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アイランドキッチンとは?
アイランドキッチンとは「アイランド=島」という名の通り、壁から離れた場所に島のように独立して配置されたキッチンのことをいいます。
壁にキッチンが接している対面キッチンや壁付キッチンと違い、全方位が化粧パネルで仕上げられています。
そのため、おしゃれな外観を求める方に人気で、Instagram や Pinterest などのSNSで施工写真が多く掲載されています。
アイランドキッチンのメリット
- 開放的で美しい空間デザイン
- レイアウトの自由度が高い
- 動線が効率的
- みんなで集まって料理しやすい
- コミュニケーションがとりやすい
アイランドキッチンには、上記のようなメリットがあります。
以下より各メリットについて詳しく解説していきますので、アイランドキッチンを検討中の方は参考にしてみてください。
【メリット1】開放的で美しい空間デザイン
アイランドキッチンの周囲には壁がないため、開放感があるキッチンを演出できます。
リフォームで、キッチンの畳数を変えられない状況であっても、壁付からアイランドキッチンに変えるだけで空間を広く感じられます。
また、キッチン本体も美しいデザインの商品が多く、インテリアの中心的な要素として役割をもたせられるのも魅力です。
本体だけでなく、カウンターやシンクの素材、レンジフードや加熱機器のデザインなど、パーツにまでこだわった商品が各メーカーから販売されています。
【メリット2】レイアウトの自由度が高い
アイランドキッチンは、壁から離して自由に配置できるため、さまざまなレイアウトに対応が可能です。
間取りや配管の制限を考慮する必要はありますが、実現が可能な範囲であれば、希望に沿ったレイアウトにできます。
たとえば「既存の壁付キッチンをアイランドキッチンに変えて、ダイニングテーブルの近くに置きたい」という場合は、壁の解体や配管の位置移動など、大規模な工事が必要です。しかし、構造の問題がなければ実現できます。
後ほど、アイランドキッチンへのリフォーム費用について詳しく解説するので、そちらもチェックしながらレイアウトの検討をしてみてください。
【メリット3】動線が効率的
アイランドキッチンは、周囲を回れる動線になっており、作業によって動線を使い分けられます。
食べ終わった食器を片付ける際はシンク側から回る、食後にあたたかいコーヒーをいれたい際は加熱機器側から回るなど、効率よく動けるのが魅力です。
一般的な壁付のI型キッチンでは、対面するダイニングテーブルへの配膳や後片付けの動線が長くなりがちです。
アイランドキッチンであれば、汚れた手を洗うなど「少しだけ使いたい」という場面でも動線が短く済むので、料理以外でも効率の良さを発揮できます。
【メリット4】みんなで集まって料理しやすい
アイランドキッチンは、回遊できる動線になっているので、友達を招いて多くの人が集まっても、向かい合いながら料理や会話を楽しめます。
料理をする人が孤立しないので、招かれた側も気をつかうことなく、ともに過ごす時間を楽しめるのも魅力です。
また、アイランドキッチンは、シンクまたは加熱機器だけを壁から離す分離型のスタイルもあります。
作業台を2か所に分けることで、食材を洗う人・切る人・焼く人と作業分担がしやすく、複数人での同時調理も可能です。
【メリット5】コミュニケーションがとりやすい
アイランドキッチンは、リビングやダイニングと空間を遮る壁がないため、家族とのコミュニケーションがとりやすいのが特徴です。
小さい子どもの様子を見ながら料理したり、宿題に取り組む様子を見守りながら洗い物をしたりと、近くで気配を感じながら作業できるので安心感も得られます。
また、なかには「アイランドキッチンにしてから、子どもがお手伝いをしてくれるようになった」というご家庭もあります。
料理中であっても家族とコミュニケーションをとりやすく、一緒に作業を楽しめるという点もアイランドキッチンの魅力です。
アイランドキッチンのデメリット
- キッチンが丸見えになる
- 水・油はねで床が汚れる
- 収納スペースが少ない
- 広いスペースが必要になる
- キッチン本体価格が高い
開放感があるアイランドキッチンですが、実はこのようなデメリットもあります。
なかには「アイランドキッチンにして後悔している」という方もいるので、採用前にデメリットも理解しておくことが大切です。
【デメリット1】キッチンが丸見えになる
アイランドキッチンの最大の魅力である開放感は、キッチンの中までよく見えてしまうということも意味します。
片付けが得意な方であっても、キッチンを常にきれいにできるわけではありません。
シンクにたまった食器などが、リビング・ダイニングからそのまま見えてしまうため、ストレスの原因になることもあります。
そのため、ダイニングテーブルやリビングのソファからは手元が見えないよう、インテリアの配置に注意するなどの工夫が必要です。
【デメリット2】水・油はねで床が汚れる
アイランドキッチンでは、加熱機器やレンジフードが壁に囲まれていません。
そのため、レンジフードが本来の排気効率を発揮できず、調理で発生する煙や蒸気、臭い、油汚れが周囲に広がりやすくなります。
また、シンクからの水はねも壁で防げないため、床がぬれやすく、一般的な壁付キッチンよりも掃除の手間が増えてしまうことも。
掃除しやすい床材にするなど、水・油はねへの対策については「アイランドキッチンで後悔しないための注意点」で詳しくお伝えするので、そちらを参考にして対策を考えましょう。
排気効率がよく、掃除がしやすいレンジフードについては、下記記事で解説しています。レンジフード選びの際に参考にしてみてください。
>>レンジフードの選び方、おすすめメーカーとは?
【デメリット3】収納スペースが少ない
アイランドキッチンの周囲には壁がないため、吊り戸棚や壁面収納を取り付けられない分、壁付キッチンよりも収納スペースが少なくなります。
日常的に使う調理道具や調味料が多い場合、キッチン本体からあふれてしまう可能性もあるため、商品選びの際には注意しなければいけません。
キッチンメーカーのショールームや、リフォーム会社のモデルルームに行き、収納したい物がキッチン本体に入るかをチェックした上で商品を決めましょう。
【デメリット4】広いスペースが必要になる
一般的なアイランドキッチンの寸法は、
- 間口(横幅):2,400〜2,700mm
- 奥行き:750〜1,050mm
となっています。
つまり、キッチン本体の大きさに通路幅やキッチン収納・冷蔵庫などに必要なスペースを計算すると、アイランドキッチンを設置するには最低でも6〜8畳のスペースが必要。
一般的な壁付けキッチンに比べて、アイランドキッチンは2~3畳程度多くのスペースが必要なので、リフォームの際は収納や通路幅の確保ができるか事前にチェックするのがポイントです。
また、アイランドキッチンにしたことで、ダイニングが狭くなるケースもあるので、キッチン以外の部屋への影響がないかも検討しましょう。
【デメリット5】キッチン本体価格が高い
I型キッチンやL型キッチンに比べて、アイランドキッチンの本体価格が高くなる理由は、以下のとおりです。
- 四方を化粧パネルで仕上げている
- 高価な素材が採用されている
- ダイニング側に収納をつけられる
また、アイランドキッチンのカウンターには、セラミックなどの高級素材が採用されているため、多くのメーカーで「ハイグレードキッチン」として位置づけられ、本体価格も比較的高額に設定されています。
そんな方は、アイランドキッチン以外のキッチンレイアウトがわかる以下の記事をチェックしましょう。
アイランドキッチンの本体価格とリフォーム費用
アイランドキッチンの本体価格に、工事費を加算したリフォーム費用の目安は210〜350万円です。
キッチン本体価格 間口:2,400mmの場合 | 150~200万円 |
工事費 I型キッチン(2,400mm)→アイランドキッチン(2,400mm) | 60~150万円 |
合計 | 210~350万円 |
- 既存キッチンの解体撤去
- 間仕切り壁・キッチン下地造作などの大工工事
- 壁・天井・床の内装仕上げ工事
- キッチン本体の組立・設置工事
- 電気工事
- 換気設備工事
- 給排水設備工事
なお、ここでのリフォーム費用は、6畳のキッチン空間における工事を想定した金額になっています。
キッチンの位置がリフォーム前後で大幅に変わり、工事が広範囲になる場合は金額が大きく変動することが考えられるので、その点は注意しましょう。
アイランドキッチンで後悔しないための注意点
アイランドキッチンを採用して後悔しないために、事前に知っておきたい注意点をいくつか紹介します。
【注意点1】掃除しやすい床材を選ぶ
アイランドキッチンは、シンクの周囲に壁がないため、水はねがしやすいのが特徴です。
そのため、床が濡れても掃除がしやすい「複合フローリング」や「フロアタイル」などを採用しましょう。
キッチンリフォームでは、キッチンとリビング・ダイニングの統一感を出すため、フローリングを採用するケースが多く見られます。
しかし、天然木材を使った「無垢フローリング」のように、シミになりやすいなどの弱点を持つフローリングも存在するので注意が必要です。
キッチンの床材選びに迷ったら、以下の記事を参考にしましょう。
【注意点2】コンロ前の油はね対策をする
アイランドキッチンで加熱調理をする際の油はねを防ぐために「ガラスパネル」の設置がおすすめです。
キッチンメーカーや商品によって、選べるサイズや仕様は異なります。
たとえば、クリナップでは、上の写真のように鍋の高さまでのガラスパネルの他に、レンジフードの高さまであるガラスパネルも選択が可能です。
また、キッチンメーカーで販売している固定式のガラスパネル以外にも、可動式・据え置き型のガラスパネルがネットショップなどで販売されています。
油はねによる掃除の手間を省きたいという方は、メーカーのカタログやネットショップで希望のサイズ・仕様のガラスパネルを探してみましょう。
【注意点3】収納量の多いキッチンを選ぶ
アイランドキッチンは、壁付キッチンよりも収納量が少なくなりがちなので、キッチン本体の収納量が多い商品を選びましょう。
アイランドキッチンのカウンター上は、ダイニング側から丸見えになるので「あまり物を置きたくない」という方もいます。
そのため、料理中に使うピーラーや軽量スプーンなど、細かい道具もすぐにとり出せる位置に収納できるキッチンをおすすめします。
たとえば、LIXILのリシェルというキッチンなら、調理スペースの下に、調理道具や調味料を収納するスペースがあります。
持っている道具や調味料の量を事前にチェックして、物があふれないアイランドキッチンを目指しましょう。
【注意点4】食洗機の採用を検討する
アイランドキッチンは、シンクにたまった食器がダイニングから見えてしまうのがデメリット。
「たまった食器を見るとイライラする」という方は、食洗機の採用を検討しましょう。
家族に食洗機の使い方を教えておけば、シンクに食器がたまることはありません。
昨今では、Panasonicの「K9/M9 Plus Series」のように、液体洗剤の自動投入機能がついた食洗機もあります。
日々の洗い物がラクになるだけでなく、ちょっと使い方を工夫すれば急な来客時に「シンクの洗い物を隠す場所」としても重宝します。
【注意点5】ワークトライアングルを意識する
アイランドキッチンは、独立して設置できるため、レイアウトの自由度の高さが魅力。しかし、ワークトライアングルが崩れると、使いにくいキッチンになってしまいます。
そんなときは「シンク」「冷蔵庫」「ガスコンロ(IH)」の3つを結ぶ「ワークトライアングル」を意識するのがポイント。
これら3つを、以下の距離で配置して三角形を作るだけで、調理の際に使いやすいキッチンが簡単に手に入ります。
シンク ~ 冷蔵庫 | 1,200~2,100mm |
冷蔵庫 ~ ガスコンロ(IH) | 1,200~2,700mm |
ガスコンロ(IH) ~ シンク | 1,200~1,800mm |
なお、ワークトライアングルに最適な距離は、家族や友達など一緒にキッチンに立つ人数によって変動します。
とくに「親族や友達を招いてみんなでパーティーをやりたい」などを想定している場合は注意が必要なので、あらかじめキッチンの専門業者にアドバイスをもらいましょう。
アイランドキッチンのリフォーム施工事例
ここでは、アイランドキッチンにリフォームした事例をいくつか紹介します。
【事例1】アイランドキッチンとダイニングテーブルを横並びに
独立型だったキッチンをリビング・ダイニングとつなげて、家族とコミュニケーションを楽しめるキッチンにリフォームしました。
アイランドキッチンとダイニングテーブルを横並びに配置することで、ダイニングテーブルで過ごす家族とも会話がしやすく、料理も楽しめます。
リフォーム後、お客様からは「子どもが、何を作ってるの?お手伝いしたい!と言ってくれる回数が増えた」と、嬉しいお声をいただきました。
【事例2】ワークスペース付きのアイランドキッチン
「バリのリゾート」をイメージしたキッチンの施工事例です。
床材や壁材と雰囲気を統一したことで、空間全体に高級感がある仕上がりとなっています。
また、キッチンの裏側には、家事や勉強などに使用できるワークスペースを設置。
家族それぞれのスペースを確保しながらも、コミュニケーションを楽しめるレイアウトにしました。
【事例3】人もペットも快適な回遊動線
既存のキッチンは、独立した空間に壁付のコの字型キッチンが設置されていました。
「アイランドキッチンにしたい」という奥さまの要望通り、存在感があるアイランドキッチンをLDKの中心に配置。
LDK・洗面脱衣所・ウォークインクローゼット・玄関ホールと、グルグル回れる動線をつくりました。以前のキッチンは独立した空間で光が入らず暗い印象でしたが、アイランドキッチンにリフォームして明るい空間を実現しています。
【事例4】パナソニックのアイランドキッチンを採用
中古マンションを購入して間取りを変更、アイランドキッチンを中心にしたリビングダイニングキッチンにリフォームした施工事例です。
白い面材とダーク色のワークトップが高級感を演出。石調のフローリングなどの明るいインテリアと高層階の眺望によって、アイランドキッチンの良さが最大限に生かされています。
開放感がある美しいキッチンとなり「家族でキッチンを囲めるようになった」と、お客様から喜びの声が届きました。
【事例5】アイランドキッチンを中心にリノベーション
「暗いキッチンを明るくしたい」とご相談があり、アイランドキッチンへのリフォームをした施工事例です。
アイランドキッチンと内装を白ベースの明るい色に統一し、開放感のある明るい印象の空間に仕上げました。
アイランドキッチンのおすすめメーカーと人気商品
ここでは、アイランドキッチンの人気メーカーと代表的な商品をご紹介します。
【LIXIL】リシェルSI
リシェルSIは、機能性とデザイン性の高さを併せもつ高価格帯のシステムキッチンです。
熱や汚れに強いセラミックワークトップや、シンクの中で下ごしらえができるWサポートシンク、自動水栓のナビッシュ、独自の技術でスムーズな動きが実現できる引き出しなど、一つひとつの機能にこだわっています。
扉や取手のデザインも豊富に用意されており、好みに合わせて自由にコーディネートできます。
油はねを防ぐガラスパネルや、アイランドで不足しがちなキッチンコンセントも設置できます。
【TOTO】THE CRASSO(ザ・クラッソ)
クラッソはクリスタルカウンターが特徴の上級グレードです。
空間の調和を妨げない「ノイズレスデザイン」という発想で、余分な凹凸や隙間のない美しいカタチを追及しており、アイランドキッチンには高級感があります。
衛生器具メーカーらしい高性能なタッチレス水栓や浄水器なども特徴で、高級感のある扉面材や、豊富な収納レイアウトにも定評があります。
【Panasonic】ラクシーナ
Panasonicのラクシーナは、基本的な機能を備えた標準的な価格帯のキッチンです。
豊富なカラーバリエーションで、特にグレイッシュ系の組み合わせが充実しています。ワークトップ手前に差込み口がある「クッキングコンセント」やシンク下ユニットのコンセントなども用意されています。
Panasonicにおけるキッチンの大きな魅力である横長のトリプルワイドコンロも設置可能で、複数での作業もしやすいキッチンです。
【クリナップ」STEDIA(ステディア)
STEDIA(ステディア)は、クリナップのシステムキッチンの中ではミドルグレードにあたるシリーズで、価格と機能のバランスがよく人気となっています。
スタイリッシュでお手入れしやすいオールステンレスのキャビネットが最大の特徴です。
リアルな木目で高級感のある扉などのデザイン性が高く、天板は特殊セラミックコーティングを行い、キズと汚れに強い仕様になっています。
シンクに溜まりがちなゴミや汚れも自然に排水溝へと流れる「流レールシンク」も備え、コンセント付きシンクキャビネットのオプションもあります。
【トクラス】Collagia(コラージア)
Collagia(コラージア)は、美しいデザインと高い機能性をもったトクラスの上級グレードのキッチンです。
トクラスの特徴である人造大理石のワークトップは、汚れやキズ、衝撃、熱に強く、ワークトップ全体がシームレスになっているため、掃除しやすく汚れが溜まりにくくなっています。
高級感のある新質感人造大理石「テノール」がラインナップされ、アイランドキッチンでは特に高級感が引き立ちます。
スムースワークシンクやシームレス接合、大容量のオーバービュー収納などの特徴もあります。
【タカラスタンダード】LEMURE(レミュー)
タカラスタンダードのLEMURE(レミュー)は、収納部分の中までホーロー素材でできているのが最大の特徴。
収納棚の中で調味料が液だれしてもシミになることがなく、お掃除しやすいのが特徴です。
調理も片付けも“時短を”かなえる「家事らくシンク」、スペースを有効活用する5段収納など、機能性にも優れています。
キッチン全体で木目がそろう、一体感があり横につながる美しいグラデーションも特徴です。
ワークトップの高さが一般的な「80cm」「85cm」「90cm」のほか「82cm」「88cm」も選べるので自分の身長に合った天板の高さが選びやすいのもポイントです。
【トーヨーキッチン】BAY-CUBE(ベイ キューブ)
キューブ型のコンパクトなサイズと個性的なデザインは、多様化する現代のライフタイルに柔軟に対応し、魅力的でスマートな暮らしを提案しています。
コンパクトなスペースに設置でき、シンクの前から加熱機器や食洗機、収納、カウンターに至るまでが手の届く距離にあり、調理も片付けもスピーディーにこなせます。
立体活用の3Dシンクと組み合わせることで、小さくても、広い作業スペースと大きなシンクを両立しながら、動線が短く効率よく調理できます。
【サンワカンパニー】OSSO(オッソ)
シンプルさが際立つ個性的なオールステンレスのフレームキッチンです。
ステンレスのフレームを使用して必要最小限の機能で構成され、業務用キッチンのようなシンプルなデザインとなっています。
また、棚板の追加や収納の設置など、ライフスタイルに合わせてアレンジできるのも魅力です。
耐久性があり汚れに強いというステンレスの特徴に加えて、フレームキッチンならではの通気性のよさがあり、掃除もしやすく清潔さを保てます。
アイランドキッチンとして使用すれば開放的で個性的なリビング空間を演出できます。
アイランドキッチンのレイアウトと間取り
アイランドキッチンのレイアウトと間取りには、以下のように大きく分けて2つパターンがあります。
- アイランドキッチンとLDを対面で配置する
- アイランドキッチンとダイニングテーブルを横並びに
それぞれの特徴について解説していきますので、どちらが自分に合っているかチェックしましょう。
アイランドキッチンとLDを対面で配置する
アイランドキッチンとLDが対面するスタイルは、カタログや展示場などで多く見られる間取りです。
キッチン→ダイニング→リビングが一列に並んでいるので、空間が一体的に見え開放感があるのが魅力となっています。
ただ、広いスペースが必要なため、在来木造のリフォームでは構造的に難しい場合もあるので、リフォーム会社と相談しながらプランニングをしましょう。
アイランドキッチンとダイニングテーブルを横並びに
ダイニングテーブルをアイランドキッチンと横並びで置くことで、一体化した大きなアイランドのように見せられます。
また、キッチンからダイニングテーブルへの動線が最短になり、配膳や後片付けが効率的になるのが魅力です。
ただ、リビングもダイニングと同じく横並びで配置した場合でも、料理中に感じられる開放感は対面に劣ります。
そのため、開放感も得たい場合は、アイランドキッチンの全面に窓を配置するなどの工夫が必要です。
アイランドキッチンが向いている人・向いていない人
アイランドキッチンの魅力である開放感をメリットとして感じられる人であれば、設置後もストレスがなく使い続けられます。
しかし一方で「料理中は作業に集中したい」など、ある程度は仕切りがある方が使いやすいと感じる方であれば、アイランドキッチン以外のレイアウトがおすすめ。
キッチンレイアウトの種類を頭に入れておくと、レイアウト選びの際に迷わないので安心です。
【Q&A】アイランドキッチンでよくある質問
- アイランドキッチンとペニンシュラキッチンの違いは?
-
四方が壁から離れているアイランドキッチンに対して、ペニンシュラキッチンは左右どちらかが壁に接しています。
そのため、壁付キッチンとアイランドキッチンのよい点を生かせるのが魅力です。 - アイランドキッチンのリフォーム費用を安く抑えるコツは?
-
- シンクまたは加熱機器のみアイランドにする
- グレードを下げる
- オプションを外す
- 相見積もりをする
アイランドキッチンのリフォーム費用を安く抑えるには、上記のような方法が有効です。
同じ希望・予算を伝えても、リフォーム会社によって提案内容が異なるので、キッチンリフォームの経験が豊富な依頼先を見つけることが大切。
相見積もりをして、アイランドキッチンのグレードやオプションなどについて、より安く仕上がるプランを提案してくれる依頼先を見つけましょう。 - アイランドキッチンでもベビーゲートはつけられる?
アイランドキッチンでもベビーゲートはつけられますが、基本的に2か所の設置が必要です。
間取りによっては、3か所以上の設置が必要になる場合もあるので、アイランドキッチンの設置前に専門業者のアドバイスを参考にプランニングするのがおすすめです。
キッチンリフォームの業者選びで後悔しないために
必ず相見積もりを複数取って比較しましょう!
なぜならリフォームの費用・工事方法は、業者によって大きく異なるからです。
とはいえ「信頼できる業者が分からない」「何度も同じ説明をするのが面倒」と踏み出せない方もいらっしゃると思います。
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