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2023年01月04日更新
トイレを交換するリフォーム費用・価格の相場は?
トイレの交換リフォームでは、既存のトイレが和式か洋式かによって、合計費用が大きく異なります。その原因となる工事費用の内訳や、トイレ商品の相場価格、リフォーム時の注意点などを踏まえながら、トイレ交換リフォームの合計費用について解説します。
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- 監修者岩納 年成
トイレを交換する時期には適切なタイミングがあります。
適切な時期にトイレ交換を行うことは、その後の満足度につながります。
ところで、トイレ交換をする時に内装までリフォームした方が良いかどうかの判断のしかたについてご存じでしょうか。
また、リフォーム費用の相場はどのくらいで、最適な業者を選ぶにはどのようにすれば良いのでしょう。
ここではトイレ交換のリフォームの費用相場や、簡単に費用を比較検討できる方法もご紹介します。
目次
- 1 トイレを交換するタイミングはいつ?
- 2 トイレをリフォームで交換する事によるメリット
- 3 トイレをリフォームするために知っておくべきこと
- 4 トイレ交換するときの種類について
- 5 トイレの便座について
- 6 トイレの排水について
- 7 トイレ交換リフォームで発生する費用
- 8 トイレ交換のリフォームをする際の工事内容
- 9 トイレリフォームのタイプによって工事代も異なる
- 10 温水洗浄便座の取り付け費用相場
- 11 トイレリフォームの合計費用例
- 12 トイレの交換にかかる期間について
- 13 トイレの交換ができない場合について
- 14 トイレの交換で失敗しないポイントについて
- 15 トイレ交換でのマンションと戸建ての違いについて
- 16 マンションでトイレを交換する時の注意点について
- 17 トイレの交換の業者を選ぶポイントについて
トイレを交換するタイミングはいつ?
トイレの耐用年数は減価償却の計算上15年前後と言われていますが、の耐用年数とは異なります。
トイレは陶器製のものが多く耐久性も高いことから、交換のタイミングに迷う人も少なくないと思います。
よく交換のきっかけになるのは故障やひび割れです。
故障の理由はトイレの詰まり、水漏れ、タンクの不良とさまざまですが、部品類は10年前後、パッキン類は20年前後が耐用年数ですので悪くなったタイミングで交換を検討する人が多いようです。
また、陶器は割れやすく割れたものを直すのは難しい為、便器のひび割れがきっかけになる人も少なくないようです。
他にも汚れや臭いが残るようになったため、新しいものに交換してトイレを清潔にしたいといった理由や、身内が介護が必要になりトイレに手すりをつけたりウォシュレットやリモコンを取り付けたりしたいなどと色々な理由があるようです。
トイレをリフォームで交換する事によるメリット
最新のトイレにリフォームすることで、身体に負担がかからず、節水性や清潔さ、お手入れのしやすさに優れたトイレ空間を作ることができます。
和式トイレは危険が沢山
利用する際しゃがまなくてはならない和式トイレは、姿勢が膝と腰へ負担をかけるだけでなく、立ちくらみの恐れもあります。
さらに、和式トイレには床との段差が高いものもあり、高齢者の転倒も危険視される箇所です。
和式トイレのメリット・デメリットに関するより詳しい記事はこちら
最新のトイレは節水仕様が標準
最新のトイレは、どのメーカーも1回の使用料が約5リットルと、従来品の約3分の1という非常に少ない水量で洗浄することができます。
そのため、万が一の停電時に、タンクの貯水のみで対応することも可能です。
お手入れしやすく清潔なトイレに交換しよう
最新トイレのもう1つの特徴は、お手入れのしやすさです。
便器裏のフチや隙間など、拭き掃除の障害となる凹凸がなく、汚れにくい素材を使っているため、リフォームによって、清潔なトイレ空間を手に入れることができます。
トイレをリフォームするために知っておくべきこと
トイレは色々な種類があります。トイレにはタンクレス型、タンク一体型、組み合わせ型と大きく分けて3種類あり、便座にも普通便座、暖房便座、温水洗浄便座と種類があります。
これらを組み合わせて新しいトイレを設置するのですが、既存の排水方式によって取り付けができない場合もありますので注意しましょう。
排水形式には床排水と壁排水があり、排水管が床から出ているか壁から出ているかで見分ける事ができますが、取り付けの可否については業者にきちんと確認してもらうと良いでしょう。
トイレ交換するときの種類について
次に、トイレ交換リフォームを行う際のトイレの種類について詳しくご紹介します。
トイレのタイプ別の特徴とメリット・デメリット
トイレは主に「組み合わせ型トイレ」「一体型トイレ」「タンクレストイレ」の3のタイプがあります。
それぞれの特徴とメリット・デメリットを見ていきましょう。
組み合わせ型トイレ
組み合わせ型のトイレは、現在最も普及率が高いタイプのトイレです。
また組み合わせ型は、その名の通り便器と便座それぞれを別々に選び、組み合わせることができるのが特徴です。
【組み合わせ型のメリット】
組み合わせ型のメリットは、便器と便座それぞれ選べるため、より希望に沿ったトイレにできることでしょう。
また、故障した際、便座や便器それぞれを交換することが可能なため、壊れた部分だけを交換できます。
【組み合わせ型のデメリット】
一方で組み合わせ型のデメリットは、部品が合わさっている部分の掃除がしずらいという点です。
しかし、組み合わせ型は比較的デメリットが少ないタイプだと言えるでしょう。
一体型トイレ
一体型トイレは、便座・便器・タンクが一体になっている構造のトイレです。
便座・便器・タンクが一体化することで省スペースで設置できるため、トイレの空間が広くなったりおしゃれに見えるのが特徴です。
【一体型トイレのメリット】
一体型トイレのメリットは、つなぎ目が少ないため掃除がしやすい点でしょう。
また、スタイリッシュなトイレにしたい場合には一体型が選ばれることがあります。
【一体型トイレのデメリット】
一方で一体型トイレのデメリットは、故障した際に部分的な交換ができないことです。
一体型で部分的な故障が見られた場合、トイレを全て交換する必要があります。
タンクレストイレ
タンクレストイレは従来トイレのようなタンクを持たないタイプのトイレです。
直接給水管にトイレを繋ぎ、洗浄水として使用するのが特徴です。
【タンクレストイレのメリット】
タンクレストイレは、やはりタンクがないことでトイレがすっきりすることでしょう。
デザイン性や清掃性に優れているため、近年人気のタイプです。
【タンクレストイレのデメリット】
タンクレストイレのデメリットとして、タンク上の手洗い場がないことが挙げられます。
また、水圧の関係で設置できる住宅とそうでない住宅があるため、事前に設置できるのか確認が必要になります。
トイレの便座について
トイレの便座の種類と費用相場
トイレの便座には「普通便座」「暖房便座」「温水洗浄便座」などの種類があります。
それぞれの特徴と費用相場は以下の通りです。
普通便座
普通便座は、暖房などの機能がついていない最低限の便座タイプのことです。
蓋つきと蓋なしがあります。
- 普通便座の費用相場:約2,000円〜約6,000円
暖房便座
暖房便座は、便座を温かくするタイプの便座です。
気温が低い日でも快適にトイレを利用できます。
- 暖房便座の費用相場:約7,000円〜約14,000円
温水洗浄便座
温水洗浄便座は、ウォシュレット機能つきの便座です。
便器横に操作ボタンがついているものや壁付けのリモコンタイプなどがあります。
- 温水洗浄便座の費用相場:約20,000円〜約40,000円(別途工事費)
トイレの排水について
トイレの主な洗浄方式
次に、トイレの主な洗浄方式をご紹介します。
トルネード式
トルネード式とは、渦を巻きながら少ない水で効率的に洗浄する方式です。
便器の後方に向かって勢いよく水が流れ、汚物をきれいに洗い流します。
洗い落とし式
洗い落とし式は上から下に水を流すことで、汚物を押し流す方式です。
構造自体はシンプルですが、流す音が大きく水はねが発生することがあります。
サイホン式
サイホン式は、排水管を密封することで水が吸い上げられる原理を利用して、汚物を吸い取り排出する方式のことです。
トイレの大手メーカーLIXILでは主流の洗浄方式となります。
セミサイホン式
セミサイホン式とは、水量が抑えられていてサイホン式と洗い落とし式の中間にあたります。
水量が抑えられているため節水効果がありますが、水が少ないため便器の汚れが落としにくくなることがあります。
サイホンゼット式
サイホンゼット式はサイホン式がベースの方式で、ゼット穴をプラスすることで水の流れが増し、強力なサイホン作用を引き起こします。
サイホンゼット式は、ゼット穴が詰まりやすいのがデメリットとなるでしょう。
サイホンボルテックス式
サイホンボルテックス式とは、数字の6のような穴が渦とサイホン効果を生み出し、静かに水を流す方式のことです。
また、溜水面の横に大きめの穴が空いているのが特徴です。
ダイレクトバブル(タンクレス)
ダイレクトバブルとは、水道管から直接給水して水圧で洗浄する方式です。
水道管から直接給水することで、一度流した後でもすぐに流すことが可能となります。
連続使用が可能なため、商業施設や駅など多数の人が使用する場所で多く使用されています。
トイレの排水タイプ
トイレの排水タイプには、床排水と壁排水の2種類があります。
それぞれどのような排水方式なのか見ていきましょう。
床排水
床排水とは、便器の下に排水管があるタイプの排水方式のことです。
排水管が便器の下にあることで排水管が見えず、すっきりとした印象を与えます。
主に戸建てに多い排水タイプです。
壁排水
壁排水とは、便器の後ろに配水管があるタイプで、配水管が壁から出ている状態の排水タイプです。
主にマンションなどの集合住宅で多く使用されています。
お使いのトイレの排水方式によって、トイレ交換リフォーム時に選ぶべきトイレが異なりますので、リフォーム前に排水方式を必ず確認するようにしましょう。
トイレ交換リフォームで発生する費用
トイレをリフォームするためには、トイレの商品代と、工事にかかる費用の、それぞれの相場価格を把握しておきましょう。
商品代と工事代のしくみ
トイレの商品代は、メーカーの違いや、機器のランクと機能の多さで決まります。
また、既存のトイレの状態によっては、配管などの追加部材が必要となるため注意が必要です。
商品代を決める要素とは
同じメーカーのトイレでも、機能が多かったりグレードが高い商品を選んだりすると、約10万円程度の差が生じます。
機能の使い勝手には個人差がありますので、不要な機能で予算を圧迫しないようにしましょう。
工事代を決める要素とは
古いトイレのタイプが、和式か洋式かで、工事費用は大きく変動します。
特に和式トイレでは、壁の増設、床やクロスの張替え、配管工事などを伴うこともあり、大掛かりな工事費用が必要です。
トイレ交換のリフォームをする際の工事内容
トイレ交換リフォームのおおまかな流れを紹介します。
まず、工事前に養生をしてきます。
養生とは、工事に関係ない壁や床にキズをつけないようにシートなどを使い覆う事を言います。
その後、既存のトイレの取り外しを行い、便器の撤去と他に使用しない廃材の撤去をしたのちに新しいトイレの取り付け準備をしていきます。
排水や給水の位置を確認した後、新規のトイレの取り付けをして給排水の接続をします。
この時、床と便器の間のコーキングをしっかりと行わないと臭いの原因となる可能性がありますので注意しましょう。
暖房便座や温水洗浄便座のような電気がいる場合はコンセントの移設工事が必要になりますので、事前の確認はしっかりとしておきましょう。
トイレリフォームのタイプによって工事代も異なる
続いて、トイレの交換にかかる工事費用と内訳をご紹介します。
主に解体処分費用、新しいトイレの設置費用、配管・電気工事費用が発生します。
トイレ交換リフォームのタイプは2種類
トイレの交換リフォームでは、既存のトイレが和式か洋式かによって、工事内容が異なるだけでなく、総費用にも約10~20万円程度の差が生じます。
和式トイレからの交換リフォーム
段差のある和式トイレでは、段差の解体と床工事が必要です。
その他、洋式トイレが納まらない狭いスペースの場合、壁の解体・増設工事も発生します。
さらに、通常の電気配線に加え、電源の新設も必要です。
和式トイレからのリフォーム費用内訳
- 既存トイレ解体処分費用:約2万円
- 床工事費用:約6万円
- 壁工事費用:約6万円
- トイレ設置費用:約5万円
- 配管費用:約3万~5万円
- 電気工事費用:約1万5000~4万円
合計:約23万5000~28万円
和式トイレからのリフォーム費用に関するより詳しい記事はこちら
洋式トイレからの交換リフォーム
洋式トイレから洋式トイレへのリフォームは、工事の内容も少なく、低予算に収めることができます。
後述の、手洗いスペースの設置工事が必要かどうかも、併せて押さえておきましょう。
温水洗浄便座の取り付け費用相場
温水便座を取り付ける際、本体の費用の他に工事費やコンセントの増設費用、止水栓の交換費用などがかかります。
では、具体的な設置費用はどれくらいなのか見ていきましょう。
トイレ本体以外の工事費などの費用相場は以下の通りです。
- 工事費用:約1万円
- コンセントの増設:約2万円
- 止水栓の交換費用:約5,000円〜約1万円
合計:約3万5,000円〜約4万円
洋式トイレからのリフォーム費用内訳
- 既存トイレ解体処分費用:約3万円
- トイレ設置費用:約5万円
- 配管費用:約3万円
- 電気工事費用:約1万5000円
合計:約12万5000円
タンクレストイレは手洗いの設置費用も必要
既存のトイレがタンク付きタイプで、手洗いスペースがない場合は、タンクレストイレへリフォームする際に、手洗い場の新設も必要です。
なお、手洗い部材付きのトイレであれば、部材をセット価格で購入することができます。
タンクレストイレの設置費用相場
- タンクレストイレ本体費用:約10万〜30万円
- 既存トイレ解体処分費用:約3万円
- トイレ設置費用:約5万円
- 配管工事費用:約3万円
合計:約20万〜40万円
タンクレストイレの場合は、タンクがないために手洗い場がなくなってしまいます。
トイレ内に手洗い場を設置したい場合は、上記の金額の他にさらに設置工事費用がかかることを覚えておきましょう。
トイレの手洗い場新設費用
- 部材代(カウンターや洗面ボウルなど):約6~10万円
- 設置費用:約2万~5万円
- 配管工事費用:約1万5000~3万円
合計:約9万5000~18万円
トイレリフォームの合計費用例
最後に、商品代と工事代を合わせた、和式・様式それぞれのトイレリフォーム費用を求めてみましょう。
和式トイレのリフォーム費用例
- 商品代:約14万700円
- 工事代:約23万5000~28万円
合計:約37万5700~42万700円
洋式トイレからのリフォーム費用例
- 商品代:約14万700円
- 工事代:約12万5000円
合計:約26万5700円
リフォームする場所によって異なる総費用
ご覧のように、和式トイレの交換リフォームは、洋式に比べると高額です。
しかし、洋式トイレでも、手洗いの設置が必要となれば予算が30万円を超すこともあるため、既存のトイレ次第で予算は異なります。
トイレの交換にかかる期間について
トイレの交換にかかる期間は現在のトイレの状況や施工内容によって大きく変わります。
便器の取り替えのみの場合、配管は基本的に現在の状態のものを使用するため約1~2時間程度、長くても約半日程度で工事が完了します。
タンクレストイレに変更する場合や水道工事を伴う便器交換の場合には、先ほど紹介した時間のほかに水道工事の時間が加算されます。
水道工事の内容によりますが、一般的には便器の交換を含めて約半日~1日程で工事が完了します。
和式トイレから洋式トイレへの変更工事、タンクレストイレの設置、手洗い場の設置など追加で水道工事が必要となる場合、床の解体等の付帯工事が必要です。
そのため、既存のトイレを撤去し床の解体を行い、配管工事をしたうえで床を張り替え、ようやく新しい機器の取り付けという流れになります。
床面積や配管工事の内容にもよりますがこの場合は約1日~2日程度で工事が完了します。
トイレの土台や、古くなっていた水道管の取り替えを行う場合には床の他に壁の解体が伴い、配管の配置によっては地面の掘削が必要となる場合もあります。
その場合、解体工事に約半日程度、配管工事に約半日~1日、復旧工事に約1日程度の前工事を行ったうえでトイレの設置となります。
そのため工期は最短でも約3日以上かかることを想定しておきましょう。
トイレの交換ができない場合について
トイレの交換を行う場合、現在設置されているトイレの種類や現場の状況によって交換が出来ない場合があります。
例えば現在の便器がタンク一体型トイレの場合には便器と便座が一体となっているため、便座のみの交換が出来ず、交換をする場合には便器全体を交換することになります。
また、マンションや、戸建て住宅の2階や3階にトイレが設置されていると水圧が低い場合があります。
タンクレストイレを設置する場合には一定の水圧が必要になるため、その水圧に満たない場合には設置することができず、交換する際にはタンク付きトイレを設置することになります。
トイレ交換は一見簡単そうに見えますが、意外と複雑な条件がありますので、業者に現場の確認を依頼し、打ち合わせをしたうえで工事を行いましょう。
トイレの交換で失敗しないポイントについて
トイレの交換をする場合、失敗しないように意識したほうがよいポイントがあります。
ここでは4点紹介していきます。
トイレの使用電力を確認する
トイレの使用電力は便座の機能によって大きく異なります。
特に瞬間式の便座は年間を通じたランニングコストは貯湯式よりも抑えられるものの、ドライヤーと同等かそれ以上の電力が必要です。
現在の便座がどのような機能で消費電力がどの程度なのか把握し、業者に相談しましょう。
トイレ空間の傾斜を確認する
トイレには排水を円滑にするための基準勾配が設けられており、便器と配管の間にその勾配がないと正常に排水されない場合があります。
トイレ空間に傾斜がついていると、場合によっては勾配を設けることができず、流れの悪さや詰まりの原因となってしまいます。
トイレ交換のみの場合でも業者にトイレ空間の採寸や水平を見てもらい、傾斜を確認してもらいましょう。
床材の状態を確認する
これまで設置していたトイレと最新のトイレを比べると、床に接する面積が小さいものが多くなっています。
そのため、トイレのみ交換すると床材にこれまでのトイレの設置痕が残ってしまう場合があります。
あらかじめ今のトイレの大きさと入れ替えるトイレの大きさに加えて床の状態を確認しておくようにしましょう。
床を交換する場合に選ぶ床材を確認する
トイレの交換をする場合、床の設置痕などの問題から床を一緒に交換するケースが多いです。
交換する材料を選ぶ場合に木材を選んでしまうと、水により黒ずみや腐食を起こす場合やアンモニアによる劣化を引き起こす可能性があります。
水や汚れに強い材質の床材を選ぶようにしましょう。
以上の4点が失敗を防ぐために特に重要なポイントになります。
打ち合わせをする際に業者に確認するようにしましょう。
トイレ交換でのマンションと戸建ての違いについて
マンションと戸建てではトイレの排水位置が壁排水と床排水という違いがある場合が多いです。
床排水の場合にはマンションでも戸建てでも施工の内容はそこまで変わらず、唯一、搬入搬出の手間が戸建てよりもマンションの方がかかる程度の違いとなります。
しかし壁排水の場合には、排水の勾配を取るために便器に台輪を履かせたり、設置位置を今までよりも前に出して設置しなければならない場合があります。
そのため通常のトイレ交換よりも付随する工事の内容が多いため費用も割高で工期も長くなる傾向がみられます。
一般的にマンションの場合は床排水、壁排水に関わらず、戸建てのトイレ交換よりも費用は高く、工事の時間が長くなるということを覚えておきましょう。
マンションでトイレを交換する時の注意点について
マンションでトイレ交換を行う場合、事前に管理会社や、管理組合、オーナーの許可が必要となる場合があります。
分譲マンションの場合には基本的に許可なく交換を行うことが出来ますが、賃貸マンションの場合には、一般的に許可が必要です。
マンションにはそれぞれ規約が定められているため、許可の取得だけではなく、工事内容について事前に担当窓口に連絡することをおすすめします。
マンション内で工事の告知が行われたり、業者の駐車場についても指示がある場合もありますので、事前に一報入れるようにしましょう。
施工に関しても、マンションは壁排水にてトイレを設置しているケースが多く、その中でも配管が横抜きの場合には横抜きの位置調整や、勾配の確保のためにトイレの設置位置の調整が必要になる場合があります。
場合によってはこれまでの位置よりも前に設置されることがあり、ドアや壁とトイレの間の空間が狭くなってしまうため窮屈に感じやすく、設置位置が変わるため設置痕が目立つことがあります。
これを避けるためにも、交換を行う際には業者に今のトイレと交換した後のトイレの配置、十分なスペースの確保について確認が必要です。
いずれにしても、トラブル回避のために独断でトイレ交換の段取りをするのは避け、マンションの担当窓口や業者とのやり取りを怠らないようにしましょう。
トイレの交換の業者を選ぶポイントについて
トイレの交換を依頼する場合、どのような工事をするか、戸建てかマンションかによっても業者を選ぶ際のポイントが異なります。
ここでは、業者選びのポイントを紹介します。
まずはマンションの場合も戸建ての場合も建設業許可をもち、自治体の上水道指定工事店に認定されており、給水装置工事主任技術者の有資格者がいる業者を探しましょう。
これらを所持している業者は専門分野に精通していて、自治体からも信用されている業者のため、安心して工事を任せることが出来ます。
トイレ交換だけの場合は主に工務店や設備業者、修理業者を中心に探し、壁や床等の内装工事を同時に行う場合には複数分野の業種を手配でき、提案力もあるリフォーム会社を中心に探してみましょう。
その中でも、自社で見積もりから施工、アフターフォローまで一貫して行っている業者は、間に他の業者が関わらないため費用も安価で、対応のスピードが早い傾向にあるため、おすすめです。
マンションの場合にはマンションでの施工実績が多い業者を選びましょう。
そうすることで工事をスムーズに進めることができ、万が一トラブルが発生した場合にもマンションの勝手を理解しているため、適切な処置を取ってくれる可能性が高いです。
業者の社会的信用をまずは確認しながら、各分野に精通している業者を探すことで、トイレ交換工事は成功しやすくなります。
トイレリフォームに対応する優良な会社を見つけるには?
ここまで説明してきたトイレリフォームは、あくまで一例となっています。
「費用・工事方法」は物件やリフォーム会社によって「大きく異なる」ことがあります。
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一生のうちにリフォームをする機会はそこまで多いものではありません。
後悔しない、失敗しないリフォームをするためにも、リフォーム会社選びは慎重に行いましょう!
この記事の監修者プロフィール

IEMUS
岩納 年成 大手ゼネコン会社にて、官公庁工事やスタジアム、免震ビル等の工事管理業務を約4年経験。
その後、大手ハウスメーカーにて注文住宅の商談・プランニング・資金計画などの経験を経て、木造の高級注文住宅を主とするビルダーを設立。
土地の目利きや打ち合わせ、プランニング、資金計画、詳細設計、工事統括監理など完成まで一貫した品質管理を遂行し、多数のオーダー住宅を手掛け、住まいづくりの経験は20年以上。
法人の技術顧問アドバイザーとしても活動しながら、これまでの経験を生かし個人の住まいコンサルテイングサービスも行っている。

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