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2019年11月05日更新

木造住宅のリフォームに必要な工期や費用、注意点をご紹介します!

木造住宅の耐震リフォームでは、どのような工事を行い、費用や工期はどれくらいが相場となるのでしょうか?木造住宅の耐震補強工事の内容や工事ごとの費用の相場、工期と、実際の施工時に注意する点など、耐震補強工事に関する疑問にお答えします。

  • 【監修者】有限会社 鈴木商事 鈴木昭吉郎
  • この記事の監修者
    有限会社 鈴木商事
    鈴木昭吉郎
    代表取締役

木造住宅の耐震リフォームはなぜ必要とされているのか?

木造住宅のリフォームに必要な工期や費用、注意点をご紹介します!

木造住宅は他の建築方法に比べて耐震リフォームの重要性が高いと言われています。

これは、古い耐震基準で建てられている木造住宅が倒壊したり半壊したりする可能性が高いことが理由です。

耐震基準は1981年5月31日に改正が行われており、以前は震度5で即座に倒壊しないこととされていた基準が、新しい制度では震度5で破損しないことと変更されました。

つまり、旧基準なら震度5で半壊する程度の耐震性でも問題はなかったのですが、新基準では構造計算の義務化や建物が倒壊しないこと、壊れないことが求められることになったのです。

日本は震度6を超える大きな地震が発生しやすい地域ですので、旧基準で建てられた木造住宅に住み続けていた場合、建物の倒壊や半壊などの被害が起こりやすくなってしまいます。

そのため、旧基準で建てられた古い木造住宅については、安全性の観点から一刻も早い耐震リフォームが求められているのです。

耐震リフォームが必要な木造住宅の特徴

耐震リフォームが必要な住宅にはいくつか共通点があります。

1つ目は、築年数が古く建物全体に劣化が見られる住宅です。

前述の通り、旧基準の家屋は耐震性が確保されていないことが多く、さらに劣化によって強度が落ちているため地震による影響を受けやすいのです。

2つ目は、腐食や蟻害が進んでいる家屋です。

この場合、家を支える基礎が弱っているため、地震の揺れで倒壊する恐れもあり、早急に耐震リフォームが必要になるでしょう。

その他にも、2階の壁面数と比較して1階の壁面数が少ない住宅や、過去に大きな災害に見舞われ破損が見られる家屋も、地震の大きな揺れに耐えられる強度がない場合があるため、耐震リフォームを検討しがほうが良いと考えられます。



木造住宅の耐震リフォームで注意するべき点

木造住宅のリフォームに必要な工期や費用、注意点をご紹介します!

木造住宅に耐震補強工事を施す場合には、いくつか注意しなければならないポイントがあります。

あらかじめ耐震診断を行って建物の耐震性について良く調べる

ひとつめの注意点は、あらかじめ耐震診断を行って建物の耐震性について良く調べておくことです。

新基準で建てられている木造住宅だとしても、新基準の施工から既に約40年が経過しているため、物件によっては老朽化による強度低下が考えられます。

耐震診断を行うことによって建物の老朽化による強度低下を調査すれば、診断時点での建物の耐震性をしっかり把握することができるでしょう。

耐震リフォームを行うと減税が受けられる?

2018年3月現在、耐震リフォームを行うと減税が受けられる可能性があります。

日本では耐震改修やバリアフリー化などの目的でリフォームを行う場合、費用の1割または最大25万円まで所得税が控除されるという制度が実施されています。

この制度を利用することで納める税金を減らすことができ、費用の一部をまかなうことができますので、耐震リフォームを行う際には税務署等に減税対象となるか確認しておくと良いでしょう。

また、各自治体では旧基準で建てられた木造住宅の耐震補強工事および耐震診断にかかる費用の一部を助成する制度を実施しており、この制度を利用することができればさらに費用を抑えることができます。

こちらの制度については、役所の建築課などが窓口となっていますので、工事を依頼する前に相談しておくと良いでしょう。

木造住宅の耐震診断にはどれくらい費用がかかる?

木造 耐震リフォーム

住宅の耐震工事を行う際には事前の耐震診断が必要不可欠です。

木造住宅の耐震診断にかかる費用は診断方法によっても異なりますが、約10~50万円が相場であると言われています。

比較的安価でできる診断方法は「一般診断」と呼ばれるもので、これは専門家が壁などを壊さずに耐震補強の必要性について診断するというものです。

耐震補強を行う意向が強い場合は壁を壊して構造体の内部まで診断する「精密診断」を行います。

精密診断はより詳細な診断結果を得ることができますが、費用は簡易診断よりも高くなります。

精密診断を行い、仮に耐震補強が必要であるという結果が出た場合、どのような補強を行うかといった耐震設計まで行う場合は約50万円必要になるでしょう。

木造住宅の耐震リフォームにかかる費用の相場と工期について

木造 耐震リフォーム

木造住宅の耐震リフォーム費用の相場はどれくらいなのでしょうか?

一般的な耐震補強工事を行った場合の費用については、約150万円が相場だと言われています。

しかし、旧耐震基準で建てられている木造住宅の場合については、必要となる工事が多岐にわたる可能性もあるため、約180万円が相場のようです。

また、基礎部分の打ち直し工事が必要となる場合については、建物全体の改修も行うため、約500万円以上の費用がかかることもあります。連続繊維シートでの補強工事は、150万程が相場になります。

工期については、柱の交換や補強、壁の入れ替え、基礎の補強などの場合は約10日が目安です。

外壁の全面張替えや基礎の打ち直しについては、全面張替えが約3週間、基礎の打ち直しについては約1カ月以上が工期の目安となります。連続繊維シートでの補強工事は2週間ほどが目安となります。

費用や工期については建物の状態や必要とされる工事によって大きく変わるため、まずは耐震診断を実施した上でリフォーム会社に見積もりを依頼し、予定や費用について詳しく計算してもらうと良いでしょう。

木造住宅の耐震リフォームの工法

それでは具体的に、木造住宅の耐震リフォームについて、基礎の接合部分、壁、基礎の3つに分けてどのような工法があるのかについて見ていきましょう。

木造 耐震リフォーム

木造住宅の基礎の接合部の耐震リフォームに使われる工法

木造住宅の基礎の接合部分の耐震リフォームの際に使われる工法には次のようなものがあります。

GHハイブリット制震工法

GHハイブリッド制震工法では、「オイルダンパ」と呼ばれる器具を利用して地震の揺れによる影響を抑えます。

オイルダンパはもともと高層ビルなどで耐震対策として利用されていました。

この技術を戸建て住宅の耐震対策に応用したものがGHハイブリッド制震工法と呼ばれる工法です。

耐震セイフティ工法

木造住宅においては経年劣化により木材の接合部分が緩み、耐震性が低下してしまいます。

これを防ぐための対策としては筋交いを入れることが有効です。

しかし窓などがあり筋交いを入れるできない部分について、三角金物を取り付けて建物を強化する工法が耐震セイフティ工法です。

SRF工法

SRF工法とは、繊維質のしなやかで強靭な補強材を柱や壁に取り付けることで建物の耐震性を高める工法です。

施工が簡単な上に強い地震の揺れでも外れにくいという特徴があり、他の耐震工事と併用することでより大きな効果を得られます。

木造軸組補強工法

木造軸組補強工法とは、柱と梁の交差部である仕口にダンパーや耐震リングを設置して仕口を強化し、建物の耐震性能を高める工法です。

仕口が強固であれば耐震性は高くなりますが、柱や梁を傷める可能性があるため適度な強さで固定します。

ARS工法

地震の揺れに建物が抵抗しようとした時の力が悪い方向に作用すると、柱が抜けてしまうことがあります。

この引き抜きを防止するためにアンカーロープで柱を補強する工法がARS工法です。

木造住宅用接合部強化工法「アコーディ」

建物の耐震性を高めるためには接合部分を強化するだけでなく、接合部分に粘りのあるしなやかさが必要であると言われています。

耐震補強金具であるアコーディで柱を固定しつつ、ジャバラ構造で揺れを逃がすことによって、接合部分に強靭性を持たせるのが木造住宅用接合部強化工法です。

木造住宅の壁の耐震リフォームに使われる工法

木造住宅の壁の耐震リフォームに使われる工法には次のようなものがあります。

木造SRF壁補強工法

木造SRF壁補強工法とは、壁面で使用している合板等の際にポリエステル製のベルトを接着剤で貼り付ける工法です。

耐震強度を高めるだけでなく、釘によって合板が引き裂かれることを防止することもできます。

TIP構法

TIP構法とは、三角形の接合用合板を柱と横架材の両方に接合し、外壁の下地材を斜め45度に張る工法です。

建物に粘りのある強度が生まれて揺れにくくなるため、地震だけでなく台風にも強くなります。

ニスクボード耐震改修工法

ニスクボードとは鋼板でウレタンフォームを挟んだ断熱パネルのことで、ニスクボード耐震改修工法とは、このパネルを壁材として使用する工法のことです。

ニスクボードは主に住宅の断熱性や気密性を高めるために使用されますが、優れた耐震性能も併せ持つとされています。

耐震ポール工法

耐震ポール工法とは、建物の周囲に地中深く掘った穴に耐震ポールを設置し、2階の床面の高さで建物と耐震ポールを固定する工法です。

耐震ポールで建物を支えることで建物の倒壊を防ぎ、ポールの数によって耐震性能を高めることが可能です。

荒壁パネル耐力壁工法

荒壁パネル耐力壁工法とは、土壁の代わりに乾土式のパネルを壁材として使用する真壁工法です。

荒壁パネルを利用した住宅は耐震性だけでなく耐火性や吸湿性にも優れています。

吸震工法 壁柱

壁柱とは壁の柱と柱の間に間伐材を少し隙間をあけて充填して壁を作る工法です。

地震の揺れを吸収し、揺れで変形しても元に戻るため、建物が倒壊するのを防ぐことができます。

クサビ式木造日本家屋耐震補強工法「救震棒」

クサビ式木造日本家屋耐震補強工法とは、梁などの横架材とコンクリート基礎を鋼棒で緊結する工法です。

建物の最も強度のある部分を「救震棒」を使って固定することにより、地震による建物の倒壊を防ぐことができます。

木造住宅の基礎部分の耐震リフォームに使われる工法

木造住宅の基礎部分の耐震リフォームに使われる工法には次のようなものがあります。

CFP-G接着工法

CFP-G接着工法とは、鉄筋の入っていないコンクリート基礎に炭素繊維素材の格子プレートを使って補強する工法です。

作業空間を確保できない住宅が密集しているような地域でも施工できるといったメリットがあります。

タフベースアールエフ33

タフベースアールエフ33とは、基礎の立ち上がり部分に鉄筋を入れ、その上からモルタルで覆って基礎を強化するという工法です。

立ち上がり部分の片側のみの工事ですが、基礎を強化することで住宅の耐震性能を高めることができます。

新素材の開発などにより、耐震技術は常に進化し新しい工法が確立されています。

工法の選択には専門知識が必要で、工法によっては助成金なども変わってきます。

先ずは専門家への相談をお勧めします。

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ここまで説明してきた耐震リフォームは、あくまで一例となっています。

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