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2019年02月07日更新

窓の断熱リフォームにかかる費用や方法について

窓から受ける外気温を断熱して快適な生活空間を作るにはどうすればよいのでしょうか?断熱リフォームをすると防犯や遮音製が向上することは知られています。窓リフォーム工事費用はどのくらいかかるのか、また、ガラスや枠はどれが良いのかを調べてみました。

断熱性を高めるために窓をリフォームすべき3つの理由について

窓 リフォーム 断熱

窓を定義すると外の光を室内に通すことや換気のために、室内の各部屋、廊下、屋根に
設置されるものです。

窓の種類

開閉方式は数種類あり、

  1. レールに乗せたサッシ窓が左右に動くタイプ → 引き違い窓
  2. 窓の軸がスライドして開閉するタイプ → 縦滑り出し窓
  3. 窓の下の軸が固定されて上側が室内に倒れるタイプ → 内倒し窓
  4. 上下2枚の窓が上側、または下側に動くタイプ → 上げ下げ窓
  5. 羽のように細い何枚かのガラス面が開閉するタイプ → ルーバー窓
  6. 外壁から外に突き出している窓 → 出窓
  7. 開閉できない窓 → はめ殺し窓(FIX窓)

このように窓のタイプがあり、場所によって設置を決めています。

窓の役割について

窓の役割とは、陽の出ている時間は室内に自然光を取り入れ、生活面での快適性を確保するのが役目です。また、風を室内に取り込み、家の換気をする役目も持っています。

窓の欠点とは

通常の1枚ガラスのサッシ窓は

  1. 外気温の影響を受けやすく室内の温度を下げたり上げたりします。
  2. 外の音を遮断する防音性が低く、車や電車が通る音が聞こえることがあります。
  3. サッシ窓の強度はさほど高くない為、防犯性は期待できません。
  4. 内部との温度差によっては、冬場にカーテンや壁紙にカビが発生する原因を作ります。

窓の断熱性を高めるためにすべきこと

1:カーテンやロールスクリーンを吊るす

この時に大事なポイントは、サッシ窓より短いものを付けてはいけません。

更にカーテンレールから熱が逃げることもあるので「カーテンレールカバー」を
取り付けることが良い方法と言えます。

充分床に届き引きずるくらい長めの物を吊るすのが断熱効果を上げるコツです。

2:発泡スチロールやダンボールを立てかける

採光をある程度犠牲にしてもかまわない場合は、発泡スチロールやダンボールを窓に立てかけることも効果があります。

またエアークッションを貼る方法もおすすめです。

3:断熱フィルムを張る

多少の手間はかかりますが、貼り方は商品に書かれているので、指示通りに貼ることが出来ます。

また、断熱スプレーという商品もあり、窓に吹きかけて断熱効果を上げる方法もあります。

4:1枚ガラスのサッシ窓を複層窓に変える

業者に依頼しないと交換できませんが、2重サッシにすることで断熱効果を上げることが出来ます。

5:既存の窓の内側に窓を取り付ける

室内側に窓を取り付ける工事をすることで、結露防止や断熱効果を上げることが出来ます。

このように窓を替えたり、窓周りを工夫することで断熱効果を得ることが出来ます。

冷暖房の効果アップと電気代を安くなるには

冷房や暖房の温度を極端に設定しなくていいような快適な生活を送る一番確実な方法は「窓リフォーム」です。

1枚ガラスのサッシ窓を2重サッシや内側に窓を増設することで冷暖房の温度設定を極端に高くしたり、低くする必要がなくなります。

また、結露ができにくくなるのでカビの発生も抑えられるでしょう。
冷暖房の使用量が少なくなると、当然電気代の負担も軽くなります。2重サッシや内側に窓を増設することは「省エネ」だけでなく「節約効果」も期待できます。

セキュリティ対策になる

1枚ガラスのサッシ窓の防犯性は限り無くないと思ってください。侵入犯は、道路から見えない窓を狙って室内に入ってきます。この際、1枚ガラスだと簡単に割られてしまうので、非常に危険です。

窓からの侵入者を防ぐには「防犯合わせガラス」というのがあります。この窓は「割れにくい」という特性があり、ガラスを割って侵入するには時間が掛かるので、泥棒は早々に退散するでしょう。

出来れば1階のすべての窓にシャッターや雨戸を取り付けておけば安心です。

断熱リフォームに使う窓ガラスの種類と費用について

窓に使用されるガラスには

1:フロートガラス

住宅でよく使われる透明なガラスです。

2:くもりガラス

浴室で使われるタイプで採光が得られながらも室内が見えにくいガラスです。
※「くもりガラス」は不透明なガラスの総称として一般の方が使用されることが多い単語です。簡単には「すりガラス」と「フロストガラス」に分けられるので「フロストガラス」の方が良いかもしれません。

3:型板ガラス

ガラスの片側に凹凸の型模様をつけたガラスです。すりガラスよりも向こう側の透け感が高いです。

4:すりガラス

フロートガラスの片面に細かい傷をつけたガラスで、水にぬれると中が透けて見えます。

5:網入り透明ガラス

建築基準法により防火対策として設置されるガラスです。主にこのようなガラスがサッシ窓として使用されます。

Low-E複層ガラスのメリットとデメリット、工事費はいくらかかるか

通常、2重サッシと言われるものは、ガラスサッシ2枚の間に中空層があるものを指します。断熱効果は期待できますが、更に高い断熱効果を示すのが「Low-E複層ガラス」と言われるものです

メリットはやはり冬場や夏場の断熱効果が期待できることです。冬の暖房効果を外に逃がさず、室内を温めてくれます。

夏は「紫外線カット」で有害な紫外線を「Low-E」と呼ばれる特殊金属膜で遮断するので、室内の家具やカーテンの色あせを防ぎ冷房費を抑えてくれる役目があります。

デメリットは、サッシ窓 自体が割高であることでしょう。

また、西側に不向きなとか、北面、南面に向いている等設置に工夫と専門家によるアドバイスが必要な場合もあります。

冬場の結露はガラス面で起きなくても枠周りに起きることがあるので、サッシ枠は結露防止用の枠がおすすめです。

「Low-E複層ガラス」の価格はメーカによって違いが大きくありますが、1㎡当たり約2万円~5万円です。単純に普通のガラスの4倍くらいと考えても良いかもせれません。サッシ枠は約1万円~1万5000円ほどです。

一例として、引き違いの2枚サッシの掃き出し窓の場合

  • サッシ窓 2枚:約10万円
  • 搬入・取り付け費用:3万円
  • 既存サッシ処分費:2万円

と考えると1カ所の掃き出し窓のサッシ交換には約15万円くらいかかり、工事期間は半日で済むでしょう。これはあくまでもサッシレールが既存の物が使えるという条件の元です。

サッシレールの交換となると外壁の一部撤去、新規サッシレール取付になると
工事期間が2日くらいかかります。

この費用に関しては施工店によって違いますので、その業者に確認してみてください。

内窓を取り付ける工事とは

内窓は北海道の様な極度に気温が下がる地方でよく用いられる施工で、部屋側の窓の先にもう一つ窓を設けることによって、外気温を部屋に入れない工夫です。

また、空港や幹線道路近くの家屋では防音のために用いることもあります。

このように断熱性と防音性は向上することから、一般住宅でも後付け工事をされる場合があります。

工事方法は既存の窓の部屋側にもう一つ窓を付ける工事で、腰高窓辺りでは1箇所の施工は1時間~2時間ほどの短時間で終わります。

費用はメーカーによって違いがありますが材料費は約3万円~6万円くらいで現地にての取り付け工事費が別途かかります。

既存のサッシを交換する訳ではないので処分費用がないので、工事費が安く抑えられます。

ルーバー窓は断熱効果を期待できるか

ルーバー窓を廊下や洗面所、トイレに設置されている家はよくありますが、掃除がしにくい面と防音、断熱効果は全くないといえます。出来るなら上げ下げ窓や内倒し窓に交換して、防音と断熱性を上げる事を検討されるといいでしょう。

DIYで断熱ボードを貼るとある程度断熱にはなる?

サッシガラス面はある程度の断熱効果を得ることは出来るかもしれませんが、既存の窓枠がアルミ製の場合、冬場はこの窓枠が結露するので、折角張った断熱ボードも剥がれたり、カビが発生して健康を損なうかもしれないので、
出来ればやめた方が良いでしょう。

断熱リフォームには窓枠も重要

窓 リフォーム 断熱

分譲マンションや建売の戸建て住宅を購入するとサッシの窓枠はアルミの枠であることが多いものです。

アルミの枠は熱の伝導率が高く、冬は結露しやすいので、サッシを交換する時は枠周りも一緒に交換しなければ、結露対策は解決出来ません。

アルミの窓枠は古くから広まった

アルミは加工しやすく、費用が安い事と腐食しにくいので、1950年代半ばより積極的に取り入れられ、日本でのサッシ枠としての使用率は約70%に達しています。

しかし、断熱性能が悪く、アメリカでは使用禁止の州もあります。

アルミの窓枠のサッシの価格は腰高窓の場合約2万5千円~5万円くらいが目安です。
(この金額はあくまでサッシ窓だけの交換です)

同じサッシ窓の交換でも窓枠を含めると、外壁に解体復旧工事の費用が加算されます。これに出張費と取り付け工賃、既存サッシ窓の処分費が加算されます。

樹脂製は結露しない

最近では結露防止の為に積極的に窓枠を樹脂製にすることが多く見受けられます。

サッシガラスが高断熱であっても、枠周りが結露しては、断熱性能を損ねるので結露が発生しにくい樹脂製が好まれているようです。

多くのペアガラスのサッシ窓を販売施工するメーカーも樹脂製の窓枠を推奨しています。
樹脂製の特徴は、「断熱・遮熱・気密」性に優れている点です。

熱の伝わりが小さいので室内の気温を外に逃がさず、外の熱を室内に伝えにくい利点があります。

また、ガラス面との段差が少ないので掃除が楽になったという人もいます。

樹脂製サッシ窓の交換費用は掃き出し窓の場合、窓の大きさにもよりますが窓本体の価格は、約5万円~20万円くらいと幅があります。

樹脂製サッシ窓の交換には枠から交換する方法と内窓として設置する方法の2通りがあり、どちらかを選択しなければなりません。

枠から交換する場合は外壁の解体・復旧・廃材処分の工事が伴い大掛かりになります。1カ所当たり解体・復旧・廃材処分工事は約20万円近くかかると想定したらよいでしょう。

ここで注意すべき点は、外壁材がサイディングの場合、製造中止で同じサイディングボードがないことが時々起こります。今貼ってあるサイディングボードと同じものが手に入るか事前に調べておく必要性があるでしょう。

内窓にする場合は、約10万円~20万円くらいが目安になります。

北欧は木製枠を使ったサッシ窓を使用

北欧の様な極寒地は木製のサッシ窓を使います。日本でもアルミのサッシ枠が使われる前は木製の枠を使っていました。

木製サッシ枠の特徴は、インテリアの一部となり、温かみが感じられ、如何なる空間でも似合うところです。木製製の窓枠は熱を伝えにくい特徴があり、結露が発生しにくい点が見直されています。

最近では防火認定を受けた商品も出てきています。

木製サッシ窓の交換工事は枠から交換する方法と内窓にする方法の2通りがあり、枠を交換する工事の場合、外壁の解体・普及工事をしなければならないのでどうしても高額になります。

工事費用は掃き出し窓1カ所約60万円~90万円くらい見積もる必要があるでしょう。

内窓の工事の場合も約35万円~50万円くらいかかると思います。

複合枠とは

サッシ窓には「複合枠」を使った窓が存在します。複合枠とは、外側と室内側の枠が違うもので成型されたものを指します。

一般的には外面には腐食の強いアルミ製を使用し、室内側は結露しにくい樹脂製や木製を使います。現在ペアガラスのサッシ窓は「複合枠」を使用したものが広く使われています。

外面にアルミ材を使用することで対候性を高める役目があります。

現在の相場では掃き出しサッシ窓の交換費用は約5万円~40万円くらいです。

レールからの交換は木製サッシの交換工事でも書きましたが、ほぼ同じくらいかかるでしょう。

窓の断熱リフォームに最適なリフォーム会社の選び方について

国が行う省エネ住宅に対する補助金制度がありますが、個人が申請するのではなく、工事を請け負う事業者が申請して補助金を受け取る制度です。

しかし、補助金の分支払いが安くなる可能性もあるので、工事依頼前に確認してみましょう。

業者に相談に行く際には、図面があるとある程度話が早く進みます。業者やリフォーム会社は図面である程度の判断が出来るのですが、
営業専門の担当者の場合、若干図面を見るのが苦手な人もいますので、どのような担当者か見極める手段として覚えておくといいでしょう。

また、打ち合わせをする時にこちらの要求を文章化して、一つ一つ確認作業をしながら、会社や業者の回答を記録として書くことも必要です。

打ち合わせが終わる時に、最終確認を互いにして、言った言わないの問題にならないように気を付けましょう。

こちらの要望に対して、経験や商品知識から適切なアドバイスやプランを提案してくれる担当者は優良な方です。

兎に角、契約を急かせる担当者は敬遠してください。その様な会社は経営に何らかの問題を抱えている場合があります。

また、見積もりは複数の会社から取り寄せ、比較検討をすることをお勧めいたします。

間違っても1社だけで見積りをして契約をしない事が大切です。

リフォームに対応する優良な会社を見つけるには?

ここまで説明してきた窓リフォームは、あくまで一例となっています。

「費用・工事方法」は物件やリフォーム会社によって「大きく異なる」ことがあります。

この記事で大体の予想がついた方は次のステップへ行きましょう!

そのとき大事なのが、複数社に見積もり依頼して必ず「比較検討」をするということ!

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一生のうちにリフォームをする機会はそこまで多いものではありません。

後悔しない、失敗しないリフォームをするためにも、リフォーム会社選びは慎重に行いましょう!

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この記事の監修者プロフィール

【監修者】小川愛

二級建築士、宅地建物取引士。愛知県名古屋市にて高級分譲住宅設計・施工会社に勤務。土地取得からプランニング、施工、販売、お客様のお引っ越し、アフターサービスまでの、住宅に関わる全ての業務に従事。

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