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2023年01月04日更新
トイレのリフォーム費用の相場やリフォーム時の注意点は?
トイレリフォームには多くの選択肢があります。しかし、便器の交換や二階への新設など、リフォーム方法ごとに様々な付随工事が発生するため、相場費用がわかりにくいのもトイレリフォームの特徴です。今回は、そんなトイレリフォームの費用を様々な事例ごとにご紹介します。
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- 監修者岩本 祐子
トイレリフォームには、どれくらいの費用がかかるのでしょうか。
トイレリフォームにはリフォーム費用の他にも商品価格がかかります。
費用を安くするには、相見積を取り比較検討することが必要です。
しかし、どこの会社に見積を取れば良いのか迷ってしまいますよね。
ハピすむでは、全国1000以上の優良なリフォーム会社から、コンシェルジュが自分に合う会社を3社選んでくれます。
その3社に見積を取り、比較検討することで費用を安く抑えられます。
こちらから簡単に無料で見積もりが出来ますので、ぜひハピすむのリフォーム費用の無料相見積もりをご利用ください。
他にもトイレリフォームの工期や注意点などありますので、ご紹介致します。
目次
トイレのリフォームのタイミングはいつ?
ほとんどの家庭にあるトイレは陶器製のものが多く使われています。
陶器製のトイレには、基本的に寿命という物はなく、百年でも使っていくことは可能です。
しかし、機能が古くなり、通常のお手入れでは落とせない汚れが出てきた場合は、リフォームを検討するタイミングと考えて良いでしょう。
進化したトイレの機能
機能面では、便座が暖かいものや、ウォシュレットタイプ、蓋の自動開閉式タイプなどは登場していましたが、トイレの素材としてはTOTOの陶器製以外の選択肢はありませんでした。
近年登場したTOTO以外の樹脂性の便器は、汚れがつきにくく、陶器では不可能だった細かい設計も可能になり、さらにトイレの使いやすさを向上させました。
また、洗剤を入れるだけで自動的洗浄が可能なタイプや、節水タイプのものまで、幅広い種類が登場しており、最新のトイレにリフォームするだけで、大きな満足感を得られることは間違いないでしょう。
トイレリフォームの工事費用
トイレリフォームと言っても、便器の交換なのか、便座だけの交換なのか、床や壁、天井全体のリフォームをするかで、必要な工事の内容や総予算は異なります。
まずはトイレリフォームの種類ごとに、工事に必要な費用と、メリット・デメリットをそれぞれ見てみましょう。
なお、価格はあくまでも参考価格ですので、リフォーム時の見積もりの目安としてご参照ください。
便座のみを交換するリフォーム
- 交換工事費用:約5万円
工事費用の内訳
- 便座撤去費用:約2万円
- 便座交換費用:約3万円
そのほか、ウォシュレット機能や便座保温機能など、電源が必要な機能を新たに取り付けると、電源新設工事が約2万円必要です。
冬のヒートショック対策として、暖房便座は特に需要が高いと言えるでしょう。
またオート洗浄、蓋のオート開閉式、ウォシュレット機能などが付いたタイプもありますので、便座を取り替えるだけで、現在お使いのトイレの機能が大幅にアップすることは間違いありません。
便器を交換するリフォーム
- 交換工事費用:約10万円
工事費用の内訳
- トイレ撤去費用:約4万円
- トイレ取り付け費用:約5万円
- 給排水管工事費用:約1万円
最も行われる件数の多いトイレリフォームです。
こちらも電源新設工事が必要であれば、約2万円の追加費用が発生します。
便座のみの交換工事費に比べると割高ではありますが、最新のトイレには標準で節水機能が搭載されており、数年間で節約できる水道代で、すぐに工事費用を回収することが可能です。
トイレの便器を交換するリフォーム費用のより詳しい記事はこちら
便器の交換+内装リフォーム
- 交換工事費用:約20万円
工事費用の内訳
- トイレ撤去費用:約4万円
- トイレ取り付け費用:約5万円
- 給排水管工事費用:約1万円
- 壁クロス張替え費用:約6万円
- 床クロス張替え費用:約5万円
床材や壁クロスなども年月が経てば、汚れや黒ずみが気になってくる場所です。
これらも思い切ってリフォームすると、トイレはまったく別空間に生まれ変わります。
防水製の壁クロスと床材を選ぶことになるため、通常の内装工事に比べて、費用は若干高めになります。
また、電源新設工事の約2万円も忘れないように押さえておきましょう。
また、トイレの壁を広げる内装工事を行う場合、隣に浴室があると制約が生じることがあります。
トイレの隣にあるのが在来工法のお風呂や洗面台であれば、壁の移動や床材の張替えは比較的容易です。
しかし、ユニットバスでは壁の移動ができませんので、設置トイレのサイズを小さくしなくてはなりません。
和式トイレから洋式トイレへの交換リフォーム
施工:バレッグス
- 交換工事費用:約40万円
工事費用の内訳
- トイレ撤去費用:約4万円
- トイレ取り付け費用:約5万円
- 給排水管工事費用:約1万円
- 壁クロス張替え費用:約6万円
- 床クロス張替え費用:約5万円
- 床段差解消工事費用:約20万円
- 電源新設工事費用:約2万円
和式から洋式に変更する場合は、洋式トイレのサイズが空間に納まることを確認しておきましょう。
また、和式トイレ特有の段差も工事で無くさなければなりません。
また、和式トイレしか入らない狭いトイレスペースには、トイレットペーパーや掃除用具を入れる収納が確保できない恐れがあります。
カウンターや吊戸棚の設置などで、収納スペースを別途用意しておきましょう。
和式トイレから洋式トイレへの交換リフォームにかかる費用のより詳しい記事はこちら
二階にトイレを増設するリフォーム
施工:バレッグス
- 工事費用:約40万円
工事費用の内訳
- トイレ取り付け費用:約5万円
- 給排水管工事費用:約2万円
- 壁クロス張替え費用:約6万円
- 床クロス張替え費用:約5万円
- 電源新設工事費用:約2万円
- 壁解体増設費用:約20万円
既存の物置などの空間を二階のトイレスペースとして再利用できる場合は、新たに壁を解体・増設する費用が発生しないこともあります。
また、一階のトイレより離れた位置にトイレを設置する場合、給排水管の大掛かりな延長工事が発生し、約5万円の追加費用が発生します。
また、タンクレストイレは二階に接地すると水圧が不足することがありますので、必ずリフォーム前に水圧調査を行い、必要であれば水圧ブースターを別途購入しておきましょう。
トイレのリフォームが得意なリフォーム会社を探すには
自分が住んでいる地域でトイレのリフォームをしてくれるリフォーム会社を知りたい場合は、リフォーム会社紹介サービスを使うと良いでしょう。
リフォーム会社紹介サービスの「ハピすむ」は、お住まいの地域やリフォームのニーズを詳しく聞いた上で、適切で優良なリフォーム会社を紹介してくれます。
運営会社のエス・エム・エスは、東証プライム上場企業なので、その点も安心です。
タンクレスとタンク付きトイレの価格差
背面にタンクのないタンクレストイレと、手洗い場が付いたタンク付きトイレを比べると、高い節水機能やデザイン性に優れたタンクレストイレの方が、若干価格は高くなります。
しかし、タンクレストイレは必ず手洗い場をトイレ内に設置しなくてはなりませんので、タンク式からタンクレスへのリフォームでは、手洗い場の設置費用が発生します。
- 手洗い場新設機能:約15万円
つまり、タンクの有無自体には大きな価格差はありませんが、手洗い場の新設が必要かどうかで、タンクレストイレのリフォームの総費用は、タンク付きに比べて約15万円高くなります。
既設の洗面台がトイレのすぐ近くにある間取りであれば、手洗い場として利用することも可能です。
トイレリフォームの費用相場
それでは、以下からはトイレリフォームの総費用を、様々なリフォームの種類ごとに見ていきましょう。
なお、便座交換以外のトイレの価格は、各メーカーのミドルクラストイレの平均価格から、販売価格を想定して、3割値引きされた金額を使用しています。
・ミドルクラストイレの販売価格:約20万円
便座のみを交換するリフォーム
・工事費用:約10万円
・商品価格:約4万円
合計:約15万円
便器を交換するリフォーム
・工事費用:約10万円
・商品価格:約20万円
合計:約30万円
便器の交換+内装リフォーム
・工事費用:約20万円
・商品価格:約20万円
合計:約40万円
和式トイレから洋式トイレへのリフォーム
・工事費用:約40万円
・商品価格:約20万円
合計:約60万円
二階にトイレを増設するリフォーム
・工事費用:約40万円
・商品価格:約20万円
合計:約60万円
タンク式をタンクレストイレに交換し、手洗い場を新設するリフォーム
・工事費用:約25万円
・商品価格:約21万円
合計:約45万円
トイレのリフォーム費用が高くなるケースとは?
和式から洋式のトイレへのリフォーム
和式のトイレから洋式のトイレへのリフォームは、ただ便器を取り換えれば済むというわけにはいかないため、リフォーム費用が高くなります。
床の段差をなくす工事が必要になるほか、床材などの内装工事や配管工事も必要なので、工費だけでなく工期も長くなります。
タンクレストイレと手洗いを同時に設置
トイレがすっきりと見えて人気のタンクレストイレですが、トイレの設置に加えて、手洗いカウンターも新たに設置するとなると、二つの工事をしなくてはならないため費用がかかります。
さらに内装工事も必要となるため、60万円前後ほどの費用がかかるでしょう。
電気工事も必要となるケース
ウォシュレットタイプのトイレや暖房機能を付けたいけれどコンセントがトイレにない場合、トイレリフォームに電気工事も加わるため費用がかかります。
電気工事は電気工事業者が行うため、その分割高になります。
トイレのリフォーム費用を抑えるポイント
トイレのリフォーム費用を安くしたい場合には、次のようなポイントを検討してみましょう。
トイレリフォームに強い業者に依頼
リフォーム業者によってはトイレのリフォームが強い、またはトイレリフォームを専門とする業者にリフォームを依頼すると、費用が安くなることがあります。
なぜならトイレリフォームに強い業者とはトイレ関連のメーカーなどと繋がりがあるため、安く商品を仕入れられることがあるからです。
グレードを落とす
便器や床材、壁材など、トイレリフォームに必要なもののグレードを落とせば、リフォーム費用は安くなるでしょう。
機能や仕様がよくなれば単価が上がりますが、逆にグレードを下げることで単価も下がります。
ただこの場合に気をつけたいことは、安くすることばかりを考えてグレードを落としすぎた結果、納得のいくリフォームができないことです。
こうしたトラブルを避けるためには、トイレリフォームでしたいことをリストアップして優先順位を付け、優先順位の高い条件を加味してグレードを決めることをおすすめします。
そうすることで、後悔をしないリフォームができるでしょう。
トイレリフォーム前に確認するべきことは?
トイレをリフォームする前に確認すべきことが6点ありますので、ご紹介します。
リフォーム工事までの流れに関すること
リフォーム工事の流れは、①リフォーム業者選定、②現地調査、③見積とプランの比較という流れです。
一通りの流れを確認しておきましょう。
①はリフォームしてもらう業者を選びます。
その際にはハピすむを活用することをおすすめします。
②はどのようなリフォームが可能なのかなど、全体的にリフォーム箇所の確認をします。
またその確認によって正確な見積もりを出します。
③は、②によって出された見積もりをもとに比較検討を行い、納得できるプランを選びます。
リフォームで使える予算に関すること
リフォームで使える予算を予め確認しておきます。
どれくらの予算が使えるかにより、リフォームのプランが変わります。
リフォーム業者とよく話し合い、自分の希望をしっかりと伝えます。
ただし予算的に厳しい場合もあるため、バランスを取ることが大切です。
リフォームで使える予算をリフォーム業者に伝えることで、予算と希望のバランスを取ったプランを提案してもらえます。
そのため、リフォーム業者選びは重要です。
しっかりと相談できる業者を選びましょう。
便器のサイズに関すること
便器のサイズを確認しておき、室内の大きさに合わせて交換する便器のサイズを選びます。
便器が大きすぎるとトイレ内のスペースが狭くなり、小さすぎると利用しにくくなります。
そのため、現在の便器の大きさを確認しておきましょう。
床材に関すること
トイレの床材をどのようにするかについて確認しておきます。
清掃がしやすい床材か、アンモニア水・洗剤に強い床材かなど選ぶポイントがいくつかあります。
またデザインも決定する際のポイントになるので、希望する床材やデザインについて考えておきましょう。
排水方式に関すること
トイレの排水方式には、床排水と壁排水があります。
自分が利用しているトイレはどの排水方式になるのかを確認して、同じ排水方式がである便器を選ぶ必要があります。
床排水では、汚水を流す配管がトイレの下から床を通っていきます。
床排水には排水芯があり、この排水芯が合う便器やフレキシブルに対応できるリフォーム用の便器を選びます。
壁排水では、汚水を流す配管がトイレの後ろにある壁に向かって伸びています。
壁排水には排水高があり、この排水高が合う便器を選びます。
床排水か壁排水かをまず確認し、その後排水芯と排水高にあった便器を選ぶ必要があります。
管理規約に関すること
賃貸物件の場合は、リフォームする際に管理組合への確認や届け出が必要になる場合があります。
勝手にリフォームしてしまうと、トラブルの元になりますので、必ず確認しておきましょう。
トイレリフォームの工事期間は?
トイレリフォームの工事期間についてご説明します。
ただ、どのような工事をするのかによって工事期間は大きく変わります。
あくまで目安としての期間をご紹介します。
便座の交換
便座の交換には、約2〜3時間程度かかります。
交換の難易度は高くなく、自分で取り付けることも可能です。
しかし追加で部材や工具が必要となる場合もあるため、自分で取り付ける場合は予め確認して用意しておくか、業者に依頼しましょう。
特に電気工事が新たに発生する場合は業者への依頼が必要です。
トイレ本体の交換
トイレ本体の交換には、約2〜3時間かかります。
システムトイレへの交換は約半日〜1日かかります。
システムトイレとは、トイレ内にキャビネットが設置されていたり、別途専用の手を洗う場所が設置されているトイレのことです。
床・壁の改修
床や壁の張り替えは、約1〜3時間程度かかります。
床のクッションフロアや壁紙は、便器を外した状態で行うことで綺麗に仕上がります。
また床や壁の張り替えは職人の手作業のため、床材がはがれにくい場合はもう少し時間がかかってしまいます。
和式から洋式トイレへのリフォーム
和式から洋式トイレへのリフォームには、約2〜5日かかります。
解体撤去及び配管工事、内装工事、トイレ本体設置といった行程が必要であり、時間がかかってしまいます。
また上記に加えてコンセント設置のための電気工事も必要になります。
バリアフリー化でトイレを広くしたり新設する場合
バリアフリー化でトイレを広くしたり新設する場合は、約3~5日かかります。
配管の設置や間取りの変更がない場合です。
配管を新設する場合には約1週間かかります。
また間取りの変更が必要な場合は約2週間かかるので、間取りの変更をどこまでするのかによって、工期は変わります。
トイレリフォーム工事期間中のトイレはどうすればいいのか?
トイレリフォーム工事期間中のトイレはどうすれば良いのでしょうか。
日数別にご紹介します。
1日未満で終わる場合
1日未満で工事が終わる場合は、工事が始まる前にトイレに行っておき、用をすませておきましょう。
短い時間で工事が終わる場合は、水が使えない時間が5分など短時間なことも多いです。
また工事の時間が少し時間が長くなる場合は、近所の公衆トイレや施設のトイレを利用させてもらいましょう。
さらに携帯用トイレを準備しておくとより安心です。
1日以上かかる場合
1日以上かかる場合はトイレができないと困ります。
工事が長引く場合は、仮設トイレを準備してもらえることもあります。
ただしレンタルになるため、レンタル費用がかかってしまいます。
工事が1日以上かかる場合は、リフォーム業者が何かしら考えてくれていることが多いので、一度相談してみましょう。
賃貸マンションのトイレリフォームのメリット
賃貸マンションの維持管理において、トイレのリフォームはタイミングの見極めが難しいものです。
あるいは、現在賃貸マンションにお住まいで、トイレの原状回復義務についてお悩みの方もいらっしゃるかもしれません。
賃借人の原状回復義務
国土交通省では、原状回復のガイドラインを定めており、その中で「賃借人(部屋を借りていた人)は経年劣化によって生じる自然損耗は負担しなくても良い」としています。
つまり、定期的に掃除を行っても汚れが蓄積していくトイレは、退去の際、賃借人は古いトイレの交換や消毒の費用を負担する必要はないとされています。
賃貸こそトイレリフォームを行うべき理由
しかし、天井の電球を交換するために便器の上に乗るなど、過失によってトイレを壊した場合や、定期的な掃除を怠って汚れを著しく進行させてしまった場合は、賃借人がトイレの交換費用を負担しなくてはなりません。
さらに、少しの負荷で壊れてしまうようなトイレをいつまでも設置し続けていると、破損の責任がどちらにあるか、トラブルの原因になってしまいます。
賃貸マンションのトイレリフォームのタイミングとしては、以下のようなものがあります。
- 入居を迷っている内覧者に、トイレリフォームの実施をアピールする
- 全室のトイレリフォームを近年実施したことを、物件情報サイトに掲載する
- トイレリフォーム費用を修繕費として計上し、節税に繋げる
ただし、自動洗浄機能やウォシュレット機能付きなど、トイレの機能をリフォーム前よりも高めた場合は、修繕費ではなく「資本的支出」とみなされることがあります。
資本的支出とみなされたトイレリフォーム費用は、法定耐用年数にもとづいて15年間分割して減価償却しなければならず、すぐに大きな節税効果を生み出すことはできませんので注意しましょう。
トイレリフォームの注意点は?
トイレリフォームの注意点を5点ご紹介します。
トイレリフォームプランの考え方
新しいトイレをどのようにしたいのかについて、まずは考えます。
今のトイレの不満を考えると、どのようなトイレにしたいのか思いつきやすいです。
トイレリフォームプランを考えるポイントとしては、①広さ、②掃除のしやすさ、③収納、④バリアフリーについてです。
①は、スペースに対して、便器の大きさを小さくすることで狭さを解消できます。
現在はコンパクトなサイズの便器もあるので、スペースを広げなくても広さが調節可能です。
②は、便器や床材・壁材が掃除しやすいものを選びます。
汚れがつきにくいものもあります。
③は、収納スペースを作るかどうかも考える必要があります。
限られたスペースを有効活用します。
④は、手すりをつける、段差をなくすといったバリアフリーをどうするのか考えます。
今は必要なくても、将来必要になる可能性があります。
トイレの位置変更について
トイレリフォームでトイレの位置を変更するときは、排水管の経路がポイントになります。
水は勾配に沿って流れていきます。
そのため、トイレの位置を移動させる時には、水が流れるように勾配が緩くならないようにしなければなりません。
もし勾配が緩いと、水が流れずトイレが詰まってしまう可能性があります。
勾配を設けるということは、床を上げる工事が必要です。
間取りによっては、制約を受ける可能性があります。
つまり、十分な勾配が確保できるかどうかでトイレが設置できるかが決まります。
給排水工事について
給水管がライニング鋼管など管の一部に鉄を使用している給水管だと鉄部分が錆びてしまっており、劣化している可能性があります。
そのため、リフォーム工事をする際に錆びていないかを確認しておく必要があります。
樹脂製配管は鉄製や銅製と異なり、錆びにくく耐久性があります。
トイレのリフォーム工事をする際に樹脂製配管に変えておくと、何度もリフォームしなくてすみます。
リフォームが終わってから劣化による給水管の水漏れに気づき、リフォームをやり直すはめにならないように気をつけましょう。
また排水管についても汚れなどがないか確認して、汚れているようなら洗浄を行い、綺麗にしておきます。
電気工事について
電気工事もトイレリフォームを行う際に必要な場合があります。
①ウォシュレットの電源用のアース、②換気扇の新設、③暖房用の専用コンセントの3つです。
①は、古いお家ではトイレに電源用のアースがついていないことがあります。
ウォシュレットは電化製品のため、アース線が必要です。
アースがない場合、トイレリフォームをする際に取り付ける必要があります。
②は、古いトイレには換気扇がついていないことがあります。
換気扇は空気の入れ替えをするために必要です。
窓を開けても換気はできますが、プライバシーや気温の問題が起こってしまいます。
そのため、換気扇をつけることも検討すべきです。
③は、暖房器具は電力消費が大きいため、ウォシュレット用コンセントとは別にコンセントを用意する必要があります。
暖房器具用のコンセントが必要です。
見積の見方について
トイレリフォームの見積は、①仮設工事費、②撤去処分費、③内装工事費、④電気工事費、⑤製品取付費、⑥諸経費がかかります。
①は必ず発生しますが、⑥と一緒に請求される場合があります。
②は業者によってそんなに差がでない費用です。
④は、和式トイレからウォシュレット付きのトイレにリフォームする場合など必要になります。
⑤は、総額の約6〜8割を占める費用です。
見積ができた時には、他社と比較をしっかりと行います。
比較することで必要以上に高い見積になっていないかどうか、確認できます。
また相場を調べるなどして適正価格を把握しておきます。
そうすれば、適正価格以上の見積を見分けられます。
おすすめのメーカーの人気トイレは?
おすすめのメーカートイレをご紹介します。
TOTO
商品名 | 価格(税込み) | おすすめポイント |
---|---|---|
ピュアレストEX | 334,400円~340,890円 | 節水性が高い、 便器にフチがなく掃除しやすい、 効率的な洗浄 |
GG/GG-800 | 331,320円~337,920円 | 節水性が高い、 自動でミスト噴射、 オート開閉 |
LIXIL
商品名 | 価格(税込み) | おすすめポイント |
---|---|---|
アメージュZAシャワートイレ | 226,600円~ | 汚れがつきにくい便器、 女性専用ノズル、 お手入れがしやすい |
リフォレ | 277,200円~ | キャビネット付き、 デザイン性 |
パナソニック
商品名 | 価格(税込み) | おすすめポイント |
---|---|---|
アラウーノS160 | 267,000円~ | 泡と水流で汚れを落とす、 ハネ、 タレ、 モレを防ぐ |
アラウーノL150 | 377,000円~ | 豊富なカラーバリエーション、 オゾン水で自動除菌、 脱臭機能 |
タカラスタンダード
商品名 | 価格(税込み) | おすすめポイント |
---|---|---|
ティモニU | 148,500円~ | コンパクトサイズ、 掃除がしやすい、 節水・節電性が高い |
ティモニF | 125,400円~ | スタイリッシュなタンク、 掃除がしやすい |
トイレリフォームでおすすめの業者の探し方・選び方
トイレリフォームでおすすめの業者の探し方・選び方をご紹介します。
過去の施工実績から選ぶ
過去の施工実績を確認します。
リフォーム業者といっても、得意な分野・取り扱いのある分野は違います。
トイレリフォームをよく施工していて、得意なリフォーム業者を選びましょう。
リフォーム業者は得意な工事は完成度が高く、費用も安くなります。
反対に不得意な工事は完成度が低く、費用が高くなってしまいます。
不得意な工事は外注しているからです。
また過去の施工事例を見て自分の希望するトイレに近いものを探すと、理想のトイレイメージを伝えやすくなります。
そのため、理想通りのトイレリフォームをしてもらえます。
自社で施工している業者から選ぶ
建設業界は下請けに任せることが多い業界のため、契約だけして下請けに仕事を完全に任せる業者も少なからずいます。
下請けに仕事を任せると自社で管理できない、把握できないことが増えてしまいます。
つまり、何かあったとしても迅速に対応してもらえなかったり、対応してくれないことがあります。
また下請けに仕事を任せると中間マージンが発生し、費用が高くなってしまいます。
そのため、下請けに仕事を任せるのではなく、自社で施工している業者を選びます。
工事の各部門のチームがしっかりと構築されていて、自社責任の元、施工してくれる業者に頼みましょう。
コミュニケーションを取りやすい業者から選ぶ
トイレリフォームを成功させるには、リフォーム業者との意思疎通が欠かせません。
リフォーム業者とコミュニケーションを取り、しっかりと自分の理想のトイレについて伝えておく必要があります。
出来上がりイメージを共有していないと、リフォームが終わった後にイメージと違うトイレができてしまい後悔することになります。
せっかくのリフォームが台無しになってしまいます。
そうならないためにも、コミュニケーションを取りやすい業者を選び、しっかりと話し合いをすべきです。
相見積もりを取ってから業者を選ぶ
リフォーム業者によって、トイレリフォームの費用は変わります。
業者によっては高すぎる価格を提示してくる業者もいます。
そのため、相見積もりをとり、適正な価格で施工してくれるリフォーム業者を選ぶ必要があります。
しかし、自分でリフォーム業者を探すのは手間ですし、中々難しいです。
そこでハピすむを活用することをおすすめします。
ハピすむでは、全国1000以上の優良なリフォーム会社から、コンシェルジュが自分に合う会社を3社選んでくれます。
その3社に相見積もりを取り、比較検討をします。
自分に合うリフォーム業者に相見積もりを取った上で比較検討をし、業者を選べるのでおすすめです。
こちらから簡単に無料で見積もりが出来ますので、ぜひハピすむのリフォーム費用の無料相見積もりをご利用ください。
トイレリフォームに対応する優良な会社を見つけるには?
ここまで説明してきたトイレリフォームは、あくまで一例となっています。
「費用・工事方法」は物件やリフォーム会社によって「大きく異なる」ことがあります。
そのとき大事なのが、複数社に見積もり依頼して必ず「比較検討」をするということ!
この記事で大体の予想がついた方は次のステップへ行きましょう!
「調べてみたもののどの会社が本当に信頼できるか分からない…」
「複数社に何回も同じ説明をするのが面倒くさい...。」
そんな方は、簡単に無料で比較見積もりが可能なサービスがありますので、ぜひご利用ください。
大手ハウスメーカーから地場の工務店まで全国1000社以上が加盟しており、トイレリフォームを検討している方も安心してご利用いただけます。
一生のうちにリフォームをする機会はそこまで多いものではありません。
後悔しない、失敗しないリフォームをするためにも、リフォーム会社選びは慎重に行いましょう!
この記事の監修者プロフィール

atelier comado
岩本 祐子 大学卒業後、建築設計事務所にて主に住宅、公共建築、店舗、マンションの設計に10年以上関わる。
住宅においては、基本設計から監理業務まで一連のフローに携わる。
その後大手インテリア関連企業にて7年間インテリアとリノベーションをメインに業務の幅を広げる。
現在代表をしているatelier comadoでは、インテリアコーディネート、リノベーション、住宅設計をメインに活躍中。

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