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2021年03月09日更新

【屋根塗装リフォームの相場】基本的費用と塗料費用

屋根塗装リフォームで使用する塗装剤にはいくつかの種類があります。でも、それぞれの特徴が分からないと、どれを選択していいのか迷ってしまいますよね。また塗装会社から見積が届いても、相場を知らないことには、費用が適切なのか判断ができません。屋根塗装の仕上げ材の特徴と相場について詳しくみていきましょう。

屋根塗装リフォームの際なぜ相場の把握が必要なの

【屋根塗装リフォームの相場】基本的費用と塗料費用

屋根塗装リフォームは、費用算定の要素が多岐にあります。塗装の素材によって料金が異なるのはもちろんですが、塗装の対象になる屋根材の種類と形によっても異なってくるのです。

また屋根勾配や屋根形状なども、リフォーム料金が異なる要因になります。これは、たとえ同じ規模の家であっても、屋根勾配(角度)が大きいと屋根自体の面積が広くなるためです。

屋根形状も陸屋根や切妻などと比べて、入母屋屋根や越屋根をつける場合になると、塗装対象になる屋根面積が広くなり複雑な形状になるために料金が高くなります。

このため塗装会社から提出された見積書の金額が、既に屋根塗装を実施した近所の請負金額よりも高いなどと、単純に比較することはできません。

見積書は「単価×屋根面積」で記載されているので、屋根塗装工事の料金が適切なのかを判断するためには、単価で比較する必要があります。

そのためには、1平方メートル当たりの単価の相場を知ることがポイントになります。相場は、見積書の金額が適正なのかを判断する際の目安となるのです。

屋根塗装リフォームで基本的にかかる費用の相場

それでは、屋根塗装を行う場合、どのような作業工程で行われるのかみていきましょう。

合わせて、それぞれの費用相場も押さえていきましょう。

足場

屋根の上で作業を行うため、危険防止と屋根への動線を確保するために、外壁の周囲に鋼製の外部足場を組みます。

作業スペースである足元が不安定なために、2階建て以上の建物であれば、落下防止柵や落下防止ネットを取り付けます。

外部足場の面積は、住宅の外壁の50㎝外側の周長に足場の高さを乗じて算出します。単価の相場は1平方メートル当たり約800円です。

延べ面積が120平方メートル程度の平均的な木造二階建て住宅の場合、15万円~20万円くらいが目安になります。

養生

養生(ようじょう)とは、建物を防護することを指します。

屋根塗装工事における養生は、塗装剤が建物を汚さないように建物の外周を覆います。

また高圧洗浄の際の飛散防止のために屋根周囲に飛散防止シートを取り付けます。

建物の養生の単価は約300円で、ほぼ足場と同じ面積が対象になります。

このため塗装会社によっては、足場料金に養生費を含めた見積書を提出してくる場合もあります。

飛散防止シートは、一式で約2万円です。

高圧洗浄

屋根に付着した塗装や苔などの汚れを洗浄しないと新たな塗装が定着しないため、まず屋根材を高圧洗浄します。

苔やカビが相当にしつこくこびりついていますから、高圧の水で削り落とすような感覚できれいにしていきます。

高圧洗浄の相場は、1平方メートル当たり約300円です。

ケレン(下地補修)

ケレンとは、塗装面を均一にして、表面を滑らかにする作業です。ケレンをすることで塗装の剥がれを防ぐことができます。

カラー鉄板やトタン屋根の場合は、錆落としや古い塗装落としが中心の作業になります。

研磨道具によってしっかりと錆を落とすことによって、凹凸をなくし再び錆が発生しにくい下地を作ることができるのです。

金属製以外の屋根材においては、高圧洗浄で落としきれなかった汚れをしっかり落とします。

汚れを残したままで新たな塗装をすると、汚れが塗装の定着を阻害することになり、剥がれの原因になるからです。

ケレンは主に金属製の屋根の場合に実施します。腐食の状態によって単価が異なってきますが、1平方メートル当たり500円~1000円です。

金属製以外の屋根材の場合は、状態が良ければケレンが必要ない場合があります。

見積書にケレンがない場合は、理由を確認しておいた方がいいでしょう。

また反対に金属製以外の屋根で、見積書にケレンが記載されていた場合においても、なぜケレンが必要なのかの確認が必要です。

下塗り

屋根塗装では、下塗り、中塗り、上塗りの3段階の塗装が行われます。

下塗りには2つの役割があります。ひとつは仕上げ塗装剤が屋根材に染み込むのを防ぐためであり、もうひとつは仕上げ塗装剤と屋根材の密着度を高めるためです。

下塗りの1平方メートル当たりの単価は約600円です。

金属製屋根の下塗りは、錆止め材が施されます。こちらの1平方メートル当たりの単価は約600円です。

見積書に下塗りが省かれている場合は注意してください。たしかに全体の施工費は安く上がりますが、下塗りは塗装の寿命を延ばすためには必須の工程です。

下塗りが抜けていることを指摘すると「仕上げ材が下塗りの役割を果たすから下塗りは不要です。」と説明をする塗装会社があるかもしれません。

しかし、やはり下塗りをしっかり施工した塗装とは歴然とした差が出る可能性を踏まえ、熟慮のうえで判断しましょう。

縁切り

スレート瓦において重要な工程が縁切りです。スレート瓦を塗装する場合、ローラーで塗装していくために、塗装が完了した時点では上下の瓦が塗装剤で塞がれたような状態になっています。

スレート瓦は大雨や風雨の場合、雨水が逆流することがあるのですが、通常は適度な隙間があるため、水が瓦の中でとどまることはありません。

しかしローラー塗装後、そのまま放置しておくと、隙間がなくなっていることから、吹き降りで逆流した雨水が、そのまま瓦の中にとどまってしまうのです。

これを防ぐために塗装後にカッターで塗装を切って縁切りをする必要があるのです。

ただし近年は、カッターによる縁切りはあまり行われていません。

これは作業に手間がかかることと、もし手抜きで縁切りがされなかったとしても、発注者が気づくことができないことが原因です。

このため、現在ではタスペーサーと呼ばれるクリップ状の製品を用いることが主流になってきています。

タスペーサーを下塗り工事後に瓦先に挟むことによって隙間を確保するのです。

この作業によって塗装が完成した屋根に職人が乗り汚してしまうことも避けることができます。

タスペーサーによる縁切りの1平方メートル当たりの単価は約300円です。

屋根塗装またはリフォームの利用者がかける費用はどのくらい?

屋根塗装やリフォームの費用は、塗料や屋根の種類、広さで大きく変わるため、費用の相場を一概に言うことはできません。

そこで、ここでは実際に屋根塗装・リフォームをおこなった事例の費用と工事範囲をご紹介します。

ここでご紹介する費用はあくまで参考として、実際に屋根塗装やリフォーム検討する際には複数の業者に見積もりをとり、きちんと費用を把握した上で依頼するようにしましょう。

屋根の塗装

スレート屋根にウレタン樹脂塗料を使用して屋根を塗装した事例では、約40万円の費用がかかっています。足場代、高圧洗浄代、屋根塗装代一式が含まれた費用です。

こちらの事例は100平方メートルで算出していますが、足場の組みやすさ、屋根の形状・材質などのさまざまな条件によっても費用は変わるため、注意が必要です。

屋根の重ね葺き

金属系の屋根材である「ガルバリウム鋼板」で重ね葺きをした事例では、約150万の費用がかかっています。

こちらも100平方メートルで算出された費用ですが、工法や条件によっても費用は変わります。

なお、瓦屋根の葺き替えを同じ広さで行った事例では、約200万円の費用がかかっています。



屋根塗装リフォームで価格と耐用年数に差が出る塗料の相場

【屋根塗装リフォームの相場】基本的費用と塗料費用

屋根塗装リフォームでは、選択した塗料の種類によって、価格と耐用年数に差が出てきます。

塗料は、見積書の中で「中塗り」と「上塗り」項目に示されますが、それぞれの塗料にはどのような特徴があり、また価格はどれくらいするのでしょうか。順にみていきましょう。

アクリル塗料

アクリル塗装はアクリル樹脂を用いた塗装剤で、透明なので多彩な色を配合することができます。

以前は外壁塗装などでは主力材料でしたが、最近は他の材料が比較的安価で出回るようになったことから、あまり使われることがなくなりました。

アクリル塗料は、現在出回っている塗料の中では、最安値に属しますが、なんといっても耐久年数が5年~8年と短いのが弱点です。

アクリル塗料の1平方メートル当たりの単価は、700円~1000円です。

ウレタン塗料

ウレタン塗装は、塗膜の光沢が光沢に富んだうえに、柔軟性と付着性に優れています。

アクリル塗装に代わり、耐久性の優れた製品として一時期は屋根塗装材の主力となりましたが、シリコン塗装の登場でその座を奪われました。

光沢に富んだ製品でありながら、光沢を保持する期間が短いのも注目されなくなった理由のひとつです。耐用年数は、7年~10年です。

しかし、ウレタン塗装は他の塗装剤と比較して、塗膜が柔らかいことから密着性に優れており、材料の伸縮が激しいトタン屋根との相性がいい塗料です。

ウレタン塗料の1平方メートル当たりの単価は、1,800円~2,000円です。

シリコン塗料

シリコン塗装は、現在の屋根塗装の主力となっています。耐用年数も10年~13年と長く、費用も比較的安価なことから、スレート瓦やセメント瓦の塗装としてよく採用されています。

屋根塗装については、とにかく耐用年数が長ければいいというものではありません。

屋根材の寿命とのバランスが重要なのです。

たとえ耐用年数の長い塗装剤を使用しても、肝心の屋根材にクラック(ひび割れ)が入ると、塗装自体が意味をなさなくなります。

その点シリコン塗装は、費用と耐用年数のバランスが良い塗装剤といえるでしょう。

シリコン塗料の1平方メートル当たりの単価は、2,300円~2,500円です。

フッ素塗料

フッ素塗料は、過酷な環境の屋根であっても、長期間にわたり塗膜効果を持続させます。

フッ素といえば、フライパンのフッ素コーティングを連想される方もいるかもしれませんが、屋根塗装も同様に汚れが付着せず、雨水で容易に流せる効果があります。

フッ素塗装の耐用年数は、15年~20年と大変長く、そのうえ耐熱性や耐寒性にも優れていることから性能面ではとても優れた塗装剤だといえます。

フッ素塗料の1平方メートル当たりの単価は、3,100円~3,500円です。

ピュアアクリル塗料

ピュアアクリル塗料は、アクリル塗料の中にある不純物を取り除き、純粋にアクリルのみで塗装剤にすることで、本来アクリルがもつ耐久性と柔軟性を引き出した塗料です。

耐用年数も15年~20年と長く、柔軟性に富んでいるため、屋根材の伸縮にも対応するためひび割れにも強い種類の塗料です。

ピュアアクリル塗料の1平方メートル当たりの単価は、2,800円~3,300円です。

光触媒塗料

光触媒塗料は、太陽光が当たることにより表面が強い酸性となり、付着した汚れを分解して雨水で流す仕組みになった塗料です。

外壁では使用されることが増えてきましたが、屋根塗料としては今後に期待されるという段階です。

耐用年数は、15年~20年とされています。1平方メートル当たりの塗装単価は、4,000円~5,000円です。

屋根塗装リフォームを塗装会社に依頼する際の留意点とは

屋根塗装リフォームを塗装会社に依頼する際には、最初から一社に限定しないことが重要です。

屋根塗装工事は、いくつかの工程がありますから、塗装会社によっては途中の工程を省く場合があります。

このため複数の塗装会社から見積をとって、工事項目を確認してみます。

項目が同じであれば、1平方メートル当たりの単価を比較して安い方を選択するのがよいでしょう。

屋根塗装の場合、下塗り、中塗り、上塗りの三段階の塗装があります。

しかし発注者にとっては、実際に三段階の塗装をやったかどうかの確認はできません。

この確認方法を複数の塗装会社に質問をして、その回答で誠実さを判断する方法もあります。

会社によっては、各塗装の色を変えるなどの工夫をしてくれることもあります。

同様に縁切りについても、カッター切りをするという塗装会社があれば、どうやって発注者が確認できるのかについて質問をしてみましょう。

複数の塗装会社に見積もりを依頼するといっても、どこの会社に依頼すればいいのか迷ってしまいます。またしつこい勧誘を受けるのも避けたいところです。

そのためには、リフォームサイトを活用して、見積もりが頼めそうな塗装会社を検索するのも有効な方法です。

屋根リフォームに対応する優良な会社を見つけるには?

ここまで説明してきた屋根リフォームは、あくまで一例となっています。

「費用・工事方法」は物件やリフォーム会社によって「大きく異なる」ことがあります。

そのとき大事なのが、複数社に見積もり依頼して必ず「比較検討」をするということ!

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後悔しない、失敗しないリフォームをするためにも、リフォーム会社選びは慎重に行いましょう!

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