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2019年03月20日更新

【傾いた家のリフォーム】傾きの原因と費用相場

家が傾いた場合、原因にはどのようなものが考えられるのでしょうか?また、家の傾きをリフォームなどで修正することはできるのでしょうか?家の傾きが起こる原因と、傾いた家をリフォームで修正する方法、費用などについてご紹介します。

家が傾く原因にはどのようなことがあるのか

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地盤沈下

家の基礎は家の重さを十分支えられるように作られていますが、土地の状態の変化や地震による地下深くの土壌変化などにより、基礎が沈んで家が傾いてしまうことがあります。

また、土壌によっては十分な基礎を作っていても、年数の経過で段々と地盤沈下を起こす場合があり、このような土地に家を建ててしまうと、将来的に建物が歪んで傾いてしまうのです。

シロアリによる構造部の食害

シロアリは木製品を食べる昆虫のため、家にシロアリが発生して柱や梁などの構造部を食い荒らしてしまった場合、建物の重量が支えきれなくなって建物が傾いてしまいます。

施工不良

施工時の基礎工事が不十分だったり、梁と柱の接合部に十分な強度の部品が使われていなかったりすると、建物の重量が支えきれなくなり、ある程度の年数で建物が傾き始めてしまいます。

また、設計時に柱の位置や本数が屋根の重さとバランスに合っていない場合についても、建物が傾いてしまう原因です。

このような施工不良による建物の傾きは、残念ながら一定数発生していますので、建物を建てる際には信頼できる第三者機関に建築中の状況を調査してもらいましょう。

家の傾きを修正リフォームする方法はあるのか

家が傾いた場合には、修正リフォームを行って建物の傾きを治すことで、住みつづけられる状態への回復が可能です。

修正リフォームでは、「ジャッキアップ工法 」「薬液注入工法」「アンダーピニング工法」などの工法が用いられており、地盤の状態や建物の歪みの原因に合わせて適切な工法を用いて修正を実施していきます。

ただし、住宅の傾きが大きくなりすぎている場合、修正リフォームを行っても構造そのものが歪んで修正ができない、難しい状態になってしまいます。

建物の傾きに気づいたら、できるだけ早めのリフォームが必要です。

近年、日本各地で大きな震災が発生していますが、傾いた状態の建物は建築時より建物の耐震性が劣化している可能性が高いと言われています。

もし、このような状況で大きな地震が発生すると、家が簡単に倒壊してしまうかもしれません。

修正リフォームの工法では、地盤を強化して耐震性を高める効果があるものもありますので、耐震の観点からも、傾いた家はできるだけ早く修理しておくことをおすすめします。



家の傾きを油圧機器で修正リフォームするジャッキアップ工法

「ジャッキアップ工法」とは、家の下に油圧ジャッキを設置し、建物を持ち上げて傾きを治す工法です。

設置箇所によってさまざまな工法が用いられており、基礎と土台の間にジャッキを設置する「土台上げ工法」や、基礎の下に耐圧盤を設置して基礎ごと持ち上げる「耐圧盤式ジャッキアップ工法」などがあります。

施工の流れは、ジャッキアップを行った際に発生した隙間に無収縮モルタルや鋼板などをはめ込んで正常な状態に固定、その後、ジャッキを撤去して埋め戻すという流れです。

施工費用は土台上げ工法が約200万円から、耐圧盤式ジャッキアップ工法が約260万円からが相場とされています。

工期についてはどちらも約3週間が目安ですが、地盤や建物の状態などによって変化します。正確な工期についてはリフォーム会社に現地調査の上で見積りを立ててもらうと良いでしょう。

ジャッキアップ工法は比較的簡単で安価に建物の傾きを修正できますが、この工法はあくまで建物由来の傾きに対して効果的なリフォーム方法です。

地盤沈下が原因の傾きについては、短期的な解消は可能ですが、地盤沈下の原因を解消しているわけではないため、将来的に再度建物の傾きが起こる可能性が高いと考えられます。

もし、建物の傾きが地盤沈下によるものだった場合には、別の工法を用いたリフォームが必要です。

家の傾きを薬液で修正リフォームする薬液注入工法

薬液注入工法とは、さまざまな薬液を家屋下に注入して建物の傾きを修正する方法です。

「硬質ウレタン注入工法」や「グラウト注入工法」などが一般的に用いられています。

硬質ウレタン注入工法とは、建物下に潜り込んで基礎の下にウレタン樹脂を注入し、ウレタン樹脂が発泡する圧力を利用して建物の傾きを除去する方法です。

ジャッキアップ工法と違って地面を掘り返す手間がかからないので、短ければ約1週間で施工ができますが、修正できる傾きの量に制限があり、最大で約5cmの傾きまでしか対応できません。

施工費用は約300万円からが相場ですが、範囲が狭い場合はもっと安価に施工できる場合もあります。

グラウト注入工法は、硬質ウレタン注入工法と同様に建物の下に入り、セメント系の薬剤を注入した圧力と注入量によって建物の傾きを治す方法です。

セメント系薬剤なので硬化後の耐久性が高く、硬質ウレタン注入工法と同様に約1週間の工期で施工することができます。

施工費用は約300万円から、こちらも施工範囲によって価格が左右されるため、場合によってはもっと安価での施工が可能です。

硬質ウレタン注入工法とグラウト注入工法は、基礎の下に薬液を注入して固める工法のため、地震で液状化が発生している場合なども、地盤上層の一部改善することができます。

また、軟弱地盤の場合についてもある程度改善が可能ですので、地震対策としてもある程度の効果が期待できる工法です。

その他のメリットとして、薬液注入によって緩やかに建物を持ち上げるため、基礎や建物を解体して土台を露出させる手間がかからないという点もあげられます。

家の傾きを鋼管杭で修正リフォームするアンダーピニング工法

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アンダーピニング工法とは、基礎部分に穴を掘り、ジャッキの圧力と家の加重を利用して地盤に杭を打ち込み、建物をより強固に支えつつ傾きを修正する工法です。

地面下の頑丈な支持層まで杭を打ち込んで建物を支え治すため、再沈下によって建物の傾きが再発する可能性が少なく、地震発生時の耐久性も向上させることができます。

ジャッキアップも同時に行うため、建物の大きな傾きも修正することができ、理論的には制限無く傾きを調整できるのもアンダーピニング工法の魅力です。

ただ、杭打ちなどの大がかりな工事となるため、施工期間は約1カ月から、費用は約600万円からとコスト面での負担が大きい工事でもあります。

また、施工時には建物の重量を利用して施工するため、基礎や建物の一部を解体し、土台を露出させなければなりません。

つまり、施工の際には、建物1階床面の解体と復旧が必須です。

このように、アンダーピニング工法は効果も大きいですが、コストや手間もかかる工法と言えます。

建物の傾きを修正するリフォームを行う際には、土地の状態や建物の状態、施工コストや将来的な沈下の可能性などを考慮した上で、自宅にあった工法を選ぶようにしましょう。

家の傾きの修正リフォームを請け負ってもらう業者の探し方とは

家の傾きの修正リフォームを依頼する際、まずは傾きの修正リフォームを多く手掛けている業者を探しましょう。

家の傾きを修正するには、作業時に建物を持ち上げるため、重量バランスや強度を十分に把握していなければ、建物が傷んだり崩れたりしてしまうことがあります。

経験豊富な業者なら、建物の状態を確認しながら無理のない範囲で施工してくれるため、建物が傷むリスクを最小限に抑えつつリフォームを行うことができるでしょう。

問い合わせや相談への対応でも判断する

家の傾きを修正するリフォームは、どうしても大がかりな工事となり、費用もかかります。できるだけ信頼できる業者に施工を依頼しましょう。

問い合わせ時や見積り時の対応、質問などへの回答などで、きちんと納得できる返答が得られるか、対応は良いかどうかを見て、依頼する業者を選びます。

業者の見積り内容を比較して選ぶ

家の傾きを修正するリフォームは、工法が豊富にあり、家の状態や地盤の状態によって適切な工法が違います。

また、工事にかかる費用も大きいため、まずはWebサイトの一括見積りサービスを利用し、複数の業者で相見積もりを行うようにしましょう。

相見積もりを行えば、業者による工法の違いや費用の違いなどを把握することができますし、対応についてもどの会社が良いかを比較することができます。

工法については、見積り後に各社になぜこの工法を選んだのかを問い合わせ、納得できる回答が得られた会社から依頼先を選ぶと良いでしょう。

優良なリフォーム会社を見つけるには?

ここまで説明してきたリフォームの基礎知識は、あくまで一例となっています。

正確なリフォームの金額を知るためには、リフォーム前に「現地調査」を受ける必要があります。

そのとき大事なのが、複数社に見積もり依頼して必ず「比較検討」をするということ!

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一生のうちにリフォームをする機会はそこまで多いものではありません。

後悔しない、失敗しないリフォームをするためにも、リフォーム会社選びは慎重に行いましょう!

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