2024年11月07日更新

監修記事

外構リフォームの施工事例13選!工事別の費用や補助金情報も必見!

外構は建物の印象を決める、大切な役割を果たしています。しかし「おしゃれな外構をつくりたい」と思っていても、どのようにリフォームすべきか迷っている人も多いはず。そこでこの記事では、外構リフォームの施工事例を紹介します。おしゃれな外構リフォームの施工事例をチェックして、帰るたびワクワクするような外構に変身させましょう。

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外構リフォームとは?

外構リフォームとは、屋外構造物を設置する工事のことをいい、おもに機能性やデザイン性を高める目的でおこなわれます。

そのような目的でおこなわれる外構リフォームの具体的な内容は、カーポートやテラスの設置などです。

また、玄関や庭をおしゃれな雰囲気に仕上げるために、ウッドデッキの設置や、植栽をしつらえるなどの工事がおこなわれるケースもあります。

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外構リフォームにかかる費用

外構リフォームにかかる費用は、最低でも1万円〜が目安です。

リフォーム内容費用相場
門扉
(片開き)
1万円〜
玄関アプローチ10万円〜
カーポート
(1台用・一般地域用)
20万円〜
目隠しフェンス
(10m・スチール)
5万円〜
テラス
(壁付けタイプ)
10万円〜
サンルーム
(ウッドデッキに設置した場合)
30万円〜
ウッドデッキ
(2坪・人工木の場合)
15万円〜

(10m・コンクリートブロック塀)
20万円〜

ただし外構リフォームをおこなう広さや採用する商品などによって、リフォームにかかる費用は大きく変動する点に注意しましょう。

【1】門扉

外構リフォームで門扉を設置する場合にかかる費用は、最低でも1万円〜が目安です。

門扉の種類費用相場
片開き1万〜8万円
両開き5万〜15万円
親子開き5万〜15万円
引き戸10万〜20万円
伸縮式
(アコーディオン式)
10万〜25万円
電気錠付き18万〜25万円
既存の門扉の解体工事などに別途費用が必要

既存の門扉がある場合や、基礎工事が必要になる場合は、解体・基礎工事で追加の費用が発生する点に注意しましょう。

ただし門扉の設置にかかる費用は、門扉の種類やサイズなどによって大きく変動する点を覚えておきましょう。

>>門扉を設置する際の注意点はこちらから

【2】玄関アプローチ

外構リフォームで玄関アプローチをつくる場合にかかる費用は、1平方メートルあたり最低でも0.3万円〜が目安です。

リフォーム内容費用相場
(1平方メートルあたり)
モルタル敷き2万〜3万円
タイル敷き1万〜3万円
レンガ敷き2万〜4万円
枕木の設置1万〜3万円
砂利敷き0.5万〜1万円
芝生敷き0.3万〜1.3万円

玄関アプローチをつくる費用は、デザインやアプローチをつくる範囲などによって大きく金額が変動します。

外構リフォームを依頼する業者と、施工事例などで仕上がりのイメージを共有して、具体的な金額を算出してもらいましょう。

>>玄関アプローチの工事費用はこちらから

【3】カーポート

外構リフォームでカーポートを設置する場合にかかる費用は、最低でも20万円〜が目安です。

カーポートの種類費用相場
(一般地域用)
1台用20万〜50万円
2台用30万〜60万円
3台用40万〜70万円
積雪・強風地域は注意

積雪や強風に強いタイプのカーポートを選ぶ場合は、上記の費用相場よりも金額が高くなる傾向にあります。

カーポートを設置する地域の気候などにあわせて、安全に使い続けられるような商品を選びましょう。

カーポートの設置にかかる費用は、カーポートの仕様や大きさのほか、デザイン性によっても大きく金額が変動します。

>>カーポートのおすすめメーカーはこちらから

【4】目隠しフェンス

外構リフォームで目隠しフェンスを設置する場合にかかる費用は、1mあたり最低でも0.5万円〜が目安です。

フェンスの種類費用相場
(1mあたり)
スチール0.5万〜1.5万円
アルミ2万〜5万円
樹脂
(木目調)
1万〜4万円
木製3万〜6万円
鋳物2万〜5万円
ブロック塀の設置は別途必要

上記の費用は、フェンス本体と独立基礎を設置した場合の費用です。

ブロック塀・化粧ブロック塀などにフェンスを設置する場合は、塀の設置費用も追加でかかる点に注意しましょう。

目隠しフェンスを設置する費用は、フェンスの種類や設置する長さによって大きく変動します。

外構全体で統一したいテイストにあわせてフェンスを選ぶなどして、最適な商品・設置場所を検討していきましょう。

>>目隠しフェンスの選び方はこちらから

【5】テラス

外構リフォームでテラスを後付けする場合にかかる費用は、最低でも10万円〜が目安です。

テラスのタイプ費用相場
壁付け10万〜30万円
独立15万〜40万円
基礎・防水工事は追加で必要

上記の費用にはテラスの支柱を固定する基礎工事や、外壁に固定する際の防水工事は含まれていません。

テラスを設置する場所やサイズなどによって、追加で基礎・防水工事が必要になる点を覚えておきましょう。

テラスの後付けにかかる費用は、採用する商品などによっても変動します。

専門業者に予算を伝えた上で、最適な商品を提案してもらいましょう。

>>テラスのメリット・デメリットはこちらから

【6】サンルーム

外構リフォームでサンルームを後付けする場合にかかる費用は、最低でも30万円〜が目安です。

サンルームの設置場所費用相場
1階
(土間や床への設置)
40万〜120万円
2階以上
(ベランダへの設置)
40万〜70万円
ウッドデッキ30万〜60万円
基礎工事は追加で必要

上記費用には、1階に設置する場合の基礎工事は含まれていません。

土間にサンルームを後付けする場合などは、基礎工事にかかる費用が追加で必要な点に注意しましょう。

ただしサンルームのサイズや基礎工事の有無などによって、リフォームにかかる費用は大きく変動します。

>>サンルームの後付けに必要な条件はこちらから

【7】ウッドデッキ

外構リフォームでウッドデッキを設置する場合にかかる費用は、1平方メートルあたり最低でも1万円〜が目安。

人工木で2坪のウッドデッキを設置する場合には、15万円〜の費用がかかります。

ウッドデッキの種類費用相場
(1平方メートルあたり)
人工木2万〜4万円
天然木1万〜3万円
基礎工事は追加で必要

上記の費用には、ウッドデッキの下におこなう基礎工事は含まれていません。

コンクリートの上にウッドデッキを設置する場合は、基礎工事の費用が追加で必要になります。

ウッドデッキの天然木は人工木よりも費用が安く、意匠性が高いのも魅力です。

しかし、ウッドデッキの天然木は人工木よりも耐久性が低いため、メンテナンスに費用がかかってしまう点に注意しましょう。

>>ウッドデッキの屋根リフォームの費用はこちらから

【8】塀

外構リフォームで塀を新設する場合にかかる費用は、1平方メートルあたり最低でも0.8万円〜が目安です。

塀の種類費用相場
(1平方メートルあたり)
コンクリートブロック塀1.4万〜2.5万円
コンクリート打ち放し塀1.5万〜2万円
化粧ブロック塀1.5万〜6万円
石塀3万~5万円
レンガ塀0.8万〜1.5万円

ただし塀を新設する場合にかかる費用は、塀の種類や設置する面積などによって大きく変動します。

また、敷地と道路の境界に塀を設置する場合は、交通整備をおこなうために人件費が追加でかかる場合もある点に注意しましょう。

>>塀の種類や塗装費用はこちらから

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外構リフォームの施工事例

実際に外構リフォームをおこなった施工事例について紹介します。

外構リフォームの施工事例をチェックして、外構リフォームのプラン決めをする際の参考にしましょう。

【事例1】開放的でおしゃれな門扉に交換

おしゃれな門扉に交換する前
before
おしゃれな門扉に交換した様子
after
リフォーム費用約80万円
工期2日間
建物タイプ一戸建て
メーカー名タカショー

「門扉の圧迫感や劣化が気になるため、門扉を交換したい」とご相談があった、一戸建てにおける施工事例です。

建物の外観が和のテイストで統一されていたため、新しい門扉も和のテイストにあった商品を採用しました。

【事例2】玄関アプローチにスロープを新設

玄関アプローチにスロープを新設する前
before
玄関アプローチにスロープを新設した様子
after
リフォーム費用約30万円
工期5日間
建物タイプ一戸建て
メーカー名三協アルミ

「門扉前に段差があり、手すりがないため玄関までの移動に不安を感じる」とご相談があり、玄関アプローチに手すりを取り付けた施工事例です。

段差のある玄関ポーチなどは撤去し、安心して歩行ができる手すり付きのスロープを新設しました。

【事例3】レンガと枕木でアプローチと花壇を新設

レンガと枕木でアプローチと花壇を新設した様子
after
リフォーム費用約50万円
工期1週間
建物タイプ一戸建て
メーカー名オンリーワン

一戸建て住宅の新築後に「アプローチのデザインと工事をお願いしたい」とご依頼があった、外構リフォームの施工事例です。

花壇はレンガを曲線で積み、意匠性が高い空間をデザインしました。

【事例4】おしゃれなカーポートを設置

おしゃれなカーポートを設置する前
before
おしゃれなカーポートを設置した庭
after
リフォーム費用約100万円
工期3日間
建物タイプ一戸建て
メーカー名三協アルミ

「駐車場にカーポートを新たに設置したい」とご相談があった、一戸建てにおける外構リフォームの施工事例です。

屋根の汚れが目立ちにくい素材のカーポートを提案し、カーポートの美観が保てるように工夫をしました。

>>予算100万円で可能な外構リフォームはこちら

【事例5】2台用カーポートを駐車場に設置

2台用のカーポートに交換する前
before
2台用のカーポートに交換した庭
after
工期30日間
※外構リフォーム以外も含む
建物タイプ一戸建て
メーカー名LIXIL

1台用のカーポートを2台用に交換したほか、既存の塀の撤去もおこなった、外構リフォームの施工事例です。

カーポートを2台用に交換したことで、玄関から車に移動する際、雨にぬれなくてすむような動線ができました。

【事例6】雑草対策で駐車場をコンクリートに

雑草対策で駐車場をコンクリート敷きにする前
before
雑草対策で駐車場をコンクリート敷きにした庭
after
リフォーム費用約345万円
工期20日間
建物タイプ一戸建て

「雑草対策のため、庭を駐車場にしたい」とご相談があった、一戸建てにおける外構リフォームの施工事例です。

全体をコンクリートにするのではなく、コンクリート同士の隙間に白い化粧石を入れたことで、メリハリのあるアプローチに仕上がりました。

カーポート本体は、土地の広さをいかして、三台用の大きな商品を採用しています。

【事例7】レンガとコンクリートでおしゃれな駐車場を

レンガとコンクリートでおしゃれな駐車場をつくる前
before
レンガとコンクリートでつくったおしゃれな駐車場
after
リフォーム費用約100万円
工期2週間
建物タイプ一戸建て
メーカー名タカショー

「駐車場とアプローチをつくってほしい」とご依頼があった、一戸建てにおける外構のリフォーム事例です。

駐車場は石目のスタンプコンクリートを採用し、勾配になっている床をすべりにくくなるように工夫しました。

また、階段のレンガにあわせて、駐車場の伸縮目地も同じようなレンガに仕上げています。

【事例8】塀の撤去後にフェンスを設置

朽ちてしまった木製の塀
before
新しいフェンスを設置した庭
after
工期2日間
建物タイプ一戸建て
メーカー名LIXIL

「木製の朽ちてしまった塀を撤去して、見通しがよくなるようなフェンスを設置したい」とご相談があった、一戸建てにおける外構のリフォーム事例です。

新たなフェンスとして採用したのは、LIXILのメッシュフェンス。メッシュフェンスは、お手頃な価格が魅力で、リフォームにかかる費用を抑えられます。

【事例9】劣化したフェンスを交換

サビが発生したフェンス
before
新しく設置した木製のフェンス
after
リフォーム費用約70万円
工期10日間
建物タイプ一戸建て

「フェンスにサビが発生して倒れそうです」と連絡をいただき、フェンスの交換をおこなった外構のリフォーム事例です。

お施主様より「イメージを一新したい」という要望もあったため、セランガンバツ材の木製フェンスを提案し、新しいフェンスに交換しました。

【事例10】ウッドデッキと花壇で庭を楽しむ

レンガやウッドデッキでつくったガーデニングスペース
after
リフォーム費用約150万円
工期1か月
建物タイプ一戸建て
メーカー名LIXIL

「かわいいガーデニング小屋とウッドデッキで庭をつくってほしい」とご依頼があった、一戸建てにおける外構リフォームの施工事例です。

ガーデニング小屋は、塗り壁やS瓦の屋根で仕上げ、ドアはブルーに塗装してかわいく仕上げました。

一方のウッドデッキは、家族や友人と集う場所となるように、腰かけられるような段差がある仕上がりにしました。

【事例11】おしゃれなウッドデッキで団らんを楽しむ

外構リフォームでつくったおしゃれなウッドデッキ
before
外構リフォームでつくったおしゃれなウッドデッキ(別角度)
after
リフォーム費用約400万円
工期1週間
建物タイプ一戸建て

「家族の団らんやドックランが楽しめるスペースとして庭を利用したい。また、外からの視線も気になるのでプライバシー対策もしたい」とご依頼があった、外構リフォームの施工事例です。

おしゃれなウッドデッキを設置したほか、ウッドデッキを囲むように目隠しフェンスフェンスを設置しました。

また、ウッドデッキを快適に使えるように、オーニングを設置し、直接日射が当たらないように工夫しました。

【事例12】腐食したウッドデッキを交換

腐食したウッドデッキ
before
新しいウッドデッキに交換した様子
after
リフォーム費用約50万円
工期3日間
建物タイプ一戸建て

「既存のウッドデッキが腐食してしまったため、人工木のウッドデッキに交換したい」とご依頼があった、外構のリフォーム施工事例です。

既存の基礎束石を再利用して、アルミ下地を組み、新しいウッドデッキを設置しました。

【事例13】老朽化したブロック塀を目隠しフェンスに

老朽化したブロック塀
before
外構リフォームで設置した目隠しフェンス
after
リフォーム費用約43万円
工期4日間
建物タイプ一戸建て

「劣化してしまったブロック塀を撤去して、目隠しフェンスを設置したい」とご依頼があった一戸建てにおける外構リフォームの施工事例です。

ひび割れなどが発生していた塀を撤去し、目隠しフェンスに交換しました。

また、既存の塀を残した部分には、耐久性を高めるために強度補強をおこなっています。

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外構をおしゃれにリフォームするポイント

外構をおしゃれにリフォームするには、照明や植栽を効果的に配置するなどのポイントも押さえる必要があります。

ここでは外構をおしゃれにリフォームするポイントについて学んで、友人に自慢したくなるようなおしゃれな外構を完成させましょう。

【ポイント1】全体のテイストを統一する

外構全体のテイストをあらかじめ決めておくと、商品や素材同士がマッチした統一感のある仕上がりになるでしょう。

たとえば「おしゃれなカフェのような雰囲気にする」と決めておけば、植栽と芝生で自然な雰囲気を演出し、ベンチを設置しておしゃれで居心地のよい空間に仕上げられます。

一方、テイストを決めずにリフォームすると、外構全体に統一感がでず、単調な仕上がりになってしまうかもしれません。

もしおしゃれに外構をリフォームしたいなら、施工事例などを参考にして、統一したいテイストを決めておきましょう。

【ポイント2】バランスよく自然を取り入れる

外構にバランスよく自然を取り入れることで、自然を身近に感じられるおしゃれな空間に仕上げられるでしょう。

外構に採用した木目調・石目調のデザインのフェンスやタイルに、庭木や花をあわせることで、華やかな印象を与えられます。

ただし外構に自然を取り入れる際には、防草シートを敷くなど、お手入れがしやすいような工夫も必要です。

外構リフォームの内容にそのような工夫も含め、おしゃれな空間を維持しやすいように工事しましょう。

【ポイント3】生活感を抑えて魅せるデザインにする

外構リフォームのプランを決める際、生活感が抑えられるようなデザインを採用すると、おしゃれな空間に仕上げられるでしょう。

たとえば、玄関の近くには物置などの構造物は配置しないデザインにすると、雑多な印象を与えず「魅せるデザイン」がつくりやすい傾向にあります。

生活で必要な物を収納する物置は、道路や隣家から見えにくい場所に配置するなどして、生活感を抑えたおしゃれな外構にリフォームしましょう。

【ポイント4】照明や植栽を効果的に配置する

照明や植栽で外構のデザイン性を上げることで、モデル住宅のようにおしゃれな外構にリフォームできるでしょう。

たとえば、大きな庭木を敷地の中央にしつらえて、その庭木を照明で照らす方法。しつらえた庭木やコンクリート・タイルとの組み合わせにより、上質な空間を演出できます。

照明や植栽のプランにもくわしい専門業者に相談し、おしゃれな外構プランを提案してもらいましょう。

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外構リフォームで活用できる補助金

国や自治体による補助金・助成金制度のなかには、庭のリフォームで活用できる制度もあります。

たとえば、厚生労働省の「介護保険における住宅改修」は、建物の外の段差を解消するなどの工事に対して給付金が交付される制度です。

介護保険における住宅改修
  • 申請が可能な条件:要介護者が屋外で住宅を改修するときなど
  • 支給限度基準額:20万円

引用元:介護保険における住宅改修(厚生労働省)

ただしこのような補助金・助成金制度は、申請時期や条件が定められています。

外構リフォームで補助金・助成金制度を活用したい場合は、国や自治体などのホームページで最新の情報をチェックしましょう。

>>リフォームの補助金・助成金制度はこちらでチェック

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外構リフォームの費用を安く抑えるコツ

外構リフォームの費用を安く抑えるには、複数の工事をまとめて依頼するなどの方法が有効です。

ここでは外構リフォームの費用を安く抑えるコツについて学び、外壁塗装などの建物のメンテナンスをおこなうための資金も確保しておきましょう。

【コツ1】優先順位を決めてリフォームする

外構リフォームの予算が決まっている場合、優先順位を決めて業者に伝えておくと、予算内でおさまるプランを提案してもらえるでしょう。

優先順位を決めずに見積もりへ進むと「予想以上にリフォーム金額が高くなってしまったものの、何をカットすればよいかわからない」という状況になってしまうかもしれません。

一方、あらかじめ優先順位を決めて業者に伝えておけば、予算の範囲内で可能なリフォームプランを検討してくれます。

「駐車場にカーポートを設置するのが優先」など、希望する外構リフォームの内容に優先順位をつけて、リフォームにかかる費用を安く抑えましょう。

【コツ2】シンプルなデザインを採用する

タイルやフェンスなどを使う外構リフォームの場合、シンプルなデザインを採用するとリフォームにかかる費用も安く抑えられます。

たとえば、花壇をつくる際、アーチ型よりも直線上にブロックを積むほうが、リフォームにかかる費用を安く抑えられる傾向にあります。

もし外構リフォームのプランを「費用の安さ重視」で決めたいのなら、シンプルなデザインを採用し、リフォーム金額を安く抑えましょう。

【コツ3】複数の工事をまとめて依頼する

外構リフォームに関する複数の工事をまとめて依頼することで、人件費や資材の運搬費などを節約できるでしょう。

外構リフォームを複数回に分けて依頼した場合、工事するたびに職人の手配などをおこなわなければならず、工事のたびに人件費が発生します。

また、敷地の図面作成などにも費用が発生するため、複数回にわたって同じ作業に費用がかかってしまいます。

「来年にはウッドデッキを設置したい」など、外構リフォームの計画がある場合はまとめて工事を依頼し、工事のたびに必要になる費用を節約しましょう。

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外構リフォームの注意点

外構リフォームの際には、建ぺい率の上限をオーバーしないかなどいくつか注意すべき点があります。

ここでは外構リフォームの注意点について学んで「カーポートを設置できないことが契約後に判明した」などのトラブルを回避しましょう。

【注意点1】建築確認申請は必要か

カーポートやテラスなどの構造物を新設する場合、構造物の大きさやお住まいの地域によって建築確認申請が必要になるおそれもあります。

建築確認申請が必要な場合
  • 防火、準防火地域にお住まい
  • 防火、準防火地域以外にお住まいで10平方メートルを超えて増築する
建築確認申請が必要な場合
  • 防火、準防火地域以外にお住まいで10平方メートル以下の増築をする

建築確認申請が必要な場合、外構リフォームの前に自治体などに必要な書類を提出しなければいけません。

そのため、外構リフォームの工事を始める前に2〜3週間ほどの期間が必要になります。

また、建築確認申請には、書類作成と申請代行で12〜15万円の費用がかかるため、予算にそれらの費用も含めておく必要があります。

【注意点2】建ぺい率の上限をオーバーしないか

サンルームやカーポートを新設する場合、建築基準法で定められている建ぺい率をオーバーしないか確かめる必要があります。

建ぺい率とは、敷地面積に対する建築面積の割合のことです。

たとえば、サンルームを設置することで建ぺい率がオーバーとなる場合、サンルームの設置はできません。

建ぺい率を解説するイラスト
建築面積とは?

建築面積とは、建物を真上から見たときの面積のことで、1階の面積となるのが一般的です。

外構リフォームの見積もりの段階で建ぺい率を業者に計算してもらい、希望するリフォーム工事が可能であるかを確かめておきましょう。

>>専門業者に建ぺい率のチェックを依頼するなら

【注意点3】工事中に自家用車を停める場所はあるか

外構リフォーム中は、工事車両や資材などによって敷地がうまってしまうため、自家用車を停める場所があるか確かめておきましょう。

なかには、敷地内に自家用車を停める場所がなく、道路に自家用車を停めていたところ、近隣住民とトラブルになってしまったというケースもあります。

そのようなトラブルを回避するためには、近隣に駐車場を借りるなどの方法が有効です。

あらかじめ業者に、工事車両などでどれほどスペースが必要かを確かめ、必要な場合は駐車場を確保しておきましょう。

【注意点4】夜間でも安全に歩行できるか

外構リフォームで玄関アプローチや駐車場スペースを新設する場合は、夜間でも安全に歩行できるようなプランを考えましょう。

建物の外で夜間も安全に歩行するには、照明を設置するなどの方法が有効です。

外構における夜間の安全対策
  • 人を検知して点灯する照明の設置
  • 雨でぬれてもすべりにくい素材を使う
  • 段差がある箇所には手すりを取り付ける

夜に足元が見えにくいことで事故を起こさないよう、外構をリフォームする際は安全性についても検討しておく必要があります。

【注意点5】入居者が転倒するおそれはないか

外構リフォームで段差が多いデザインを採用した場合、高齢者など足腰に不安のある人がつまずき、転倒してしまうおそれがあります。

そのような転倒で事故が起きないよう、段差のあるデザインを採用するなら、入居者が安全に歩行できるように配慮しましょう。

たとえば、庭のスペースに余裕がある場合、段差のある玄関アプローチとは別にスロープを設置すると、高齢者でも安全に歩行できます。

また、庭のスペースに余裕がない場合でも、段差がある箇所に手すりを取り付けると、手すりがない状態より安全に歩行することも可能です。

誰でも安全に歩行ができるよう、外構リフォームの際はこのような工夫を検討してみましょう。

>>外構アプローチの失敗例をこちらでチェック

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外構リフォームを依頼する業者の選び方

外構リフォームを依頼する業者は、専門資格をもつ職人がいるかなどのポイントについてチェックして選ぶ必要があります。

ここでは外構リフォームを依頼する業者の選び方について学び「相場よりも高い金額を支払うことになってしまった」などの失敗を回避しましょう。

【選び方1】外構リフォームの実績が豊富か

外構リフォームの実績が豊富な業者に依頼することで、伝えた要望に沿った最適なプランを提案してもらえるでしょう。

外構リフォームの実績が豊富である場合、さまざまなデザイン・商品のリフォームに対応した施工事例があるため、対応できるプラン数も豊富であることが期待できます。

外構リフォームの内容が同じであっても、業者によって仕上がりやデザインが異なるため、豊富な経験を元に、外構のプランを提案してもらえる業者に依頼しましょう。

【選び方2】専門資格をもつ職人がいるか

外構リフォームや建築・工事に関する専門資格をもつ職人がいる業者に依頼することで、工事品質やデザイン性の高さが期待できます。

外構リフォームに関する資格は「一級造園施工管理技士」などが挙げられます。

外構リフォームに関する資格
  • 一級造園施工管理技士
  • 一級造園技能士
  • エクステリアプランナー

業者に見積もりを依頼する際に専門資格の有無についてチェックし、専門的な知識を元に、外構のリフォームプランを提案してもらえる業者に依頼しましょう。

【選び方3】複数の業者で相見積もりをとる

複数の業者で相見積もりをとり、見積金額などを比較した上で、依頼する業者を決めましょう。

相見積もりでチェックすべきポイント
  • 見積金額
  • アフターサービスの内容
  • 対応の丁寧さ

なかには、極端に高い金額を提示する悪質な業者も存在します。

そのため、そのような悪質な業者に依頼したことでトラブルが起きないよう、複数の業者で比較するのがおすすめです。

>>外構リフォームの見積もりはこちらから

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【Q&A】外構リフォームに関するよくある質問

外構リフォームのDIYは可能?

外構リフォームのDIYは可能です。

レンガや人工芝などを自分で購入すれば、花壇やバーベキュースペースをつくれるでしょう。

ただし外構リフォームの範囲が広い場合などは、専門業者に依頼するのがおすすめです。

業者に依頼するのがおすすめな場合
  • 外構リフォームの範囲が広い
  • コンクリートやアスファルトを使う
  • レンガなどを運ぶのが面倒に思う

>>外構リフォームを依頼する専門業者探しはこちらから

外構リフォームにかかる工期の目安は?

外構リフォームにかかる工期は、3〜7日が目安です。

ただしリフォームの内容によっては、工期が長くなる場合もあるため、見積もりなどの際に業者に確かめておきましょう。

外構リフォームで防犯性を向上させるには?

外構リフォームで防犯性を向上させるには、フェンスを設置するなどの方法が有効です。

外構リフォームで防犯性を向上させる方法
  • 格子フェンスで室内の様子が見えにくくする
  • トゲのある植物を植えて窓に近づきにくくする
  • 不審者を発見しやすい照明の設置

外構リフォームで防犯性を向上させ、不審者の侵入による犯罪・トラブルを回避しましょう。

外構工事とエクステリア工事のちがいは?

外構工事とエクステリア工事は、似たような意味で使われる言葉であるものの、意味合いにちがいがあります。

外構工事とエクステリア工事のちがい
  • 外構:屋外に設置する構造物のこと(例:カーポートやテラスなど)
  • エクステリア:屋外につくる空間全体のこと(例:植栽などでつくるガーデニングスペースなど)

>>外構・エクステリア工事の費用はこちらから

外構工事にはどんな種類がある?

外構工事には、おもにオープン・クローズ・セミクローズの3種類があります。

外構工事の種類
  • オープン:開放感を演出するために、フェンスや塀を設置しない
  • クローズ:外からの視線をさえぎるように、フェンスや塀などを設置する
  • セミクローズ:開放感とプライバシーの保護を両立させる

どのような庭をつくりたいか検討し、外構リフォームの内容を決めていきましょう。

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この記事の監修者プロフィール

【監修者】久田麻里子

2級建築士、インテリアコーディネーター、住環境福祉コーディネーター。ハウスメーカー、リフォーム会社での建築業を幅広く経験。主婦・母親目線で様々なリフォームアドバイスを行う。主な担当は水回り設備リフォーム、内装コーディネート、戸建てリフォームなど。

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