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目次
予算内でどこまでできるの?事例をみて比較

1,500万円の予算で、リノベーションはどこまでできるのでしょうか?イメージを膨らませていただくために、まずは施工事例をご覧ください。
1,500万円前後の戸建ての施工事例


| 費用 | 約1,500万円 |
| 工事期間 | 3か月 |
| 面積 | – |
| 施工範囲 | トイレ、キッチン、浴室、洗面所、壁、床、 階段、廊下、和室、洋室、窓、玄関、 リビング、ダイニング |
お客様はキッチンの使いやすさ、収納の確保、家族構成の変化に対応した間取りを希望されました。特に、DK隣の和室を洋室への改装やバリアフリー化、水回り設備の交換、使っていない和室をアトリエに、2階の書斎・子供部屋への改装など、多岐にわたるご要望がありました。(施工:リフォームプライス)。


| 費用 | 約1,500万円 |
| 工事期間 | 4か月 |
| 面積 | 152㎡ |
| 施工範囲 | トイレ、キッチン、浴室、洗面所、壁、床、 階段、廊下、和室、洋室、窓、玄関、 リビング、ダイニング |
お客様は、和室とキッチンをつなげたLDKへの1階全体のリノベーションを希望されました。部屋が仕切られて暗く風通しの悪さを解消したいというご要望と、親御様が建てた思い出の家の良さを残して生かしたいという強い思いがありました。(施工:株式会社テンイチ)。


| 費用 | 約1,500万円 |
| 工事期間 | 3か月 |
| 面積 | – |
| 施工範囲 | トイレ、キッチン、浴室、洗面所、壁、床、 階段、廊下、和室、洋室、窓、玄関、リビング、 ダイニング |
お客様は都内から湘南へ移住され、築40年の古民家を「古き良き和の雰囲気」を活かした空間にしたいと相談されました。お気に入りの古民家のお宿のような雰囲気をイメージされており、その希望に沿ったリフォームを望まれました。(施工:ステラ)


| 費用 | 約1,400万円 |
| 工事期間 | 2か月 |
| 面積 | 54㎡ |
| 施工範囲 | トイレ、キッチン、お風呂、洗面台、壁紙、 床、和室、洋室、窓、リビング、ダイニング、 ベランダ、階段、廊下、庭 |
お客様の相談は、育ちざかりのお子様のおもちゃと洋服の収納場所不足でした。既存の収納では足りず、新たな家具設置だけでは解決できない状況でした。
これに対し、御社はキッチンをダイニングへ移動させ、元のキッチン空間を大容量の多目的収納へと変える大胆なリノベーションを提案。これにより、家族が過ごすLDKを広々とした一つの空間にし、動線の整理と収納問題の根本的な解決を図りました。(施工:レベル)
1,500万円前後のマンションの施工事例


| 費用 | 約1,570万円 |
| 工事期間 | 2か月 |
| 面積 | 74㎡ |
| 施工範囲 | トイレ、キッチン・台所、お風呂・浴室、 洗面台・洗面所、壁紙・壁、床・フローリング、 洋室、玄関ドア・玄関、リビング、ダイニング |
お客様は家族構成・生活人数の変更に伴い、使いやすい間取りを希望されました。具体的には、リビングを広げた開放的な対面キッチンへの変更、和室の解消、自宅で仕事ができるスペースの確保、そして収納の増加といった多岐にわたるご要望がありました。(施工:パナソニック リフォーム)。


| 費用 | 約1,500万円 |
| 工事期間 | 3か月 |
| 面積 | 77㎡ |
| 施工範囲 | トイレ、キッチン・台所、お風呂・浴室、 洗面台・洗面所、壁紙・壁、床・フローリング、 洋室、玄関ドア・玄関、リビング、ダイニング |
お客様は、家具や壁が多くて使いづらいリビングダイニングと、寒くて暗い北側の部屋の改善を希望されました。一般的な間取りにとらわれず、明るく風通しが良い、自分たちのライフスタイルに合ったドラスティックなリフォームを強く望まれていました。(施工:株式会社土屋ホームトピア)。


| 費用 | 約1,300万円 |
| 工事期間 | 2.5か月 |
| 面積 | 80㎡ |
| 施工範囲 | トイレ、キッチン、お風呂、洗面台、壁紙、 床、和室、洋室、窓、リビング、ダイニング |
お客様は、「住みやすさ」を最重視し、現在のマンションをリノベーションするか、戸建や別のマンションへ住み替えるかについて悩まれていました。(施工:アズ建設)


| 費用 | 約1,500万円 |
| 工事期間 | 3か月 |
| 面積 | – |
| 施工範囲 | トイレ、浴室、洗面所 |
お客様は、ご自宅の水回りについて、高級感と開放感のある空間にしたいというご要望がありました。
洗面所・トイレを建具にて遮らずに広々とした水回り空間を演出しました。 白を基調としたデザインにまとめることで西洋風のトイレに仕上がりました。(施工:リビングサプライ)
🏠戸建て:1,500万円でどこまでリノベーションできる?
2階建ての延べ面積25坪程度なら可能
たとえば約1,500万円の予算だと、2階建て延べ床面積25坪程度(約82平方メートル)の戸建てであれば間取り変更を含め内装、外装すべての全面をリフォームできる可能性があります。
ただし、家の骨組みだけを残すスケルトンリフォームになってくると、予算はオーバーしてしまう可能性があるでしょう。

写真提供:バレッグス
建物の内部をすべて取り除き、構造部分だけを残した全面的な改修工事のこと。
建物内部のすべてを解体して間取りを一から再設計するため、大規模な変更が可能です。
また、1,500万円の予算内で収まるかは、設備や素材などのグレードをどのレベルにするかなどによっても異なります。水回り設備などをシンプルなものにしたり、外壁材や屋根材のグレードなどを選んだりすることで費用を抑えられるでしょう。
しかし、これに加えて断熱性や耐震性を向上させるための工事なども追加されると、約1,500万円以上かかる可能性がありえます。
1,500万円で増築も可能
予算1,500万円なら、増築もできます。増築の一例として、予算の目安は以下のとおりです。
| 増築する箇所 | 予算の目安 |
|---|---|
| トイレ | 70万〜200万円 |
| バルコニー(1畳あたり) | 25万〜50万円 |
| 新しい離れ(1畳あたり) | 30万〜60万円 |
建物の状態や広さ、増築する箇所によって費用は変わりますが、増築だけならそこまで予算は必要ありません。なので、1,500万円あれば十分増築は可能です。
一戸建てのスケルトンリフォームは厳しい
一戸建てでスケルトンリフォームするのは、予算1,500万円では厳しいかもしれません。
スケルトンリフォームの費用相場は、一戸建てで600万〜1,800万円です。規模次第では1,500万円で可能くらいに考えておきましょう。
🏠戸建て:築年数ごとに見る予算1,500万円のリノベーション内容

築年数が長いほど、劣化している箇所の修復が多くなるため、新設備や増築などに使える予算が減ってしまいます。
予算1,500万円で劣化を修繕したうえでリノベーションするとして、築年数によってどのようにリノベーションの内容が変わるのか見ていきましょう。
築10〜15年の場合、外壁や設備などに大きな損傷は少ないため、1,500万円をほぼ全額リノベーションに利用可能です。
そのため、築10〜15年では、
・劣化が目立つ設備の交換🚿
・家族が増えたことによる間取りの変更👨👩👧👦
に予算を大きく使えます。
間取り変更の目安は、部屋を1つ追加する小規模なものなら約5万〜20万円、大規模なものでも約100万〜300万円程度です。
予算が余る可能性が高いので、残った額は今後のリノベーション費用として確保しておくのがおすすめです。
築20年〜30年のリノベーションでは、劣化具合によってリノベーションに使える予算が変わってきます。
リノベーションの前に、以下の工事が必要な場合があるでしょう。
・耐震工事🏗️
・断熱工事🔥
・壁や屋根の修繕🧱
費用の目安は、それぞれ以下のとおりです。
| 工事の内容 | 費用の相場 |
|---|---|
| 外壁の張り替え | 150万〜300万円 |
| 屋根の張り替え | 100万円〜200万円 |
| 耐震改修 | 150万〜300万円 |
| 断熱工事 | ・床:3,000~5,000円 ・壁:0.5万~9万円 ・天井:2,000~8,000円 ・窓:1万〜12万円 (1平方メートルあたり) |
上記4つの工事だけで、費用が1,000万円に達する可能性があります。しかし、水回り設備の交換は可能なくらいは、予算は残るはずです。
水回り設備の交換にかかる費用の目安は、以下のとおりです。
| 設備 | 費用の目安 |
|---|---|
| キッチン交換 | 約60万円〜約200万円 |
| ユニットバス交換 | 約80万円〜約150万円 |
| 洗面台交換 | 約15万円〜約30万円 |
| トイレ交換 | 約15万円〜約30万円 |
築20年〜築30年では、1,500万円の予算は残らないけどしっかりリノベーションできるでしょう。
築40年のお家だと、1,500万円の予算はほとんどが修繕にあてることになるでしょう。前出の耐震工事、断熱工事、壁や屋根の修繕が必要となります。
さらに、劣化具合によっては内壁や床などの修繕費用もかかります。 結果として、1,500万円の予算の大半が修繕に使われるため、設備の交換にまで予算が回せない可能性があります。
しかし、修繕をしっかり行うことで、完成後に「理想と違う」と落胆することも少なく、イメージが湧きやすいリノベーションになるでしょう。
リノベーションの流れ

1,500万円の予算で住宅のリノベーションを行う場合、一般的には次のような流れで進行します。
リノベーションを成功させるためには、最初に以下を明確にすることが重要です。
- 目的の明確化:「何のためにリノベーションを行うか」を明確にすることで、予算内で無駄のない効率的な計画を立てられます。
- 事例の確認:Webサイトなどで過去のリノベーション事例を見ておきましょう。具体的な施工事例を確認することで、完成後のイメージをより詳細に描けるようになります。
リノベーション箇所とイメージが固まったら、次に工事を依頼する業者選びです。
最低でも2〜3社を比較検討し、すぐに1社に決めないようにしましょう。
💡 業者を比較検討する方法
- 相見積もりを取る:複数の業者から見積もりを出してもらうことで、正確な費用の相場を知り、適正な価格で依頼できます。
- 提案内容や対応も比較:見積もり額だけでなく、担当者の対応や提案内容も比較検討し、信頼できる業者を選びましょう。
ハピすむのリフォーム費用の無料相見積もりなら、簡単に複数の業者から見積もりや提案を受け取ることができます。「無料見積もりスタート」ボタンから、問い合わせしてみてください。
最終的に依頼する業者を決めたら、書面を交わして契約を締結します。
契約前に確認すること
- 契約を結ぶ前に、疑問点や不明点はすべて担当者に確認し、解消しておきましょう。
契約書に必ず記載させること
後のトラブルを避けるため、契約書には以下の細かい点まで必ず記載してもらってください。
- 金額(総額)
- 支払方法と期日
- 工事の内容(具体的に)
リノベーション工事中は住めなくなるので、仮住まいを探す必要があります。仮住まいの条件が細かいほど見つかりづらいので、早めに探しておきましょう。
リノベーション工事が始まる前に、あらかじめ探しておいた仮住まいに引っ越しを済ませておく必要があります。
💡注意点
仮住まいへの引っ越しには、引っ越し費用や家賃などの費用が追加で発生することを念頭に置いておきましょう。
工事が完了したら、必ず工事担当者と共に仕上がりを確認し、引き渡し作業を行います。
🚨最終確認の重要性
引き渡しを受ける際は、不具合がないか最終確認を徹底し、もし問題があればその場ですぐに業者へ伝えましょう。
引き渡し後に不具合を発見した場合、その不具合が「工事の不備によるものか」の判断が難しくなり、場合によっては保証を受けられなくなる可能性があります。
リノベーション費用を抑える4つの方法

リノベーション費用を抑える方法として、以下の4つがあります。場合によっては損をする可能性があるので、しっかりと内容を確認しておきましょう。
最初に「目的」と「優先順位」を明確にすることが最も重要です。曖昧なまま進めると、費用がどんどん高くなってしまいます。
費用を抑えるための3つのリスト
まず、リノベーションで実現したいことをすべて書き出し、以下の3つに分けましょう。
- 必要なこと (絶対に外せない部分)
- できればやりたいこと (優先度が高い希望)
- 余裕があるならやりたいこと (予算が余ったら実現したいこと)
💡コストカットのコツ
全てを実現しようとすると予算オーバーになります。特に、既存の間取りなどを活かし、「必要なこと」に絞ってリノベーションを行うことで、大幅に費用を抑えやすくなります。
リノベーションを始める際は、まず業者に見積もりを依頼します。このとき、必ず複数の業者(相見積もり)に同じリノベーションプランで見積もりを取るようにしましょう。
相見積もりのメリット
1社のみの依頼ではなく複数社から見積もりを取ることで、以下の点を比較・把握できます。
- 費用の相場把握:適正な費用相場を知り、予算を比較できます。
- サービスの比較:費用だけでなく、以下の質も比べられます。
- サービスの質
- デザイン性
- 提案力
💡便利でおすすめ
簡単に無料で複数の業者から見積もりができるサービスがありますので、リノベーションをご検討中の方は、ぜひリフォーム費用の無料相見積もりをご利用ください。

国や自治体が提供する補助金を活用できます。
主に以下のような目的のリフォームが補助金の対象となります。
- 介護・バリアフリー
- エコ・省エネ
- 耐震性の向上
補助金制度によって条件や対象となるリフォームの目的などが異なります。ご自身の希望するリフォームに合った補助金制度を調べてみましょう。
「補助金 リフォーム 〇〇(住んでいる市区町村)」と検索すれば、公表されている補助金制度を確認できます。補助金の申請を受け付けていない可能性があるので、受け付けているかも確認しておきましょう。
リノベーションに対する減税制度では、主に所得税と固定資産税が対象です。
1. 所得税の減税
「住宅ローン減税」があります。工事費用が100万円を超えるリフォームで、リフォームローンを組んだ場合などに適用可能です。
2. 固定資産税の減税
以下の3つの目的で行ったリフォームに適用されます👇
- 耐震:翌年度の固定資産税が2分の1が減税
- バリアフリー:翌年度の固定資産税が3分の1が減税
- 省エネ:翌年度の固定資産税が3分の1減税
- 長期優良住宅化リフォームの場合は3分の2が減税
📝その他、詳しい適用条件や申請のための届出が必要です。 リノベーションを依頼した業者さんに相談してみましょう。
リノベーションでもローンは組める

中古物件を購入してからリノベーションを行う場合、リノベーション費用も住宅ローンで借り入れ可能です。
仮に、手元に1,500万円あるとしましょう。ローンで中古物件を購入したうえで耐震工事や修繕を行えば、持っている1,500万円設備の取り替えや間取りの変更ができます。
1,500万円あればお風呂やキッチンなど、高額な設備はほとんど新しくできるでしょう。
中古物件を購入するときにリノベーションで利用するローンを組んで購入費+修繕費に当てれば、手元の1,500万円で大規模なリノベーションが可能です。
>>リノベーションで利用できるローンや補助金はこちらの記事でも紹介しています
1,500万円の予算が減ってしまう2つの費用
リノベーションを行うときは、リノベーション以外にも以下2つの費用が必要です。
- 老朽化の修繕
- 引っ越し費用
どのような失敗だったかを、回避する方法と合わせて紹介していきます。
老朽化の修繕

築年数が古いと、家の修繕に予算を持って行かれてしまい、リノベーションするための費用が少なくなる可能性があります。
築年数が古い住宅ほど、修繕するべき箇所が多くなるでしょう。築年数が30年以上になると、以下の工事が必要なケースは多く見られます。
- 外壁の張り替え
- 屋根の張り替え
- 耐震工事
- 断熱
上記4つの工事だけで、費用は400万〜800万円かかります。床や内壁まで修繕するとさらに予算が必要となり、結果リノベーションに使える費用が減ってしまうわけです。
築年数が古い場合は、必要な修繕とやりたいリノベーションを分けたうえで、優先順位をつけておきましょう。
引っ越し費用
リノベーションをする際、工事費用だけに目がいきがちですが、引っ越し費用のことも念頭に入れておきましょう。
リノベーション工事の間は家には住めないので、一時的仮住まいへ引っ越す必要があります。
引っ越しは仮住まいへの引っ越しとリノベーション後の住居への引っ越しと2回引っ越し費用がかかる上に、仮住まいでの生活費と家賃なども必要です。
1,500万円の予算はリノベーションだけではなく、引っ越し費用も含めて考えましょう。
予算1,500万円のリノベーションに関するよくあるQ&A
ここからは、予算1,500万円でリノベーションを行うときに多い3つの質問に答えていきます。
- おすすめのリノベーション内容は?
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以下2つのリノベーションがおすすめです。
- 冷暖房の効率を高めるための断熱性向上
- 老後でも安心して暮らせるようにバリアフリー化
部屋を広くすると冷暖房の効率が下がるので、壁や床には断熱材を導入しておきましょう。
- リノベーションの補助金は最大いくら?
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リノベーションを行う部位や目的によって、補助金の最大額は変わります。
下の記事で詳しく解説しているので、読んで確認しておきましょう。
- フルリノベーションにかかる費用の相場はどれくらい?
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戸建てなら500万〜2,000万円、マンションなら600万〜1,200万円が、フルリノベーションの費用相場です。
費用が変動するポイントやフルリノベーションした事例を、下の記事で紹介しています。
リノベーション・フルリフォームの業者選びで後悔しないために
必ず相見積もりを複数取って比較しましょう!
なぜならリフォームの費用・工事方法は、業者によって大きく異なるからです。
とはいえ「信頼できる業者が分からない」「何度も同じ説明をするのが面倒」と踏み出せない方もいらっしゃると思います。
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