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2024年01月24日更新
【浴室リフォーム会社の選び方】施工業者の選定について
浴室リフォームには多くの業者が参入しており、どの会社を選べばよいかわからないという人も多いです。浴室リフォームを手掛ける会社の種類やそれぞれの会社の特徴、メリット、デメリットをまとめました。最適な浴室リフォーム業者を選ぶための参考にして下さい。
目次
浴室リフォームを始める前に知っておきたい浴室リフォーム会社について
浴室リフォームを考える際は、どんな業者に依頼するのがよいのでしょうか。
浴室リフォーム会社と一言で言っても、実は様々な業種の企業が参入しています。
家電量販店など一見リフォームとは関係の無いような店舗でリフォームの広告を見て不思議に思ったことはありませんか?
近年では、家電量販店やホームセンター、更には百貨店などもリフォーム業に参入しています。
もう少し厳密にわけると、家電量販店などは建築ではない他業種のリフォーム部門となります。
他にも浴室のリフォームを手掛ける会社には、ハウスメーカー系列リフォーム会社、リフォーム専門店、工務店や設計事務所などがあって業種分けすることができます。
リフォームを謳っている会社ならば住居のどの部分のリフォームであってもそつなくこなせる、というわけではありません。
それぞれの会社において得意分野があります。
浴室リフォームの際は、浴室リフォームを得意とする会社を見極める必要があります。
また、浴室リフォームには蛇口の交換など部分的なリフォームと浴室全体の全面リフォームがあります。
もちろん全面リフォームの方が金額は高く規模の大きな工事になりますが、部分的なリフォームであっても導入する製品によって金額は上下します。
器具や水栓取替え程度なら直接水道工事業者に頼んだほうが安上がりでしょう。
どんなリフォームを希望するか、予算なども合わせて明確にしておきましょう。
納得のいくリフォームをするには、リフォーム会社の特徴を知った上で希望するリフォームに合う会社を選択することが重要となってきます。
ハウスメーカー系列リフォーム会社の浴室リフォーム業者
ハウスメーカーとはテレビコマーシャルなどでもよく目にする住宅建設会社のことです。
近辺にもハウスメーカーによる新築物件を見たことにある人もいるでしょう。ハウスメーカーでは新築だけでなく、系列のリフォーム会社があります。
特徴
ハウスメーカーは独自のノウハウがあるので、部品などのおすすめのメーカーも熟知しています。
展示会で実物を見ることで完成後が想像しやすく、カタログも豊富で浴室のリフォームにおける参考材料が多くあります。
また、マニュアル化された工期で無駄な作業はなく早く終わります。サービスも丁寧で充実しています。
メリット
大企業だと全国的に知られているので、知名度の高さという点でも信用に値するでしょう。
大手ということでデザイン力にも優れていて、綺麗な仕上がりが期待できます。
また、顧客センターが設置され、困った時にはいつでも電話で対応してくれるなどアフターサービスの制度が整っているのは大手ならではです。
デメリット
ハウスメーカーの専属下請け業者に任せることで高額となる場合もあり、更に料金には宣伝広告費が含まれていることがほとんどです。
また、リフォームの際に部分的にこだわりたいという人もいるかもしれませんが、ハウスメーカーで統一された規格の製品以外は料金が高くなる場合がほとんどです。
リフォームを専門に請け負っている会社の浴室リフォーム業者
リフォーム分野はまだ法律が完全ではなく、全国にあるリフォーム専門の業者には届け出さえしていない悪徳業者も存在します。
リフォーム専門業者を選ぶ際には、優良業者かどうかの判断も必要になります。
特徴
リフォームに特化した業者なのでリフォームにおけるノウハウや技術力は秀でています。
住宅リフォーム専門や店舗リフォーム専門など、それぞれの得意分野がありますので。
一般住宅の浴室の場合は住宅リフォームを請け負う業者に相談しましょう。
部分的なリフォームであっても、柔軟に対応してくれることが多いです。
メリット
条件によりますが、リフォームには資格が絶対必要というわけではありません。
しかし、リフォーム専門業者では様々な資格保持者が多いので安心です。
また、リフォームを決めた理由には色々あるでしょうが、介護リフォームが目的の場合はリフォームの介護リフォームを専門に行っている会社もあり、補助金申請に詳しいので助言を仰ぐことができます。
デメリット
近年はインターネットで情報検索はできますが、良いリフォーム専門業者を見つけても全国展開している会社とは限りません。
リフォーム専門業者は全国展開の会社が少なく、地域にあるリフォーム専門の業者から浴室リフォームに強みのある業者を選ぶことになる可能性が高いです。
地域に根付いた工務店や設計事務所の浴室リフォーム業者
工務店であっても工事だけでなく設計にも強みを持つ会社もあります。
設計事務所の場合は設計だけをする会社がほとんどで、施工会社による工事の間は設計と現状に差異がないかを管理します。
特徴
住宅建築を専門にしている業種ですが、リフォームも得意分野であることが多いです。
ハウスメーカーのような大企業とは違い、地域に根ざした小規模ならではの良さがあります。
こだわりたい細かい要望まで聞いてくれ、自分の理想通りのリフォームが可能です。
メリット
地域密着で依頼者も地域内の人が多いため、予定が合えばすぐに対応してくれることが多いです。
また、少人数企業が多いので直接大工や職人と話す機会もあり、意思疎通がしやすいです。
人間味があり、相性が合えば良くしてくれるでしょう。
大企業のように広告や営業、ショールームなどにお金をかけない分価格を抑えることができるのも嬉しい点です。
デメリット
小規模であるからこそ、店によって技術力や価格に差が出てしまうデメリットがあります。
工務店の従業員や社風にもよりますが、中には質やサービスが悪かったり、技術力が低い店があるのは確かです。
大企業のように価格なども統一化されていないため、店毎に価格が違うのは仕方がないといえます。
他業種リフォーム部門の浴室リフォーム業者
少子高齢化社会の日本はこれから新築物件の需要が低下する代わりに、空き屋の再利用やリフォームが増えていきます。
本来は建築や住宅関連業が請け負うイメージの強いリフォームですが、いまや全く関係のない業種がどんどん参入しています。
特徴
リフォーム業に参入している異業種としてはホームセンターや家電量販店、電気や水道やガス会社などが挙げられます。
異業種と言っても住居に必要な物を取り扱う業種が多かったですが、最近では百貨店やECサイト、アパレルなど参入する業種はさらに幅広くなっています。
これらの業種によるリフォームは主に部分リフォームであり、それぞれの業種で扱う部品をリフォームにおいて売り込むという要素があります。
施工はほとんどが別会社です。
メリット
ハウスメーカーや工務店などと違い、普段行くような店舗であるため行きやすいです。
また、それぞれの業種ならではの専門性を強く発揮することができるという点も特筆すべきです。
例えば、家電量販店なら浴室リフォームの際に必要な物を全て揃えることができますし、アパレル系ならば浴室デザインなどセンスを問われる部分で強いと言えます。
蛇口や浴槽など導入したい設備がある場合には専門としている業種に依頼すると良いでしょう。
デメリット
異業種から参入しただけであって、元々は別の業種です。
工事は別の会社に任されることになりますが、リフォームの要望によっては対応できない場合が想定されます。
つまり、異業種リフォーム部門では浴室リフォームや浴槽、蛇口などの部分リフォームが得意であって、耐震リフォームなどは範囲外ということもありえます。
リフォームの内容によっては対応してもらえない可能性があるという点はデメリットとして挙げられるでしょう。
また、リフォームの依頼者は施工会社までは選べないので当たり外れがあることは否めません。
浴室リフォーム会社の選び方はここに注意!
リフォームを謳う企業はたくさんありますが、浴室リフォームという目的に合った工事をしてくれる企業かどうかに注意しなければなりません。
浴室リフォーム会社を選ぶ際には、会社の実績に注目してみましょう。
大手ならばインターネットで検索すれば見つけることができますし、地元密着の工務店ならば実際に浴室リフォームを依頼した人の浴室を見に行くという手段もあります。
見積もりだけでもリフォーム会社の姿勢を窺い知ることができるので、見積もりの内容には細かく目を通すようにしましょう。
見積もりが異常に遅かったり、対応が悪い業者は除外する方が無難です。
各業者によって形式がありますが、「一式」という表現がある際は内訳開示や説明を求めましょう。
具体的に記載のある見積もり内容は親切で信頼できます。
浴室リフォームに限らず言えることですが、より良い浴室リフォーム業者を選ぶためにも相見積もりをとることをおすすめします。
その際、相見積もりをする旨を各業者に伝えておくのがが良いでしょう。
また、浴室のリフォームに際してはリフォーム瑕疵保険がある業者かどうか確認しましょう。
リフォーム瑕疵保険があれば、保険期間において欠陥などの発見時に修繕費が保険で支払われ、リフォームを依頼した業者が倒産した後に発見された欠陥の修繕費用の請求も可能になります。
インターネット上ではリフォームサイトが数多くあります。
無料相談ができるサイトや無料で見積もりができるサイトも存在します。
サイト上の無料相談や無料見積もりサービスを会社選びに利用するという手段もあります。
リフォーム会社紹介サービスの「ハピすむ」は、お住いの地域やリフォームのニーズを詳しく聞いたうえで、適切で最適な業者を紹介してくれます。
また、運営会社のエス・エム・エスは、東証プライム上場企業であり、複数の大手リフォーム会社が加盟しているので、安心して利用することができます。
「ハピすむ」のリフォーム費用無料見積もり比較はこちらから
一度は会社を訪問しておくべきでしょう。
資材置き場や工事車両などが小規模でもキチンと整備され、責任者が工事実績などをしっかり具体的に説明してくれるような業者であれば、ほぼ安心ですが、中にはデスクと電話だけで100%外注工事の営業専門会社もあるので要注意です。
建設業許可を得ていない悪徳業者に注意する
一般的に、建物の建築などを行う場合には建築業許可を取得している必要があります。
しかし、この建築業許可は工事費用が500万円以下の場合不要のため、業者によってはこの許可を得ていない場合もあるのです。
もちろん、許可のない業者でも信頼性の高い工事を行っている場合もありますが、水道関連の工事では自治体の指定業者に登録されている場合が多いため、できればこういった許可が十分な業者を選んだ方が良いでしょう。
また、工事でミスがあり、損害が発生した場合には保険等で対応しますが、一部の業者ではこの保険に加入していない場合があるため、十分な補償が受けられないこともあります。
工事を依頼する際には、建設業許可や指定業者、保険加入の有無を十分に確認しておきましょう。
飛び込み訪問してくる業者や一定メーカーを強引に薦める業者に注意する
リフォームはあくまでも必要となった際に行うもののため、飛び込み営業で工事を受注するということはほとんどありません。
そのため、飛び込み営業でリフォームをすすめてくる業者は問題がある可能性が高く、警戒しておいた方が良いでしょう。
また、相談の際に特定のメーカーを強引に進めてくる場合も注意が必要です。
特約店や提携店などでメーカーとのつながりが深く、自信を持って勧めている場合もありますが、業者によっては販売実績で問屋等から利益が得られる契約を結び、そのメーカー以外の製品を取り付けたがらない場合もあります。
もし、希望する性能を満たさない製品を強く勧められた場合には、他の業者を選んだ方が良いでしょう。
現地調査をしない業者に注意する
見積もり後に契約を急いだり、現地調査を行わなかったりする業者にも注意が必要です。
浴室のリフォームは水回りの工事のため、現地調査で確認を行わないと必要な工事を把握することができません。
現地調査を行っていたとしても、いざ解体してみると追加工事が必要となる場合もあるため、調査を行わない工事では安心して工事を任せるのは難しいでしょう。
また、契約を急ぐというのは、他社と比べられたり、冷静に見積もり内容を確認されたりすると契約してもらえないと考えている可能性があります。
こういった業者は工事内容や見積もりに問題がある可能性があるため、注意した方がよいでしょう。
浴室リフォームにおけるリフォーム業者選びのポイント
リフォーム業者のマッチングサイトを利用して選ぶ
リフォーム業者のマッチングサイトとは、工事の内容や目的、地域などの情報を入力することで、条件に合ったリフォーム業者をリストアップしてくれるサービスです。
広告やホームページ検索などでリフォーム業者を探した場合、1社ごとに対応しているリフォームや営業地域などについて調べなければなりません。
マッチングサイトを利用すれば、一括である程度条件に合ったリフォーム業者を探すことができるため、調査にかかる時間を抑えることができます。
リフォーム業者の信頼度の高さで選ぶ
施工:バレッグス
浴室はリフォーム後に長期間使い続ける設備ですので、できるだけ安心して工事を任せられる業者を選ぶのも大切です。
相談や希望に親身に対応してくれる、プランに対してプロの視点からアドバイスがもらえる、多くの工事を手掛けているなど、信頼できるポイントが多い業者を選びましょう。
また、マンションの場合は施工不良で水漏れが起きると、階下に大きな損害を与えてしまうため、マンションの施工を多く手掛けている業者を選ぶ必要があります。
浴室などの水回りリフォームについては、専門的に施工を行っている業者も多いので、こういった水回りを得意としている業者から選ぶのも良いでしょう。
特にマンションなどの場合、施工後にトラブルが起こらないよう、過去にお風呂のリフォーム実績がある業者、水回りに強い業者がおすすめです。
過去の実績に自信のある業者は、ホームページなどで実績を公開していたり、依頼すれば快く共有してくれるはずです。
リフォーム業者のアフターサービスの充実度で選ぶ
浴室は長期間使用する設備のため、工事後に問題が発生した場合に、どのようなアフターサービス、アフターケアを行ってくれるかも重要なポイントです。
工事後一定の間、工事が原因で問題が起こった場合に無料で修繕してくれたり、実際に使用した際に使いにくいと感じた部位を修正してくれたりする業者を選ぶと良いでしょう。
また、業者によっては施工後に無料で定期点検を実施したり、無料期間経過後も定額で点検を実施したりしている業者もあります。
施工後により安心して浴室を利用したいという方は、このような業者に工事を依頼することをおすすめします。
システムバスをリフォームする場合はシステムバス本体のメーカーの提携業者を選ぶ
施工:山商リフォームサービス
システムバスやユニットバスはさまざまなメーカーが製品を販売していますが、これらのメーカーでは特約店などの形態で業者と契約し、自社製品の販売と設置を行っています。
このようなメーカーと提携している業者では、メーカーから最新の商品情報や製品に対するメンテナンス情報、施工情報などが伝達されているため、商品や施工に関する知識が豊富です。
そのため、プランに合わせたオプション品の選定なども任せることができるでしょう。
また、提携業者は契約したメーカーの製品を中心に販売するため、通常の業者に比べて安価に仕入れができるので、施工価格が抑えられる場合があるのも魅力です。
また、ミストサウナなど高機能な設備も近年人気が高まっています。しかし、既存の浴室に後付けするとなると費用も高くなり、防水性の面でのトラブルの可能性も考えられます。
このような設備は浴室の全体リフォームの際にオプションとして依頼するとよいでしょう。もしオプションを付けることによってデメリットがある場合などは業者からあらかじめ助言をもらうこともできるため、より満足度の高いリフォームができるでしょう。
内容や目的に合った業者を選ぶことが大切
お風呂のリフォームといってもその内容はさまざまなです。浴室を拡張したり、浴室の天井や壁、浴槽、給湯器などを一新したりする全体的なリフォームや、水漏れ対策や湿気対策のためのリフォーム、浴槽の窓や扉といった部分的なリフォームなどがあります。
浴室でリフォームを希望する箇所やリフォーム目的は人によって異なるので、それぞれの箇所や目的などに合ったリフォーム業者を選ぶことが大切です。
お風呂のリフォームは全体的なリフォームであっても部分的なリフォームであっても、多くの業者が対応できます。大手ハウスメーカー系列のリフォーム会社、工務店、メーカー系リフォーム会社、水回り専門のリフォーム業者、設計事務所などです。
どの業者もそれぞれに強みがあります。例えば、水漏れ対策や湿気対策は水回り専門やリフォーム専門業者が得意でしょう。浴室にデザイン性を求めるのならば設計事務所に依頼することが考えられます。
窓など部分的なリフォームはガラス店などの専門業者が引き受けてくれることもありますが、できることが限られたり、場合によっては他の業者が入るという状況になる場合もあります。
部分的なリフォームであっても浴室の一連のリフォームを任せられる業者に依頼した方が良いケースもあるため、専門業者に依頼する場合は、どの工事まで対応できるかをあらかじめ確認するようにしましょう。
業者のネットの口コミなどを見る
業者の良し悪しを見極める手段の1つはインターネットです。風呂リフォーム業者と検索するだけでもインターネット上には多くの業者の名前が出てきます。
ランキング形式でオススメの業者を紹介しているサイトもあるので、多くの人から選ばれている業者を簡単に見つけることもできるでしょう。
また、実際にその業者でリフォームを行った人の口コミを見ることができる場合もあります。それらを参考にすればそれぞれの業者のイメージをつかむことができるでしょう。
業者の担当者を見る
口コミを見た際に、担当者に対する良い評価を目にすることも少なくありません。リフォームに満足している人は、担当者の対応にも満足している場合がほとんどです。お風呂のリフォームを依頼する際には業者の担当者についても確認しましょう。
業者の対応は見積もりを依頼した際に確認することもできるでしょう。一方的に提案を押し付けることなく、要望を聞き入れてくれたり、選択肢がある場合に選ばせてくれる業者は信頼できる可能性が高いと言えます。
また、できないことはできないと断言してくれたり、導入希望の設備にデメリットがある場合は説明してくれるか否かもポイントになるでしょう。
複数のリフォーム業者から相見積もりを取り費用を比較して選ぶ
浴室のリフォーム業者を選ぶ際には、施工費用や施工内容について十分な判断が行えるよう、複数の業者に見積もりを依頼する「相見積もり」を行うと良いでしょう。
3社以上の業者で相見積もりを行えば、必要な工事の内容がわかりやすくなりますし、施工価格についてもある程度の相場を知ることができます。
相見積もりを行う際には、見積もり内容を十分に確認し、工事費の項目がどう違うかも把握しておきましょう。
また、見積もりを依頼した際や、見積もりに対する疑問についての対応なども業者選びの重要なポイントです。
疑問に分かりやすく回答してくれる業者や、見積価格に納得できる回答ができる業者なら、より信頼して工事を任せることができるでしょう。
リフォーム業者への上手な依頼方法
リフォームをするときは、業者への依頼のコツを知っておくと、スムーズに、またリーズナブルに工事を行うことができるでしょう。
1つめのコツは混雑する時期を避けることです。費用が抑えられる上、工事の日程も希望が通りやすいでしょう。
毎年10月~年末にかけては依頼が増え、工事費が高くなる可能性があります。
2つめのコツはリフォームする箇所を一度に依頼することです。
複数回に分けて依頼するよりも費用や工事の工程を少なくできるでしょう。
マンションや隣接する戸建ての場合、近隣の方への騒音などを考慮して工事期間はできるだけ短期間にしたほうが良いため、この点を含めても一度にリフォームを依頼する方が望ましいでしょう。
お風呂リフォームの種類とは
お風呂には「在来工法」と「ユニットバス」の2種類があります。
今使用している浴室がどちらのタイプなのかを知った上で、リフォームしたいお風呂のイメージを固めていくことが大切です。
在来工法の特徴とリフォーム方法
「在来工法」とは現場でブロックやモルタル、タイルを使って防水を施し造作を行う、昔ながらのお風呂のことです。
木造住宅でよくみられるタイプで、壁や床がタイル貼りになっているのが特徴です。
在来工法のお風呂のリフォームは、浴槽だけ、床だけなど、好きなパーツだけを交換することも可能です。
また、ヒノキ風呂などの特殊なデザインも在来工法ならリフォームで作ることができ、設計の自由度が高い点が特徴です。
しかし使用する素材や設計により工期や費用も大きく変わります。
築年数が古い家では、劣化により水漏れや床下腐食が発生しているケースもあります。
浴室をリフォームする際には基礎の補修工事も同時に行うと良いでしょう。
ユニットバスの特徴とリフォーム方法
「ユニットバス」は、浴槽や洗い場などのパーツを工場で製造し、現場で組み立てるお風呂のことです。
マンションやホテルなどにも多く見られます。
現在使用しているユニットバスから別のユニットバスへと交換するリフォームは最も手軽なリフォームと言われています。
約3~5日で完了する工期の短さも魅力の一つでしょう。
ユニットバスはグレードによって費用が異なり、ジェットバスなどのオプションをつけるとその分費用もかかります。
在来工法の浴室からユニットバスへリフォームする場合
近年増えてきているのが在来工法からユニットバスへのリフォームです。
ユニットバスは、在来工法に比べて水漏れしにくいため、2階以上にお風呂がある場合に最適だと言われています。
雨の日でも洗濯が干せる浴室暖房乾燥機やジェットバスなどのオプションも豊富です。
浴室暖房乾燥機は冬場の入浴前にバスルームを温かくしておけるため、温度差のある室間を行き来した際にかかる心臓への負担から起こるヒートショックの防止にも効果的。
バリアフリー設計のタイプを選び、滑りにく床材や手すりを取り付ければ、安全性を高めることもできます。
ただし、現在使用している浴室が在来工法の場合、ユニットバスの取り付けだけではなく、在来工法のお風呂の取り壊し、廃棄を行うので費用と工期をその分多く見積もっておくことが必要です。
エコバスリフォームとは
もっと気軽にバスルームをリフォームしたいという方は、「エコバスリフォーム」がおすすめです。
エコバスリフォームは、既存の浴室や浴槽の取り外しはせず、既存の浴室を塗装したり、シートやパネルを使ってリフォームする方法です。
浴室そのものは新しくはなりませんが、カビ、変色、ヒビなどの傷みを補修でき、見た目を美しくすることができます。
浴槽は浴槽専用の塗料を使って塗りなおすのが一般的です。色の種類が豊富ですので、浴槽の雰囲気を変えたい方にも向いています。
浴室の壁・天井や床はシートやパネルを使ってリフォームしていきます。壁には防水や防カビ加工、床には防滑性加工がされた素材を使うことも可能です。
在来浴室のリフォームにも対応しています。
お風呂リフォームにかかる費用の相場
お風呂のリフォームは、商品本体価格だけではなく、工事費も見積もっておくことが必要です。工事は、新しいユニットバスの組み立て、古い浴室の解体、廃材処理、給排水管工事、電気工事などを行います。
ユニットバスの交換リフォームの場合は約70万円~が相場と言われており、100万円以下でリフォームできる場合もあります。
しかし、在来工法からユニットバスに新しく交換し、さらに床の補強工事を行う場合は少なくとも約100万円は必要になるでしょう。
ここからは、費用について詳しくご紹介します。
ユニットバスのリフォームの相場
ユニットバスのリフォームは、約70~180万円が相場です。浴室本体の相場は約50~100万円、工事費の相場は約20~80万円です。
在来工法のリフォームの相場
在来工法からユニットバスへリフォームする場合は、約150~200万円が相場です。
床下や柱が水漏れなどで傷んでいる場合は補修工事が別途必要となり、さらに費用がかかることもあります。
本体の価格にプラスして約24万~42万円の工事費用を目安にすると良いでしょう。
この工事には、新しいユニットバスの組み立ての他、古い浴室の解体、廃材処理、給排水管工事、電気工事が含まれます。
ミストサウナや浴室暖房乾燥機、ジェットバスなどのオプションを取り付ける場合は、その分本体価格と工事費がかかるでしょう。
浴槽の素材別の価格相場
お風呂のリフォームは、選ぶ浴槽の素材によって費用が異なってきます。
素材の相場を事前に把握しておくと、スムーズに浴槽選びができるでしょう。
- ホーロー
表面がガラス質でコーティングされており、見た目が美しいホーロー素材の浴槽。
約12~40万円が相場です。
コーティングされているので、汚れやカビがつきにくいのがメリットです。 - ステンレス
在来工法のお風呂の浴槽に使用されていることが多いステンレス。
耐久性は高いのですが、水垢などがつきやすいと言われています。
相場は約10~15万円です。 - 繊維強化プラスチック
通称「FRP」と呼ばれるガラス繊維強化プラスチックは、保温性と耐久性が高く、壁や床にもよく使用される素材です。
デザインや色の幅が広く、相場は約6~30万円と差があります。
エコバスリフォームの費用相場
エコバスリフォームは、すでにある浴室・浴槽を活用したリフォームになるため、大掛かりな工事は不要です。
ほかのリフォームよりもリーズナブルな価格に抑えられる方法です。
費用相場は、工法と場所によって異なります。
【塗装工法を用いたリフォーム費用の相場】
- 浴槽:約10万円~
- 床:約10万円~
- 壁:約10万円~
- 天井:約5万円~
【シートを貼るシート工法を用いたリフォーム費用の相場】
- 床:約6万円~
- 壁:約15万円~
- 天井:約6万円~
【パネルを貼るパネル工法を用いたリフォームの相場】
- 壁:約20万円~
- 天井:約6万円~
お風呂のリフォーム事例
まるでバリのリゾート気分!ラグジュアリーなバスルーム
リフォーム費用 | 156万8000円 |
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住宅の種類 | 戸建て |
築年数 | 70年 |
老朽化し、生活スタイルに合わなくなってきた為リフォーム。奥様がお好きなバリのリゾートをイメージし、高級感・開放感のあるバスルームに。大きく取った窓からは、入浴時にライトアップされた庭が望めます。
広々とリラックスできるバスルーム
リフォーム費用 | 124万円 |
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住宅の種類 | 戸建て |
築年数 | 25年 |
足を伸ばして入浴したい!との想いで、タイル張りのお風呂からシステムバスへリフォーム。以前は浴室に入った時に感じていた寒さやタイルの冷たさが、断熱効果により無くなりました。浴槽も広くなり、リラックスしたバスタイムを過ごされています。
ハイグレードのラグジュアリーバスルーム
リフォーム費用 | 272万円 |
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住宅の種類 | マンション |
築年数 | 20年 |
メーカー名/商品名 | LIXIL/スパージュ |
劣化によりリフォーム。バスルームが広くなり、またテレビをつけたことで、バスタイムにドラマや好きなDVDを楽しむなど、時間の使い方に変化が生まれました。
海が望める絶景バスルーム
リフォーム費用 | 114万9000円 |
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住宅の種類 | 戸建て |
築年数 | 36年 |
メーカー名/商品名 | TOTO/サザナ |
上手く使われていなかった2階のリフォームに合わせて、眺望の良さを活用。浴室を増設し、入浴しながら海が望めるようになりました。
広々浴槽でリラックスバスルーム
リフォーム費用 | 70万7000円 |
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住宅の種類 | 戸建て |
築年数 | 30年 |
メーカー名/商品名 | TOTO/サザナ |
中古物件を購入しリフォームしました。開放的な窓とゆったりサイズの浴槽でくつろぎのひとときが過ごせるバスルームは、TOTO独自の人気機能も満載し、汚れにくく、機能性も充分。
ゆったりサイズ&機能充実のバスルーム
リフォーム費用 | 89万7000円 |
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住宅の種類 | 戸建て |
築年数 | 70年 |
メーカー名/商品名 | TOTO/サザナ |
お子様との入浴もゆったりと楽しめる、広々サイズのバスルーム。弾力があり膝をついても痛くない、人気の「ほっカラリ床」や、保温効果があり冷めにくい「魔法びん浴槽」など、うれしい機能を搭載。
寒くなりにくくリラックスできるバスルーム
住宅の種類 | 戸建て |
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築年数 | 23年 |
メーカー名/商品名 | TOTO/サザナHSシリーズSタイプ |
ナチュラルな配色でほっと一息つける空間に。自分だけのリラックスタイムが長くなってしまいそうな空間を作りました。内窓を設けることによって、寒かった浴室を冷えにくくし、寒い時期のヒートショックを防ぎます。
広々としたモダンなバスルーム
住宅の種類 | 戸建て |
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築年数 | 20年 |
メーカー名/商品名 | TOTO/サザナHDシリーズTタイプ |
改修前は0.75坪の狭くて暗い浴室でした。浴室のサイズを1坪に改修し、広々とした空間にしました。色合いも、家全体のインテリアカラーとマッチするブラウンにし、統一感のあるモダンなシステムバスに生まれかわりました。
落ち着いた雰囲気のゆったり寛げる浴室へ
リフォーム費用 | 88万円 |
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住宅の種類 | 戸建て |
築年数 | 18年 |
メーカー名/商品名 | TOTO/サザナHSシリーズTタイプ |
浴室の老朽化をきっかけにユニットバスのリフォームを計画されました。
インダストリアルな浴室
リフォーム費用 | 73万円 |
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住宅の種類 | 戸建て |
築年数 | 25年 |
メーカー名/商品名 | クリナップ/ユアシス |
ご親族の家を引き継いで9年ほど暮らした今、お子様の成長に合わせて、リフォームを検討されたK様。築25年ということもあり、雨漏りや建具の建付けなど老朽化も目立ってきていました。また、9年間住み慣れた家には、細かい部分で具体的な不満があり、今回はそれらを解消して今後も長く住める家を目指しました。
開放的で清潔な浴室へ
リフォーム費用 | 104万円 |
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住宅の種類 | 戸建て |
築年数 | 30年 |
メーカー名/商品名 | LIXIL/アライズ |
奥様のご実家を引き継いだE様。白で統一した清潔な浴室に生まれ変わりました。
お風呂・浴室リフォームで、優良な会社を見つけるには?
本記事の浴室リフォームは一例で、「費用・工事方法」は物件やリフォーム会社によって「大きく異なり」ます。複数社の見積もりを「比較」をすることが重要です!
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