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2018年11月26日更新
キッチンのコンセントを増やす!ポイントやおすすめの配置場所は?
キッチンはどうしても調理家電などを集中して設置することが多いため、コンセントの数が不足しがちです。リフォームでキッチンにコンセントを増設する際の注意点や、設置場所の選び方、施工費用と施工時間などについてご紹介していきます。
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- 監修者下久保彰
キッチンにどれだけコンセントが必要か考える
コンセントの増設を考える動機のほとんどは、再々調理中にブレーカーが落ちてしまう事や電気器具を使いたいが配置場所にコンセントがない、あるいは全面的リフォーム・・・などと思われます。
これらの場合のほとんどは、三又タップや延長コードを多用した大変危険な「タコ足配線」になっている場合が多いと思われます。
キッチンのコンセントが足りない場合や、少ない場合に増設を行う際には、まずコンセントを使用する家電がどれだけキッチンにあるかを考えておく必要があります。

家電には常時コンセントを使用するものと、家電使用時にのみコンセントを使うものとがあり、コンセントの数を考える場合には、後者のタイプをどれぐらいの頻度で使うかで考えると良いでしょう。
大前提として、電気工事は例え簡単なコンセント移設といえども決して素人がやってはいけません。必ず最寄の電力会社に相談し指定工事店の紹介を受けましょう。
先ず現状調査をしてもらい、その際に現在の使用機器や今後の予定などをしっかりまとめておきましょう。
コンセントの抜き差しをあまり行わないキッチン家電
コンセントの抜き差しを行わない、抜き差しが少ない家電製品は、
・冷蔵庫
・炊飯器
・電子レンジ(オーブン)
・自動食器洗い機
などがあります。
冷蔵庫以外は未使用時にコンセントを抜いてしまっても問題はありませんが、利便性などを考慮するとコンセントに繋げたままの方も多いのではないでしょうか?
家電利用時のみコンセントを使用するもの
こちらは調理の際などにのみコンセントを利用するタイプの家電になります。
・ミキサー
・スライサー
・電気ケトル
・コーヒーメーカー
・ホットプレート
・卓上型IHクッキングヒーター
・電動泡立て器
これらは通常戸棚等に収納しておき、調理の際に取り出して使用するタイプの家電になります。
卓上型IHクッキングヒーターやホットプレートについてはキッチンより食卓で利用することが多いかもしれませんが、キッチンで食事をとるスタイルのご家庭の場合は考慮に入れておくと良いでしょう。
家電の数から必要なコンセントの数を決める方法
まず、コンセントの抜き差しをしない、抜き差しが少ない家電である炊飯器や冷蔵庫、電子レンジなどは固定枠として計算します。
続いて、使用時にのみコンセントを使う家電については、どれぐらい同時利用を行うかどうかで考えると良いでしょう。
例えば、お菓子作りの際などはスライサーと電動泡立て器を同時に使うことが多くなるでしょうし、朝はコーヒーメーカーでコーヒーを入れ、電気ケトルでお茶を入れると言った使い方をする場合もあります。
ご自宅のキッチンにコンセントを増設する際には、固定枠の家電の数に同時利用する可能性がある家電の数を足し、足りない場合を考えてひとつかふたつ程度余裕を見ておくと良いでしょう。
炊飯器と冷蔵庫、電子レンジで3口、コーヒーメーカーと電気ポットで2口必要ならば、もう1口が2口追加でコンセントを配置しておけば、急にホットプレートやミキサーを使いたくなっても安心です。
キッチンにコンセントを増設する際には設置箇所についても考えておこう
キッチンに設置するコンセントは主に調理家電を利用するために用いられるため、設置箇所も重要なポイントとなります。
頻繁に抜き差しを行うような家電を利用する場合は床面や壁の低い位置にコンセントを作ると抜き差しが面倒になってしまうため、腰から胸程度の高さに取り付けると良いでしょう。
調理スペースにコンセントがない、または足りない場合には、調理台正面付近、キッチンのテーブルにホットプレートやIHクッキングヒーターを設置して使用する場合は、床に埋め込み式のコンセントを設置するというのもおすすめです。
電源ケーブルが室内を横切るような形になると、足を引っかける事故が起こりやすくなりますが、テーブル下の床面にコンセントを配置すれば、このような事故を防ぐことができます。
その他にも、電子レンジや炊飯器のコンセントを延長して使用しているという場合にはそれらの家電の背面側に高さを合わせてコンセントを増設するのもおすすめです。
調理家電が使いやすい高さや位置に既設のコンセントがある場合などは、固定枠の家電背面に設置した方がよりスマートに電源ケーブルの配置を行えるでしょう。
以上のような要点を、しっかり電気工事資格者と話し合ってください。これらの内容によって工事費等が産出されます。
コンセントの増設にかかる費用と工事の注意点
コンセントの増設リフォームについては、家庭内のどこに配置しても基本的な施工費用はほとんど変わりませんが、電気をどこから引くかによって施工価格が変わります。
まず、近くの配線から分岐させてコンセントを増設する場合です。
こちらは施工時間が約1時間、費用は約12,000円からが相場となります。
この方法での施工の際には近くに電気配線が通っている必要がありますが、照明のスイッチなどからも分岐させることができるため、キッチンならそれほど難しくはないでしょう。

もうひとつの方法は、分電盤から新しく電気配線をキッチンまで引いてコンセントを増設するリフォーム方法です。
こちらは工事範囲が増えるため、施工費用が約16,000円、施工時間は約2時間と分岐させる場合に比べて費用や施工時間がかかります。
しかし、分電盤から直接配線を引くため、IHクッキングヒーターなどの電力消費量が大きい家電を使用してもブレーカーが落ちにくくなるため、これらの家電をよく使うという方におすすめです。
注意点として、コンセントの増設リフォームは、壁内部に配線を通すための管が用意されているか、壁の加工がしやすいかどうかなど、各家庭の環境次第で施工費用は変わるということは知っておきましょう。
また、使用するコンセントの種類によっても施工費用が変化し、冷蔵庫背面にあるアース付きの冷蔵庫用コンセントの設置または増設する場合は、やや施工費用が高くなります。
実際に工事箇所を確認するまで正確な施工費用と作業時間を見積もることはできませんので、正確な費用等を知りたいという場合には、電気工事店等に見積り依頼を行ってください。
最後に、最近はコンセントからの出火による火災が増えています。
各電力会社は4年に1度、無料点検サービスを行っていますので一度点検に来てもらい、その際に色々と相談をするのも得策でしょう。
キッチン・台所リフォームに対応する優良な会社を見つけるには?
ここまで説明してきたキッチン・台所リフォームは、あくまで一例となっています。
「費用・工事方法」は物件やリフォーム会社によって「大きく異なる」ことがあります。
そのとき大事なのが、複数社に見積もり依頼して必ず「比較検討」をするということ!
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後悔しない、失敗しないリフォームをするためにも、リフォーム会社選びは慎重に行いましょう!

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