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目次
外壁塗装工事に助成金は利用できる?
外壁塗装でかかる費用の一部、もしくは全部を助成金によって賄えます。
外壁塗装の助成金とは、国や自治体から外壁塗装を行う方に支給される金銭的な支援です。
建物の美観向上や、環境への配慮などを目的として設けられています。
助成金には、以下のようなメリットがあります。
- 外壁塗装費用を軽減できる
- 省エネ効果のある塗料を使用すれば、さらに助成額がアップする場合がある
- 自治体によっては、ポイントや商品券で支給される場合もある
また、助成金で最も重要なことは、返済しなくて良いということです。
ただし、自治体によっては、助成金制度が実施されていない場合があります。
助成金と補助金の違い
助成金と補助金は、どちらも外壁塗装費用を補助する制度ですが、いくつかの点で違いがあります。
助成金 | 補助金 | |
支給の可否 | 一定の条件を満たす場合に必ず 支給される | 必ず支給されるとは限らない |
審査基準 | 比較的緩やか | 比較的厳しい |
支給額 | 数万円程度 | 数十万円程度 |
この表によると、助成金は確実に支給を受けられるが、支給額は少額であること、補助金の支給額は高額だが、必ず支給されるとは限らないことが分かります。
外壁塗装工事をお考えの方は、それぞれの制度の特徴を理解した上で、自分に合った制度を選択することが重要です。
外壁塗装工事の助成金は主に3種類
外壁塗装工事の助成金は、主に以下の3種類があります。
外壁塗装工事の助成金:ヒートアイランド対策
ヒートアイランド現象の対策として、多くの自治体では、遮熱塗料を使用した外壁塗装工事への助成金制度を設けています。
ヒートアイランド対策の助成事業では、以下のようなメリットがあります。
- 外壁塗装の費用負担を軽減できる
- ヒートアイランド現象の対策に貢献できる
- 室内の温度上昇を抑制
- エアコンの電気代を節約
遮熱塗料とは、太陽光の赤外線反射率が70%以上と高い塗料です。
太陽光の熱を反射することで、建物の表面温度上昇を抑制し、室内の温度上昇を抑える効果があります。
外壁塗装工事をお考えの方は、ヒートアイランド対策助成金制度を活用して、費用負担を軽減しながら、環境にも貢献しましょう。
外壁塗装工事の助成金:省エネ対策
地球温暖化対策として、多くの自治体では、省エネ性能の高い塗料を使用した外壁塗装工事への助成金制度を設けています。
省エネ対策の助成事業では、以下のようなメリットがあります。
- 外壁塗装の費用負担を軽減できる
- 省エネ効果により電気代を節約
- 環境への貢献
省エネ塗料とは、遮熱塗料や断熱塗料など、建物の熱損失を抑える効果のある塗料です。
省エネ対策助成金制度を活用することで、外壁塗装の費用負担を軽減しながら、環境にも貢献することができます。
外壁塗装工事の助成金:一般的なリフォーム
地域の活性化や定住促進を目的として、多くの自治体が一般的なリフォームに助成金制度を設けています。
バリアフリーや防災対策など、暮らしを快適に、安全に守るリフォームも対象となる場合があり、外壁塗装も含まれる可能性があります。
助成金の対象となる一般的なリフォームは、以下のとおりです。
- 外壁塗装、内装リフォーム、水回りのリフォームなど
- バリアフリーリフォーム: 手すりの設置、スロープの設置など
- 防災対策リフォーム: 耐震補強、シャッターの設置など
自治体によって対象となるリフォームや助成額は異なるため、詳細は各自治体のホームページなどで確認してください。
外壁塗装で利用できる助成金の種類
外壁塗装で利用できる助成金は、以下の種類があります。
助成金の種類 | 国の助成金 | 自治体の助成金 |
概要 | 長期優良住宅化リフォーム推進事業 | 住宅リフォーム助成金 |
対象となる外壁塗装 | 耐震性能や省エネルギー性を向上させるリフォーム | 省エネ性能の高い塗料を使用する外壁塗装など |
助成額 | 最大100万円 | 数万円~数十万円 |
条件 | 耐震診断や省エネ診断が必要 | 自治体によって異なる |
助成金の対象となる具体的な外壁塗装は、以下のとおりです。
- 省エネ性能の高い塗料を使用する外壁塗装
- 遮熱塗料を使用する外壁塗装
- 断熱塗料を使用する外壁塗装
- 防カビ・防藻塗料を使用する外壁塗装
- フッ素樹脂塗料を使用する外壁塗装
助成金は予算が限られているため、早めに申請することが重要です。
申請書類は、事前に準備しておきましょう。
制度の内容は、年度によって変更されることがあるため、最新情報を確認しましょう。
外壁塗装に活用できる助成金の調べ方
外壁塗装費用を軽減するために、助成金・補助金の活用を検討している方は多いでしょう。
しかし、実際に調べてみると、制度の内容が複雑で分かりにくいと感じてしまうことも少なくありません。
そこで、外壁塗装に活用できる助成金の調べ方について、分かりやすく解説します。
自治体の公式サイトで調べる
外壁塗装の費用を軽減できる助成金制度は、多くの自治体で設けられています。
助成金の制度を有効活用するためには、まずお住まいの自治体の公式サイトで情報収集を行うことが重要です。
自治体の公式サイトで調べる手順は、以下のとおりです。
- お住まいの自治体の公式サイトにアクセスする
- 検索窓に「外壁塗装」「助成金」「リフォーム」などのキーワードを入力して検索する
- 検索結果から、外壁塗装に関する助成金制度のページを開く
- ページの内容をよく確認する
自治体の助成金公式サイトはこちらで、制度の内容、申請方法、問い合わせ先などを確認しましょう。
住宅リフォームに係る支援制度のサイトで調べる
一般社団法人住宅リフォーム推進協議会のサイトでは、自治体が実施する住宅リフォーム支援制度が検索できます。
一般社団法人住宅リフォーム推進協議会-地方公共団体における住宅リフォームに係わる支援制度検索サイト(令和5年度版)
サイトでは、地図上でお住まいの市区町村から検索する方法と、リフォーム制度の内容から検索する方法があります。
役所の担当窓口に直接問い合わせる
役所の担当窓口に直接問い合わせることで、助成金に関する情報を得ることができます。
問い合わせ方法は、電話、窓口訪問、メールなどです。
問い合わせる際には、お住まいの住所、外壁塗装工事の内容、使用予定の塗料の種類などを事前に調べておくとよいでしょう。
外壁塗装業者に相談してみる
外壁塗装業者の中には、助成金制度に関する情報に精通しているところがあります。
業者に相談することで、自分に合った助成金を見つけることができます。
外壁塗装業者に相談する際のポイントは、以下のとおりです。
- 複数の業者に相談して、比較検討する
- 助成金制度に関する知識が豊富な業者を選ぶ
- 費用やサービス内容だけでなく、アフターサービスも確認する
ハピすむでは、全国1000社以上の優良なリフォーム会社を紹介してくれます。
地域、希望するリフォーム内容、予算などを選択して、複数のリフォーム会社から見積もりが取得可能です。
また、一括見積もりなので、各社を個別に比較検討できます。
外壁塗装工事の助成金制度の利用条件とは?
外壁塗装工事の助成金を利用する条件はそれぞれの自治体で決められています。
自治体のホームページなどで利用条件にあてはまるか確認しましょう。
前提として、申請する自治体に居住していることはもちろんですが、多くの自治体で決められている条件は以下のとおりです。
申請は工事前に行うこと
外壁塗装工事の助成金の申請は工事前が原則となっています。
なぜなら、工事内容、塗装業者などが助成金支給の対象となるかどうかを事前に審査するためです。
また、助成金は工事費用に対する割合で決まるので、見積もり内容も審査の対象となります。
税金を滞納していないこと
外壁塗装工事の助成金は税金から支払われます。
そのため助成金を支給するにあたっては、税金を滞納していないことが条件になります。
納税証明書の提出を求める自治体もあるので、確認が必要です。
自治体が指定する塗装業者であること
地域の塗装業者が外壁塗装工事をすることを助成金支給の条件とする自治体が多いです。
自治体のホームページで対象となっている業者を確認してから、業者の選定をしましょう。
自治体が指定する塗装内容であること
助成金支給の対象となる外壁塗装工事の内容についても、細かく決められています。
工事の目的や工事の内容まで支給対象の工事となっていないと受給できません。
地元の業者ならその地域の助成金制度を熟知している場合もあるので、工事内容を施工業者とともに確認しながら計画を立てましょう。
自治体による外壁塗装の助成金の例5選!
外壁塗装の費用を補助してくれる自治体の助成金制度は、種類もさまざまです。
また、自治体の制度によってもらえる助成金は異なります。
ここでは、その中でも代表的な例を5つご紹介します。
東京都豊島区(住宅修繕・リフォーム資金助成事業)
助成金の割合 | 外壁塗装工事費用の30%以内を補助 |
対象の施工内容 | ・個人所有している住宅の外壁・屋根塗装・工事施工業者は、豊島区住宅相談連絡会の会員であり、修繕工事を行う区内に主たる事務所を有する民間業者であること |
助成金の上限額 | 20万円 |
申請方法 | 豊島区住宅相談連絡会への事前相談が必要・修繕及びリフォーム資金助成承認申請書 ・工事見積もり・施工方法事前審査確認書以上の書類をもって窓口にて申請する |
申請期限 | 予算枠が無くなり次第終了 |
応募状況 | 受付中(2024年2月時点) |
助成対象は次に掲げる要件をすべて満たしている方です。
- 豊島区内に引き続き2年以上居住していること
- 前年の世帯の月額所得が、公営住宅法施行令第1条第3号に規定する収入の例により算出した額が、158,000円(条件により214,000円)以下であること
- 対象住宅の所有権を有している者または同居親族であること
- 住民税を滞納していない世帯であること
- 暴力団員による不当な行為の防止等に関する法律に規定する暴力団員でないこと
東京都豊島区の助成事業の特徴として、依頼する工事施工業者が豊島区住宅相談連絡会の会員であり、修繕工事を行う区内に主たる事務所を有する民間業者であることが挙げられます。
大阪府高槻市(令和5年度3世代ファミリー定住支援事業)
助成金の割合 | 住宅リフォームでかかった費用の3分の1相当額を補助 |
対象の施工内容 | ・屋根、雨樋、柱及び外壁の修繕、塗装等の外装工事 |
助成金の上限額 | 20万円 |
申請方法 | 申請書と必要書類を市役所2階都市計画課窓口に提出(郵送不可) |
申請期限 | 2023年6月1日から2024年3月22日まで ※予算上限に達し次第終了 |
応募状況 | 受付中(2024年2月時点) |
大阪府高槻市では、3世代ファミリーの定住を促進するため、「3世代ファミリー定住支援事業」を実施しています。
この事業では、子育て世代が市外から市内に転入した場合、住宅取得補助金またはリフォーム補助金を交付するものです。
住宅の要件は、以下のとおりです。
- 3世代世帯の構成員のいずれかが、2020年4月1日以降に契約し、市内に所有する住宅であること
- 新築または売買により取得した住宅であること
- 建築基準法その他の法令に基づき適正に建築された住宅であること
申請日時点で要件のすべてを満たしている必要があります。
愛知県西尾市(三世代同居対応住宅支援事業補助金)
助成金の割合 | リフォーム費用の2分の1を補助 |
対象の施工内容 | 三世代で同居するためのリフォーム工事 |
助成金の上限額 | 30万円 |
申請方法 | 市役所窓口または電子申請 |
申請期限 | 2023年4月1日〜 ※予算上限に達し次第終了 |
応募状況 | 受付中(2024年2月時点) |
愛知県西尾市では、子育て世代と親世帯の同居を促進するため、「三世代同居対応住宅支援事業補助金」を実施しています。
この補助金は、市内において新たに三世代同居対応の住宅に係る対応工事を行う場合に、補助対象経費の2分の1の額を補助するものです。
補助の要件は、以下のとおりです。
- 賃貸住宅を除く個人所有の一戸建て住宅で、併用住宅の場合は2分の1以上が住宅のものが対象
- 親世帯は、1年以上継続して市内に居住していること
- 親世帯と子世帯は、直近1年間同居していないこと
- 親世帯と子世帯の全員が、これまで三世代同居の補助を受けていないこと
- 子世帯の全員は、親世帯と5年以上同居すること
また、三世代同居対応住宅の新築または対応工事をすることで、固定資産税等の特例が受けられる場合があります。
詳しくは担当窓口へお問い合わせください。
広島県庄原市(住宅リフォーム支援事業補助金)
助成金の割合 | リフォームでかかった費用の10%を補助 |
対象の施工内容 | 外壁、床、内壁(建具を含む)および天井の仕上げ材の修繕並びに改修 |
助成金の上限額 | 10万円 |
申請方法 | 申請書類を揃えて窓口にて申請 |
申請期限 | 2023年4月20日〜※予算上限に達し次第終了 |
応募状況 | 受付中(2024年2月時点) |
広島県庄原市では、市内建築業者の受注機会増加と地域経済の振興を図るため、市民の方々が住宅リフォームを行う際に補助金を交付する「住宅リフォーム支援事業補助金」を実施しています。
補助の対象となるリフォームは、以下のような要件があります。
- 市内の住宅リフォーム事業者に請負わせて行うリフォームであること
- リフォームは、補助金の交付決定以後の着工で、年度内に完了すること
また、庄原市地域木材住宅建築普及奨励金以外の制度と併用して利用することはできないので注意が必要です。
福岡県朝倉市(あさ暮らし住宅リフォーム補助金交付事業)
助成金の割合 | リフォームにかかった費用が10万円以上である場合、費用の10%を低額補助 |
対象の施工内容 | 市内業者に発注して行う住宅リフォーム |
助成金の上限額 | 30万円 |
申請方法 | 申請書類、世帯全員の住民票などを揃えて市役所窓口で申請 |
申請期限 | 2023年4月1日〜※予算上限に達し次第終了 |
応募状況 | 受付中(2024年2月時点) |
朝倉市では、市民が快適に住み続けられる住環境の向上、地域経済の活性化及び定住促進を目指し、親と子と孫が一緒に暮らせるふるさとづくりのため、「あさ暮らし住宅リフォーム補助金交付事業」を実施しています。
この事業は、市内業者に発注して行う住宅リフォームに対して、最大30万円を補助するものです。
あさ暮らし住宅リフォーム補助金交付事業の補助対象者は、以下の条件をすべて満たす方が対象となります。
- 市内に住んでいる世帯または市外から転入予定の世帯
- 補助対象住宅の所有者または所有者と同等の権限を持つ者
- 補助対象住宅の所有者及び同一世帯に属する者全員が市税等の滞納がない
- 過去に「あさ暮らし住宅リフォーム補助金」の交付を受けていない
- 補助対象住宅の所有者及び同一世帯に属する者全員が暴力団員でない
詳細は朝倉市ホームページまたは市役所窓口へお問い合わせください。
助成金申請に必要な書類とは?
助成金申請に必要な書類は、助成金の種類や自治体によって異なります。
一般的に、以下の書類が必要です。
- 申請書
- 工事請負契約書
- 工事見積書
- 工事完了証明書
- 領収書(工事費)
- 確定申告書等の収支資料
また、申請する条件によって、以下のような書類も必要になる場合があります。
- 住民票
- 課税証明書
- 住宅ローン残高証明書
- インスペクション報告書
助成金申請の際には、事前に自治体のホームページや、助成金のパンフレットなどで、必要な書類を確認しておきましょう。
なお、助成金申請には、期限がある場合もありますので、注意が必要です。
助成金がもらえないケースとは?
助成金は、事業や活動に対する支援を目的とした公的な資金ですが、申請すれば必ずもらえるわけではありません。
ここでは、助成金がもらえないケースについて、制度上の問題と、条件に当てはまらない場合に分けて解説します。
制度上の問題
助成金制度には、以下のような問題点があります。
- 複雑な申請手続き:申請書類が煩雑であったり、専門知識が必要であったりするため、手続きが負担になることがあります。
- 予算の制限:助成金の予算は限られているため、申請しても希望額が支給されない可能性があります。
- 審査の厳格化:不正受給対策のため、審査が厳格化されており、書類に不備があると不支給になる可能性があります。
助成金を受け取る条件に当てはまらない
助成金には、それぞれ受給条件が定められています。
以下は、代表的な不支給事由です。
- 事業内容が要件に合致していない: 助成金の目的とする事業内容に合致していない場合、助成金を受けることができません。
- 書類に不備がある:申請書類に不備があったり、提出期限に間に合わなかったりした場合、助成金を受けることができません。
- 過去に不正受給をしたことがある:過去に助成金の不正受給をしたことがある場合、助成金を受けることができません。
このような問題を防ぐためには、助成金申請前に、助成金の目的、対象となる事業、受給条件など、制度内容を理解しておきましょう。
また、必要書類を事前に確認、準備しておき、申請期限を厳守することも重要です。
不明点がある場合は、助成金の窓口などに相談しましょう。
外壁塗装工事の助成金を受け取るまでの流れ
外壁塗装工事費用の助成金を受け取るまでの流れは以下のとおりです。
- 住まいのある市区町村の助成金制度を調べる
- 必要書類を受け取る
- 塗装業者から見積書をもらう
- 必要書類を提出する
- 各自治体での審査・決定
- 外壁塗装工事実施
- 工事完了後、必要書類を提出
- 交付確定通知書送付・助成金の振込
それでは、順を追ってみていきましょう。
1.住まいのある市区町村の助成金制度を調べる
まず、お住まいの自治体のホームページでリフォームの助成金制度があるかどうかを調べます。
その年の予算額分の支給が終わってしまうと終了になる場合があるので、受付開始日や受付が終了していないかなども確認する必要があります。
確認するポイントは以下のとおりです。
- 申請できる条件:住所があり実際に住んでいる、税金の滞納がないなど
- 対象となる家屋:築年数など
- 対象となる工事
- 助成金の工事費に対する割合や上限金額
なお、過去に助成金の申請をしていると受給できない自治体があるため、注意が必要です。
2.必要書類を受け取る
続いて必要書類を揃えましょう。
自治体の窓口にて必要書類をもらうのが一般的ですが、平日に窓口に行く時間がとれない方もいらっしゃるでしょう。
そのような場合には、自治体のホームページから必要書類をダウンロードすれば、窓口に行かずに済みますので活用してみてください。
3.塗装業者から見積書をもらう
助成金の申請には、外壁塗装業者からの見積書を提出する必要があります。
助成金申請に間に合うように依頼しましょう。
その他必要な書類は、自治体ごとによって違います。
窓口で必要書類を受け取るときに確認しておくと安心です。
必要書類をダウンロードした場合も、ホームページにを確認して揃えましょう。
業者に用意してもらう書類については、地元の塗装業者なら必要書類に詳しい場合もありますので、業者に相談しながら揃えても良いかもしれません。
4.必要書類を提出する
必要書類が揃ったら、市区町村に提出します。
工事の途中で変更があったり、中止になったりした場合、届出が必要になる場合がありますので、心得ておくと安心です。
提出方法は、直接提出するのが一般的です。
窓口の受付時間は、平日の昼間なので都合をつける必要があります。
平日の昼間に時間をとるのが難しい場合、郵送申請にて受け付けてくれる自治体もあるので、忙しい方は郵送が可能か問い合わせてみましょう。
5.各自治体での審査・決定
必要書類の提出後は、自治体で審査されます。
必要書類に不備がある場合は返送されるため、郵送の場合は特に気をつけましょう。
申込みから決定までの期間は、約3週間~4週間程度が目安になります。
しかし、自治体によってはもう少し短いところもありますので、確認しておくと安心です。
6.外壁塗装工事実施
外壁塗装工事は約10日~2週間程度かかるのが一般的です。
しかし、外壁の状態や天候によって多少延びることもあります。
それでは、工事の流れと日数をみていきましょう。
塗装工事の工程 | 日数 |
あいさつ回り、現場確認、準備 足場を組み、飛散防止シートを張る 外壁の汚れを取る高圧洗浄 下地処理 養生 下塗り 中塗り 上塗り 点検 足場の解体 | 半日 1日 1日(乾かす場合に日数を要する) 1日(劣化がひどい場合は日数がかかる) 1日 1日 1日 1日 1時間程度 1日 |
梅雨や冬場など塗料が乾きにくい場合、さらに日数がかかる場合があります。
塗料を乾かすことはとても重要な工程なので、あまりに工期が短い業者は要注意です。
7.工事完了後、書類を提出
工事が完了したら再び自治体に届け出をしなければなりません。
自治体によって違いがありますが、主な提出物は以下のとおりです。
- 工事完了報告書
- 工事費の領収書
- 工事費の明細
- 工事完了後の写真や図面
工事の完了の届出には期限が決められている自治体があります。
完了後はすみやかに提出しましょう。
8.交付確定通知書送付・助成金の振込
必要書類の提出が済むと書類の審査、現地での検査があります。
問題がなければ助成金の確定通知書が送付されます。
続いて指定の口座に助成金が振り込まれます。
振り込まれるまでの期間は自治体によってまちまちですが、約2週間~3週間が目安になります。
申請の際に自治体に確認しておくと安心です。
外壁塗装工事の助成金を利用する際の注意点
助成金を利用する際の注意点
外壁塗装の助成金制度は、いつでもだれでも利用できるものではありません。
助成金制度を利用する際には、以下のような注意点があります。
- 助成金の申請期間に注意
- 工事着工前の申請が必要
- 外壁塗装の助成金の利用が初めてである
- 助成金の条件や支給対象者は市区町村によって異なる
- 住宅によっては遮熱塗装が適さない場合がある
以上の外壁塗装助成金を利用する際に注意すべき点、申請時に気をつけるべきポイントや制限事項などについて解説します。
助成金の申請期間に注意
助成金には、それぞれ申請期間が定められています。
多くの場合、年度ごとに募集があり、年度内に申請する必要があります。
また、応募者が多いと早く締め切られることがあるため、早めに準備しておくことが重要です。
助成金の申請期間は、助成金のホームページ、パンフレットなどで確認できます。
また、申請期間に間に合わなかった場合は、以下のいずれかの対応が必要です。
- 翌年度の募集を待つ:翌年度に同じ助成金の募集があれば、再度申請することができます。
- 他の助成金を探す:同じ目的の助成金で、まだ申請期間中のものがないか探してみましょう。
- 助成金以外の支援制度を利用する:助成金以外にも、融資や補助金などの支援制度があります。
助成金の申請期間は、年度によって異なるため、事前に確認しておくことが重要です。
また、応募者が多いと早く締め切られることがあるため、早めに準備しておくことをおすすめします。
工事着工前の申請が必須
外壁塗装の助成金制度は、自治体によってさまざまですが、多くの場合、工事着工前に申請する必要があります。
これは、不正受給を防ぎ、助成金の適切な運用を確保するためです。
工事着工後に申請すると、助成金を受けられない可能性がありますので、必ず事前に申請するようにしましょう。
申請前に確認すべき項目は、以下のとおりです。
- 申請期間
- 対象となる住宅
- 対象となる工事
- 助成金の額
- 必要書類
外壁塗装の助成金を利用する際は、工事着工前に申請することが重要です。
事前に申請時期や必要書類などを確認し、スムーズな申請手続きをしましょう。
外壁塗装の助成金の利用が初めてである
多くの自治体では、外壁塗装の助成金は1回のみしか受給できません。
これは、同一名義の建物に対して、複数回の助成金を支給することによる不公平性を防ぐためです。
しかし、助成金を2回以上利用できる場合もあります。
2回目以降の助成金を受けられるかどうかは、お住まいの自治体によって異なります。
詳細は、自治体のホームページを確認するか、直接お問い合わせください。
助成金申請前に、助成金の対象となる工事内容、申請期間、受給条件、必要書類などを確認しておくことが重要です。
助成金の条件や支給対象者は市区町村によって異なる
外壁塗装の助成金は、多くの自治体で実施されていますが、条件や支給対象者は市区町村によって異なります。
主な違いは以下のとおりです。
- 助成金額
- 申請要件
- 支給対象者
また、助成金申請前に、以下の事項を必ず確認しておきましょう。
- お住まいの自治体が助成金を実施しているかどうか:すべての自治体が助成金を実施しているわけではありません。
- 助成金の対象となる工事内容:外壁塗装のみが対象となる場合と、外壁塗装と同時に他のリフォームを行う場合のみ対象となる場合があります。
- 申請期間:年度ごとに募集があり、年度内に申請する必要があります。
- 必要書類:申請書、見積書、領収書などが必要です。
助成金に関する情報は、自治体のホームページや助成金に関するパンフレットなどで収集できます。
市区町村役場の担当部署に電話で問い合わせて、助成金に関する情報を聞くことも可能です。
外壁塗装の助成金は、市区町村によって条件や支給対象者が異なるため、申請前に必ず確認しましょう。
住宅によっては遮熱塗装が適さない場合がある
外壁塗装工事において、ヒートアイランド対策や省エネ対策で遮熱塗料が使われることが多いです。
遮熱塗料を使用することが助成金の条件となっている自治体もあります。
しかし、住宅によっては遮熱塗装が適さない場合があります。
遮熱塗装が適さない住宅の例は、以下のとおりです。
- 外壁の色が濃い:外壁の色が濃い場合、遮熱効果が低くなります。
- 日当たりが悪い:日当たりが悪い場合、遮熱効果を実感しにくい可能性があります。
- 断熱材が入っていない:断熱材が入っていない住宅では、遮熱塗装の効果が限定的です。
- 結露が発生しやすい:結露が発生しやすい住宅では、遮熱塗装によって結露が悪化する可能性があります。
遮熱塗装を検討する前に、外壁の色や日当たり、断熱材の有無、結露の発生などを確認しましょう。
また、塗装業者を選ぶ際は、経験豊富な塗装業者を選ぶことが重要です。
外壁塗装の費用相場
一般的な戸建て住宅の外壁塗装費用は、約50万円未満~350万円以上と幅広い範囲で変動しています。
以下のグラフは、ハピすむを経由して外壁塗装工事が成約した際の費用相場を表したものです。
このグラフで分かるように、外壁塗装工事の費用相場は100万〜150万円で行われる割合が最も高くなっています。
また、外壁塗装の費用は、以下の要素によって大きく左右されます。
- 塗装面積:家の大きさや形状によって塗装面積は大きく変わります。
- 塗料の種類:塗料の種類によって、耐久性や機能性、価格が大きく異なります。
- 塗装方法:塗装方法には、ローラー塗装と吹き付け塗装があります。
- 付帯工事:ひび割れの補修やコーキングなど、付帯工事が発生する場合があります。
- 施工業者:業者を選ぶ際には、実績や資格、保証内容なども確認しましょう。
これらの要素は、複数の業者から見積もりを取ることで、適正価格を知ることができます。
塗料ごとの外壁塗装の費用の目安
外壁塗装の費用は、使用する塗料の種類によって大きく左右されます。
以下は、代表的な塗料の種類と施工費用の目安です。
塗料の種類 | 費用相場 |
アクリル塗料 | 約1,000~1,800円/㎡ |
ウレタン塗料 | 約1,700〜2,500円/㎡ |
シリコン塗料 | 約2,100〜3,500円/㎡ |
ラジカル塗料 | 約2,200〜4,000円/㎡ |
フッ素塗料 | 約2,000〜5,000円/㎡ |
無機系塗料 | 約3,500〜5,500円/㎡ |
遮熱塗料 | 約2,600〜4,500円/㎡ |
上記の費用は、あくまでも目安であり、実際の費用は異なる場合があります。
塗装面積や付帯工事の内容など、さまざまな要素によって費用は変動します。
複数の業者から見積もりを取り、費用やサービス内容を比較検討することが重要です。
外壁塗装の費用相場の内訳
外壁塗装の費用は、大きく4つの要素で構成されています。
- 塗料代:費用全体の多くを占めるのが塗料代です。塗料の種類によって価格が大きく異なり、耐久性や機能性と価格が比例します。
- 施工費:高圧洗浄費、養生代、高所作業代、人件費などが含まれます。
- 足場代:足場の設置、撤去費用です。
- その他:下塗り材、養生テープ代、交通費や事務手数料が含まれます。
また、具体的な費用は、足場の有無、塗装面積、施工日数などの要素によって変動します。
一般的な外壁塗装の費用は、塗装面積の広さで決まります。
塗装面積は、以下の計算式で算出できます。
3.3平方メートル×(坪数)×(係数)=塗装面積
係数とは、外壁にある凹凸も平面として正確な塗装面積を出すための数字であり、1.2が外壁塗装の係数として使われることが多いです。
40坪の場合は約70万〜120万円、50坪の場合は約90万〜150万円となります。
また、工事費用は塗料に何を使うかによって変わってきます。
遮熱塗料の費用相場は約5千円であり、ウレタン塗料やシリコン塗料と比較すると高額です。
しかし、耐用年数が長いので、トータルコストで考えると遮熱塗料の方がコスパが良いと言えるでしょう。
助成金以外で外壁塗装の費用を安くする方法
外壁塗装は高額の買い物であり、少しでも費用を抑えたいと考える方も少なくはないでしょう。
ここまで、費用をやすくする方法として助成金の活用を紹介してきました。
しかし、助成金以外でも外壁塗装の費用を安くするためには、以下のような方法があります。
塗料のグレードを下げる
外壁塗装の費用の中で最も大きな割合を占めるのが塗料代です。
塗料のグレードを下げることで、費用を大きく節約することができます。
ただし、塗料のグレードを下げる際には、以下の点に注意が必要です。
- 耐久性:グレードが低い塗料は、耐久性が低く、塗り替え時期が早くなる可能性があります。
- 機能性:グレードが低い塗料は、耐汚性や耐候性などの機能性が低く、外壁が汚れやすくなったり、色あせしやすくなったりする可能性があります。
- 美観:グレードが低い塗料は、色あせや光沢などの美観が劣る可能性があります。
塗料を選ぶ際には、費用だけでなく、性能や美観なども考慮して、最適なグレードを選ぶことが重要です。
屋根塗装と同時に外壁塗装も行う
屋根塗装と同時に外壁塗装も行うのも、費用を安く抑えるには有効な方法です。
屋根塗装と同時に行うことで、以下のメリットがあります。
- 足場代や養生代などの共通費用を1回で済ませられるため、費用を節約できる。
- 業者にとっても効率が良いため、割引が期待できる。
- 外壁と屋根を同時に塗装することで、全体のバランスが良く、美しい仕上がりになる。
ただし、屋根塗装の必要性がない場合は、無理に行う必要はありません。
業者によっては、屋根塗装と外壁塗装を同時に行うことを条件に割引を提供している場合もあるため、事前に確認しておきましょう。
複数の業者から相見積もりを取る
外壁塗装の費用を安くする方法として最も重要かつ効果的なのが、複数の業者から相見積もりを取ることです。
業者によって価格差が大きい場合があるため、複数の見積もりを比較することで適正価格を知ることができます。
見積もり依頼のポイントは以下のとおりです。
- 複数の業者に同じ条件で見積もり依頼をする
- 見積もり内容を詳細に確認する
- 必ず書面で見積もりを取る
ハピすむでは、全国1000社以上の優良なリフォーム会社を紹介してくれます。
地域、希望するリフォーム内容、予算などを選択して、複数のリフォーム会社から見積もりが取得可能です。
また、一括見積もりなので、各社を個別に比較検討できます。
業者に依頼する時期やタイミングを計る
助成金以外にも、業者に依頼する時期やタイミングを計ることで、費用を安くする方法があります。
外壁塗装業者は、春と秋が繁忙期です。
夏は暑すぎるため、塗装作業が難しく、冬は天候が不安定で作業が中止になる可能性が高いためです。
そのため、冬や梅雨時期など、比較的閑散期に依頼することで、費用が安くなる可能性があります。
外壁塗装には、業者との打ち合わせや塗料の選定など、事前準備が必要です。
早めに準備を始めることで、閑散期に複数の業者から見積もりを取ることが可能になります。
助成金に関するよくある質問
助成金に関するよくある質問を以下に挙げていきます。
今後、助成金を利用したい方の参考になれば幸いです。
Q1.助成金と補助金の違いは?
A.外壁塗装の助成金と補助金は、どちらも外壁塗装を行う際に費用の一部を補助する制度ですが、以下のような違いがあります。
助成金は申請すれば必ず受けられますが、金額は補助金よりも低いことが多いです。
補助金は金額が助成金よりも高いことが多いですが、申請しても必ず受けられるとは限りません。
Q2.助成制度がある自治体の調べ方は?
A.多くの自治体は、ホームページ上で助成制度に関する情報を公開しています。
一般社団法人住宅リフォーム推進協議会のサイトでも、自治体が実施する住宅リフォーム支援制度の検索が可能です。
Q3.助成金の申請に必要な書類は?
A.外壁塗装の助成金の申請に必要な書類は、申請書、見積書、契約書、領収書などです。
上記以外にも、住民票、印鑑、登記簿謄本、納税証明書など、自治体によって追加で必要な書類があります。
申請前に、必ずお住まいの市区町村のホームページなどで確認してください。
Q4.助成金は誰が申請する?
A.助成金は、本人による申請が可能です。
ただし、書類作成などの手間がかかるので、行政書士などに依頼して申請する方もいます。
Q5.助成金の担当窓口はどこ?
A.外壁塗装の助成金の担当窓口は、お住まいの市区町村の役場です。
担当部署は、都市計画課、建築指導課などが窓口になっています。
具体的な窓口は、自治体によって異なるため、お住まいの市区町村のホームページなどで確認してください。
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