トイレの床リフォームにかかる費用は?後悔しないためのポイントも解説!

トイレの床は10年以上経つと、汚れや劣化によるシミが目立ちやすくなるだけでなく、床下の腐食など、注意すべきトラブルも起きやすくなります。トイレの床リフォームにかかる費用や床材選びのポイントをチェックして、日々のお手入れがラクになる清潔なトイレにリフォームしましょう。

2025年10月20日更新

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【注意】トイレの床材をクッションフロアにして後悔したポイント

トイレの床材として選ばれることの多いクッションフロアですが、素材の特性から「別の床材を選ぶべきだった」と後悔する声も少なくありません。

後悔しやすいポイント
  • 安っぽく見える
  • 凹凸に汚れが溜まり、掃除しにくい
  • へこみや傷が残りやすい
  • 日焼けや黄ばみが目立つ

このような後悔を回避するためには、デザイン性の高いクッションフロアを選ぶなどの対策が有効です。

後悔を回避するための対策
  • デザイン性の高い製品を選ぶ
  • 凹凸が少ないフラットな製品を選ぶ
  • 表面強化や消臭機能が付いたクッションフロアを選ぶ

クッションフロアのデメリットが気になる場合は、他の床材のメリット・デメリットと比較検討することで、後悔のない床材選びができます。専門知識のあるリフォーム業者に相談して、最適な床材を見つけましょう。

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トイレの床材選びで失敗しないための6つのチェックポイント

トイレの床材選びで失敗しないためには、水やアンモニアに強いかなどのポイントをチェックすることが重要です。

これらのポイントを事前にチェックして、ご自身の希望にもっとも合った床材を選びましょう。

【ポイント1】水やアンモニアに強いか

トイレの床材は、他の部屋と異なり、水濡れや尿ハネ(アンモニア)といった特殊な汚れに常にさらされます。そのため、これらの汚れが染み込まず、素材が劣化しない性能も必須です。

例えば、クッションフロアやフロアタイルは、耐水性・耐アンモニア性が比較的高いのも特徴です。一方、フローリングは、一般的に水に弱いため、耐水・耐アンモニア加工された製品を選ぶなどの工夫が必要でしょう。

水やアンモニアに弱い床材を選んだ場合、水や尿が床材の内部まで染み込んでしまうリスクも高まります。特に、尿に含まれるアンモニア成分が内部で結晶化すると、嫌な臭いがこびりついて取れなくなります。

このような不快な臭いの発生を回避するためにも、水やアンモニアに強い床材を選ぶことが重要です。

【ポイント2】掃除しやすい素材・形状か

トイレは水や尿ハネなどで常に汚れやすい場所であるため、日常の掃除が楽に行えるかが、清潔を保つための鍵です。

例えば、リアルな木目やタイル調の溝や凹凸は、ブラシを使わないと汚れが取れず、手間がかかります。そのため、掃除が億劫になり、トイレの床の清潔感が損なわれてしまうでしょう。

また、溝や凹凸の他に、床材のつなぎ目である「目地」にも注意が必要です。タイルや一部のフロアタイルは目地が多く、定期的に目地を掃除しなければいけません。目地の掃除は、ブラシなどを使う必要があるため「面倒だ」と感じる人も多いでしょう。

このように、掃除しにくい素材・形状の床材を選ぶと、清掃性が低下します。清潔感のある快適なトイレを維持するためにも、床材を選ぶ際には、掃除しやすい素材・形状かをチェックしましょう。

【ポイント3】長期的に美しさを保てるか

トイレの床は、日常的な使用による摩擦だけでなく、アンモニアや洗剤によるダメージを受けやすいため、長期的な美しさを保つための「耐久性の高さ」をチェックしましょう。

例えば、耐久性の低い床材を選ぶと、尿ハネや強い洗浄剤により、床材が黄ばんだり、表面のコーティングが劣化・変色したりします。特に「変色」は、元の色に戻らないケースも多いため、トイレの清潔感が損なわれる原因になる点に注意が必要です。

「思っていたよりも早く変色してしまった」といった失敗が起きないように、トイレの床を選ぶ際には、耐久性についても検討しましょう。

【ポイント4】水濡れ時の転倒のリスクを減らせるか

トイレは手洗いや水はね、清掃時などで床が濡れやすいため、滑りやすい床材を採用すると、転倒事故が起きるリスクも高まります。特に小さなお子様や高齢のご家族がいる場合は、転倒事故のリスクもより高まります。滑りにくさを最優先で考えましょう。

床材を選ぶ際は、サンプルに水を垂らし、手のひらで表面を触ってみるなど、濡れたときの感触を試してみるのが理想的です。

特に安全性を重視するなら、クッション性があり、防滑加工の施されているクッションフロアがおすすめです。入居者全員が安全にトイレを使い続けられるように、費用やデザインの他に、クッション性や防滑性についても検討しましょう。

【ポイント5】冬場に冷たさを感じないか

トイレは暖房のないことが多く、冬場に床材が冷たくなると不快に感じやすい場所です。素足で使うことも多いため、熱伝導率が低く、足裏に温かみを感じやすい素材を選ぶことが快適性につながります。

熱伝導率とは

熱伝導率とは、熱の伝わりやすさを示す指標です。熱伝導率が低いと、熱が伝わりにくいため、床材の冷たさを感じにくい傾向にあります。

タイルや石などの素材は熱伝導率が高いため、冬場は特に冷たく感じやすいでしょう。一方、クッションフロアや木質系フローリングは熱伝導率が低いため、素足でも冷たさを感じにくい素材です。冬の快適性を重視するなら、このように熱伝導率の低い床材の採用を検討しましょう。

【ポイント6】危険な段差が生じないか

トイレの床リフォームでは、新しい床材と廊下や既存の床との間に段差が生じないかを必ず確認する必要があります。

段差が生じることで起きやすいトラブル
  • 転倒事故の発生
  • ドアの開閉がスムーズにできなくなる

このようなトラブルを回避するためには、素材選びと施工時の対策が重要です。

段差によるトラブル回避のための対策
  • 素材選び
    • 既存の床に重ね張りしやすい、薄い床材を選ぶ
  • 施工時の対策
    • 既存の床材を完全に撤去したり、段差を緩やかにする見切り材を使用したりして、安全性を確保する

転倒事故などの危険なトラブルが起きないように、業者と床リフォームによって「危険な段差」が生じないか事前に確認し、必要な対策を検討しましょう。

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トイレの床リフォームの費用相場(張り替え・重ね張りなど)

トイレの床リフォームの費用は、選ぶ床材の種類だけでなく、既存の床の状態によって選ぶ工法や、下地の補修が必要か否かで大きく変動します。

トイレの床リフォームの費用比較表(1畳あたり)

トイレの床リフォームにかかる費用は、1畳のトイレの床を張り替える場合で2万〜12万円、既存の床に重ね張りする場合で1.5万〜10万円が目安です。

床材の種類張り替え
(材・工)
重ね張り
(材・工)
クッションフロア2万〜4万円1.5万〜3万円
フロアタイル3万〜5万円2万〜4万円
フローリング3万〜6万円2万〜5万円
タイル
高機能タイル
5万〜12万円4万〜10万円

ただし床材のグレードや依頼する業者によって、実際にかかる費用は変動する点に注意しましょう。

補修が必要な場合の追加費用

長年の尿ハネや水漏れで床材の下地が傷んでいる場合、追加で下地補修が必要です。

補修内容費用相場
(材・工)
下地合板の部分補修・交換1万~5万円
根太の補修・交換
(床を支える木材)
5万~10万円
床組み全体の交換・補強10万~20万円

床がフカフカするなど異変を感じたら、早めに張り替えや補修を検討しましょう。腐食が下地や構造材にまで及んでしまうと、大規模な解体・補修工事が必要となり、補修費用の総額が大幅に上がってしまうかもしれません。

初期段階で対処すれば、費用は床材の交換程度で済み、補修にかかる費用を大幅に抑えられるでしょう。

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トイレの床リフォームの費用を安く抑えるコツ

床がフカフカするなどのトラブルに早めに対処する方法の他にも、トイレの床リフォームの費用を安く抑えるコツはあります。

将来的なメンテナンスコストや耐久性も考慮して、賢くリフォームの費用を節約しましょう。

【コツ1】便器本体や内装もリフォームする

トイレの床材を張り替える際には、一般的に便器の脱着(取り外し・再設置)作業が必要です。この脱着にかかる費用は、床材のみを張り替える場合でも発生します。便器本体のリフォームも検討している場合は、同時にリフォームすることで、脱着費用を1回分節約できます。

また、壁紙の張り替えなどの内装のリフォームもまとめれば、工事ごとに必要な職人の出張費や諸経費が重複するのを避けられるでしょう。

特に便器が設置から10年以上経過している場合は、便器などの故障リスクも考慮してリフォームプランを検討することで、修理や補修にかかる費用も抑えられます。

もし「温水洗浄便座の調子が悪い」など、気になる不具合やトラブルがあれば、トイレの床と合わせてリフォームできないか検討してみましょう。

【コツ2】補助金・助成金制度の活用を検討する

トイレの床リフォームの目的や居住者の状況によっては、国や自治体の補助金・助成金制度を利用できる可能性があります。これらの制度を上手に活用することで、実質的な費用負担を大幅に軽減できます。

リフォームに関する補助金・助成金制度
  • 子育てグリーン住宅支援事業
  • 長期優良住宅化リフォーム推進事業
  • 子育て支援型共同住宅推進事業
  • 介護保険による住宅改修
  • 地方自治体の補助金・助成金制度

ただし、大型の補助金・助成金制度に申請できるのは「制度に登録・認可された業者」であるケースも多い傾向にあります。このようなケースでは、依頼する登録業者が代行者として、責任をもって進めてくれます。

もしトイレの床リフォームで費用負担を軽減したいなら、まずは制度への申請実績が豊富な業者を選んで相談してみましょう。

【コツ3】複数の業者から見積もりを取る

2〜3社の業者から見積もりを取得して比較することで、提示された価格が適正かどうかを判断しやすいでしょう。

具体的には、材料費や施工費などが明確に分けられているかをチェックします。これにより、ムダな費用が含まれていないか、他社と比べてどの項目が高いのかも分かりやすくなります。

見積もりが「床張り替え一式5万円」のように、大雑把な記述になっている場合は要注意です。どのような工事が含まれているか不明であるため、工事後に追加費用が発生する可能性も高いでしょう。

追加費用による予算オーバーなどのトラブルを回避するためにも、相見積もりで複数社の見積もりを比較することが重要です。

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トイレの床リフォームを検討すべきタイミング

トイレの床リフォームを検討すべきタイミングは「床材が耐用年数を迎えた時」です。ただし、トイレの床の耐用年数は、使用頻度や湿気、アンモニアへの耐性によって異なります。

例えば、トイレの床材として採用されるケースの多い「クッションフロア」の耐用年数は、10〜15年が目安です。

トイレの床の耐用年数
床材の種類耐用年数
クッションフロア10〜15年
フロアタイル
フローリング
15〜20年
高機能タイル20〜30年
交換を判断すべき具体的な劣化サイン
  • 床材に変色や黄ばみが見られる
  • 掃除をしてもアンモニア臭が取れない
  • ギシギシと音がする
  • 床の一部が沈む
  • 深い傷や破れがある

ただし、耐用年数の目安にかかわらず、具体的な劣化のサインが見られた場合は、張り替えや補修を検討することもおすすめします。

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トイレの床リフォームにおすすめの床材

トイレの床リフォームにおすすめしたいのは、クッションフロアなどの5つの床材です。

トイレの床リフォームにおすすめの床材
床材の種類耐水性
耐久性
価格
クッションフロア
高い

安め
フロアタイル
高い
⚪︎
やや安め
フローリング
低め
⚪︎
やや安め
タイル
高い

高め
大理石⚪︎
変色に注意

高め

それぞれのメリット・デメリットを比較して、ご自身の希望に合った床材をリフォームで採用しましょう。

【1】クッションフロア

クッションフロアは、塩化ビニル樹脂を主材としたシート状の床材で、裏側が発泡層になっているのも特徴です。

クッションフロアの特徴

【メリット】

  • 優れた耐水性・清掃性
    • 尿ハネや水濡れが染み込まない
  • コストパフォーマンス
    • 他の床材と比較して材料費・施工費が安い
  • 足元の快適性
    • 足触りが柔らかい

【デメリット】

  • へこみやすい
    • 重い収納棚やゴミ箱などを長時間置くと、へこみが残りやすい
  • 寿命が比較的短い
    • 10〜15年で表面の劣化や黄ばみが目立つ
クッションフロアはこんな人におすすめ
  • 費用を最優先で抑えたい
  • 清掃のしやすさと耐水性を重視する
  • 素足で入るため、冬場の冷たさを避けたい

【2】フロアタイル

フロアタイルは、クッションフロアと同じ塩化ビニル製であるものの、クッション層がなく、硬質なのが特徴です。一枚一枚がタイル状になっており、木目調や石目調などデザインの再現性が非常に高い床材です。

フロアタイルの特徴

【メリット】

  • 耐久性・耐傷性が高い
    • 傷や摩耗に強く、重い物を置いてもへこみ跡がつきにくい
  • 優れたデザイン性
    • リアルな質感や立体感を持つデザインが豊富
  • 耐水性・耐アンモニア性が高い
    • 水やアンモニアに強く、腐食や変色のリスクが低い

【デメリット】

  • 目地からの汚れの侵入
    • タイル状のため、継ぎ目(目地)から汚れが入るリスクもある
  • 足元の冷たさ
    • クッション層がないため、冬場はやや冷たさを感じやすい
  • 施工の手間
    • 一枚ずつ貼っていく必要があるため、施工に手間と時間がかかる
フロアタイルはこんな人におすすめ
  • デザイン性と耐久性を両方重視したい
  • 重い収納などをトイレに置きたい
  • タイルや天然石のような高級感を出したいが、費用は抑えたい

【3】フローリング

フローリングとは、主に木質系の材料を板状に加工し、床に張って仕上げる床材の総称です。日本において、住宅の床材として最も広く採用されています。

しかし、水回りのトイレに使用する場合は、耐水・耐アンモニア加工を施した「トイレ専用の複合フローリング」を選ぶなどの工夫が必要です。

フローリングの特徴

【メリット】

  • 内装の統一感
    • 廊下やリビングの床と合わせることで、家全体の空間に統一感を演出できる
  • 足元の快適性が高い
    • 冬場でも冷たさを感じにくく、素足で入ってもヒヤッとせず快適
  • 温かみのある質感
    • 独特の風合いと温かみがあり、快適な空間を演出できる

【デメリット】

  • 耐水性が低い
    • 一般的なフローリングは水に弱く、尿ハネや湿気が原因で腐食やカビが発生しやすい
  • アンモニアによる劣化が起きやすい
    • 黄ばみや黒ずみが残りやすく、臭いも染み込みやすい
フローリングはこんな人におすすめ
  • 廊下や他の部屋との統一感を最優先したい
  • 木材の持つ温かい質感を好む
  • 毎日こまめに拭き掃除などのメンテナンスができる

【4】タイル

タイルは、陶磁器や石を高温で焼き固めた床材です。古くから水回りで使われてきた素材であり、高い耐久性と圧倒的な耐水性が魅力です。

タイルの特徴

【メリット】

  • 耐水性・耐アンモニア性が高い
    • アンモニアによる腐食や変色の心配がなく、カビも生えにくい
  • 圧倒的な耐久性
    • 傷や摩耗、へこみに非常に強い
  • 清掃性が高い
    • 強い洗剤やアルコールで拭き掃除ができる

【デメリット】

  • 冬場は非常に冷たい
    • 冬場は素足で触れると強烈な冷たさを感じる
  • 滑りやすい
    • 表面がツルツルしたタイルは、水に濡れると転倒のリスクが高まる
  • 目地の手入れが必要
    • タイルの間の目地は汚れがたまりやすく、カビが生えたり変色したりすることがある
  • コストが高い
    • 材料費が高く、施工に手間がかかるため、リフォーム費用が高い
タイルはこんな人におすすめ
  • 清掃性と耐久性を何よりも最優先し、最高の衛生状態を保ちたい
  • ホテルのような高級感や重厚感を求めている
  • コストがかかっても、長期的なメンテナンスフリーを望む

【5】大理石

大理石は、天然の石材または天然石の粉末を混ぜた人造大理石のことをいい、独特な模様と光沢が高級感と重厚感を空間にもたらします。主に、デザインとグレードを最優先する場所で採用されます。

大理石の特徴

【メリット】

  • 最高の意匠性
    • 本物ならではの豪華な雰囲気と美しい光沢がある
  • 圧倒的な耐久性
    • 適切に手入れすれば、長期間その美しさを保てる
  • 重厚感
    • 空間に格調高い雰囲気と重厚な存在感をもたらす

【デメリット】

  • 酸に弱い
    • 天然大理石の主成分は炭酸カルシウムであるため、酸性である尿や強酸性の洗剤に非常に弱い
  • 厳重なメンテナンスが必要
    • 変色を防ぐために、定期的な撥水・防汚コーティングが必須
  • 冬場は非常に冷たい
    • 熱伝導率が高く、足元が非常に冷たい
  • コストが高い
    • 材料費・施工費ともに最も高額
大理石はこんな人におすすめ
  • 費用を問わず、最高級の豪華なデザインを最優先したい
  • 毎日、専門的なメンテナンスを欠かさず行える
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【参考にしたい!】トイレの床リフォームのおしゃれな施工事例5選

ここからは、床材選びの参考になる施工事例を厳選して5つ紹介します。

【事例1】狭くても明るい色合いで広がりのあるトイレに

before
after

狭くても明るい色合いで広がりのあるトイレに

住宅の種類会社・事務所
リフォーム費用約38万円
施工期間3日
床材
(メーカー)
ハピアフロア トイレタフ
(DAIKEN)
築年数40~50年

スペース自体は広くはないものの、壁の色と相性のいい「ホワイト×グレー系」の明るいカラーの床材を選んで、落ち着けるトイレに仕上げました。

【事例2】納戸をグレーのフロアタイルでシックな雰囲気のトイレに

before
after

納戸をグレーのフロアタイルでシックな雰囲気のトイレに

住宅の種類一戸建て
リフォーム費用約65万円
施工期間3日
築年数20~30年

スペース自体は広くはないものの、壁の色と相性のいい「ホワイト×グレー系」の明るいカラーの床材を選んで、落ち着けるトイレに仕上げました。

【事例3】ホワイト系で統一されたタンク付きトイレ

住宅の種類マンション・アパート
リフォーム費用約50万円
施工期間1ヶ月半

全体をホワイト系で統一した、清潔感が際立つ素敵な空間に。真っ白ではなく、ふんわりと模様が入っているので、汚れが目立ちにくいよう工夫がされています。

【事例4】モノトーンでモダンなトイレ

住宅の種類一戸建て
施工期間1週間

壁はツヤのある黒いパネル×床は明るいグレーを採用し、モダンながらも暗すぎない居心地の良いトイレになりました。

【事例5】大判タイルがおしゃれなトイレ

before
after

大判タイルがおしゃれなトイレ

住宅の種類一戸建て
施工期間3日
築年数30~40年

こちらは、壁の印影と高級感のあるタイルが上品で、お店のような仕上がりのトイレです。ベージュ系の色が温かみをプラスしています。

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【トイレの床に使いたい】おすすめのメーカーと床材

トイレの床は、機能・価格・デザインのうち「何を重視するか」によって、最適な床材が異なります。そこで、ここでは「重視したいポイント別」におすすめのメーカーと床材を紹介します。

おすすめのメーカーと床材
  1. 清掃性と耐久性の高さがほしい
  2. 耐アンモニア性を重視したい
  3. 高級感と耐水性にこだわりたい
  4. 木の温もりと快適な足触りがほしい
  5. コスパの良さと機能性を重視したい

ご自身の希望に合った床材を選び、理想のトイレを実現させましょう。

【清掃性と耐久性の高さがほしい】ハイドロセラ(TOTO)

ハイドロセラは、TOTO独自の「ハイドロテクト」技術を搭載したセラミック(陶器)製の高機能床材です。

最大の特徴は、光触媒と抗菌金属による高い抗菌・抗ウイルス性能で、ニオイの原因菌の繁殖を抑制し、常に清潔を保ちます。また、陶器製のため、耐水性が高く、水やアンモニアが染み込まず、腐食や変色が起きるリスクを軽減できるのも魅力です。

床の張り替えにかかる費用は高めであるものの、最高の耐久性と衛生機能を求める家庭に最適な床材と言えるでしょう。

【耐アンモニア性を重視したい】ラシッサDフロア耐水・ペット(LIXIL)

LIXILの「ラシッサDフロア耐水・ペット」は、フローリングの意匠性と高い機能性を両立させた複合床材です。

最大の特徴は、トイレの黄ばみや悪臭の原因となるアンモニアに対して優れた耐性を持つ点です。これにより、変色や腐食を防ぎ、汚れも簡単に拭き取れるため、清掃性に優れています。

また、水濡れに強い耐水性と抗菌仕様に加え、ペットの滑りに配慮した防滑フィルムを採用しており、安全性も確保しています。

このような特徴のあるラシッサDフロア耐水・ペットは、木目の質感を活かしつつ、水回り環境に特化した、機能性複合フローリングの代表格です。

【高級感と耐水性にこだわりたい】ラピスタイルフロア(Panasonic)

ラピスタイルフロアは、天然石やモルタルのようなリアルな質感を表現した、Panasonicの石質床材です。

最大の特徴は、高級な意匠性を持ちながら、トイレで求められる高い耐水性と清掃性を兼ね備えている点です。フローリングの土台としても使われる「合板基材」を使用しているため、タイルでありながら木質床材と同じように施工できる高い施工性も魅力です。

床表面には抗菌・抗ウイルス加工が施されており、衛生維持にも配慮されています。また、水濡れや湿気に強く、床暖房にも対応しています。

このような特徴のあるラピスタイルフロアは、タイル特有の高級感と日々の手入れのしやすさを両立させたい場合に最適な、ワンランク上の床材と言えるでしょう。

【木の温もりと快適な足触りがほしい】ピノアース足感フロア(WOODONE)

ピノアース足感フロアは、ニュージーパインの無垢材を贅沢に使用し、木の温もりと快適な足触りを追求したフローリングです。

表面に施された凹凸加工により、素足に心地よい刺激を与え、リラックス効果を高めます。また、無垢材の調湿作用で、夏はさらり、冬は冷たくなりにくいのも特徴です。

ただし、天然木のため耐水性は低く、トイレでの使用には「尿ハネの拭き取り」や「定期的なワックスがけ」など、こまめなメンテナンスが必須である点に注意しましょう。そのため、ピノアース足感フロアは、木の質感と快適な足触りを最優先し、手入れを面倒に思わない人におすすめです。

【コスパの良さと機能性を重視したい】消臭レストリューム(サンゲツ)

サンゲツの「消臭レストリューム」は、クッションフロアに、抗ウイルスと消臭効果を付加した製品です。

最大の特徴は、優れたコストパフォーマンスで、施工費用を抑えつつ高い機能性を実現できる点です。床材表面に加工された消臭剤がアンモニア臭などのニオイ成分を吸着・分解し、消臭効果が長持ちします。

また、塩化ビニル製のため高い耐水性と清掃性を持ち、水拭きだけで清潔を保てます。抗ウイルス機能や、ワックス不要のワックスフリーコーティングも備え、低コストながら衛生面・メンテナンス性を両立した、実用性重視の床材です。

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【Q&A】トイレの床リフォームに関するよくある質問

トイレの床リフォームを依頼する業者選びのポイントは?

トイレの床リフォームを依頼する業者選びで失敗しないためには、リフォームの実績が豊富であるかなどのポイントをチェックすることが重要です。

トイレの床リフォームを依頼する業者選びのポイント
  • トイレの床リフォームの実績が豊富であるか
  • リフォームや水回り工事の専門的な資格を持っているか
  • アフターサービスや保証が充実しているか
フロアタイルとクッションフロアのどちらがいい?

耐久性やデザイン性(高級感)を重視するならフロアタイル、費用の安さやクッション性を重視するならクッションフロアがおすすめです。
ご自身の予算や求めるデザインを考慮して、最適なトイレの床材を検討しましょう。

賃貸物件でもトイレの床をリフォームできる?

賃貸物件でも、元の床を傷つけず、退去時にきれいに剥がせる方法であれば、トイレの床をリフォームできる可能性があります。この場合、主に「貼ってはがせるクッションフロア」や「置くだけフロアタイル」といった、接着剤不要のDIY用の床材を使います。
しかし、物件によってはこのようなDIYでのリフォームも禁止されている場合があるため、管理会社や大家に事前に確認する必要があるでしょう。

トイレの床が腐食する原因は?どう対処すべき?

トイレの床が腐食する原因は、便器本体や配管からの水漏れなどです。
腐食が軽度なら床材の張り替えで済むケースもあります。しかし、床がふわふわする場合は下地まで腐食している可能性があり、大規模な補修が必要です。
早めに専門業者に現地を見てもらい、トイレの床の腐食によるトラブルを解決してもらいましょう。

トイレの床は自分でリフォームできる?業者に依頼すべき?

床材の表面を新しくするなど、簡単なリフォームであればDIYで挑戦できます。しかし、床の腐食が疑われる場合や、便器を外す作業が必要な場合は、必ず専門の業者に依頼しましょう。

トイレの床リフォームで火災保険は使える?

トイレの床リフォームで火災保険は使えるかは「修理や補修が必要になった原因」や「補償内容」によって異なるため、保険証券や保険会社へ問い合わせて、適用の有無を確認する必要があります。
トイレの床リフォームで適用される可能性があるのは「水漏れ」や「突発的な破損」などによる「修理」です。ただし、一般的に「経年劣化」によるリフォームは適用外となる点に注意しましょう。

トイレの床張り替えにかかる工期は?

トイレの床の張り替えにかかる工期は、3時間から半日が目安です。ただし、便器交換や壁紙の張り替えも同時に行う場合は、半日から1日が目安となるでしょう。

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【まとめ】トイレの床リフォームは10〜15年が目安

トイレの床材は、水濡れやアンモニアといった特殊な環境に常にさらされているため、一般的に10~15年でのリフォーム検討が推奨されます。この時期を過ぎると、床材の劣化が加速します。

特に交換を検討すべきサインは、床を踏んだ時のきしみや沈み、便器周りの黄ばみやシミ、掃除をしても取れない不快なアンモニア臭です。これらは、水や尿が床材の奥深くまで浸透している証拠であり、注意が必要です。

衛生面や安全性を保つためにも、クッションフロアやフロアタイルといった耐水性の高い素材を選び、早めのリフォームで快適なトイレ空間を維持しましょう。

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この記事の監修者プロフィール

【監修者】久田麻里子

マザーハウス 石田工務店

久田麻里子

2級建築士、インテリアコーディネーター、住環境福祉コーディネーター。ハウスメーカー、リフォーム会社での建築業を幅広く経験。主婦・母親目線で様々なリフォームアドバイスを行う。主な担当は水回り設備リフォーム、内装コーディネート、戸建てリフォームなど。

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