2024年12月25日更新

監修記事

洋式トイレに交換する費用は?補助金情報や費用を安く抑えるコツなども

洋式トイレへの交換を検討している方の中には、費用や工期が気になる方も多いのではないでしょうか。和式や汲み取り式トイレから洋式トイレへ交換する場合は、補助金や助成金制度を活用してお得に交換が可能です。
この記事では、洋式トイレに交換する費用や、安く抑えるコツを解説します。洋式トイレへの交換費用を抑え、お得に快適なトイレを手に入れましょう。

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洋式トイレの交換にかかる費用相場

洋式トイレの交換にかかる費用の相場は15万〜50万円ほどで、既存の便器の形状によって大きく異なります。

リフォーム内容費用相場
洋式 → 洋式トイレ8万~40万
和式 → 洋式トイレ25万〜40万
汲み取り式トイレ → 洋式トイレ50万〜100万

洋式トイレから洋式トイレへ交換する場合は、本体のみの交換で済むため費用が抑えられます。

和式トイレから洋式トイレへ交換する場合は既存の便器や床などを解体し、下地・内装工事が必要です。

そのため、洋式トイレから洋式トイレへの交換よりも費用がかかります。

汲み取り式トイレから洋式トイレへ変更する場合は、下水道への接続や既存トイレの撤去費用がかかるため、最も費用が高額です。

洋式トイレへの交換費用は既存のトイレの形状や、新たに設置するトイレの価格によって大きく異なるため予算に合わせて行いましょう。

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洋式トイレのリフォームにかかる工期

洋式トイレへの交換リフォームにかかる工期は、既存のトイレの形式によって異なります。

リフォーム内容工期
洋式 → 洋式トイレ1~2日
和式 → 洋式トイレ2~3日
汲み取り式トイレ → 洋式トイレ5~14日

洋式トイレ本体のみを交換する場合は半日~1日で工事完了となりますが、床材や壁紙の張替えを行う場合は2日ほど必要です。

また、和式トイレから洋式トイレに交換する場合は、以下の工事が必要なため2~3日かかります。

和式から洋式トイレへ交換する際に必要な工事
  • 排水管の移設
  • コンセント設置
  • 下地・内装工事

汲み取り式トイレの場合は、下水道に接続するか浄化槽を設置するかで大きく異なります。

下水道に接続する場合は、別途申請が必要です。

しかし無事申請が通れば、工事は5日ほどで完了します。

浄化槽を設置する場合は地中に埋めるため、大規模な工事が必要になり工期は2週間ほど必要です。

洋式トイレのリフォームにかかる工期は、既存のトイレの形状や業者によって異なるため、工事計画書を確認しましょう。

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洋式トイレにリフォームするメリット

洋式トイレには和式トイレや汲み取り式トイレにはない、さまざまなメリットがあります。

洋式トイレの魅力を理解して、快適なトイレの実現に役立てましょう。

【メリット1】身体への負担が軽減できる

洋式トイレは座って用が足せるため、身体への負担が軽減できる点も大きなメリットです。

和式トイレではしゃがみこむ必要があり、立ったりしゃがんだりする際に膝や腰に負担がかかります。

高齢者や妊婦の方にとってしゃがみ込む姿勢は負担が大きく、転倒の危険性もあり危険です。

一方、洋式トイレは椅子に座るように使用できるため、立ち座りが楽に行えます。

介護が必要な方や介護者にとっても負担が軽減されるため、要介護者がいるご家庭に最適です。

洋式トイレにリフォームすると身体への負担が軽減できるため、高齢者や妊婦など家族全員が安全に使用できます。

【メリット2】快適な使い心地

洋式トイレは温水洗浄や暖房機能が搭載されている商品もあり、一年を通して快適に使用できます。

特に、寒い冬はトイレを使用する際にストレスを感じている方も少なくありません。

寒い時期は暖かいリビングと寒いトイレでの温度差によって、ヒートショック現象が発生する場合もあり危険です。

しかし、洋式トイレでは便座の温度調節ができたり、暖房機能がついていたり、寒い冬でも快適に使用できます。

また、温水洗浄便座には温水洗浄機能があるため、デリケートな皮膚を清潔に保てます。

洋式トイレは機能性に優れた商品が多く快適に使用できるため、和式トイレを使用している方は洋式トイレへの交換を検討してみましょう。

【メリット3】節水効果が期待できる

洋式トイレは節水効果が期待でき、水道料金を節約できます。

和式トイレでは水流によって便を流すため、1回の洗浄で約13~20L程使用します。

一方、洋式トイレでは小3.2リットル、大3.8リットルと少ない水量で洗浄が可能です。

トイレは1日に何度も使用する設備であり、洗浄水量の少ない洋式トイレに交換すると水道料金を大幅に節約できます。

【メリット4】清潔で衛生的

洋式トイレは脱臭機能や自動洗浄機能が搭載されている商品も多く、清潔で衛生的なトイレを維持できます。

和式トイレと異なり、洋式トイレでは排泄物が水の中に落ちるため、臭いが広がりにくい構造になっています。

また、洗浄時にふたをするとウイルスや菌が飛び散るのを防ぎ、感染症のリスクを抑えることが可能です。

便器が床から浮いているフロートイレでは、拭き掃除がしやすくトイレ全体を清潔に保てます。

トイレの衛生面が気になる場合は、洋式トイレへの交換を検討してみましょう。

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洋式トイレにリフォームするデメリット

メリットの多い洋式トイレですが、デメリットも存在します。

洋式トイレに交換してから「こんなはずではなかった」と後悔しないよう、デメリットもしっかりと把握しておきましょう。

【デメリット1】掃除が大変

洋式トイレは複雑な形状をしており、掃除が大変な点もデメリットです。

和式トイレに比べ洋式トイレは便器や便座、ふた・貯水タンクなどさまざまなパーツが組み合わさっています。

そのため、隅々まで掃除するのが難しく、和式トイレよりも掃除の手間がかかります。

特に、ふたや便座の接合部分やタンクの裏側は掃除がしにくく、負担に感じる方も少なくありません。

洋式トイレの掃除の手間を省きたい方は、パーツの少ない一体型トイレやタンクレストイレを検討してみましょう。

【デメリット2】スペースが狭くなる可能性もある

和式トイレを洋式トイレに交換すると、スペースが狭くなる可能性もあるため注意が必要です。

洋式トイレはタンクが便器の奥に設置されており、和式トイレに比べて便器の位置が手前に来ます。

多くの洋式トイレでは奥行きが1,200mm以上必要となっており、手狭なトイレでは窮屈に感じるかもしれません。

トイレがもともと狭い場合や奥行きが1,200mm以下の場合は、タンクレストイレの導入や拡張工事を検討してみましょう。

【デメリット3】長居しやすい

洋式トイレは楽な姿勢で快適に使用できるため、ついつい長居してしまう方も少なくありません。

中には、新聞やスマートフォンなどを持ち込んで数十分も座っている人もいるのではないでしょうか。

長時間同じ姿勢で座っていると、血行不良や痔になるリスクが高まります。

洋式トイレは快適なため長居してしまいがちですが、健康維持のためにも用が済んだら早めに退室するようにしましょう。

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洋式トイレの交換費用を安く抑えるコツ

洋式トイレへの交換費用は、助成金の活用や複数の業者から相見積もりをとることで安く抑えられます。

助成金や補助金を活用せず料金が高いリフォーム業者に依頼してしまうと、費用がかさみ後悔につながります。

洋式トイレの交換費用を安く抑えて、お得に快適なトイレを手に入れましょう。

【コツ1】トイレ交換に関する補助金・助成金制度の活用

トイレリフォームで利用できる助成金や補助金はいくつかあり、条件を満たすことで利用できます。

洋式トイレへ交換する際に利用できる制度

各自治体が独自の補助金制度を設けている場合もあり、条件を満たすと補助金が支給されます。

洋式トイレに交換する際は、補助金や助成金を活用して費用を抑えましょう。

【コツ2】種類・グレードの選択

洋式トイレには、さまざまな種類やグレードがあります。そのため、必要な機能を取捨選択して費用を抑えることが重要です。

ハイグレードのトイレはさまざまな機能を備えており「洋式トイレに交換するなら多機能な製品を選択したい」と感じる方も少なくありません。

しかし、実際に必要な機能はスタンダードタイプのトイレにも搭載されています。

スタンダードタイプの一体型トイレの本体価格は5万円程度ですが、ハイグレードの高機能トイレでは30万円程かかります。

洋式トイレに交換する際は、予算に合わせてトイレの種類やグレードを選択しましょう。

【コツ3】複数の業者から相見積もりをとる

洋式トイレに交換する際は、複数の業者から相見積もりを行って最安業者を見つけることが重要です。

トイレリフォーム費用は同じ施工内容でも、リフォーム業者によって大きく異なります。

そのため、相見積もりを行うと料金を比較でき、業者から提示された金額が適正な金額か確認できます。

相見積もりを取得した際に比較すべき項目
  • 材料費
  • 撤去・処分費
  • 施工費
  • 電気工事費
  • 諸経費

リフォーム業者の中には不要な工事を行ったり、高額な費用を請求したりする悪徳業者もいます。

相見積もりを行う際は3社ほど見積もりを作成してもらい、費用だけでなく口コミや実績も確認しましょう。

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洋式トイレにリフォームした施工事例

洋式トイレに交換を検討していても施工後のイメージが沸かず、なかなかリフォームに踏み切れない方も多いのではないでしょうか。

洋式トイレに交換した施工事例を参考に、リフォーム後の快適なトイレを想像してみましょう。

【事例1】お手入れが大変だった和式トイレから洋式トイレへ

before
after

間取り変更とバリアフリーリフォームで使い勝手の良いトイレへ

施工費用約67万円
施工期間5日
建物種別一戸建て
テーマ間取り変更
介護・バリアフリーリフォーム
設備交換リフォーム
部分リフォーム

和式トイレは膝に負担がかかるため、洋式トイレへのリフォームを依頼されました。

掃除がしやすいよう壁に化粧パネルを設置し、床がクッションフロアに変更しています。

使い勝手を良くするために間取り変更や、バリアフリーリフォームも合わせて行っています。

【事例2】使い勝手の悪い和式トイレを洋式トイレに交換

before
after

段差を解消し使いやすいトイレへ

施工費用約30万円
施工期間約3日
建物種別一戸建て
テーマ設備交換リフォーム
部分リフォーム

こちらのご家庭では、和式トイレに「簡易取り付け式洋式トイレ」を取り付け、便座の高さを調整していました。

しかし、それでもトイレ内の段差や使い勝手の悪さ、掃除のしにくさなどに悩まされていました。

これらの問題点を解消するため、段差解消のために床を上げ、掃除がしやすいように壁パネルを選びました。

【事例3】和式トイレから汚れにくい洋式トイレへ交換

before
after

和式トイレからTOTOの「ピュアレストQR」に交換

施工費用約30万円
施工期間2日
建物種別
テーマ設備交換リフォーム
部分リフォーム

和式トイレからTOTOの「ピュアレストQR」に交換し、壁もクロスへ張替えを行いました。

「ピュアレストQR」はフチなし形状をしており、汚れに強いセフィオンテクトもついています。

施工後、お客様からは「汚れにくくなった」と、お喜びの声をいただいています。

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【Q&A】洋式トイレの交換費用に関連したよくある質問

洋式トイレの寿命は何年?

一般的に、洋式トイレの寿命は10〜15年といわれています。

使用頻度や環境によっても異なりますが温水洗浄便座は7年〜10年、配管や部品のパッキンは約20年でリフォームやメンテナンスが必要になります。

洋式トイレの交換を検討すべき症状
  • ひび割れ
  • 詰まり水漏れ
  • タンクに水が溜まらない
  • 水が止まらない
  • 流れない

洋式トイレは寿命が来る前でも劣化症状や汚れが落ちにくいなどの症状が発生したら、リフォームを検討してみましょう。

洋式トイレと和式トイレはどっちがおすすめ?

洋式トイレは衛生面や機能性に優れており、和式トイレに比べ快適な使い心地です。

汚れがつきにくい機能や自動洗浄機能を搭載している商品も多く、日頃のお手入れの頻度も削減できます。

和式トイレのお手入れや機能面で不満を感じている場合は、洋式トイレへの変更を検討してみましょう。

洋式トイレの交換はどこに頼むのが一番安い?

洋式トイレの交換費用は同じ施工内容であっても、リフォーム業者によって異なります。

そのため、同じ条件で複数の業者に相見積もりをとると、どこの業者が一番安いか比較できます。

しかし、複数の業者に何度も見積もりの作成を依頼するのは手間がかかるため、見積もり比較サイトの活用がおすすめです。

洋式トイレへの交換費用を安く抑えたい方は、3社ほどから相見積もりをとって料金を比較してみましょう。

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トイレリフォームの業者選びで後悔しないために

必ず相見積もりを複数取って比較しましょう!

なぜならリフォームの費用・工事方法は、業者によって大きく異なるからです。

とはいえ「信頼できる業者が分からない」「何度も同じ説明をするのが面倒」と踏み出せない方もいらっしゃると思います。

そのような方こそハピすむの一括見積もり比較を活用しましょう!
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この記事の監修者プロフィール

【監修者】株式会社KURODA一級建築士事務所 坂田理恵子

株式会社KURODA一級建築士事務所

坂田理恵子

一級建築士、一級施工管理技士。和歌山市で設計事務所に勤務。住宅のリフォームや新築を中心に携わり、女性目線で、家事や掃除、片付けがしやすく暮らしやすい家の提案を行う。

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