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2021年09月10日更新
窓のリノベーションをする方法
窓をリノベーションする際には、どのような点に注意が必要なのでしょうか?窓リノベーションが可能かどうかを調べる方法と、窓リノベーションの方法のご紹介と、室内窓を導入するメリットなどについて見ていきましょう。
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- 監修者小川愛
窓リノベーションの注意点
窓をリノベーションする際には、いくつか注意しなければならないポイントがあります。
一戸建て住宅の窓リノベーションで注意することは?
施工:山商リフォームサービス
一戸建て住宅で窓のリノベーションを行う場合はまず、構造上窓を変更できるかどうか、または既存の壁を窓に変更できるかどうか注意しましょう。
特に、窓の大きさを変更する場合や室内窓を新設する場合などは、設置を希望する場所に柱があると開口部を確保することができないため、リノベーション工事を行うことができない場合があります。
マンションでの窓リノベーションで注意することは?
マンションで窓リノベーションを行う場合には、施工箇所が共有部分か専有部分かをしっかり把握しておきましょう。
専有部分の場合は特に問題なくリノベーションを行うことができますが、共有部分については基本的に施工が難しいため、室内窓で対処するか、共有部分でも施工できる可能性がある窓ガラスの変更で対処すると良いでしょう。
マンションの場合は、リノベーションできる範囲が管理規約等で定められている場合が多いため、施工前に管理組合や管理会社に問い合わせて工事が可能かどうか確認しておくことが大切です。
窓リノベーションで室内窓を取り入れるメリットとは
室内窓とは、室内の間仕切り壁などに取り付ける窓のことです。
壁とは違い、部屋同士を窓で繋ぐことができるため、風通しを良くしたり、採光性を高めたりすることができます。
また、室内窓には開閉が可能なものと、固定タイプのものがあります。開閉式のものならペットの移動ルートとして利用したり、荷物の出し入れに使用したりすることも可能です。
その他にも、室内窓は間仕切り壁部分に設置する窓のため、マンションの管理規約に引っかかりにくいという点もメリットです。
マンションの場合、隣接する部屋の都合で側面部分に窓を増やすことは難しいため、リノベーションで室内窓を設置することで屋外からの風が玄関側まで通りやすくなり、より快適な空間に作り替えることができるでしょう。
希望別、窓のリノベーション方法
窓のリノベーションでは、目的に合わせて使用するサッシや工事方法を変える必要があります。
断熱・結露予防で窓リノベーションを行う場合
断熱や結露の予防で窓のリノベーションを行う場合には、断熱性能の高いサッシに交換するか、内窓を追加する二重サッシ化を行うと良いでしょう
断熱サッシについては、通常のアルミ製サッシに断熱材を追加して断熱機能を持たせているものの他に、素材そのものに断熱性がある樹脂サッシ、木製サッシなどが用いられています。
また、窓ガラス部分も断熱や結露には重要なポイントです。
夏場の日差しは窓ガラスを抜けて室内を暖めてしまうため、この日差しによる熱を遮ることができる製品を選んで導入すると良いでしょう。
施工費用は窓ガラスとサッシを合わせて1カ所あたり約8万円から。サイズや施工箇所の数によって費用が変わってくるため、まずは業者に見積りを依頼すると良いでしょう。
防音目的で窓リノベーションを行う
防音については、断熱目的で利用される窓ガラスや窓サッシでも一定の効果を得ることができます。
これは、断熱性を重視すると気密性が高まり、音が隙間から漏れるのを防ぐことができるためです。
もし、さらに高いレベルの防音を希望する場合には、内窓を増設する、音の振動が伝わりにくい防音サッシを導入するという形が用いられます。
施工費用は1カ所あたり約10万円からが目安です。
採光目的で窓リノベーションを行う
施工:バレッグス
採光を目的で窓リノベーションを行う場合は、窓を日当たりの良い場所に新設する、開口部を拡張して大きな窓を取り付けるといった方法が用いられます。
もし、構造上の問題でこれらの工事が難しい場合には、内装を光が反射しやすいものに交換すると採光性を高めることができます。
また、窓に貼り付けて施工する「採光フィルム」を導入するのも良いでしょう。
採光フィルムとは、光を屈折させるフィルムで、通常窓から床面に向かって進む日光を曲げ、天井に光を屈折させることができる製品です。
採光フィルムの施工費用は、業者に依頼した場合1カ所あたり約2万円からが相場とされています。
窓そのものの新設、拡張については、1カ所で約20万円からが目安です。
窓リノベーションで風通しを良くする
施工:バレッグス
窓リノベーションで風通しを良くしたい場合には、風が流れる方向に窓を新設する、またはより開口部を大きく取れる窓に変更することや既存の開口部位置から対角線上に新設することが有益です。
また、室内窓を導入して風の流れを作ったりするのも効果的です。
施工費用は、室内窓の新設が約6万円から、窓サッシの変更は約8万円からが相場とされています。
防犯目的で窓リノベーションを行う
防犯目的で窓リノベーションを行う場合は、格子付きサッシや割れにくいフィルムが挟まれている防犯ペアガラス、シャッター等の導入がおすすめです。
また、費用を抑えて防犯性を高めたいという場合には、侵入者が外部から工具で開放することができないよう、窓の鍵をロックできるものに変更すると良いでしょう。
施工費用は格子の取り付けが約4万円から、手動シャッターが約10万円から、窓の交換が約8万円から、鍵の交換は約1万円からが目安です。
デザイン目的で窓リノベーションを行う
施工:バレッグス
室内のイメージを変更したい場合には、内窓や室内窓を新設するリノベーションがおすすめです。
特に、室内窓を新設すると、窓から隣の部屋や廊下を見ることができるので、部屋の広さを変えずに開放感を得ることができます。
また、部屋の高い位置に室内窓を設置すれば天井部分に光が当たりやすくなり、室内をより明るくすることができるでしょう。
室内窓の新設費用については、窓の大きさや場所にもよりますが、1カ所で約6万円から、内窓の増設については、既存の窓に追加する場合で約7万円から、窓全体を交換する場合は約10万円からが相場です。
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この記事の監修者プロフィール
二級建築士、宅地建物取引士。愛知県名古屋市にて高級分譲住宅設計・施工会社に勤務。土地取得からプランニング、施工、販売、お客様のお引っ越し、アフターサービスまでの、住宅に関わる全ての業務に従事。

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