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2019年08月29日更新
【風呂リフォームの工期】工期が変わってくる要因を解説
風呂場は毎日使うのでリフォームの際は工期が短いと助かります。実は、風呂のリフォームはさまざまな要因で工期が変わることをご存知でしょうか。この記事では風呂リフォームの工期が変わる要因について解説します。
目次
風呂リフォームはどのような要因によって工期が変わるのか?
風呂のリフォームを始めたら、近くの銭湯に行ったり、近所に親戚がいたらお風呂を貸してもらったりとリフォーム完成まで入浴についての不便を強いられます。
そのためお風呂のリフォームの工期は短い方が良いと考える方も多いでしょう。
複数の業者に見積もりを依頼した際、見積書と同時に提出される工程表の工期は、各業者で異なることがあります。
見積書を比較する際は総額に目が行きがちですが、工期についても見比べてみましょう。
風呂リフォームの工期が変わる要因として「工法的要因」「規模的要因」「季節的要因」「害虫的要因」の4つが挙げられます。
これらの要因によっては工期に違いが出る場合もあり、風呂のリフォームは最短工期、平均的工期、最長工期に幅があります。
一般的な最短工期は約3日、平均的工期は約4日から約1週間、最長工期は約10日が想定されるでしょう。
工期の幅は上記に挙げた要因が関係していることもありますが、業者によっては予備日を設けていたり、特定の工程に多めの日数を見積もっていたりする場合もあります。
風呂リフォームで可能な限り短い工期を望む場合は、工期が変わる要因を知った上で業者に確認し相談すると良いでしょう。
風呂リフォームの工期が変わる工法的要因とは
ここでは、風呂リフォームの工期が変わる要因の一つである工法的要因について解説します。
風呂リフォームには「在来工法」と「ユニットバス」の2つの工法があり、どちらの工法でリフォームを行うのかによって工期が変わるのです。
在来工法は基本的にオーダーメイドとなり、浴室に合わせて大きさや素材など自由に決めることができます。
一方でユニットバスは各メーカーの規格品で、あらかじめサイズや仕様等が決められていますが設置が簡単です。
ユニットバスの方が工期が短いことや費用が比較的安いことから多く選ばれています。
ユニットバスからユニットバスへの風呂リフォーム工期
既存の風呂がユニットバスで、浴槽の位置やサイズを変えない状態でユニットバスを設置するリフォームをする場合のリフォーム内容や工期についてご説明します。
工事内容
工事のおおまかな内容は既存のユニットバスを解体し、新しいユニットバスを設置する工事となります。
工事の流れ
養生工事を行った後、既存のユニットバスの解体作業に移ります。
ユニットは組み立て作業も簡単ですが、解体も容易です。
解体後に設備工事が始まります。設備工事とは給排水や電気の工事のことです。
最後に新しいユニットバスを設置してリフォームが完了します。
工期
バスタブ交換だけなら早くて半日程度で終わるでしょう。
バスタブの交換だけでなく壁や床などを含めユニットバス全体を交換する場合の工期は2~3日が平均的です。
価格相場
メーカーやブランドによって価格は違いますが、相場としては約60万円から約140万円を見ておくと良いでしょう。
在来工法からユニットバスへの風呂リフォーム工期
タイルなどで造られた在来工法の風呂からユニットバスにリフォームを希望する場合の工事内容や工期について解説します。
工事内容
在来工法のタイル式の風呂の場合は、風呂の解体工事後に新しい浴室の土台を作るためにコンクリートを流して基礎工事をしなければなりません。
基礎工事の後、配管などの必要な工事を終えてユニットバスを組み立てる工事となります。
工事の流れ
どのリフォームにも共通する養生工事をし、タイルを壊す「はつり」と呼ばれる作業をして在来工法の浴室の解体をします。
次にコンクリートを流して基礎工事をしますが、コンクリートが十分に乾くまでに時間が必要なため、この過程で時間がかかります。
その後ユニットバスに合うように給排水管工事をしたり、木工事をしたりします。
ユニットバスを搬入して組み立てた後は内壁や外壁の補修工事をしてリフォームが完了します。
工期
在来工法からユニットバスにリフォームする際、工期はユニットバスからユニットバスへのリフォームより長くなります。
一般的には10日から2週間を見ておくと良いでしょう。
価格相場
在来工法からユニットバスへのリフォームの価格は、解体費用や基礎工事が必要になる分ユニットバスからユニットバスへのリフォームより高くなると考えておきましょう。
相場は150万円~です。
風呂リフォームの工期が変わる規模的要因とは
ここでは風呂リフォームの工期が変わる要因の一つである規模的要因について解説します。
風呂のリフォームと一言で言っても、リフォームの規模は各家庭で異なります。
浴槽本体のみの交換という家庭もあれば、風呂全体のフルリフォームをする家庭もあるでしょう。
どのリフォームにも言えることですが、リフォームの規模が小さかったり簡単にできる内容であれば工期は短くなる傾向にあります。
浴室リフォームの場合、浴槽交換のみのリフォームは比較的規模の小さな工事となり工期が短くなります。
一方、浴室の壁を壊して風呂を広くする工事や浴槽の場所を移動したり、浴室設備を一新したりするなど、大掛かりな工事になればなるほど工期は長くなります。
当初希望していた工事内容に追加や変更を行う場合は、工期の延長は免れないでしょう。
リフォームの際はデザインや使い勝手、金額など色々と気になることがありますが、お風呂の場合は工事中の入浴のことを考慮しなければならないため、工期も気にするべき点です。
どの程度の規模で風呂リフォームをするのか、工期も考慮に入れつつ検討するようにしましょう。
風呂リフォームの工期が変わる季節的要因とは
思い立った時に見積もりを依頼してリフォーム工事を開始したい人もいるかもしれません。
しかし、風呂リフォームは工期が変わる原因に季節が関係します。
工期が長くなれば不便であるだけでなく、長くなった分費用も高くなるので風呂リフォームを行うのに適切な季節を選ぶ方が工期も短くなるでしょう。
風呂のリフォーム時にはコンクリートを打つ土間打ち工事が行われる場合がありますが、基礎にコンクリートを入れた場合、夏と冬では乾くまでの時間に差があります。
夏も冬もコンクリートが乾くまで一定の時間をおかなければなりませんが、コンクリートは寒い時期の方が固まりにくく、強度が出るまでに時間がかかってしまいます。
コンクリートを乾かすことは必要な工程なので、工期短縮のためにこの期間を縮小するのは賢明ではありません。
冬に風呂リフォームを決めたなら、他の季節にリフォームするよりも工期が長くなるということを頭に入れておきましょう。
浴槽の破損など緊急性のない場合は、短い工期でリフォームを終えることのできるよう計画的に季節を選び、リフォームをすることがポイントです。
風呂リフォームの工期が変わる害虫的要因とは
風呂のリフォームでは、工事が始まった現場の状況によっても工期が延びてくることがありえます。
例えば、風呂リフォームの途中にシロアリが発見された場合です。
シロアリは風呂場のみならず住宅のどこで発見されても駆除は必須となります。
シロアリを放置すれば被害が進んで最悪の場合は建物の倒壊にも繋がるためです。
したがってシロアリ被害が発見された場合には、シロアリ駆除だけでなく被害を受けた部分の補修工事も必要になります。
風呂リフォームの際に発見された場合、駆除や補修に必要な時間の分だけ工期が延びます。
風呂リフォームの際にシロアリを想定している人は多くないかもしれません。
しかし、シロアリは湿気が多い場所を好むため、風呂場はシロアリが発見される確率が高く、実際に風呂リフォームの途中にシロアリ被害を発見したという例は少なくありません。
シロアリ駆除にかかる日数は1日もしくは2日程度です。
シロアリの駆除はリフォーム中にするのが望ましく、風呂リフォームは最初からシロアリ駆除も想定した工事計画を建てておくことが理想です。
最初にシロアリ駆除を想定していないままリフォームを開始して途中でシロアリ被害を発見した場合、駆除が必要なので予定していた工期での工事は不可能になるでしょう。
予定外のシロアリ駆除でユニットバスの搬入日が延びて保管料金がかかったり、職人の不足でなかなか工事ができず工期が無駄に長くなってしまうこともありえます。
お風呂・浴室リフォームに対応する優良な会社を見つけるには?
ここまで説明してきたお風呂・浴室リフォームは、あくまで一例となっています。
「費用・工事方法」は物件やリフォーム会社によって「大きく異なる」ことがあります。
そのとき大事なのが、複数社に見積もり依頼して必ず「比較検討」をするということ!
この記事で大体の予想がついた方は見積もり比較のステップへ行きましょう!
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一生のうちにリフォームをする機会はそこまで多いものではありません。
後悔しない、失敗しないリフォームをするためにも、リフォーム会社選びは慎重に行いましょう!
この記事の監修者プロフィール

タクトホームコンサルティングサービス
亀田融一級建築施工管理技士、宅地建物取引士。東証1部上場企業グループの住宅部門に33年間勤務。13年間の現場監督経験を経て、住宅リフォーム部門の責任者として部分リフォームから大規模リノベーションまで2,000件以上のリフォームに関わる。2015年に退職して現在は、タクトホームコンサルティングサービス代表として、住宅診断を行う傍ら、住宅・リフォーム会社へのコンサルティング活動を行っている。

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