ月
建物の構造	木造
メーカー名	LIXIL

希望されていたLIXILのリシェルで、高級感のあるアイランドキッチンにリフォームしました。

大容量の収納スペースに食器棚や調理家電を収めて、すっきりした空間を維持できるよう工夫しています。

広々としたスペースで、家族が集まってお料理を楽しめるキッチンになりました。

戸建てにおけるキッチンリフォームの失敗例

戸建てのキッチンをリフォームする際、どのようなことに注意すればよいのでしょうか。

あらかじめキッチンリフォームの具体的な失敗例を頭に入れて、後悔のないリフォームを目指しましょう。

【失敗例1】作業スペースを確保しなかった

キッチンリフォームで、多い失敗例の一つが作業スペースの不足です。

機能ばかりを重視し、食材や調理器具を置くスペースが不足すると、作業効率が落ちてストレスを感じるでしょう。

たとえば、大きなシンクを設置すると、まな板や食材を置く場所が狭くなります。

キッチンをリフォームする際は、機能面だけでなく作業スペースを十分に確保して計画を立てましょう。

【失敗例2】キッチンカウンターの高さを検討しなかった

キッチンリフォームで、意外に多いのがキッチンカウンターの高さを確認しなかったという失敗です。

高さが合わないと長期間にわたりストレスを感じ、腰痛や肩こりの問題が発生するかもしれません。

一般的に販売されているシステムキッチンの多くが85cmで、平均的な（身長÷2+5cm）の計算式で割り出されています。

ただし、計算式は目安であり皆が当てはまるとは限りません。

肘を曲げた状態から、約10cm下の高さが作業をしやすいともいわれています。

ストレスがなく快適にキッチンを使用できるよう、さまざまな角度からキッチンカウンターの高さを検討しましょう。

【失敗例3】収納スペースの使い勝手を確認しなかった

キッチンの収納スペースを開き戸にしたために、使い勝手が悪くなったという失敗例も少なくありません。

開き戸は見た目がすっきりしているため、スマートな印象ですが実際に扉を開けるには、スペースが必要です。

扉を全開するスペースがない場合に、奥の物が取り出すのが困難になるという問題が発生します。

収納スペースを最大限に活用するために、収納する物の量や種類を把握し、場合によっては他の扉を検討しましょう。

【失敗例4】油ハネや匂いの対策をしなかった

開放的なキッチンで、油ハネや匂いの対策をしないと、不快な環境になる恐れがあります。

壁のないアイランドやペニンシュラキッチンは、油や匂いが広がりやすいのが特徴です。

たとえば揚げ物をした場合、床が油で汚れたり、ソファや洗濯物に匂いがついたりするかもしれません。

壁のないキッチンは、油ハネ防止パネルの設置や消臭機能付きの壁紙を選ぶなどの、対策をしましょう。

戸建てのキッチンをリフォームする際の流れは？

戸建てのキッチンをリフォームする際の流れは、以下のとおりです。

なお、キッチンリフォームの検討から着工までにかかる期間は、およそ2～3か月と長期間にわたります。

そのため、戸建てのキッチンリフォームを検討する際には、信頼できる専門業者のアドバイスに耳を傾けることがポイントです。

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キッチンリフォームの業者選びで後悔しないために

必ず相見積もりを複数取って比較しましょう！

なぜならリフォームの費用・工事方法は、業者によって大きく異なるからです。

とはいえ「信頼できる業者が分からない」「何度も同じ説明をするのが面倒」と踏み出せない方もいらっしゃると思います。

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