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2020年10月09日更新
外構工事とはどのような工事? 工事施工業者についても解説
「外構工事」という言葉を耳にしたことのある方も多いかと思いますが、どのような工事なのでしょうか?この記事では外構工事の種類や費用、工期や依頼できる業者などについて解説します。外構工事の内容は多岐に渡るため、よく理解した上で希望に沿った工事を実現させましょう。
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- 監修者下久保彰
目次
外構工事とはどのような工事の内容を指すの?
「外構工事」とは建物本体以外の家の外側の工事全般のことを言い、玄関や門扉、テラス、庭、駐車場に関することなど、その種類は多種多様です。
住宅の規模や形状などの条件によっても施工内容が異なるため、一口に外構工事と言っても各建物ごとに工事内容は異なります。
住宅屋外の構造物を全体的に工事する場合もあれば、部分的に限られた箇所のみを工事する場合もあります。
ここからはまず、外構工事の種類や事例ごとの工期、費用相場の例についてご紹介します。
門塀やフェンスの外構工事
門塀やフェンスは敷地内と道路との境界を隔てるという重要な役割を持っています。
これらが適切な状態で設置されていなければ、防犯やプライバシー確保の面で不安を感じることになるかもしれません。
敷地の境界にブロックとメッシュフェンスを設置する工事を行う場合、費用の相場は10mあたり約30~35万円が相場と言われています。
このような工事と併せて、デザイン性の向上や泥汚れの防止等を目的として、玄関までのアプローチ部分にタイルや踏み石を設置することがあります。
アプローチ部分にタイルを使用し、同じく10m施工する場合、費用は追加で約40~50万円がかかるでしょう。
工期の目安は約2~4週間です。
テラスやガーデンルームを含む庭の外構工事
屋外にテラスやガーデンルーム、ウッドデッキなどを設置すれば憩いの場として活用できます。
また、庭に草花を植えたり、低木や高木などを植栽したりすれば、外観の美しさも向上するでしょう。
テラスやガーデンルームを整備する場合、費用は約6平方メートで約70万~85万円、同じ広さでウッドデッキを設置する場合は約30万~40万円が相場です。
植栽の場合は植樹する樹種や大きさによっても費用は異なりますが、低木よりも高木の方が高額になり、大きく育った樹木よりも苗木の方が安価になるという傾向があります。
仮に高木の苗木を5本植樹する場合、費用の相場は約3万円~4万円でしょう。
工期の目安はそれぞれ約1日~3日です。
駐車スペースの外構工事
車を所有している場合、屋外にガレージやカーポートを設置したり、地面を舗装して駐車スペースを整備する工事を行うケースもあります。
導入するカーポートの種類や駐車場の広さなどにもよりますが、駐車スペースを整備する外構工事の費用相場は約50万~60万円です。
駐車スペースを作る場合、実作業にかかる日数は2〜3日程度ですが、基礎部分を十分に乾燥させるための期間が必要なため、実際の工期の目安は約1週間でしょう。
ベランダやバルコニーなど2階のエクステリア工事
住宅本体から屋外に突き出たスペースにデッキを取り付けることがあります。このうち、屋根のあるものをベランダ、屋根のないものをバルコニーといいます。
2階部分に約4平方メートルのベランダやバルコニーを設置する場合の費用相場は約65万~80万円です。
工期の目安は約1~2日です。
しかし、1階部分や基礎となる部分に補強が必要になる場合には、費用も高くなり、工期も長くなります。
オーニングの外構工事
オーニングとは日よけや雨覆いのことを言い、屋外のドア上部などに設置されます。
角度や出幅を調整できるオーニングも多く、季節や時間帯によって調整しながら使用します。
オーニングは本体価格が20万円以上するものも多く、設置費用は別途約6万円~10万円を目安に必要になるでしょう。
工期の目安は半日〜1日程度です。
外構工事を形作る3つのスタイルとは
外構工事には主に「オープンスタイル」「クローズドスタイル」「セミオープンスタイル」の3つのスタイルがあります。
それぞれの特徴についてご紹介します。
オープンスタイル
「オープンスタイル」の外構とは、敷地の周りを塀やフェンスで隠さない、開かれた外構のことを言います。
外からの目隠しがないためプライバシーの確保は難しくなりますが、室内から屋外を見たときに開放感が感じられ、広々とした空間を作ることができます。
クローズドスタイル
「クローズドスタイル」の外構とは、敷地の周りを比較的高めの塀や生垣、フェンスなどで囲い、外側から見えないようにした閉ざされた外構のことを言います。
外からの視線をシャットアウトするため、庭でプライベートを満喫したい方や都心部の住宅などでよく好まれます。
プライバシーを守ることができますが、敷地が狭い場合は圧迫感や閉塞感を感じることがあるため、広い敷地に適したスタイルです。
セミオープンスタイル
「セミオープンスタイル」の外構とは、オープンスタイルとクローズドスタイルの中間のようなスタイルです。
両者の良い部分を取り入れており、塀や門は設置するものの比較的低めにしたり、一部分だけに高めの塀を設置したりすることで、プライバシーを守りつつも開放感を感じらる外構にすることができます。
外構工事は何を柱として決めていけばいいの?
内容もスタイルも様々ある外構工事を進めていくには、まずはしっかりとイメージを固めることが重要です。
その際、具体的に何を柱とするかを決めることでイメージを固めやすくなります。
重視するポイントの例としては次のようなものがあります。
デザイン性
1つ目は、街並みや家本体と外構とのバランスです。
外構は住宅の中でも外から目に付きやすい部分であるため、あまりにも奇抜なものであれば街並みから浮いてしまう恐れがあるためです。
また、家本体のデザインとのバランスを考えて、和風建築の家屋であれば門扉や庭に植える樹木も和風にする等、調和が取れるよう考慮しましょう。
自治体によっては独自の条例で規格や色見の規制がある場合があるので気を付けましょう。
機能性
2つ目は、使い勝手の良さです。
たとえばカーポートから玄関までの距離を短くしたり、玄関までのアプローチを曲線ではなく直線にすることによって住人の動線を短縮することができ、機能性を高められるでしょう。
娯楽性
3つ目は娯楽性です。
庭でバーベキューができるスペースや、子供が遊べるスペースを確保するなど、住人の趣味やライフスタイルに合わせて、どのような空間であればより楽しく過ごせるかについても検討してみましょう。
耐久性
3つ目はメンテナンスのしやすさや耐久性です。
特に外構部分は一年中風雨にさらされるため、汚れが付きやすく、劣化しやすくなります。
外構部分には汚れにくく、耐久性のある素材を選んだり、清掃や修理などのメンテナンスがしやすい外構デザインにしたりすることで、長期間快適に利用できる外構にすることができるでしょう。
外構工事を施工する際に留意すべきこととは
外構工事の際に気をつけておきたいポイントは「建築確認申請の要・不要」です。
多くの外構工事では建築確認申請は不要ですが、場合によっては建築確認申請が必要となるケースがあるためです。
それは、対象住宅が防火・準防火地域内にある場合や、屋根付きのカーポートを設置する場合などです。
一般的な地域の家屋では、10平方メートルを超える増築が行われる場合に建築確認申請が必要です。
しかし、防火・準防火地域内の場合には、10平方メートルでも建築確認申請が必要となり、使用できる素材等にも制限があります。
屋根がある構造物は建築物としてみなされるため、防火・準防火地域ではカーポートを設置する場合でも確認申請が必要となるのです。
また、屋根付きのカーポートを設置する場合は建築確認申請だけでなく建蔽率についても注意しなければなりません。
屋根付きの駐車場がある場合、住宅本体と駐車場部分を合算して建ぺい率が算出されるため、規定の建ぺい率を超過しないようにしなければなりません。
ただし、屋根付きの駐車場の先端から1m以内の部分は建築面積に含めなくても良いとされているため、その点も考慮して確認する必要があります。
外構工事を発注する業者の選択肢とは
外構工事の内容は多岐に渡るため、請負業者の業種も多様です。外構工事を請け負っている主な業者には次のような種類があります。
ハウスメーカー系外構工事業者
ハウスメーカーに外構工事を依頼する場合は、新築の際に住宅の建築とまとめて依頼するケースが多いのですが、家屋本体のデザインと外構のバランスを考慮した提案力の高さや、補償の手厚さが魅力的です。
しかし、実際の工事は施主の希望に沿った工事を得意とする下請け業者が行うことが多いため、仲介料や紹介料がかかり、費用が割高になる傾向があります。
外構工事専門業者
外構工事を専門的に行っている業者もあります。外構工事専門業者の強みはその専門性を活かした高い技術力と豊富な経験です。
しかし、外構工事専門業者と一口に行っても得意分野は各業者で異なるため、希望する工事内容を得意とする業者を選ぶようにすることがポイントです。
また、施工・監修体制が大手のハウスメーカーほど整っていない場合も多いため、打ち合わせ等を通して判断する必要があります。
造園業者
庭石・庭木や生垣などの外構工事を行いたい場合には造園業者に依頼しましょう。
地域の造園業者は小規模な会社が多いため、大手の業者よりも小回りの効く対応をしてもらえたり、依頼者の相談にも親身になって応えてくれるところが多いでしょう。
しかし、小規模であるからこそ技術力や提案力は業者ごとに大きく異なります。
事前にしっかりと情報を集め、施工実績などを見せてもらいながら判断するようにしましょう。
他業種の工事部門
設置する設備を購入したホームセンター等で取り付け工事まで併せて依頼できるケースもあります。
たとえば、カーポートなどを購入して設置まで依頼するケースなどです。このような場合は比較的費用を抑えることができるでしょう。
ただし、専門外の場合には工事に対応できないケースもあるため、設置工事まで行えるかどうかを購入時に確認するようにしましょう。
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ここまで説明してきた外構・エクステリアリフォームは、あくまで一例となっています。
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