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目次
予算100万円でできるリフォーム
予算が100万円の場合、マンションと戸建てにおいて建物全体のリフォームはできません。しかし、100万円あれば部分的なリフォームは十分に可能です。
| リフォーム箇所 | 費用相場 |
|---|---|
| キッチン | 70万〜125万円 |
| 浴室 | 70万〜180万円 |
| 洗面 （洗面台＋内装） | 15万〜40万円 |
| トイレ | 5.5万〜45万円 |
| 内装 （6畳の場合） | 22〜43万円 |
| 屋根 （30坪の場合） | 40万〜100万円 |
| 外壁 （30坪の場合） | 60万〜100万円 |
選択肢を絞って、本当にリフォームが必要な場所はどこか考えてみましょう。
キッチン
キッチンのリフォーム費用はグレードによって大きく左右されます。スタンダードなグレードであれば、70万〜125万円程度でリフォームが可能です。実際に、ハピすむを利用して100万円未満でキッチンリフォームをした人は、全体の5割を占めました。（2016年2月～2024年1月）
ただし、キッチンの場所の移動を検討すると配水管工事の必要性があるため、予算100万円では厳しいことを念頭に置いておきましょう。なお、キッチンを部分的に交換する場合の費用は以下のとおりです。
| 施工内容 | 費用相場 |
|---|---|
| ガスコンロをIHに変更 | 15万円 |
| 給湯器をエコキュートに変更 | 20万円 |
| 食器乾燥機の取り付け・交換 | 20万円 |
浴室
浴室をリフォームする場合、規模やグレードにもよりますが70万〜180万円程度の費用がかかります。費用を大きく左右する点としてあげられるのが、既存の浴室タイプです。ユニットバスからユニットバスに交換する場合、比較的工事が容易であるため、本体のグレードを抑えることでリフォーム費用を100万円以内に抑えられます。
その一方、在来工法の浴室からユニットバスに交換する場合、新たに間仕切りを造る費用などがかかるため、費用が150〜200万円かかります。
浴室における在来工法とは、木造戸建ての工法で居室と同様に浴室のスペースを設け、それに防水加工を施したもののことを指します。
洗面
洗面台本体のリフォーム費用は、10万〜30万円が目安となっており、中央価格帯は15万円前後です。洗面台本体以外に、洗面所の内装をリフォームすると追加で1坪あたり5〜10万円の費用がかかります。
なお、洗面台の移動を伴うリフォームでは、上記以外にも配管工事費や電気工事費、補修工事費が10万円程度かかることも。
トイレ
トイレリフォームの費用相場は、5.5万〜43万円が目安です。2016年2月から2024年9月のハピすむのトイレリフォーム実績からわかる平均費用は約43万円で、半数以上の人が40万円以下でリフォームしています。
トイレにかかるリフォーム費用は便器本体の種類により以下のように異なります。
| トイレの種類 | 費用相場 |
|---|---|
| 組み合わせトイレ | 8万〜30万円 |
| 一体型トイレ | 7万〜25万円 |
| タンクレストイレ | 15万〜40万円 |
なお、予算100万円をすべてトイレのリフォームに使う場合、本体の交換に加えてトイレの壁紙やクロスなどの内装部分も新調可能です。
内装
内装リフォームとして代表的なクロスの張り替えでは6畳あたり4万〜7万円、フローリングの貼り替えには6畳あたり18万〜36万円かかります。
昨今、フローリングは貼り変えのみではなく、上から貼り付ける重ね貼りが主流となってきました。費用を抑えたい人は、フローリングの重ね貼りを視野に入れてみましょう。
屋根
屋根工事にかかるリフォーム費用は、30坪の建物で40万〜100万円程度です。屋根は修理内容によって大きく費用が異なり、既存屋根を撤去する「葺き替え（ふきかえ）」では、30坪で100万円を大幅に超えることも。
一方で既存の屋根材の上に新しい屋根材を重なるカバー工法や、既存の屋根を塗装して補強する屋根塗装は費用を抑えられ40万円からリフォームが可能です。
既存の屋根材の種類や状態によって、利用できない工法があることも。リフォーム業者に見積もりを依頼して確認してみましょう
外壁
外壁工事にかかるリフォーム費用は塗装面積によって異なり、外壁塗装の場合30坪の建物で60万〜100万円程度です。一言で外壁工事といってもさまざまな種類があり、どの工事をおこなうかによって費用は大きく異なります。
| 外壁工事の種類 | 費用相場 |
|---|---|
| サイディングの張り替え | 150万〜270万円 |
| カバー工法 | 110万〜220万円 |
| 目地のシーリング交換のみ | 20万〜80万円 （仮設足場：含む） |
この費用には足場代や工事費用も含まれており、同じく足場が必要な屋根と合わせてリフォームすることにより費用が抑えられることも。
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100万円以内でリフォームした施工事例
実際にハピすむを介して100万円以内でリフォームした施工事例をご紹介します。それぞれの費用やこだわったポイント、施工期間をまとめたので、リフォームの依頼をする前に参考にしてみましょう。
| 費用 | 約70万円 |
| 工事期間 | 2日 |
| 面積 | – |
| 施工範囲 | キッチン |
低予算かつ、お手入れがしやすいキッチンを所望したお客様の施工事例です。耐久性の高いステンレスキッチンとタッチレス水栓を採用し、お手入れしやすいキッチンとなりました。キッチンパネルはそのまま再利用し、費用は70万円まで抑えられました（施工：奏ワークス）。
| 費用 | 約62万円 |
| 工事期間 | 1日 |
| 面積 | 152㎡ |
| 施工範囲 | 浴室 |
中古マンションの購入をきっかけに浴室のリフォームを実施しました。標準仕様でお手入れが簡単なTOTOのWSシリーズを採用し、リフォーム費用は約62万円です（施工：彩信）。
| 費用 | 42万円 |
| 工事期間 | 2か月 |
| 面積 | – |
| 施工範囲 | 洗面所 |
経年劣化により、洗面台本体と内装をリフォームしました。従来の快適な広さはそのままに、白を基調とした清潔感のある空間に（施工：ITOKEN）
| 費用 | 約74万円 |
| 工事期間 | 4日 |
| 面積 | – |
| 施工範囲 | トイレ |
経年劣化によるトイレのリフォームでは、手洗いカウンターと床材の色を統一させ、豪華な仕上がりとなりました。費用は約74万円で、菌や黒ずみの発生を抑えるTOTOのネオレストを採用（施工：トーケン）
| 費用 | 約99万円 |
| 工事期間 | 一週間 |
| 面積 | 10㎡ |
| 施工範囲 | 壁、床、窓、階段・廊下 |
リビングとつながる和室を洋室に変更することで、リビングをフラットに広くするリフォームを実施しました。リフォーム面積は10平米で、リフォーム費用は99万円です（施工：redeco）
| 費用 | 約60万円 |
| 工事期間 | 1か月 |
| 面積 | 80㎡ |
| 施工範囲 | 屋根・屋根塗装 |
断熱リフォームや省エネリフォームのために屋根に塗装をおこなった事例です。面積は約80㎡で費用は約60万円となりました（施工：IPS）。
| 費用 | 約100万円 |
| 工事期間 | 1カ月 |
| 面積 | – |
| 施工範囲 | 外壁・外壁塗装 |
築年数から外壁の汚れや劣化が目立つようになり、外壁塗装および雨漏り補修を依頼した事例です。リフォーム費用は約100万円で、ここまで美しい外壁の状態を取り戻しました（施工：まつ建トータルサポート）
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お金をかけずに100万円以内でリフォームするためのポイント
予算100万円以内でのリフォームは十分に可能ですが、希望としていたリフォーム内容に及ばないケースもあるでしょう。しかし、リフォーム費用はひと工夫で抑えられることも。この項では、お金をかけずに100万円以内でリフォームするためのポイントを解説します。
設備や建材のグレードを落とすことで、単純にリフォーム費用を抑えられます。毎日使うキッチンや浴室はグレードをあげたいと考える人は多くいます。
しかし、機能性や耐久性を重視するのであればスタンダードグレードで満足な場合も。予算と機能性、そしてデザイン性を加味して設備や建材のグレードを決定しましょう。
リフォームをする際、必ず相見積もりをとりましょう。相見積もりをおこなうことにより、リフォーム費用が適正価格か判断できます。
また、業者によって得意なリフォーム内容は異なり、合理的に施工できる場合には価格が下がることも。
最後にあげられるポイントは、補助金や助成金制度の活用です。一定の条件を満たしてリフォームを実施した場合、国や自治体から補助金や助成金が出るケースもあります。
例えば、長期優良住宅化リフォーム推進事業の場合、耐震化や三世代同居などの質の良いリフォームを実施した場合、リフォーム費用の1/3を最大100万円まで受け取れます。
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リフォームに利用できる補助金・助成金制度
実施しようとしているリフォームはもしかしたら補助金や助成金制度の対象かもしれません。補助金や助成金制度を利用するためには自己申告する必要があります。
知らないままリフォーム工事が終わってしまった、なんてことにならないためにも、現在利用できる制度を理解しておきましょう。リフォームにおける補助金や助成金制度は、それぞれ利用条件や審査の基準が異なります。
- 子育てエコホーム支援事業
- 長期優良住宅化リフォーム推進事業
- 先進的窓リノベ2025事業
- 給湯省エネ2025事業
- 既存住宅における断熱リフォーム支援事業
- 次世代省エネ建材の実証支援事業
- 住宅エコリフォーム推進事業
- 子育て支援型共同住宅推進事業
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【Q&A】予算100万円のリフォームに関するよくある質問
- 100万円でフルリフォームはできる？
-
100万円でフルリフォームはできません。
戸建て住宅のフルリフォーム費用の目安は500〜2,000万円程度と言われており、占有面積が比較的小さいマンションのフルリフォームにも1,000万円程度の費用がかかります。
合わせて読みたい！ - 予算200万円でできるリフォームは？
-
予算を200万円とする場合、キッチン・トイレ・内装（クロス貼り替え）など複数箇所のリフォームが可能です。キッチンのみリフォームする場合、標準よりもグレードの高い設備やオプションを追加できることも。
戸建ての場合、外構をはじめとしたエクステリアのリフォームも可能となります。
合わせて読みたい！ - 100万円で築40年の戸建て住宅をどこまでリフォームできる？
-
100万円で築40年の戸建て住宅をリフォームする場合、水まわりのいずれかの設備の交換、もしくは内装クロスの貼り替えが可能です。
一般的に、築40年の戸建て住宅におけるフルリフォーム費用の目安は、500万〜2,000万円程度とされています。なお、バリアフリーや耐震、省エネに関するリフォームを実施する場合、国や自治体から助成されるケースも。
- 100万円で古民家のリフォームはできますか？
-
古民家のリフォームをする場合、キッチンや浴室をはじめとした水まわりのリフォームだけでも最低300万円は必要です。
古民家全体に耐震補強が必要な場合、リフォーム費用は1,000万円を超えることも。古民家の保存状態によって、リフォーム費用は大きく左右されます。
合わせて読みたい！ - 予算1,000万でできるリフォームは？
-
予算を1,000万円までとすると、マンション・戸建てともにフルリフォームやフルリノベーションが可能となります。
なお戸建ての場合、外壁や屋根のリフォームを含めると1,000万円でおさまらないケースもあるので、リフォーム予算を検討する際は注意しましょう。
合わせて読みたい！
リノベーション・フルリフォームの業者選びで後悔しないために
必ず相見積もりを複数取って比較しましょう！
なぜならリフォームの費用・工事方法は、業者によって大きく異なるからです。
とはいえ「信頼できる業者が分からない」「何度も同じ説明をするのが面倒」と踏み出せない方もいらっしゃると思います。
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