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2022年10月07日更新

外壁カバー工法(重ね張り)の費用・施工方法・ポイントをご紹介します!

外壁カバー工法で住宅の外壁をリフォームする場合、費用はどれぐらいかかるのでしょうか?カバー工法を用いた外壁リフォームの特徴と、工事の流れ、リフォーム費用の目安、カバー工法を用いることで得られるメリットなどをご紹介していきます。

外壁のリフォームには様々な工法があることをご存じでしょうか。

この記事では数ある工法のうちの一つ、カバー工法についてご紹介します。

カバー工法とはどのような工法なのか、知っておきたいメリット・デメリットや、どのような場合にカバー工法がおすすめなのか、また費用相場や実際のリフォーム事例についても詳しくご紹介します。

外壁のリフォームを考え中で、カバー工法に興味のある方は是非読んでみてください。

外壁カバー工法とは?

外壁カバー工法とは、モルタルやサイディングなどで作られた住宅外壁に、新しいサイディングボードを重ね張りしてリフォームを行う工法です。

ほとんどのサイディングボードの耐用年数は30年で経年劣化で塗装などではリフォームできなくなっているので上から重ねてしまおうと言う工事です。

既存の外壁をそのまま残して施工することができるため、解体および廃材を処分する手間がかからず、比較的短期間で安価に外壁リフォームを行うことができるでしょう。

サイディングボードには窯業系サイディングや金属サイディング、木材サイディングなど、色々な種類がありますが、重ね張りで用いられるのは薄くて強度の高い金属サイディングが主流となっています。

これは、カバー工法では既存の外壁材を残したまま施工するため、窯業系サイディングや木材サイディングでは外壁の重量が増えすぎてしまい、耐震性が低下することが理由です。

外壁のカバー工法と他の工法との違いとは?

外壁のリフォームには、カバー工法と張替え、外壁塗装の3種類があります。

それぞれ紹介していきましょう。

カバー工法

今ある外壁を解体せず、その上に新しい外壁を張るのがカバー工法です。

重ね葺き(かさねぶき)ともいいます。

カバー工法を行うと、外壁の耐久性・防水性が上がり、見栄えも改善されることがメリットです。

ただし外壁が2重張り状態になるため、外壁下地の通気性を確保できない場合もあり、施工方法には十分な注意が必要です。

撤去費用・廃材処理費がほとんどかからないため、リーズナブルな方法です。

また、今の外壁にアスベストが使われていて、特殊処理撤去費用を抑えたい人にも向いています。

一方で、外壁の重みが増すため構造体への負担は大きくなるというデメリットも見逃せません。

修理に火災保険が使えないことも頭に入れておきたいものです。

張替え

張替え工法は、これまでの外壁材を解体・撤去して、新しい外壁材を張る工法です。

建物の外観を美しくして、耐久性や防水性を高められます。

一度、外壁材を解体するため、下地材補修もできるのがメリットです。

金属系だけでなく窯業系など、外壁材を自由に選べます。

デメリットは、カバー工法よりも工期が長くなり、費用が高いという点です。

外壁塗装

外壁塗装は、現状の外壁の上から塗装する方法です。

塗料には様々な種類があり、種類によって得られる効果が異なってきますが、主なものとして防水性や耐候性、耐汚性や防カビ性などが挙げられます。

外壁塗装のメリットは何と言っても工期が短く費用も抑えることができる点でしょう。

また、自分好みの色を使用することもできます。

しかし、外壁の状態によっては、そのままの状態に塗装を行うことができない場合があります。

外壁塗装は外壁表面の保護力を高めることは可能ですが、それは適正な下地の上に塗装することが前提です。

既にあるひび割れなどの劣化箇所がある場合は、その修復と下地補修を行なった上で塗装することが求められます。

劣化した状態のままの下地に塗装を行ってしまうと、塗装することにより求められる効果が得られないばかりでなく塗装が剥がれてしまう恐れがあります。

外壁のカバー工法のメリット

外壁をカバー工法でリフォームすることのメリットについて見ていきましょう。

張り替え工法よりも費用を抑えることができる

通常、外壁を張り替える際には、現状の外壁を解体撤去するところからスタートします。

撤去する手間や材の処分費などが発生する分、費用も高くなります。

カバー工法では、既存外壁を撤去する必要がないため、その分張り替え工法よりも費用を抑えることが可能です。

断熱性や防音性が良くなる可能性がある

カバー工法では、既存の外壁を残したまま、その上から新しい外壁を重ね張りしていきます。

外壁が二重構造になるため、建物の断熱性や防音性が高まることが期待できます。

建物の断熱性が高まることで、多少なりとも室温が保たれやすくなり、光熱費の節約にもつながると言えるでしょう。

もとの外壁表面が傷ついていても綺麗に隠すことができる

既存の外壁が傷ついてしまっていても綺麗に隠すことができるという点もカバー工法のメリットです。

ひび割れなどの劣化が激しい場合、外壁塗装ですとまずは傷を修復してから塗装を行う必要があります。

その際に塗料の種類によっては修復した傷を隠すことが難しい場合もありますが、カバー工法ですと、張り替えをすることなく外壁の傷を隠すことができ、既存の外壁の材質とは異なる材質に変えることも可能です。

外壁のカバー工法のデメリット

次に外壁をカバー工法でリフォームする際のデメリットについて見ていきましょう。

工期が比較的長め

カバー工法は工期において、塗装と比べると比較的長めにかかる傾向にあります。

とにかく早く工事を終わらせたいという方にとっては、デメリットの一つになるでしょう。

費用が高額になりやすい

カバー工法は張り替え工法と比べると費用を抑えることができますが、それでも平均しておよそ約160万円〜の費用がかかってきます。

もちろん建物の状況や使う材料などによっても大きく異なってきますが、外壁塗装ではおよそその半分程度の費用で工事を行うことができるため、カバー工法を行う際には費用についてよく検討した方がよいでしょう。

建物の重量が増える

カバー工法では、既存の外壁に新しい外壁を重ねる分、建物全体の重量が増えることになります。

耐震性の面からも外壁材の重量はなるべく軽くすることが望ましいとされています。

カバー工法を行う際には、建物の重量が増えることによって耐震性に大きな影響がないかどうかを確認することが大切です。

カバー工法で外壁をリフォームした事例

カバー工法で外壁をリフォームした事例について画像と共にご紹介します。

モルタル外壁のひびを補修し、カバー工法で外壁を仕上げた事例

リフォーム費用約100万円~約300万円
工期約1カ月

モルタルとは、砂と水とセメントを混ぜて作った外壁材のことを言います。

モルタル外壁はデザイン性が高く耐火性にも優れていますが、その一方で表面にひび割れが生じやすかったり、汚れやカビなどが発生しやすいという面もあります。

この事例では表面に生じていたひび割れを修復し、その上からカバー工法を行ったことでひび割れの修復痕や既存の外壁の汚れなどを隠し、綺麗なサイディング外壁が施工されています。

外壁を美しくするため金属サイディングでカバー工法を行った事例

リフォーム費用約100万円~約300万円
工期約1カ月~約2カ月

こちらは、金属サイディングでカバー工法を行い、外壁を新しくした事例です。

カバー工法によって、劣化が目立っていた既存の外壁を隠し、以前の外壁とは異なる材質の外壁材を使うことで建物全体の雰囲気を大きく変えることができました。

コケや亀裂で傷んだ外壁に金属サイディングでカバー工法を行った事例

リフォーム費用約100万円~約300万円
工期約1カ月

既存の外壁はモルタルの外壁で、表面にコケや汚れ、亀裂が目立っていました。

金属サイディングでカバー工法を行ったことにより、それらの汚れやひび割れを隠し、新築のような綺麗な外壁へと一新した事例です。

外壁のカバー工法のリフォーム費用相場

外壁のカバー工法によるリフォームの費用相場と工期の目安について見ていきます。

費用は建物の状況や、使用する外壁材などにより異なってきますが、一般的に外壁1㎡あたり約9,000円〜約13,000円、30坪の住宅でおよそ約140万円〜約200万円が費用相場となっています。

工期の目安についても、30坪の住宅でおよそ約3週間、屋根も加わると約1カ月が目安となっています。

外壁のカバー工法にかかる費用の内訳は?

外壁のカバー工法にかかる費用は、一般的な30坪の住宅で約160万円~約220万円といわれます。

しかし、施工費用は、住宅の坪数・外壁材・施工会社によって大きく左右されるものです。

ここから紹介する費用の相場は、あくまでも目安とお考えください。

足場設置:約15万円〜約20万円(約700円/平方メートル)

足場の設置は、平方メートル単価で計算されます。足場の設置は外壁工事・屋根工事でも必要になるため、リフォームする際は、外壁と屋根を一度に工事するケースも多いでしょう。

シート養生:約8万円〜約12万円

工事中のコーキングや塗料で、工事しない窓サッシや玄関タイルが汚れないように、シート養生を行います。

防水シート:約4万円〜約6万円

防水シートとは、外壁材の下に施工するシート状の防水層です。

下地設置:約20万円〜約25万円(約750円〜約1,870円/平方メートル)

下地設置費に含まれるものは、胴縁など外壁の下地に使われる材料と、その設置費用です。

土台水切り設置:約5万円〜約7万円

外壁と基礎の間に取り付ける、水切りという金物の設置費用です。

サイディング材:約55万円〜約75万円(約3,000円〜約10,000円/平方メートル)

サイディング材の種類によって、金額が変わります。

重ね張り作業:約30万円(約2,500円〜約3,200円/平方メートル)

重ね張り作業費には、職人の手間代が含まれます。

シーリング:約25万円〜約35万円(約900円〜約1,200円/平方メートル)

サイディングとサイディングの間の目地材の金額です。

カバー工法か張替えか外壁塗装か、外壁リフォームの判断基準とは?

下記の場合は、外壁のカバー工法が最適です。

        
  • 建物の構造体や外壁の下地材に問題がない
  • 工期を短くしたい
  • できるだけ費用を抑えたい
  • 現在の外壁材はモルタル外壁
  • 現在の外壁材にアスベストが使われている

現在の外壁材に、大きな損傷がなく建物の構造体や下地材にも問題が考えられない場合は、カバー工法が最適です。

下地をやりかえる必要がないため、作業の手間が少なく工期を短くできます。

そして、外壁撤去費用がかからないため費用を抑えられるでしょう。

また、外壁がモルタル外壁だと張替えができないため、カバー工法をおすすめします。

古い外壁材にアスベストが使われている場合は、撤去費用・産業廃棄物処理費用がかからないカバー工法を選んだ方が価格を抑えられるでしょう。

外壁の張り替えが向いている場合とは?

現在の外壁に大きな劣化が見られる、またその劣化が雨漏りなど建物内部へも影響を与えている場合には張り替えをおすすめします。

外壁自体に大きな劣化がある場合には、塗装で修復することはできません。

又、劣化が建物内部まで影響を及ぼしている場合には、カバー工法で新たに外壁材を重ね張りして見た目だけ綺麗にしたとしても内部の老朽化を止めることにはつながりません。

また、建物自体の築年数が古い場合にも、張り替えがおすすめです。

外壁塗装が向いている場合とは?

外壁塗装は、外壁自体に大きな劣化などがなく、建物の築年数も浅い場合におすすめです。

外壁塗装で十分対応可能な外壁のひび割れの目安としては、幅が0.3mm以下の場合です。

外壁塗装には、外壁表面の保護機能を向上させる効果はありますが、表層よりも内部側にある劣化を修復する効果は期待できません。

0.3mmをこえるひび割れがある場合には、まずはひび割れを補修してから塗装を行うか、もしくはそのほかの工法を検討しましょう。

外壁のカバー工法で選択できる素材の違いとは?

外壁のカバー工法で選択できる外壁材には、下記3つがあります。

費用耐久年数メンテナンス性
窯業系サイディング約4,000円〜約6,000円/平方メートル約20年~約40年
金属サイディング約6,000円〜約20,000円/平方メートル約20年~約40年
木材サイディング約8,000円〜約15,000円/平方メートル約15年〜約30年

それぞれの特徴を詳しく紹介していきましょう。

窯業系サイディング

費用約4,000円〜約6,000円/平方メートル
耐久年数約20年~約40年
メンテナンス性

窯業系サイディングは、セメント質と繊維質原料でできています。

防火性・耐震性・防水性に優れたバランスの良い外壁材です。

重量があるためカバー工法で使われる例は少なく、新築の際や、張替えに選ばれることが多いでしょう。

金属サイディング

費用約6,000円〜約20,000円/平方メートル
耐久年数約20年~約40年
メンテナンス性

カバー工法では、主に金属サイディングが使われています。

軽量で耐久性の高い金属サイディングは、構造体に負担をかけずにメンテナンス性が高いという点がメリットです。

ガルバリウム鋼板・エスジーエル・アルミ・ステンレスなどが代表的な素材です。

その中でも、耐久性と価格の面で、ガルバリウム鋼板がおすすめの外壁材といえるでしょう。

金属的な見た目だけでなく、縦張り・横張りも選択可能で、豊富なデザインの金属サイディングが増えています。

木材サイディング

費用約8,000円〜約15,000円/平方メートル
耐久年数約15年〜約30年
メンテナンス性

木材サイディングは、木材を材料とし、表面に塗装を施した外壁材です。

断熱性と遮音性が高いというメリットがあります。

しかし、吸水性が高く、他のサイディングに比べると、耐久年数は短いといえるでしょう。

温かみを感じる木の見た目で、デザイン性が高いのも特徴です。和風住宅や和モダン住宅に広く使われています。

外壁をカバー工法でリフォームする際の流れは?

外壁をカバー工法で行うには、足場の設置から下地処理、外壁材取り付けの流れですすみます。

ここからは、外壁をカバー工法でリフォームする際の流れを詳しく紹介していきます。

1.現在の外壁材の状態を確認

まずは、カバー工法を行う外壁材の状態を施工業者が確認します。

カバー工法では、現在の外壁材が新しい外壁材の素地となるため、雨漏り・ひび割れ・腐食はないかを入念に調べます。

2.足場設置


見積りの提出から契約が終わると、工事が始まります。

まずは足場の設置です。

カバー工法では、一棟全体を工事するため、家のまわりをぐるっと一周する形で設置します。

3.土台水切り設置

土台と外壁の間にある金物を水切りといいます。

カバー工法では、外壁材が以前よりも厚くなるため、現在の水切りを撤去し新しい水切りを設置していくケースが多いでしょう。

4.胴縁の留め付け

次は、サイディングをつけるための下地となる胴縁を留め付ける作業です。

胴縁は外壁と垂直方向になるため、縦張りであれば横方向に、横張りであれば縦方向に施工します。

5.見切り材の取り付け

窓サッシとの間の金物を見切りといいます。

見切り材を取り付けて、外壁とサッシの間の防水処理を行っていきます。

6.サイディングの張付け

胴縁にサイディングを1枚1枚、張付けていきます。

建物の角部分には、役物とよばれる隅専用の部材が使われるのが一般的です。

7.コーキング処理

換気扇やエアコンの配管など、開口部と外壁材の間をコーキングで埋めていきます。

外壁のリフォームでよりコストを抑えるには?

外壁リフォームは範囲が広いため、リフォームプランの中では比較的費用が高額になる工事です。

ですが、外壁と同時に窓や屋根をリフォームし、住宅の断熱性や気密性を向上させることで冷暖房費を抑え、ランニングコストを低下させることができます。

また、冷暖房費等の軽減を目的として外壁のリフォームを行う際には、オール電化住宅へのリフォームを同時に行うことでさらに光熱費を削減することができるかもしれません。

省エネ住宅へのリフォームについては自治体で補助金を支給する制度が実施されている場合もあるため、施工の際には市役所等に問い合わせてみるといいでしょう。

その他にも、火災保険を利用することで費用を抑えられる可能性もあります。

火災保険では、風災によって発生した住宅の損傷についても補償されるプランがあり、もし台風や地震などによって住宅外壁が傷んだ場合、費用の一部を肩代わりしてもらえます。

ただ、経年劣化については対応外となりますので、申請を行う際にはどのような原因で破損したかをよく調べてから行うようにしましょう。

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この記事の監修者プロフィール

【監修者】弘中純一

一級建築士事務所アルド住宅研究所

弘中純一

一級建築士、宅地建物取引士。プレファブ住宅の開発からスタートし、以来40年にわたり住宅産業に従事。建築設計事務所・住宅リフォーム会社の経営を経て、現在は住宅の悩みを解決する、コンサルティングを中心に活動中。

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