お風呂リフォームに活用できる補助金制度は?障がい者向けの制度も解説

「お風呂の設備が古くなっているから、リフォームしたいけど出費が心配」と悩んでいませんか?お風呂リフォームは、条件が合えば補助金制度が利用できます。お風呂が新しくなると生活の質が向上するので、ぜひ補助金制度の利用を検討してみましょう。今回は、お風呂リフォームで活用できる補助金制度や障がい者向けの制度について解説します。

2025年02月17日更新

監修記事
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お風呂リフォームに活用できる補助金制度

お風呂のリフォームに活用できる補助金制度は、以下のとおりです。

補助金制度制度の概要
子育てグリーン住宅支援事業子育てエコホーム支援事業の後継となる制度
・補助金額の上限:40万/60万
(必須工事の数による)
給湯省エネ2025事業給湯省エネ2024事業の後継となる制度
・補助金額:6万~20万円
(給湯器交換の場合:機種によって変動)
先進的窓リノベ2025事業先進的窓リノベ2024事業の後継となる制度
・補助金額:最大200万円
(お風呂の窓のリフォームも対象
長期優良住宅化リフォーム推進事業・補助金額の上限:80万/160万円
(リフォームの内容による)
・条件に合致すると50万円加算
介護保険の高齢者住宅改修費用助成制度・補助金額:20万円
・リフォーム費用の原則9割を補助
地方自治体独自の補助金制度各自治体によって金額や条件が異なる
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お風呂リフォームに活用できる地方自治体における補助金制度の事例

地方自治体ごとに、お風呂リフォームに活用できる補助金制度があります。

ここでは、実際に行われている自治体の補助金制度について紹介します。

【事例1】住まいの改造助成(東京都:江戸川区)

東京都江戸川区では、介護認定を受けている60歳以上の方や身体障害者手帳の交付を受け、介助が必要な60〜64歳の方がいる世帯に住宅のリフォーム助成金制度を設けています。

また、補助金の上限額は200万円です。

なお、同居家族の収入によっては補助率が8〜10割と変動するため注意しましょう。

お風呂のリフォームだけでなく、トイレや玄関などのバリアフリー改修にも利用可能です。

【事例2】子育て世帯等住宅リフォーム補助制度(神奈川県:座間市)

神奈川県座間市では、子育て環境の充実と地元経済の活性化を目的として、18歳以下の子どもまたは妊婦がいる世帯の住宅リフォームに補助金を支給しています。

30万円以上のリフォーム工事に対して1/2の補助率となっており、補助金の上限額は30万円です。

【事例3】住宅リフォーム補助事業(千葉県:匝瑳市)

千葉県匝瑳市では、新築から10年以上経過している建物のリフォームを対象に、補助金支給の事業を行っています。

他の住宅リフォーム等の補助を受けておらず、市内の工事施工業者に依頼することが条件です。

補助率は工事代金の1/10で、上限金額は20万円です。

【事例4】住宅リフォーム資金補助金(埼玉県:桶川市)

埼玉県桶川市は、市内に住んでいる住民向けに、住宅リフォームの補助金を支給しています。

市内に事務所がある施工業者に依頼することが条件です。

工事費が20万円以上の場合に利用可能で、補助金額は工事費の5%か10万円のどちらか少ない金額となっています。

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【戸建て】お風呂のリフォームにかかる費用相場

お風呂のリフォームにかかる費用相場は、60万〜150万円が目安になります。

リフォーム内容費用相場
ユニットバス→ユニットバス60万~120万円
従来浴室→ユニットバス80万~150万円
在来浴室→在来浴室50万~200万円

しかし、お風呂のリフォームにかかる費用は、浴室の大きさや採用するメーカー、商品のグレードなどによって大きく変動するため注意しましょう。

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お風呂のリフォームに活用できる障がい者向けの補助金制度

各自治体で、障がい者支援として住宅リフォーム補助金制度があります。

障がいのある人が、生活しやすいように住宅を改修する際に利用可能です。

たとえば、東京都昭島市では障がい者が対象のリフォーム助成金制度を行っています。

障がい者向けの補助金制度は自治体ごとに内容が異なるため、役所に問い合わせてみると良いでしょう。

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お風呂のリフォーム費用を補助金制度以外で安く抑える方法

補助金制度の活用以外で、お風呂のリフォーム費用を安く抑えるにはふたつの方法が有効です。

このようなリフォーム費用の抑えるコツを把握していれば、余分な支払いを防げるでしょう。

【方法1】設備などのグレードを下げる

浴槽や水栓などの部材のグレードを下げると、コストが下げられるため、予算がオーバーしそうなときは、比較検討してみるとよいでしょう。

また、部屋を浴室仕様にする必要がある従来浴室より、すでに組みあがっているユニットバスの方が費用を抑えられるためおすすめです。

施工業者に一番安い商品や在庫処分品がないかも問い合わせると、意外とお値打ち品と出会えるかもしれません。

ただし、値段の下げ過ぎには注意が必要です。

これは、設備のグレードが低すぎると満足できないデザインになったり、すぐに湯船が冷めてしまったりなど、普段の生活で不都合が生じるリスクがあるためです。

【方法2】複数の業者から相見積もりをとる

お風呂リフォームだけ行う場合でも、必ず複数の業者から相見積もりをとりましょう。

業者を1社だけに絞るのはおすすめしません。

1社だけの見積もりの場合、その価格が適正かが判断できないためです。

同じ製品を扱う場合でも、業者によって見積額が大幅に異なるケースがあります。

そのため、複数の業者から相見積もりをとりましょう。

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お風呂のリフォームで補助金制度を活用する際の注意点

お風呂リフォームで補助金制度を活用する際は、いくつかの注意点があります。

この注意点を知っておかないと、補助金を受け取れなくなってしまうため、確認しておきましょう。

【注意点1】補助金制度の指定業者に工事を依頼する

利用する補助金によっては、指定業者に工事を依頼することが条件になっている場合があります。

たとえば、子育てグリーン住宅事業などの国による事業は、事前に登録している業者に工事を依頼しなければいけません。

また多くの場合、地方自治体の補助金制度においても、その地域の指定業者に工事を依頼することが条件になっています。

業者選びを間違えてしまうと、補助金を受け取れない事態になるおそれがあるため、注意しましょう。

【注意点2】申請期間を確認する

利用する補助金制度によって申請期間が異なるため、必ず確認しましょう。

たとえば、国による「2025」が名称に入っている事業は、これから詳細等が発表される予定です。

また、長期優良住宅化リフォーム推進事業は、2025年1月31日が締切になっており、2025年2月現在では継続するか発表はされていません。

そして、地方自治体の補助金制度は、すでに予算が底をつき申請受付終了しているものもあります。

利用したい補助金制度を決めたら、申請期間など詳細情報をよく確認しておきましょう。

【注意点3】申請期間から逆算して工事を計画する

お風呂リフォームの工事も、申請期間から逆算して計画する必要があります。

リフォーム工事を始めるタイミングを間違えると、補助金が受け取れない可能性もあるためです。

たとえば、国による補助金事業のほとんどは、着工後に申請する必要があります。

一方、地方自治体の補助金制度は、着工前に申請することが基本です。

利用する補助金制度の申請期間が判明したら、そこから逆算して工事計画を立てましょう。

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お風呂リフォームで補助金制度を利用する際の申請手順

お風呂リフォームで補助金制度を利用する際の申請手順は、以下のとおりです。

お風呂リフォームで補助金制度を利用する際の申請手順
STEP
補助金制度の情報収集

まずは利用可能な補助金制度の情報収集をしましょう。国による事業だけでなく、お住いの地域で利用可能な補助金制度がないか調べてみるとよいでしょう。

STEP
業者等に相談

お風呂リフォームの内容や利用する補助金制度について調べたら、実際に業者に相談するのがおすすめです。補助金制度は業者が指定されている場合がほとんどなので、相談する業者が対象なのかも確認しておきましょう。

STEP
申請・着工・工事完了

利用する補助金制度が決まったら、申請や工事を始めましょう。補助金制度によって申請タイミングが異なるため、申請時期を間違えないように注意が必要です。

STEP
報告等を行う

お風呂リフォームが完了したら、補助金制度を運営している事務局に報告書など決められた書類を提出します。提出書類に漏れがないように、業者と確認し合いながら確実に行いましょう。

STEP
補助金を受け取る

提出書類等が事務局で審査され、不備がなければ補助金が支給されます。支給方法は補助金制度によって異なるので、どのように受け取るか確認しておきましょう。

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【Q&A】お風呂リフォームの補助金制度に関するよくある質問

お風呂リフォームの補助金制度は併用可能?

併用する補助金の財源が一緒でなければ、利用可能です。たとえば、国の事業と地方自治体の事業は財源が異なるため、併用できます。また、国の事業同士でも、リフォーム箇所が重複していなければ併用可能です。

マンションのお風呂リフォームにかかる費用相場は?

マンションのお風呂リフォームにかかる費用相場は、60万〜150万円が目安です。

マンションのお風呂リフォーム方法費用相場
ユニットバス→ユニットバス60万~120万円
従来浴室→ユニットバス80万~150万円
在来浴室→在来浴室50万~200万円
浴槽交換のみ10万~50万円

リフォームする内容や製品のグレードによって価格が異なるので、一度プロに相談してみるとよいでしょう。

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この記事の監修者プロフィール

【監修者】岩納年成

大手ゼネコン会社にて、官公庁工事やスタジアム、免震ビル等の工事管理業務を約4年経験。
その後、大手ハウスメーカーにて注文住宅の商談・プランニング・資金計画などの経験を経て、木造の高級注文住宅を主とするビルダーを設立。
土地の目利きや打ち合わせ、プランニング、資金計画、詳細設計、工事統括監理など完成まで一貫した品質管理を遂行し、多数のオーダー住宅を手掛け、住まいづくりの経験は20年以上。
法人の技術顧問アドバイザーとしても活動しながら、これまでの経験を生かし個人の住まいコンサルテイングサービスも行っている。

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