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2020年11月17日更新
寝室のリフォームにかかる費用は?落ち着いた空間を作るには
寝室をリフォームしたいと思った時、生活の中心となる空間ですからせっかくなら落ち着く寝室にしたいですよね。今回は、壁紙や照明の選び方や、介護を考えたリフォームの仕方、収納スペースの取り方、洋室や和室のリフォームの費用と相場をお伝えします。
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- 監修者樋田明夫
目次
夫婦で使う寝室を落ち着いた空間にリフォーム
年数の経った寝室をリフォームしたいと思った時、夫婦で毎日使う寝室だからこそ、ほっとできる空間が大事ですよね。リフォームを行うときに、落ち着ける空間にするにはどうすればよいのかまとめてみました。
落ち着いた空間になる壁紙の選び方
圧迫感をなくし、落ち着いた寝室へと演出するには床や壁のクロス、天井のバランスが大切です。壁紙の色が変わるだけで、寝室の印象はガラッと変わります。空間を広く見せ、すっきりとした印象に見せる色や、おすすめの壁紙を紹介します。
落ち着いた空間には真っ白よりもオフホワイト
清潔感があり、光を取り入れて部屋を広く見せる白い壁紙はリビングなどには最適ですが、寝室で選びたい壁紙の色味は、真っ白よりもオフホワイトです。暗い色は圧迫感が有るから明るい色にしたいという時、ワントーン落としてあげることで落ち着いた印象に変わります。
天井色を暗い寒色に変えると寝室が落ち着いた空間に
自由度が高いなら、おすすめしたい天井の色味は暗い寒色です。明るい壁紙の中で、暗い壁紙をワンポイントで入れることで、印象がぐっと変わります。また、寒色は後退色と言って、奥に引っ込んで見える色なので圧迫感もなくなり、夫婦でリラックスして安眠できるようになります。

落ち着いた空間には暖色の照明がおすすめ
光の色が変われば、部屋の印象も変わります。白みがかった明るい照明は脳を覚醒させてすっきりとした気分にします。反対に赤みがかった照明は落ち着いた気分にさせてくれます。どちらの照明も使いたい場合は、色味を調節できる照明を選ぶといいでしょう。
窓から自然光を取り入れて爽やかな朝に
夜はしっかりとリラックスできる空間にしたいが、朝はすっきり起きたいですよね。そのためには、自然光を取り入れやすい空間にするといいでしょう。遮光カーテンを普通のカーテンに変えたり、ガラスブロックの窓にしたりと、光を取り入れやすくすることで、朝の目覚めが変わります。
生活をしやすくする寝室のリフォーム
寝室は毎日使う部屋で、生活の中心になりやすいですから、使いやすい空間であると便利です。生活のしやすさや介護、収納スペースなどを考えたリフォームをするといいでしょう。
今後介護が必要になったときのためのリフォーム
介護の中心となるのもやはり寝室ではないでしょうか。介護のために考えておきたいリフォームのポイントをお伝えします。
段差を無くしてバリアフリーに
車椅子を使用することを考慮して、バリアフリーにするのがおすすめです。バリアフリーにはフローリングがおすすめですが、畳でもバリアフリーにすることもできます。
近くにトイレを設置する
一番困るのはトイレではないでしょうか。トイレが近くにあると、介護がしやすくなります。もし、近くにトイレがなければ、簡易トイレを寝室の隣や中に設置するという手段もあります。
省エネのために二重窓にする
二重窓にすれば、部屋の保温性が高まり、エアコンの使用が少なくなるため、省エネや電気代の節約ができます。エコリフォームということで、二重窓の設置には助成金が出る場合もあるので、要チェックです。また、防音性も高まりますので、家の中の音が気になるという方にもおすすめです。
収納スペースを確保しつつリフォームする
無駄なスペースを有効に使ったり、使いにくい収納をロフトやウォークインクローゼットなどの便利な収納に変えたりすることもできます。
ロフトで収納スペースを確保する
狭い部屋で収納スペースを確保しようとすると、なかなか難しいですよね。部屋の高さが十分にあれば、ロフトを作って収納スペースにしても良いです。上りやすい階段を設置すれば、昇り降りもしやすいですし、階段の下の空間を有効に使うこともできます。

限られた空間に寝室を造るリフォームのパターン
限られた空間であっても、工夫次第で寝室を造ることができます。では、限られた空間に寝室を造る場合、どのような方法があるのでしょうか。寝室リフォームのパターンを見ていきましょう。
ワンルームに仕切り壁を設けて寝室を造る
ワンルームの場合、寝室を造るのは無理と諦めている方はいませんか?例えワンルームであっても、リフォームで仕切り壁を設置し寝室を造ることができます。
ある程度の広さがあれば、リフォームで完全に壁を作って部屋を分けることが可能です。
しかし、部屋自体が狭いなどで仕切り壁を立てることに抵抗がある場合は、パーテーションやアコーディオンカーテン、収納棚などで仕切る方法もあります。
リフォームで仕切り壁を設置し、ワンルームに寝室コーナーのような一角があるだけで、プライバシーが確保できて快適な空間に仕上げられるでしょう。
また、間仕切り壁と引き戸を組み合わせて設置するのも可能なため、生活動線やインテリアなどに合わせた仕切り壁などを選ぶといいでしょう。
収納にベッドを内包する形の寝室
部屋のスペースが十分ではなく、収納スペースもない場合は収納にベッドを内包する形がおすすめです。限られた空間の寝室の場合、ベッドを置くだけでスペースがいっぱいになってしまい、ベッドの下はデッドスペースになってしまいます。
その場合、ベッドの下を収納にしてその上にマットレスやベッドを置く形にすれば、ベッドの広さ分の大容量な収納を得られます。
また、ベッドの下に収納が設置していることで、部屋がすっきりし空間に余裕を持たせることができるでしょう。
ガラススクリーンで空間を仕切る寝室
ガラススクリーンとは、大きな窓のようにガラスでできた仕切りのことです。
仕切り壁の場合、視界が遮られプライバシーを守ることができますが、ガラススクリーンの場合は視界が遮られないため、視覚効果で空間が広く感じられます。
また、フレームの色もブラックやホワイトがあり、ガラススクリーンがあることでスタイリッシュな空間にできます。
限られた空間の場合、部屋が狭く見えてしまうため、ガラススクリーンを使用することで空間に奥行きを感じさせてくれます。
また、ガラススクリーンは仕切り壁との併用も可能なため、見せたくない部分は仕切り壁にし、視界を遮りたくない場合はガラススクリーンにするなど、部分的に変えていく方法もあります。
寝室リフォームでありがちな失敗例とは?
寝室リフォームでありがちな失敗例をご紹介します。
方位による失敗例
寝室を東向きにリフォームした場合、冬の朝方は日が当たり暖かいのですが、夏になると日差しが降り注ぎ、早朝から暑くて寝られないというケースがあります。
また、西向きの寝室では、夏の夕方の西日で部屋の温度が上がり、夜寝るときも温度が下がらず寝苦しくなるというケースもあります。
方位による失敗例は割と多く、どうしてもリフォームで東向きや西向きの寝室にしなければならない場合は、遮光カーテンの他に雨戸やシャッターの設置なども考えておくといいでしょう。
間取りによる失敗例
寝室の隣がリビングの場合、寝るときにテレビの音が気になったり、会話が聞こえてくるなどうるさくて眠れなくなってしまう可能性があります。
また、キッチンの隣に寝室がある場合、食器洗浄器や洗濯機、換気扇の音が気になり不快になることもあります。寝るときの寝室は基本的に静かなため、寝る際には周りの騒音が気になる可能性は高いでしょう。
しかし、日常生活で音が出る時間帯は決まっていることが多いため、寝室をリフォームするときは寝る時間にどこからどのような音が発生するのか、確認をしておくといいでしょう。
また、リフォームする際は隣の部屋で騒音になりうるものも考慮してレイアウトを考えておくと、後悔しないリフォームが可能となります。また、エアコンの位置も重要です。室外機の位置により移動できる範囲も決まってきますので、しきり壁の位置により、一方の部屋だけしかエアコンが効かなくなる場合もありますので、しきり壁の上部を開けるなど、冷暖房の計画も考慮が必要です。
部屋のタイプ別にみる寝室のリフォームでかかる費用と相場
和室であるか洋室であるかという部屋のタイプによっても、リフォームの費用は変わってきます。それぞれの部屋のタイプでみるリフォームの費用と相場をご紹介します。
洋室のリフォームの費用と相場
クロスの張替えなど、洋室のリフォームは手軽なものが人気なようです。費用の相場は和室のリフォームより若干安めになっています。
手軽なクロス張り替え:約3万~約10万円
一番手軽で安価なものはクロスの張り替えです。壁紙を変更することで、部屋全体の雰囲気をガラッと変えることができるので人気な施工です。部屋の広さや壁紙のタイプによって相場は異なりますが、安いものだと3万円ほどでできる場合もあるようです。
クロス+床のリフォーム:約10万~25万円
クロスの張り替えに加えて、床を変える場合も人気の施工です。床はフローリングやカーペット、木目のタイルなどに変更し、壁と床のイメージをマッチさせることで、より一体感のある寝室を作ります。費用はクロスの張替えとは少し高くなりますが、一緒に施工することでコスパ良くリフォームすることができる場合もあるようです。
ドアや収納のリフォーム:約25万~50万円
ドアを開閉のしやすい建具に変えたり、クローゼットやウォークインクローゼットなどの収納を新しく作ったりといった部屋の作りが変わるようなリフォームだと、費用は少し高くなります。また、ロフトをリフォームするものは約50万円~といったように高めの費用が相場のようです。
和室の寝室をリフォームする時の費用と相場
年数のたった畳の部屋をフローリングに変えるような、和室を洋室にする施工が人気のようです。別のタイプの内装にするため、洋室のリフォームよりも費用の相場は高くなるようです。
畳をフローリングに変える:約10万~20万円
畳は、畳分の厚みを埋め立てるため、フローリングを取り付けるため、洋室の床のリフォームよりも相場が高いようです。フローリングは比較的安価なので、フローリングに変えても費用が安く抑えられます。逆に質感や素材にこだわりたい時は、カーペットやクッションフロアにしてもいいかもしれません。
押入れを利用して収納スペースを作る:約3万~約10万
奥行きのある和風の押入れを使いやすくするためにクローゼットに変える施工もあります。また、費用は高くなりますが、クローゼットを拡張してウォークインクローゼットにする方法も人気です。
和室を洋室にリフォーム:約50万~100万
和室全体をすべて洋室にリフォームする場合もあります。ふすまや障子をドアに変更し、畳や壁も洋風にします。部屋のタイプが変わるので、費用は洋室をリフォームするよりも高くなります。
建物タイプ別にみる寝室のリフォームの費用と相場
賃貸のアパートで寝室をリフォームしたい場合や、持ち家のマンションをリフォームする場合は、それぞれリフォームの自由度や相場も異なっています。建物タイプ別に寝室リフォームの費用と相場を見ていきましょう。
アパートの寝室をリフォーム:約3万~25万
賃貸である場合で、借主がリフォームを行う時は、クロスの張り替えや床をカーペットに変えるなどの部屋の構造を変えないようなリフォームが多いです。壁紙や床を変えるだけで築年数が古いアパートの寝室の雰囲気を簡単に変えられるので人気なようです。
マンションの寝室をリフォーム:約3万~100万
持ち家のマンションをリフォームする場合は、自由度が高いので、相場の範囲が大きくなります。先に挙げたクロスの張り替えから、収納スペースを作ったり、ドアを建具に変えたりなど部屋全体の構造を変えるようなリフォームも可能です。また、マンションのリフォームの場合は、家全体をリフォームする時も多いため、その分大掛かりなリフォームが行われている事例が多数あるという事も特徴です。
住宅リフォームの減税や補助
住宅のリノベーションやリフォームには各種の減税や補助金の制度があり、一定の条件で支援を受けることができます。
省エネ工事、耐震工事、バリアフリー工事といったリフォーム工事をすることで所得税の減税だけでなく固定資産税も工事によっては減税対象となる場合があります。
補助金については、各自治体により各種の制度が増えたり、内容が変化していますので最新の情報を確認しておきましょう。
部屋リフォームに対応する優良な会社を見つけるには?
ここまで説明してきた部屋リフォームは、あくまで一例となっています。
「費用・工事方法」は物件やリフォーム会社によって「大きく異なる」ことがあります。
そのとき大事なのが、複数社に見積もり依頼して必ず「比較検討」をするということ!
この記事で大体の予想がついた方は次のステップへ行きましょう!
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一生のうちにリフォームをする機会はそこまで多いものではありません。
後悔しない、失敗しないリフォームをするためにも、リフォーム会社選びは慎重に行いましょう!
この記事の監修者プロフィール

株式会社フレッシュハウス
樋田明夫フレッシュハウスでリフォームの営業担当を長年経験し、数々のリフォームコンテストでの受賞実績を持つ。現在はフレッシュハウス本社における営業戦略室の室長として、大規模リフォームから通常のリフォーム物件まで幅広く対応中。

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