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2021年03月05日更新
リビングをリフォームする費用は?
リビングには長時間いることが多いので、使い勝手が悪かったり古さを感じたらリフォームを考える人も多いはず。そこで気になるのがリフォーム費用ですよね。今回は壁紙などの張り替えから、間取り変更などの大規模リフォームなどの費用を詳しくご紹介します。
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- 監修者下久保彰
目次
戸建て住宅とマンションのリビングリフォームの費用は?
リビングは人が集まりやすく長時間いることが多いので、汚れや傷などが自然と目に入ってしまいます。また家族構成に変化があると、リビングがもっと広ければ…と思うこともありますよね。
うちもそろそろリフォームをしようと思ったときに気になるのがかかる費用です。戸建てとマンションそれぞれの相場を見ていきましょう。

まず、一戸建て住宅とマンションどちらも共通しているのですが、リフォーム内容によって費用が大きく変わります。
リフォームと言っても、リビングのドアを新しいドアに替える小規模なリフォームから間取りを変更する大規模なリフォームまであり、範囲や規模にばらつきがあるからです。
また、マンションによっては構造や間取りの関係で、リフォームできる場所が制限されることがあり、大規模なリフォームができないことがあります。
戸建てのリビングをリフォームする費用は約50~200万円と言われていますが、部屋の間仕切り壁を壊してキッチンとリビングを繋げるなどの大規模なリフォームの場合は、さらに高額になることがあります。
一方、マンションでは約50~150万円が費用の目安と言われています。戸建て、マンション共にあくまで相場なので、もし高級な建材を使用すればさらに費用がかかる可能性もあります。
リビングリフォームの例と費用の目安
ここではリビングのリフォームに多い事例をあげてみましたので、かかる費用の詳細を見ていきましょう。
例1 和室とリビングをつなげて広くする
壁やドアを撤去して、リビングを和室とつなげて広くするのにかかる費用は約100万円以内と言われています。しかし、壁の大きさなどから費用が変動することがあります。
和室(6畳)を洋室にして10畳のリビングとつなげた場合
- 和室とリビングの仕切り壁・建具の撤去、一部のクロス張替え:約3~4万円
- 和室のみのフローリングの張替え:約20~22万円
- 和室天井のべニア張り、クロス張替え:約4~5万円
- 障子の撤去、電気工事、カーテンレール付け替え等:約10~12万円
総額:約37~43万円
使う建材や部屋の間取りによって金額も大きく変動します。費用について不安な人は施工会社に見積もりを作成してもらいましょう。

例2 収納スペースを増やす
リビングをリフォームすることで、壁にはめ込む壁面収納などリビングに収納スペースを増やすことができます。リビングの空間を広く使え、リビングの雰囲気に合わせられるので人気があるようです。
収納スペースを増やすのにかかる費用の目安は約30~100万円と、金額に大きな開きがあるのがわかりますね。
こういった収納のリフォームはリビングを広く見せることができる反面、ちょっとした収納を設置するだけでも高額になる可能性があるようです。収納は増やしたいけど費用が気になる人は、施工会社に相談してみるといいでしょう。
例3 床暖房を取り付ける
床暖房はエアコンやストーブにはない魅力があります。
たとえば床暖房では、エアコン等では暖めにくい部屋の足元をじんわりと暖めることができます。
また、床暖房は室内に機器を設置する必要がありません。
室内のスペースを有効活用できるほか、必要なシーズンが過ぎたからといって収納場所を確保する必要がない点もメリットと言えるでしょう。
このように便利な床暖房ですが、床暖房には電気ヒーター式と温水循環式というものが存在します。
また温水循環式の中にも燃料の違いによって電気式、ガス式、灯油式があります。
初期の導入費用は熱源機の設置と複雑な工事が必要な温水循環式の方が電気ヒーター式よりも高額となりますが、設置後のランニングコストは電気ヒーター式の方が割高となります。
いずれの場合も部材価格と工事費を合算した費用相場は15帖程度のリビングで約80万円~110万円であると言われています。
尚、温水循環式床暖房の場合には、別途で熱源機の設置費用が30~50万円程度かかります。
例4 キッチンとダイニングを合わせてリフォームする
最近ではリビング、ダイニング、キッチン(LDK)とつながっている家が多く、LDKごとリフォームすることも多いようです。そうなると、キッチンを新しくしたり床の張替えをしたりと大がかりなリフォームになることがあります。
リビング、ダイニング、キッチン丸ごとリフォームとなると範囲が広くなるため、施工費用も高額になる傾向があります。建材にこだわると更に超えることもあります。
- リビング・ダイニング・キッチンをLDKにする費用:約150~200万円
- キッチンを取り替える費用:約50~100万円
- 壁付けキッチンからアイランドキッチンにする費用:約100~400万円
特にキッチンを移動する場合は撤去作業や配管工事等あるので高額になってしまいます。どこを新しくしたいのかを明白にしておくと、施工会社とやり取りしやすくなりますよ。
壁紙やフローリングの張替え費用は?
リビングを丸ごとリフォームしなくても、古くなって傷んできたフローリングを張替えたり、汚れた壁紙を張替えたりするだけで空間を一新することができます。

壁紙の張替え費用の相場は?
施工会社に壁紙の張替えを依頼した場合、約1000~1500円/㎡が相場と言われています。ただし、壁紙のグレードによって単価が異なるため、選ぶ壁紙によって材料費が高額になることがあります。
10畳の壁紙を張替えた場合
- 材料費(壁紙):約4万5,000円~5万3,000円
- 諸経費(既存の壁紙剥がし、下地調整、新規壁紙貼り付け、残材処分):約4万円
総額:約8万5千円~9万3,000円
フローリングの張替え費用の相場は?
フローリングのリフォームの場合、既存の床材の上に新しい床材を重ねる「重ね張り」又は「直貼り」と、既存の床材を撤去してから新しい床材を張る「張替え」の2つの工法があります。
フローリングの張替え相場の場合、床材やリビングの広さによって価格が違います。単に床材と言っても、高級な無垢材から安価なクッションフロアなどがあり、どのフローリング材を選ぶかによって大きく金額が異なります。
6畳のリビングの床材を張替えた場合
- フローリング:約9~11万円
- クッションフロア:約4~6万円
床材の単価がわずかな金額の差であっても、広範囲に使用するとなると大きな金額になりますので、あらかじめ予算を決めておくと選びやすくなりますよ。
リフォームを考えると言うことは、何らかの理由で不便さや不満を感じていると言うことでしょう。原因を整理し、何をどの位の予算でしたいのかをあらかじめ決め2、3のリフォーム業者に見積もりを出してもらいましょう。
リビングリフォームの工期について
リビングをリフォームしたいと考えていても、工事期間がどの程度であるかわからずに躊躇してしまうこともあるのではないでしょうか。
工期はリフォームの規模や種類によって異なりますが、ここではリビングリフォームの工期の目安について紹介します。
ただし、あくまでもここに記載しているものは目安であるため、詳しくは知りたい場合は施工業者に問い合わせて確認しましょう。
リビング増築
リビングと隣室の間にある間仕切りを取り払い、キッチンと一体化させる場合の工期は約5~7日が目安となります。
既存の隣室との接続ではなく、新たに既製品のアルミサンルームを設ける等の増築の場合の工期は約3~5日が目安となります。
床暖房の設置
リビングに床暖房を取り付ける場合の工期は約2~4日が目安となります。
壁・天井の張替え
リビングの壁や天井のクロスを張り替える場合の工期は約1~3日が目安となります。
床・フローリングの張替え
リビングの床やフローリングを新調したり、新たに別の素材に張り替える場合の工期は約2~4日が目安となります。
収納スペースの造作
リビングの壁面に収納スペースを造作する場合の工期は約2~3日が目安となります。
リビングリフォームの注意点
リビングリフォームを行う際は完成後に「イメージと違った」といった失敗に陥らないよう、次の点に注意しましょう。
先にリフォーム箇所を決め、完成形をイメージしておく
どの部分をリフォームするかについてはできるだけ早い段階で決めて、完成後のイメージを描いておきましょう。
リフォームについて業者に相談すると、イラストやグラフィックを利用して完成形のイメージを示しながら提案してくれます。
魅力的な提案を聞いているうちに追加工事も発注し、当初の予算をオーバーしてしまうということがあるかもしれません。
完成形のイメージに従って材質を決めて置くとスムーズ
リフォーム後のリビングのイメージに合う素材は何かといったことを予め決めておくと、業者との話し合いがスムーズに進みます。
自分でしっかりとイメージを持って下調べしておくことで、より自分の希望通りのリフォームを実現することができるでしょう。
リビングリフォーム費用を抑える方法
リビングリフォームの費用を抑える方法としては次のようなものがあります。
複数個所同時に行う
関連するリフォームを同時に依頼することで費用を抑えることができます。
たとえば、フローリングの張り替えを依頼するのと同じタイミングで床暖房を設置する工事も依頼する等です。
床を剥がす手間が1度で済むため、別々にリフォームを依頼する場合よりも費用を安く抑えることができるでしょう。
相見積もりを取る
業者にリフォームを依頼する際は、必ず複数の業者から相見積もりを取得するようにしましょう。
相見積もりを取ることによって他社と金額や提案内容を比較することができ、安くてより良い会社を選ぶことができます。
長く使える素材を選ぶ
リフォームを依頼する際、業者から使用する素材についてどれが良いか選択を求められることがあるかもしれません。
一般的に、高品質な素材は価格が高いことから敬遠されてしまいがちですが、ランニングコストなども考えて選択しましょう。
価格が多少高くとも耐久性の高い高品質な素材を選ぶことによって、長期的に見ると結果として安く済むという場合もあります。
部屋リフォームに対応する優良な会社を見つけるには?
ここまで説明してきた部屋リフォームは、あくまで一例となっています。
「費用・工事方法」は物件やリフォーム会社によって「大きく異なる」ことがあります。
そのとき大事なのが、複数社に見積もり依頼して必ず「比較検討」をするということ!
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