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2019年02月12日更新

木造住宅の外壁塗装にピッタリな塗料とは?選び方から費用までご紹介

木造住宅の外壁塗装に使われる塗料にはさまざまな種類があります。それぞれの外壁塗料を比較しながら、主な特徴や費用、耐用年数などをご紹介します。また、外壁塗装の塗り替え時期や施工方法についてもご紹介します。

  • 【監修者】株式会社KURODA一級建築士事務所 坂田理恵子
  • この記事の監修者
    株式会社KURODA一級建築士事務所
    坂田理恵子

住宅の外壁塗料の主な種類と特徴

木造住宅の外壁塗装にピッタリな塗料とは?選び方から費用までご紹介

 
住宅の外壁塗装に使われる塗料にはさまざまな種類があります。外壁塗料の主要なもの7種類を、一般的な価格帯の安い順にご紹介します。
 

1. アクリル系塗料

アクリル系塗料とは、アクリル系の合成樹脂からできた塗料全般のことを指します。

アクリル系塗料の一番の特徴は価格の安さと発色の良さです。価格は一平方メートルあたり約1,000円~1,200円となっています。

一方デメリットとして耐用年数が約5年から8年と短く、塗り替えの頻度が高くなることや、ひび割れしやすいことなどが挙げられます。

他の塗料に比べ屋外での耐久性に乏しいため、最近では外壁の塗り替え用としてはあまり使われなくなってきています。

2. ウレタン系塗料

ウレタン系塗料とは、ウレタン系樹脂からできた塗料全般のことを指します。

ウレタン系樹脂は費用の割に水弾きが良く、高い密着性を持つことが特徴です。価格は一平方メートルあたり約1,800円~2,000円で、耐用年数は約8年から11年となっています。

少し前まではウレタン系塗料が万能塗料と呼ばれ、塗料の主流でしたが、現在ではその地位をシリコン系塗料に譲っています。

しかし、ウレタン系塗料の密着性はシリコン系塗料よりも優れているため、塗料がはがれやすい場所や細部の塗装に適しているという特徴も持ちます。そのため、現在でも雨どいなど細かい部分の塗装には、ウレタン系塗料が多く使われています。

3. シリコン系塗料

現在外装塗料の主流となっているのが、シリコン樹脂を主成分としたシリコン系塗料です。

シリコン系塗料は費用対効果のバランスが一番良く、耐水性や耐候性に優れ、汚れを寄せ付けない特徴を持ちます。価格は一平方メートルあたり約2,500円~3,500円で、耐用年数は約10年から15年となっています。

4. ラジカル系塗料

ラジカル系塗料とは、塗料の塗膜劣化の原因となる物質「ラジカル」の発生を抑える機能を持つ塗料のことです。

ラジカル系塗料は2015年に日本ペイントなどが発売を開始したばかりの新しい種類の塗料ですが、わずか数年で急速に広まってきています。

ラジカル系塗料は水性塗料にも関わらず、シリコン系の油性塗料(2液型)よりも耐用年数が長く、15年以上持つともいわれています。

また、ラジカル系塗料は水性のため混ぜやすく、塗料の伸びも良いので塗りやすさにも優位性があります。

このような高機能なラジカル系塗料ですが、価格帯はシリコン系樹脂と同程度で一平方メートルあたり約2,500円~3,500円となっています。

5. フッ素系塗料

フッ素系塗料とは、主成分となる合成樹脂にフッ素が含まれている塗料のことです。フッ素系塗料は耐久性が高く、また親水性に優れるため汚れにくいというメリットがあります。

フッ素系塗料はその性能の高さゆえ費用も高く、基本的には大型の建築物などに使われていますが、最近では一般住宅の外壁塗料としても使われる機会が増えています。

フッ素系塗料の価格は一平方メートルあたり約3,500円~6,000円で、耐用年数は約15年から20年となっています。

光触媒系塗料

光触媒系塗料とは、自ら汚れを落とすセルフクリーニングという機能を持つ次世代塗料です。太陽光を利用して外壁についた汚れを分解して浮かせ、雨などの水で汚れを洗い流すことができるのです。

この機能により綺麗な外壁を長期間保つことができるため、風通しの良くない場所であってもカビや藻が発生しにくいというメリットもあります。

また、光触媒系塗料は太陽光で汚れを分解する際に活性酸素を発生させるため、空気清浄効果も持っています。

このように光触媒系塗料は高機能なため、価格も一平方メートルあたり約5,000円~5,500円と高くなっています。

また、光触媒系塗料は認定工務店しか取り扱うことができないため、一般的な外壁塗装工事よりも5割程度高い工事費用が掛かることにも注意が必要です。

光触媒系塗料はごく最近開発された塗料のため、実際の耐用年数はまだわかっていませんが、非常に汚れが付きにくいことから、メーカーは耐用年数を外壁塗料の中では最長の20年としています。

天然樹脂系塗料

天然樹脂系塗料とは、植物や動物から分泌される物質でつくられた塗料を指します。植物性樹脂では樹木から分泌される漆やロジン、動物性樹脂ではラックカイガラ虫という昆虫から分泌されるセラック樹脂などがあります。

天然樹脂系塗料は合成塗料に比べ外壁の保護力が弱く、頻繁なメンテナンスが必要になります。また、費用や耐用年数にもバラつきがあります。

そのため、外壁塗装に天然樹脂系塗料が使われるケースは極めて限定的でしたが、安全性が高く有害物質を発生させることもないので、近年環境汚染やシックハウス症候群防止の観点から見直されてきています。
 

油性塗料と水性塗料の違いとは?

 
外壁塗装に使われる各塗料は油性と水性にわけられます。さらに油性塗料には、1液型と2液型が存在します。それぞれどのような特徴があるのでしょうか。
 

油性塗料の特徴

油性塗料とは、塗料をシンナーなどの有機溶剤で溶かして使うものを指し、溶剤塗料とも呼ばれます。

油性塗料には、そのまま使う1液型と、主材(塗料)と硬化剤を混ぜ合わせて使う2液型があります。2液型塗料はより耐候性が高くなりますが、混ぜた時点から硬化が始まるので数時間以内に使い切る必要があります。

水性塗料に比べ、油性塗料は耐久性や密着性に優れています。しかし、溶解力の強いシンナーを使うため強い臭いがあり、人体にも有害な影響を及ぼします。

環境や人体への影響を減らすために新たに開発されたのが、刺激性の低い塗料専用シンナーを使った弱溶剤塗料です。これまでの溶剤塗料と比べると臭いが少なく、環境への負荷も抑えることができます。

水性塗料の特徴

水性塗料とは、塗料を水で薄めて使うものを指します。保管に特別な注意の必要が無く、施工時の臭いもほとんどないという安全上のメリットを持ちます。また、油性塗料に比べ価格も安くなっています。

一方デメリットとしては、耐摩耗性や耐候性が油性塗料に劣ること、塗装できない下地が多いことなどがあります。

また、気候が悪いと施工ができない、雨が多いと塗装しにくくなるなど、施工時に気候の影響を受けやすいこともデメリットとして挙げられますが、最近では環境への負荷を考慮して水性塗料を推奨する動きが活発になっています。
 

木造住宅に適した外壁塗料とは?

 
ここまで外装塗装に使われる各種塗料について見てきましたが、木造住宅の木の外壁にはどのような塗料が適しているのでしょうか。
 

木の機能を活かす浸透型塗料

外壁塗装の主な目的は、壁に色を付けることと、住宅を劣化から守ることです。

住宅の劣化を防ぐ方法として一般的なのは、外壁の表面を塗料の膜で覆って風雨や太陽光からの影響を遮断するやり方で、この時に使われる塗料を造膜型塗料と呼びます。

木材には、季節に応じて伸縮し、外の湿気を吸収したり放出したりすることで、快適な環境をつくるという特性が備わっています。

しかし、木の外壁を造膜型塗料で覆ってしまうと、塗料が木材の伸縮についていけず、ひび割れや膨れ、剥がれなどの原因になってしまいます。

それに対し、伸縮するという木の外壁の特徴を生かした塗料として、オイルステインや柿渋など浸透型塗料と呼ばれるものがあります。

浸透型塗料の場合、塗料が木材の内側に浸透し、木の伸縮を妨げることなく撥水や防カビなどの機能を添加して外壁を保護します。浸透型塗料を使うと、外壁塗装後でも木材の質感や風合いを残すことができます。

一方で、耐水性や耐久性は造膜型塗料より弱いので、短いサイクルでの塗り替えやメンテナンスが必要になります。

木目を活かすクリアー仕上げ

木の外壁ならではの「クリアー仕上げ」という塗装方法があります。これは透明なので、木目のデザインをそのまま残すことができます。

他に、半透明の塗料で木目を活かす「着色仕上げ」という手法もあります。

木造住宅の外壁塗装の劣化サインと塗り替え時期

木造住宅の外壁塗装にピッタリな塗料とは?選び方から費用までご紹介

 
家を長持ちさせるためには、適切な頻度で外壁塗装の塗り替えを行うことが重要です。目安としては築10年が塗り替え時期となります。

外壁にはさまざまな劣化サインがあります。もし以下のような劣化を見つけたら、早めに塗り替えをすべきです。外壁塗装の劣化や痛みを早い段階で発見することで、塗り替え時の塗装費用の節約にもつながるのです。
 

外壁にカビや汚れがある

外壁が劣化すると水分が付きやすくなり、それがカビやコケの発生などの汚れに繋がります。外壁の中でも特に日当たりや風通しの悪い場所には、カビやコケができる可能性が高まります。

外壁にチョーキング現象が起きている

チョーキング現象とは、外壁の表面をこすった時に、チョークの粉のような白い粉がつく現象のことです。外壁塗料が劣化し、防水効果がなくなるとチョーキング現象が起こります。

外壁に変色がある

紫外線を多く浴びたことにより、外壁が変色したり色あせたりするのも劣化サインのひとつです。塗装表面につやが無いので、見た目にも汚く見え、汚れもつきやすくなります。

外壁にひび割れ・クラックがある

外装にひび割れ、クラックができるのも、外壁塗料の劣化サインです。

特に幅が広く深いひび割れがある場合には、下地ごとひび割れを起こしている可能性が高くなります。その場合、雨水が内部に浸透しやすくなり建物の劣化を進めてしまうので、早急な塗り替えが必要です。

外壁に膨らみや剥がれがある

外壁塗装時に外壁に水分が残っていたり、湿気の多い時期に施工したりすると、塗装が膨れたり剥がれたりという劣化に繋がります。

外壁塗装の剥がれやめくれを放置すると下地が傷み、そこから外壁の腐食が進んでしまうため、早めに塗り替えをすることが重要です。
 

木造住宅の外壁塗装の流れ

 
木造住宅の外壁塗装の流れを順番にご紹介します。
 

足場作り

まず外壁のまわりに作業用の足場を組みます。足場を作る費用も外壁の塗り替えに掛かるコストとして計算に入れておく必要があります。

高圧洗浄

外壁や屋根など塗り替える部分を洗浄します。高圧洗浄機を使って、外壁にたまった汚れやカビ、コケなどを落としていきます。

養生

ドアや窓など塗装しない部分をビニールなどで覆って養生し、塗料の飛びや汚れの付着を防ぎます。

下地処理

塗料を均等にのせるために、まず下地の処理を行います。具体的には目地の部分の補修や、塗装のひび割れや膨れ、剥がれの処理などをします。

外壁の塗装

外壁を塗装します。下塗り、中塗り、上塗りと三度塗りをするのが基本です。軒天→外壁→屋根→雨どいなどその他部分、という順番で塗っていくことが一般的です。

養生はがし・足場解体

塗装が終わったら養生をはがし、足場を解体して外壁塗装の塗り替えは完了です。

木造住宅の外壁塗装に掛かる費用

 
外壁塗装の塗り替えに掛かる費用は、大きく塗料の価格、施工費用、足場代に分けられます。

目安として一般的な2階建て住宅の場合、外装塗装に掛かる費用の目安は合計約80万円~150万円といわれていますが、外壁の劣化具合や使用する塗料によって大きく変わります。
 

外壁塗装の塗料価格

塗料の価格はウレタン系塗料、シリコン系塗料など塗料の種類によって大きく変わります。一般的に価格が安いほど耐用年数が短く、価格が高いほど耐用年数が長いので、塗り替えの頻度も考慮しながら塗料を選ぶことが重要です。

また、同じ種類の塗料であっても、メーカーにより品質や価格が異なるため、見積り書に使用する塗料のメーカー名や商品名が記載されているか確認するのがよいでしょう。

各塗料の一平方メートル単位での価格帯の目安は「住宅の外壁塗料の主な種類と特徴」のパートをご覧ください。

外壁塗装の施工費用

外壁塗装の施工費用とは、塗装や高圧洗浄、養生などの作業にあたる塗装職人の人件費になります。
見積り書には、高圧洗浄、養生、シーリング打ち替え、下塗りなど工程ごとに価格が記載されています。

外壁塗装の足場代

外壁塗装の足場代には、足場を組む施工費と足場の材料を運ぶ運搬費用が含まれています。

足場代の見積りは足場をつくる面積(足場架面積)と、足場代・飛散防止ネット代の単価から計算することができます。

足場架面積は「家の外周+8メートル」に高さを掛けて算出します。足場代の費用の相場は一平方メートルあたり約600円~800円、飛散防止ネット代の相場は一平方メートルあたり約100円~200円となっています。

足場を組む際には、国家資格の「足場の組み立て等作業主任者」の配置が必要になるため、足場の施工は別の専門業者に依頼する塗装業者も多くいます。

DIYで外壁塗装をする時の費用

DIYで外壁の塗り替えをしたいと考えている人もいるかもしれません。DIYでの外壁塗装の場合、費用の目安は約30万円~50万円と、専門の業者に頼む場合より安く抑えられます。

ただし、足場を組む際には専門業者への依頼が必要になったり、刷毛やローラーなどの用具を新しく買い揃えなければならなかったりします。

また、DIYで外壁の塗り替えをした場合、塗料の剥がれやひび割れなどが起きるリスクが高く、家にダメージを与えてしまったり、短い頻度でまた塗り替えをする必要に迫られたりすることもあります。

外壁塗装を専門業者に頼むかDIYで行うかは、長期的なスパンで外壁の耐用年数や費用を総合的に考えて判断した方がよいでしょう。
 

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