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2019年02月03日更新
板の間付和室の増築費用ってどれくらい?板の間のメリットも解説
板の間付きの和室を増築する場合、施工費用はどの程度かかるのでしょうか?一般的な洋室や畳のみの和室を増築した場合と板の間付きの和室を増築した場合の費用の違いと、板の間を設置することによって得られるメリットなどについて解説していきます。
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- 監修者樋田明夫
和室や板の間を増築する前に知っておくべきことは?

既存の建物に和室や板の間を増築する場合、どのような増築方法があり、工事の内容や費用はどう違うのでしょうか?
増築によって和室を作る場合、離れを増築して和室を作る場合、板の間付きの和室を増築する場合それぞれの費用と工事の内容についてご紹介します。
和室の建築費用の相場
戸建住宅を増築して和室を作る場合の費用は、6畳で約200万円が相場です。
これは戸建て木造住宅の1階部分に和室を増築した場合の費用で、木造住宅の2階部分に増築した場合は約240万円、鉄骨住宅なら1階で約220万円、2階で約250万円が相場となります。
1階部分に増築する場合に比べて2階に増築する場合はやや相場が高めとなっていますが、これは増築の際に1階部分の柱などに補強を行う必要があることと、高所作業のため足場の設置が必要となるためです。
鉄骨建築の場合については、木造建築に比べて建材の価格がやや高いことが理由となります。
また、和室の場合は洋室と違い、内装に畳を利用することになりますが、トータルでの費用については洋室を増築した場合とほとんど違いはありません。
こちらについては、洋室の床に断熱工事を施してフローリングを張った場合と、和室に畳を設置した場合で面積あたりの内装工事の費用がほぼ同じであることが理由です。
もちろん、使用する畳に国産い草を用いた手縫いの高級なものを用いた場合等については洋室より費用が高くなる場合もあります。
施工期間については1階部分に増築する場合で約2カ月、2階部分に増築する場合は約3カ月が目安です。
離れに和室を増築する場合の費用と相場

離れを建てて和室を増築する場合については、6畳の広さで約250万円が相場です。
この価格は木造住宅に木造在来工法で建設した場合の価格となっており、プレハブ造の場合は約200万円からとなります。
また、電気工事や水道工事等の付随工事を行う場合については追加で費用がかかり、電気工事が約10万円、水道工事は規模にもよりますが約5万円が相場です。水回りはトイレや浴室だけなら良いですが、キッチンまで付けてしまうと家とみなされてしまいますので同じ敷地内に立てることはできなくなってしまいます。
その他、玄関や渡り廊下を追加する場合については、約30万円が追加費用の相場となります。
施工期間については、在来工法の木造建築場合で約2カ月、プレハブ造の場合は約40日が目安です。
板の間付きの和室を増築する場合の費用と相場
戸建住宅の1階部分に板の間付きの和室を増築する場合の費用は、6畳で約280万円が相場となります。
畳のみで増築した場合に比べてやや費用は割高ですが、これは床材が2種類であることが理由です。
畳のみまたは板の間のみの場合は床の基礎工事は1種類で済みますが、板の間と畳を利用するために基礎工事も2種類必要となるため、費用が追加となります。
その他の工事、増築部分の基礎工事や壁などの内装、電気工事については、他の工事と同様の流れとなりますので、費用的な違いはありません。
施工期間については床面の工事に多少手間がかかるため、畳のみの場合に比べて約1週間長くなります。
和室に板の間を増築するメリットとは?
畳のみで床を仕上げた場合に比べ、板の間を追加した場合は費用や施工期間などのコストが増加してしまいます。
しかし、和室に板の間を増築することでさまざまなメリットを得ることができるのです。
例えば、壁側を板の間にしておけば、仏壇やタンスを設置した際に畳が傷むのを防ぐことができますし、板の間部分と畳の間に段差を設けて小上がりの板の間にすることで部屋に重厚感が生まれます。
また、和室の窓側を板の間にすることによって洗濯物を部屋干しするスペースとして活用することもできるでしょう。
洗濯物を室内干しすると、湿気が洗濯物の真下に降りてくるため、畳の上では畳が湿気を吸ってしまいます。
そこで、この部分を板の間にすることによって湿気が畳にあたるのを防ぐことができるのです。
さらに、冬場や梅雨時などの結露が気になる時期でも窓から畳までの距離を離すことができるので、湿気の影響を抑えられます。
その他にも、和室に4畳程度の板の間を増築すれば、和室でベッドを使うことができるようになるのもメリットです。
足腰が弱くなると布団から起き上がるのが大変ですが、和室に板の間を増築してベッドスペースにすることで就寝および起床の際に体への負担を和らげることができるでしょう。
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ここまで説明してきた増改築・間取り変更リフォームは、あくまで一例となっています。
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この記事の監修者プロフィール

株式会社フレッシュハウス
樋田明夫フレッシュハウスでリフォームの営業担当を長年経験し、数々のリフォームコンテストでの受賞実績を持つ。現在はフレッシュハウス本社における営業戦略室の室長として、大規模リフォームから通常のリフォーム物件まで幅広く対応中。

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