2024年11月22日更新

監修記事

フローリングの張替えにかかる費用相場や張替え時の注意点とは?

フローリングは傷がつくと目立ちやすいため、定期的に張替えることをおすすめします。フローリングの種類によって価格の相場が大きく異なるため、あらかじめ確認しておきましょう。今回は、フローリングの張替えリフォームにかかる費用の相場を解説していきます。

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フローリング張り替えリフォームの費用相場

種類張り替え重ね張り
無垢フローリング11万円~6万円~
防音フローリング10万円~
クッションフロア3万円~2.5万円~
突板フローリング11万円~8万円~
挽き板フローリング20万円~17万円~
化粧シート貼りフローリング7万円~5万円~

フローリングのリフォーム費用の相場は、3万円~20万円です(6畳の場合)。工法や材質によって変動し、大きく上振れることもあります。

フローリングは見えている表面に本物の木を使用しているか、化粧シート貼りかで金額が異なります。

本物の木の場合「突板」「挽き板」「無垢」の順番で高くなり、化粧シート貼りは突板よりもリーズナブルな場合が多いです。

無垢フローリングは使用されている樹種により価格が大きく異なるため、注意が必要です。

また、防音フローリングは主にマンションで使用されていますが、化粧シート貼りから挽き板仕様まであるため、かかる費用の幅が広くなっています。

なお、防音フローリングに無垢フローリングの仕様はありません。

もし、フローリングを柄にすることが希望であれば、塩化ビニール系素材で作られたクッションフロアが一番手軽に工事を行うことができます。

また、幅木も同時に交換する場合には、追加で約30,000円~と見ておくとよいでしょう。

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畳からフローリングに張り替える場合の費用相場

フローリング張り替えカーペット重ね張り
4畳半7万円~1.3万円~
6畳11万円~1.5万円~
8畳14.5万円~3.5万円~
10畳18万円~
12畳22万円~
15畳26万円~
20畳35万円~

畳からフローリングへ変更する場合には、畳を撤去した後、フローリングと畳の厚さの違いを調整するため、床下地を造作してからフローリングを張る必要があります。

また、畳の上へ直接フローリングを重ね張りすることは、きちんとフローリングを固定することができないため難しいです。

畳をフローリング風にする簡単なやり方としては、フローリングカーペットを敷く方法がありますが、8畳までの商品しかないため、10畳以上の場合は畳を撤去してからの工事が必要になります。

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フローリングから他素材に張り替えする場合の費用相場

張り替え重ね張り
カーペット13万円~11万円~
フロアタイル7万円~5.5万円~
13万円~11万円~

カーペットはフローリングよりも柔らかな足触りのため、小さなお子さんが転んだ際にも怪我をしにくいため良いでしょう。

フロアタイルは、木目だけでなく石目調にも変更できるため、部屋の雰囲気を変えたいときにおすすめです。

畳の場合は、一般的な畳以外にも、琉球畳などを選ぶことでモダンなインテリアにも合わせることができます。

ただし、畳を重ね張りする場合、薄い畳でも10㎜程度の厚みがあるため、つまづかないように畳周りを工夫する必要があります。

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フローリングの種類は?

フローリングは、複合フローリングと無垢フローリングに大別されます。

それぞれの特徴を解説していきます。

複合フローリング

複合フローリングは、合板や集成材などの表面に化粧シートや無垢材の極薄板などを貼って作られた床材です。

複合フローリングのメリット
  • 費用が抑えられる
  • 手入れが容易である
複合フローリングのデメリット
  • 質感が今一つの場合がある。
  • 安価すぎる商品の場合、シックハウス症候群を引き起こすことも考えられる。
  • 無垢材のように、修繕しながら超長期的に使用することには向かない。

複合フローリングは、無垢フローリングと比べると製造や施工が容易なので、費用が抑えやすい傾向があります。

また、表面が加工されていることから水や汚れに耐性があり、手入れがしやすい点も大きなメリットです。

ただし、肌触りや質感などにおいては、厚さ方向が1枚板である無垢フローリングに劣ります。

また、現在ではだいぶ少なくなっているものの、複合フローリングの商品によっては、使用されている化学物質がシックハウス症候群の原因になる場合もあります。

無垢フローリングの特徴の特徴と面積ごとの施工費

張り替え重ね張り
4畳半88,000円~48,000円~
6畳110,000円~60,000円~
8畳165,000円~90,000円~
10畳198,000円~108,000円~
12畳242,000円~132,000円~
15畳297,000円~162,000円~
20畳396,000円~216,000円~

無垢フローリングは、木を切り出してそのまま利用した床材です。

他の樹種の板などを貼り合わせたりすることなく、1枚の板だけでできています。

無垢フローリングのメリット
  • 木の温もりや肌触りのよさが感じられる
  • 経年による色の変化が楽しめる
  • シックハウス症候群になるリスクがない。(接着剤は別)
  • 修繕しながら超長期的に使用することも可能。
無垢フローリングのデメリット
  • 手入れに気を使う必要がある。
  • 高価になりやすい
  • 湿度の変化により反りやゆがみが発生する場合がある。
  • 施工に高い技術が必要
  • 素材の見極めが難しい

無垢フローリングには化学物質が使われていないため、シックハウス症候群の心配がある方や、小さなお子さんがいるご家庭におすすめです。

ただし、定期的にオイル塗装をしなくてはいけなかったり、施工費用が高額になりやすかったりするといった面もあります。

また、樹種により特徴が大きく異なることや、乾燥すると隙間が開いたり、割れたりする場合もあるので、適した材を見極めた上で、技術力のある業者に施工してもらわなくてはいけません。

防音フローリングの特徴と面積ごとの施工費

張り替え重ね張り
4畳半80,000円~
6畳100,000円~
8畳150,000円~
10畳180,000円~
12畳220,000円~
15畳270,000円~
20畳360,000円~
防音フローリングのメリット
  • 遮音性を保つことができる
  • 遮音のためのカーペットなどを敷く必要がない
防音フローリングのデメリット
  • 特有の沈み込むような踏み心地がある
  • 一般的なフローリングよりも費用が高め
  • 重ね張り施工ができない

防音フローリングは、主にマンションの床構造上、防音が難しい場合に使用されます。

防音の等級として、L-45、L-40の2種類があり、マンションの規約により、使うべきフローリングが決められている場合があります。

必ず、規約を守った上で施工しましょう。

フローリングによって防音されているため、防音カーペットなどを別で敷く必要がなく、インテリアを邪魔することがありません。

ですが、防音フローリングは防音の効果が追加されているため、一般的なフローリングよりも費用が高くなる傾向にあります。

また、クッションにより防音の効果を得ているため、踏みしめた際に多少沈み込むような踏み心地があり、これを苦手と感じる方もいます。

さらに、クッション性があるため重ね張りの施工を行うことはできません。

クッションフロアの特徴と面積ごとの施工費

張り替え上貼り
4畳半21,000円~19,000円~
6畳30,000円~25,000円~
8畳40,000円~35,000円~
10畳50,000円~45,000円~
12畳60,000円~55,000円~
15畳70,000円~65,000円~
20畳90,000円~85,000円~
クッションフロアのメリット
  • リーズナブルな工事価格
  • 耐水性能がある
  • 施工が比較的容易
  • デザインが豊富
クッションフロアのデメリット
  • 安っぽく見える場合がある
  • 劣化が早い
  • 傷が付きやすい

クッションフロアは幅90㎝程度のシートがロール状になっており、一度に広い範囲に敷くことができるため、施工が容易です。

そのため、インテリアに飽きてしまった際には、一般的なフローリングよりも簡単かつリーズナブルに張り替えることが可能です。

また、耐水性があるため、フローリングを水回りに施工することに抵抗がある場合は、フローリング柄のクッションフロアを施工する方法があります。

デザインも豊富であるため、好みに合わせて選ぶことが可能です。

ただし、フローリング柄や大理石柄は、本物と比べると安っぽく見える場合があります。

また、クッション性があるため、傷がつきやすく劣化が早いこともデメリットですが、重ね張りもできるため、メンテナンスはしやすいといえるでしょう。

突板フローリングの特徴と面積ごとの施工費

張り替え重ね張り
4畳半88,000円~64,000円~
6畳110,000円~80,000円~
8畳165,000円~120,000円~
10畳198,000円~144,000円~
12畳242,000円~176,000円~
15畳297,000円~216,000円~
20畳396,000円~288,000円~
突板フローリングのメリット
  • 品質が均一で扱いやすい
  • 木の風合いを感じることができる
  • 手に入れやすい価格帯
突板フローリングのデメリット
  • 傷に弱い
  • 安っぽく見えるものもある

突板フローリングは表面に0.3~0.5㎜程度の薄い木を使用したフローリングですので、本物の木の風合いを感じることができます。

品質が均一であるため、標準的な価格で扱いやすく、業者によって施工に差が出づらいこともメリットです。

ただし、表面は薄いため、鋭利なものを落としてしまい、厚さ以上の傷を付けた場合は基板が見えてしまうというデメリットもあります。

また、突板フローリングの中には、表面の木に塗装をした商品があり、自然界にはないグレーカラーがあることは魅力ですが、物によってはやや安っぽく見えてしまうものもあります。

挽き板フローリングの特徴と面積ごとの施工費

張り替え重ね張り
4畳半160,000円~135,000~
6畳200,000円~170,000円~
8畳300,000円~255,000円~
10畳360,000円~306,000円~
12畳440,000円~374,000円~
15畳540,000円~459,000円~
20畳720,000円~612,000円~
挽き板フローリングのメリット
  • 品質の安定性がある
  • 木の風合いを十分に楽しむことができる
挽き板フローリングのデメリット
  • 経年変化しやすい
  • 価格が高い

挽き板フローリングは突板よりも厚く、表面に2~3㎜の木を使用しています。

そのため、無垢フローリングに遜色ない十分な風合いを感じることができます。

ただ、その分無垢フローリングと同じ程の金額がかかるため、価格を抑えて施工したい方には向かない商品でしょう。

また、ブラックチェリーなどは年月が経つと施工時よりも赤味が増すなど、経年変化しやすくなっています。

家具やカーペットなどで覆われている部分は変化が遅れるため、家具の配置などには注意しましょう。

化粧シート張りフローリングの特徴と面積ごとの施工費

張り替え重ね張り
4畳半56,000円~40,000円~
6畳70,000円~50,000円~
8畳105,000円~75,000円~
10畳126,000円~90,000円~
12畳154,000円~110,000円~
15畳189,000円~135,000円~
20畳252,000円~180,000円~
化粧シート張りフローリングのメリット
  • 手に入れやすい価格帯
  • デザインが豊富
  • 他に比べて耐水性がある
化粧シート張りフローリングのデメリット
  • 人によっては、安っぽい印象を受ける場合がある

フローリングの中で最も安価で手に入れやすい商品です。

また、自然素材にはないグレーやホワイト、ブラックなどの木目柄もあるため、モダンな雰囲気のインテリアが好みの場合には良いでしょう。

また、カラー以外にデザインも豊富で、ヘリンボーン柄や大理石柄などの商品もあります。

他の木質フローリングに比べて耐水性があることもメリットです。

近年のプリント技術はかなり発達しており、木目の凹凸まで表現した化粧シートフローリングもありますが、本物には見劣りしてしまうため、やや安っぽい印象を感じてしまう場合もあります。

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フローリングの種類によって価格が異なる

フローリングの張替えリフォームにかかる費用は、使用する素材で大きく異なります。

フローリングは、無垢フローリング材と複合フローリング材に分類されます。

無垢フローリング材の1平方メートルあたりの価格は5000円、複合フローリング材は4000円で、それほど大差はありません。

しかし、無垢フローリング材にはパイン材やウォールナット材、スギ材やオーク材などがあり、価格がそれぞれ異なります。

特にウォールナット材は高級木材であるため価格が高くなります。

50平方メートルのフローリングを張替える場合、単価が1000円高くなると材料費だけで5万円高くなります。

>>無垢材フローリングへの張替え費用はこちら

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工事費と諸経費がかかる

フローリングを張替える際の工賃は別途請求されます。

10平方メートルのフローリング張替えリフォームで約5万円が相場です。

リフォーム会社によって価格設定が異なり、リフォームする範囲が広いほど割引率が高くなる場合もあります。

下地の軽い痛みの補修費用は工事費に含まれています。

しかし、張替えができないほどの問題が下地に起こっている場合は基礎工事からやり直す必要があるため、プラス約3万~5万円かかります。

ただし、どれだけの規模の工事になるかによって費用が大きく異なるため、10万円はかかると予想しておくことをおすすめします。

また、元のフローリングの廃材処分費も別途請求されます。

10平方メートルあたり1万円が相場ですが、これもリフォーム会社によって異なるため注意が必要です。

トラブルを避けるために、廃材処分費の見積もりも依頼しておきましょう。

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フローリング張り替えリフォームの施工事例

6畳部屋のカーペット床をフローリングに張り替え

リフォーム費用9万円~
工期2日
リフォーム箇所洋室
床材ブリスクオーク
(サンゲツ)

カーペットをフローリング風のクッションフロアにリフォームした事例です。明るいモダンな雰囲気になりました。

カーペットの下は直にコンクリートだったので、木材を張ることで固さや寒さを和らげています。

カーペットはホコリが溜まりやすく、シミもできやすいため、クッションフロアにしたことでメンテナンス性も向上しています。

4畳半間の畳部屋をフローリングに張り替え

リフォーム費用16万円~
工期1日
リフォーム箇所和室
床材SASKフロア

4.5畳の和室をフローリングに変更したことで、和モダンな雰囲気になりました。

畳とフローリングでは厚みに差があるため、畳を取り除いた後、下地を造作した上にフローリングを敷くことで段差を無くしています。

畳は経年により色が変わってしまいますが、フローリングは経年変化が少ないため、少ないメンテナンスで長く楽しめる和室となりました。

築20年のマンションで防音フローリングに張り替え

リフォーム費用27.3万円~
工期5日
リフォーム箇所フローリング・クロスの張替え
床材NODAネクシオウォークフィット

フローリングからフローリングに張替えた事例です。

マンションに防音フローリングの基準があったため、適したフローリングを採用しています。

既存のフローリングよりも、1枚の幅が広いフローリングにしたことで、高級感を出すことができました。

また、既存と同様クローゼットの中も張り替えたことで統一感が生まれています。

アパートの床をフローリングに張り替え&室内クリーニングの施工

リフォーム費用16万円~
工期2日
リフォーム箇所洋室
床材YN7201
(大建工業)

賃貸の原状復帰のためにフローリングを張り替えた事例です。

大建工業のシートフローリングはキャスター傷などに強く、経年変化による劣化も少ないため、賃貸でなるべく長く綺麗さを維持することに適しています。

断熱材を入れて底冷え防止!ペット用フローリングに張り替え

リフォーム費用50万円~
工期3日
リフォーム箇所洋室
床材イクタ

戸建の床は経年すると、支えている木材が劣化し、踏みしめた際に沈むような感覚がある場合があります。

特によく通る動線に多く、放置すると最終的には床が抜けてしまう可能性があります。

この事例では、劣化した床の補強に加え、断熱材を仕込むことで底冷え感を無くしています。

また、飼っているペットのためにペット用フローリングを採用して、滑りにくい床に仕上げました。

床暖房を備えた高級な突板仕上げ素材でフローリングを張り替え

リフォーム費用84.4万円~
工期10日
リフォーム箇所LDK
床材ライブナチュラル
(朝日ウッドテック)

既存の床に床暖房が入っている場合は、解体時にダメージを受け、水漏れするリスクがあるため、フローリング張替えと共に、新しくする必要があります。

今回の事例でも床暖房が入っていたため、費用は30万円以上かかりましたが、張替えを行いました。

突板の高級感あるフローリングを、床だけでなくキッチンのパイプスペースに使用したことで、壁紙では出せない雰囲気を作ることができています。

マンションの9畳部屋をフローリングに張り替え

リフォーム費用38.8万円~
リフォーム箇所LDK
床材WPB1.5mmリフォームフロア
(Panasonic)

上張り用のリフォームフロアを使用することで、既存の床素材を剥がさず、リーズナブルで短い工期のリフォームを行った事例です。

既存の床は濃いブラウンでしたが、シートフロアの特徴を生かし、自然素材にはない白い木目の床に変更することができています。

幅木部分も白く交換することで、統一感と、より広く見える効果も出ています。

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フローリングリフォームの費用を左右するポイントとは?

フローリングリフォームの費用を決めるポイントは以下の4つがあります。

それぞれ、自身の予算に合わせて選びましょう。

使用するフローリングの素材

フローリングは基本的には、「無垢」「挽き板」「突板」「化粧シート」の順で高額になります。

高額になるほど、本物の木を使用している割合が大きくなり、より強く風合いを感じることができます。

ただ、それぞれにメリット・デメリットや、インテリアに合わせやすいかなど、特徴がありますので、自身の求める品質で決めましょう。

また、無垢にはありませんが、その他の種類にはマンションに使用される防音フローリングの仕様があります。

マンションによっては防音フローリングの使用が決められている場合がありますので、必ず確認する必要があります。

なお、防音フローリングは他のフローリング材より高額になる傾向にあります。

工事の施工面積

工事の範囲が広いほど、解体範囲や商品の数量が変わりますので、金額が上がる傾向にあります。

また、広いほど工期もかかりますので、場合によっては仮住まいをする必要も出てくるでしょう。

工事の工法

既存のフローリングを剥がして張るよりも、既存の床にそのままフローリングを重ね張りする工事の方が、解体費用がかからない分、リーズナブルになります。

ですが、張替を行わない箇所がある場合、フローリングの厚み分の段差が生まれるため、工事範囲には注意が必要です。

また、防音フローリングは重ね張りを行うことはできません。

既存の床の材質

解体費用は既存の床の材質により異なります。

クッションフロアであれば、シート状になっているため、比較的簡単に剥がすことができますが、フローリングの場合はバールなどを用いて、小範囲で剥がしていく必要があります。

また、材質により処分費も異なります。

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フローリングの張替え費用を安く抑える方法は?

ここでは、フローリングの張り替え費用を安く抑える方法を4つご紹介します。

床材のグレードを下げる

手っ取り早く費用を抑えるなら、床材のグレードを変更するのがおすすめです。

具体的には、無垢フローリングから複合フローリングにしたり、複合フローリングの表面の素材を、天然木の突き板から化粧シートなどに変更したりすることで費用が抑えられます。

工法を変更する

フローリングの張替え費用を抑えるなら、張替え方法も再考してみましょう。

フローリングリフォームの方法には、張替え工法と重ね張り工法の2種類がありますが、重ね張り工法のほうが費用を抑えやすい方法です。

ただし、床下地が傷んでいたり、床の厚みが変わることにより不具合が生じる場合などは、重ね張り工法は選択できません。

フローリング以外のリフォームも同時に行う

フローリング張り以外のリフォームを同時に行うことで、廃材の処分費用が割り引かれることがあります。

リフォーム範囲を広げる場合、単工事ごとに工事発注をするとコストが高くなりがちですが、合わせて工事発注をするなど全体的スパンで見た判断をすることで出費が抑えられる場合が多いです。

近いうちにリフォームが必要になりそうな場所がないかを確認してみましょう。

相見積もりを行う

リフォーム費用を抑えるときは、相見積もりをとって適正価格を知ることが大切です。

業者により技術力が異なるのは当然ですが、リフォーム費用やその内容などについてもさまざまです。

一社の見積もりだけでは相場がわからず、内容に伴わない高い費用でリフォームしてしまうことになりかねません。

とはいえ、相見積もりをするとなると複数の業者に連絡をとらなくてはいけないので、時間と手間がかかって面倒だと感じている人も多いでしょう。

そこでおすすめしたいのがハピすむです。

ハピすむはリフォーム会社紹介サイトで、ウェブ上で簡単に複数社に見積もりの依頼ができます。

無料で利用できるので、優良業者の見つけ方がわからない、相見積もりが面倒だという人は活用してみてください。

こちらから無料で簡単に見積もりが出来ますので、ぜひハピすむのリフォーム費用の無料相見積もりをご利用ください。

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フローリングの張り替えに補助金は活用できる?

フローリングの張り替え工事でバリアフリーが実現できる場合、補助金を使用できる可能性があります。

ただし、使用にはいくつか条件があるため、当てはまっているか確認する必要があります。

介護保険制度

助成金の割合改装費用20万までの費用の内7~9割
適用条件・要介護認定を受けている介護保険の被保険者であること
・対象者が住んでいる自宅のリフォームであること
・対象者が福祉施設などに入っていないこと
対象の施工内容段差の解消とそれに付帯する工事
助成金の上限額18万円
申請方法対象者自身がケアマネージャーや施工業者に必要書類の作成を依頼。
地方自治体へ申請する。
応募状況受付中
(2023年10月時点)

フローリングのリフォームにより、段差の解消ができる場合、介護保険制度を利用できる可能性があります。

ただし、住居者が要介護認定を受けている必要があるため、対象者がいる場合は自治体に問い合わせを行い、認定を受けましょう。

また、要介護認定を受けると担当のケアマネージャーが決まり、申請に必要な書類を書いてもらうことができます。

施工業者への申請に必要な見積書なども別途作成してもらう必要がありますので、介護保険制度を使うということを伝えておきましょう。

原則、介護保険によるリフォームは1人につき1回ですが、要介護状態区分が3段階以上上がった場合には、再度利用することができます。

床の張り替えに火災保険が適用できるケースとは?

火災保険が適用出来るケース
  • 事前に予測できなかった傷
  • 被害額が免責金額以上
  • 自然災害などによる被害
  • 汚損の保証が付いている
火災保険が適用できないケース
  • 経年劣化によるもの
  • 被害額が免責金額以下
  • 日常生活で出来た傷
  • 汚損

加入している火災保険に破損、汚損の保証がついていれば、日常生活による自然な擦り傷などは対象になりませんが、子どもが遊んでいて傷がついてしまったなどの予測不可能な傷は火災保険の対象になり、フローリングの張替えを行うことができる場合があります。

フローリングの張り替えに火災保険を適用する際の注意点

フローリングの張り替えに火災保険を適用する際の注意点
  • 機能に支障をきたしているか
  • 故意的な傷ではないか
  • 経年劣化による傷ではないか
  • 火災保険の保険内容に破損・汚損が含まれているか

まず、自身が加入している保険に破損、汚損の保証が含まれているか確認しましょう。

その上で、火災保険が適用されるためには、フローリング自体の機能に支障をきたしていると分かる必要があります。

見た目の問題だけでは適応されない場合がありますので、注意が必要です。

また、フローリングは種類によって経年劣化や変化を起こしやすいものもあるため、そのような場合は適応されません。

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フローリング張替えの施工方法・期間は?

張替え工法と重ね張り工法について、それぞれの特徴や工期などを解説していきます。

張替え工法

張替え工法では、既存の床材を剥がしてから新しい床材を張っていきます。

張替え工法のメリット
  • 段差がなく仕上がりがきれい
  • 下地の確認や補修ができる
張替え工法のデメリット
  • 重ね張り工法より費用がかさむ
  • 巾木の張り替えや壁の一部修繕などが必要になる場合がある。
  • 工期がやや長い
張替え工法の工期

2~3日

※6畳の部屋を施工する場合

張替え工法は、既存の床材を剥がしてから新しい床材を張っていくため、施工の手間や廃材の処分費などが増え、費用が高額になりがちです。

しかし、下地の確認や補修ができるという大きなメリットがあるため、床下に異常が疑われる場合などにはよく選択される方法です。

重ね張り工法

重ね張り工法は、既存の床材の上から新しい床材を重ねて張っていく方法です。

重ね張り工法のメリット
  • コストが抑えられる
  • 工期が短い
  • 床の強度や防音性能が上がる
重ね張り工法のデメリット
  • 下地の確認や補修ができない
  • 重ねて張るため段差ができる
重ね張り工法の工期

1~2日

※6畳の部屋を施工する場合

重ね張り工法は、施工方法がシンプルで既存床材の撤去。

処分も必要ないため、張替え工法より費用が抑えられるというメリットがあります。

ただし、下地の確認や補修ができないため、明らかに床下に異常があると思われる場合には重ね張り工法を選択するべきではないでしょう。

また、重ね張りすることで床に厚みが増すことになるので、ドアの開閉やバリアフリー面に影響しないかを事前に確認しておく必要があります。

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床材・フローリングの種類ごとの耐用年数

床材の種類耐用年数の目安
無垢フローリング30年以上
防音フローリング20年前後
クッションフロア10年前後
突板フローリング10~15年
挽き板フローリング10~15年
化粧シート張りフローリング10~15年
カーペット20年前後
フロアタイル10年以上
【畳表】10年
【畳床】20〜25年

フローリングの耐用年数・張替えのタイミングは?

フローリングの耐用年数の目安は、15~20年とされています。

耐用年数にかかわらず、次のようなサインが見られるときはフローリングの張替えを検討しましょう。

きしみ音の発生

フローリングが劣化すると、歩いたときに「ギシギシ」ときしみ音が発生することがあります。

きしみ音が発生する原因を4つ紹介します。

床構造のトラブル

フローリングの下は、大引きと根太と呼ばれる木材からなる格子状の構造になっています。

この木材が腐食したり、格子の形がゆがんだりすることできしみ音が発生することがあります。

また、フローリングが釘で固定されていると釘の周りに小さな隙間ができやすく、釘と木材がこすれてきしみが発生しやすいとされています。

フローリング木材の変形

フローリングに使用される木材は湿度の影響を受けて収縮したり膨張したりします。

湿度の変化によりフローリングが変形すると、つなぎ目部分の木材がこすれ合い、きしみ音が発生する可能性があります。

きしみ音が梅雨時期などに発生する場合は、高湿度による一時的な木材の変形が原因と考えられます。

耐久性が低下しているわけではないので、フローリングを張り替える必要はありません。

経年劣化

経年劣化により床材は傷んでいきます。

さらにフローリングと下地を接着している接着剤がはがれると、フローリングが反ってしまいきしみ音が発生しやすくなります。

反りを直す必要があるので、業者に相談しましょう。

シロアリの被害

床下がシロアリの被害にあったときにも、きしみ音が発生することがあります。

シロアリは木材を食べてすき間だらけにする害虫です。

シロアリはとくに湿度が高い環境を好むため、水回りの床下がきしむときは、シロアリが原因かもしれません。

シロアリを放置すると劣化が進行するため、早めに業者に依頼して床下の補修を行いましょう。

歩くと床が沈む・浮いている感じがする

歩いたときに床が沈んだり、浮いている感じがしたりするときは、劣化が進行している可能性が高いです。

これは湿気が原因となって起こる現象です。

沈みや浮きを放置すると床が抜けるリスクが高まるので、早めにフローリングの張替えを検討しましょう。

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フローリングの部分的な張替えはできる?

フローリングは部分的に張り替えることも可能です。

フローリングを部分的に張り替える方法を2つご紹介します。

さねを切り落とす方法

さねとは、フローリングの側面にある凹凸のことです。

この凹凸を組み合わせることにより、フローリング同士の密着性を高めています。

フローリングを部分的に張り替えるときは、さねを切り落として施工するのが一般的です。

さねを切り落とすとフローリング同士をつなげられないので、裏面に接着剤をしっかり塗って固定します。

さねを残す方法

さねを残してフローリングを張り替えるときは、部屋の端から該当部分までを張り替える必要があります。

メリットはきれいに仕上がり、接着剤で施工したときと比べて反りが起こりにくい点です。

ただ、部屋の中心部のフローリングを張り替える場合は、広範囲にわたり張替えしなくてはならなくなるため、さねを残した部分張替えには向きません。

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フローリングを張替える際の注意点は?

賃貸物件では、管理規約などでフローリングの張替えを禁止している場合があるので注意が必要ですが、その他にフローリングを張り替える際の注意点を2つご紹介します。

工法によるメリット・デメリットを把握する

フローリングを張り替える際は、張替え工法か重ね張り工法かで、仕上がりや費用、工期などが違ってきます。

それぞれのメリット・デメリットをしっかり把握したうえで、適切な方法を選ぶことが大切です。

たとえば、重ね張り工法の場合は、床の厚みが増すことになるので、リフォームをしていない部屋との境目に約1.5cm程度の段差ができてしまいます。

また、ドアの開閉がしづらくなったり、つまずきやすくなったりするかもしれません。

それぞれの工法の特徴を理解したうえで、自宅にあった方法を選択しましょう。

無垢フローリング材の種類の特徴を確認する

無垢フローリング材を検討している方は、木材の種類と特徴を確認しておきましょう。

一口に無垢フローリングといっても、木材の種類は多種多様で、見た目や肌触り・価格などが異なります。

無垢フローリング材として使われることが多い木材の一部をご紹介します。

樹種特徴費用の目安
(1平方メートルあたり)
スギ・明るい色合いで木目がはっきりしている
・やわらかく弾力性に優れている
・香りが強い
4,000~9,000円
オーク・明るい色合いで木目がはっきりしている
・耐水性や耐久性に優れている
・硬く傷がつきにくい
0.9万~1.5万円
ウォールナット・重厚感のある暗めの色合い
・木目が美しい
・硬く傷がつきにくい
・乾燥時に変形しにくい
1.3万~2.5万円

傷がつきやすい樹種を選んだ場合は、メンテナンス頻度が多くなるというデメリットも発生します。

また、同じ樹種でも節が無いものは高額になりやすく、産地などによっても価格は大きく変動します。

家の雰囲気や予算に合わせて適切なものを選びましょう。

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良いフローリング張り替え業者の探し方は?

最後に、良いフローリング張り替え業者の探し方をご紹介します。

以前から付き合いのある業者

ハウスメーカーやリフォーム会社など、以前から付き合いのある業者がいる場合は、床の張り替えも依頼できるかもしれません。

以前から付き合いがある業者は、人柄や施工技術を把握しているので、気軽に相談しやすかったり信用できたりするメリットがあります。

しかし、以前依頼したリフォームが得意だったとしても、フローリングの張り替え技術に優れているとは限りません。

また、以前も依頼したからといって相見積もりを怠ると、相場より高い価格を提示される可能性があるので注意が必要です。

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フローリングリフォームの見積もりから契約までの流れ

STEP
概算見積もりをとる

まずはウェブサイトの一括見積もり機能を使って、イメージしているリフォームがいくらくらい費用がかかるのかを知ります。

ここで金額とイメージを合わせておくとこの後がスムーズです。また、この段階で家族の中でも意見をすり合わせておきましょう。

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STEP
相談と現地視察

目ぼしい複数の業者に現地調査を依頼して、実際の家屋の状況を確認してもらいます。

工事には素人にはわからないポイントもあるので、実際に確認してもらうことで、より実際に近い形で見積もりを出してもらうためです。

また、この段階で希望のイメージを具体的に伝えておくと、完成後の満足度が高くなります。

STEP
業者からプランと相見積もりの提示

こちらのイメージや予算の希望を踏まえて、各業者からプランを提案してもらいます。

業者によっては複数のプランを提案して、各プラン毎に見積もりを立ててくれることもあるでしょう。

STEP
相見積もりの検討と施工業者の決定

各業者から提出されたプランと見積書をもとに、どの業者に依頼するのかを決めます。提案力はもちろん、ここに至るまでのコミュニケーション能力なども考慮に入れて選ぶことで、契約後も安心して工事を任せられるでしょう。

施工業者が決まったら、その旨を見積もりをもらったすべての業者に連絡します。残念ながら依頼しない、と決めた業者にも連絡してください。

依頼される可能性がある、ということを前提にして業務の計画を立てている場合があるため、決定したらすぐに連絡を入れるようにしましょう。

STEP
正式見積もりに向けて詳細打ち合わせ

業者が決定したら、いよいよどのようなリフォームにするのか最終的に詳細を決めていきます。

どの素材を使うのか、どのような範囲で行うのかということを決定します。

STEP
正式見積もりの提示と確認

詳細が決まったら、正式な見積もりを業者が出します。

その内容で問題がないかどうか、確認します。

ここで工事期間や工事時期なども一緒に決めます。

また、支払い方法についてもこの段階で確認しましょう。

STEP
契約書を確認し契約

正式見積もりに問題がなければ契約に進みます。

ほとんどの場合、業者が契約書を作成しますので、契約書に問題がないかどうか確認してください。

特に問題なければ、契約し施工になります。

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床・フローリングリフォームの業者選びで後悔しないために

必ず相見積もりを複数取って比較しましょう!

なぜならリフォームの費用・工事方法は、業者によって大きく異なるからです。

とはいえ「信頼できる業者が分からない」「何度も同じ説明をするのが面倒」と踏み出せない方もいらっしゃると思います。

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この記事の監修者プロフィール

【監修者】岩納年成

大手ゼネコン会社にて、官公庁工事やスタジアム、免震ビル等の工事管理業務を約4年経験。
その後、大手ハウスメーカーにて注文住宅の商談・プランニング・資金計画などの経験を経て、木造の高級注文住宅を主とするビルダーを設立。
土地の目利きや打ち合わせ、プランニング、資金計画、詳細設計、工事統括監理など完成まで一貫した品質管理を遂行し、多数のオーダー住宅を手掛け、住まいづくりの経験は20年以上。
法人の技術顧問アドバイザーとしても活動しながら、これまでの経験を生かし個人の住まいコンサルテイングサービスも行っている。

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