2024年01月18日更新

監修記事

外壁リフォームの費用はいくら?種類別の特徴も徹底解説!

外壁には様々な劣化が生じます。リフォームの際は、お住まいの家の状態に応じた最適なリフォーム方法と、相場価格で提案してくれる業者を選ばなくてはなりません。外壁リフォームの種類や費用相場を詳しく知って、最小限のメンテナンスコストで外壁を長持ちさせましょう。

この記事では外壁の塗装や張り替え、断熱工法など、費用なども踏まえながら解説しています。

外壁のリフォーム工法について網羅できる内容となっているため、外壁リフォームを検討している方にとっては、自分の状況に適したリフォーム工法を選定できるようになるでしょう。

また、実際のリフォーム事例も紹介しています。

自分好みの仕上がりやイメージ作りのきっかけにもなりますので、ぜひ最後まで読んでみてください。

外壁リフォームの種類と概算の費用相場について学ぼう!

外装リフォームの平均的な費用相場は、概ね50万円~150万円程度になります。

部分補修(コーキング・シーリング)20,000円〜
外壁塗装(外壁の塗り替え)600,000円〜
サイディング:カバー工法(重ね張り)1,300,000円〜
サイディング:張り替え1,500,000円〜
タイル張り2,000,000円〜
外壁断熱リフォーム500,000円〜

外壁リフォームの費用は、工事の種類によって変動します。

ここでは一般的な2階建て住宅(30坪)の外壁150㎡の条件で、各工事の概算費用を表にしました。

部分補修(コーキング・シーリング)

工事内容費用相場
ひび割れ(クラック)のコーキング補修20,000円〜/箇所
シーリングの打ち替え約900円~約1,500円/平方メートル

安価に抑える外壁リフォームの一つが、部分補修(コーキング・シーリング)です。

サイディングやALC、タイルなどの目地部分は経年劣化するため、シーリングの打ち替え工事で補修できます。

また、モルタルはひび割れ(クラック)が発生するため、コーキングによる部分補修を行うケースもあります。

外壁塗装(外壁の塗り替え)

工事内容費用相場
外壁塗装(外壁の塗り替え)600,000円〜

外壁リフォームのなかでも人気の高い工事が、外壁塗装(外壁の塗り替え)です。

お家の外壁は紫外線の影響によって経年的に劣化しますが、外壁塗装をすることで劣化した塗膜の保護機能を一新させることができます。

また、昨今では塗料のレパートリーも非常に増えており、スタンダードな塗料の他にも機能性塗料などが発売されています。

サイディング:カバー工法(重ね張り)

工事内容費用相場
サイディング:カバー工法(重ね張り)1,300,000円〜

サイディングのカバー工法(重ね張り)とは、現状の外壁の上にサイディングを張り付けていく外壁リフォームです。

既存の外壁を撤去することなくリフォームできるので、費用も抑えられる他、撤去工程がないので工事期間も短く済む特徴があります。

なお、一般的にカバー工法で採用するサイディング材は、建物への負担も少ない軽量な金属サイディングを使用することが多い傾向あります。

サイディング:張り替え

工事内容費用相場
サイディング:張り替え1,500,000円〜

サイディングの張り替えとは、既存の外壁材を全て撤去した後、新しいサイディング材を張り付けていく外壁リフォームです。

現状の外壁を活かすカバー工法とは違い、古い外壁材は全て撤去するので、腐食した下地の補修も行うことができます。

一方、撤去工事や産廃費用が別途必要なため、カバー工法よりは工事費用が高くなる傾向にあります。

タイル張り

工事内容費用相場
タイル張り2,000,000円〜

タイル張りとは、その名の通り外壁にタイルを張って仕上げる外壁リフォームです。

タイル張りの外壁というのは、サイディング材には表現できない重厚感のある外壁に仕上げることができます。

タイル独特の風合いと高級感があるほか、耐久性にも優れている特徴がありますが、外壁リフォームの中では最も工事費用が高額です。

外壁断熱リフォーム

工事内容費用相場
外壁断熱リフォーム600,000円〜

外壁断熱リフォームとは、断熱効果を高めるためのリフォームです。

外壁断熱リフォームを実施することで、真夏における熱の侵入や、冬の時期に室内側の熱が外に流出するのを防ぐ効果があります。

これにより冷暖房効率が向上するので、室内環境が快適になる省エネリフォームともいえます。

現状で断熱性能が悪い住宅の場合、外壁断熱リフォームを実施することで断熱性能の高い家にすることができます。

外壁リフォームに必要な共通費用

工事内容費用相場
仮設足場設置150,000円〜
産業廃棄物処理費用25,000円〜
各種諸経費工事費用の5%〜

外壁リフォームを実施する際には、以下のような共通費用がかかります。

  • 仮設足場設置
  • 産業廃棄物処理費用
  • 各種諸経費

外壁工事は基本的に高所作業になるので、仮設足場を設置しなければなりません。

また、どのリフォーム工事も産業廃棄物処理費用や諸経費を計上するのが一般的です。

外壁リフォーム【部分補修】の特徴と費用相場

既存の外壁がサイディングやALCパネル、またはタイルで仕上げられている場合、シーリング打ち替えの部分補修で対応できるケースがあります。

ここからは、外壁リフォーム【部分補修】の特徴やメリットデメリット、費用相場について紹介します。

部分補修のメリット

外壁リフォームの部分補修には、以下の様なメリットがあります。

  • 工事費用を抑えることができる
  • 雨漏りのリスクを低減できる

部分補修の大きなメリットは、工事費用を抑えることができる点にあります。

全体的な外壁リフォーム工事と比較して、部分補修はサイディング目地などの劣化部位だけ交換するので、費用を抑えることができます。

また、サイディングなどの目地部分は経年劣化で破断や亀裂が起きるため、放置すると雨水の侵入口となり雨漏りリスクが上がります。

一方、シーリング目地を打ち替えると防水性が向上するため、雨漏りのリスクを低減できます。

部分補修のデメリット

外壁リフォームの部分補修には、以下の様なデメリットがあります。

  • 外壁の汚れや色褪せはそのまま
  • コーキング部分だけ綺麗になる

コーキング打ち替えなどの部分補修というのは、あくまで部分的な補修に過ぎません。

経年劣化した目地部分だけを補修するだけなので、外壁の汚れや色褪せなどはそのままになります。

また、打ち替えたコーキング部分だけ新しくなるため、色合いのトーンも外壁部分との差が出やすい傾向にあります。

部分補修というのは、あくまで全体工事を実施するまでの「延命処置」という位置づけです。

そのため、お住まいを新築同様にリフレッシュさせたい場合は、部分補修ではなく全体工事を実施しましょう。

部分補修別の特徴と価格比較

工事内容費用相場耐用年数
クラック(ひび割れ)補修20,000円/箇所〜約3年〜約5年
コーキング打ち替え900円~約1,500円/平方メートル約5年〜約10年

ここからは、外壁リフォームにおける部分補修の特徴と費用相場を紹介します。

クラック(ひび割れ)補修

  • 価格相場:20,000円/箇所〜
  • 耐用年数:約3年〜約5年

モルタル外壁の場合、クラック(ひび割れ)補修で対応することが可能です。

基本的に軽微なクラックの場合、コーキング処理を行った上に塗装を施して対処します。

クラック補修はひび割れの深さや幅、長さによって補修方法が異なりますが、1箇所あたり20,000円前後で修理することができます。

コーキング打ち替え

  • 価格相場:900円~約1,500円/平方メートル
  • 耐用年数:約5年〜約10年

サイディングやALCパネル、タイルなどの外壁は、目地部分のコーキングを打ち替える補修工事を実施できます。

打ち替え工事とは、既存のコーキング材を全て撤去した後、新しいコーキング材を充填する方法です。

一般的に使用するコーキング材は変成シリコンと呼ばれるもので、耐用年数は約5年から10年程度といわれています。

外壁リフォーム【外壁塗り替え】の特徴と費用相場

外壁材の表面は塗装で保護されていますが、雨や紫外線のダメージが蓄積すると、約10年で保護力を失ってしまいます。

外壁材本体にダメージが及ぶ前に、早めに塗装を塗り替えておきましょう。

外壁塗り替えリフォームのメリット

外壁の塗り替えリフォームには、以下のようなメリットがあります。

  • 建物を保護できる
  • 比較的費用を抑えることができる
  • 機能性を付加できる

外壁は紫外線の影響で経年劣化しますが、塗装をすることで建物を保護することができます。

外壁リフォームの中では比較的費用が安価のため、費用を抑えてリフォームしたい方にはおすすめです。

また、遮熱・断熱塗料や防水機能の高い塗料などを使用することで、外壁に機能性を付加できるメリットもあります。

外壁塗り替えリフォームのデメリット

外壁の塗り替え期間中は、生活にいくつかの不便が生じます。

  • 塗料のニオイなど生活上の不便が発生することがある
  • 色の仕上がりイメージで失敗することがある

外壁塗装工事は約2週間行われますので、いつどのような生活上の不便が発生するか、工事前にリフォーム会社からタイミングを教えてもらいましょう。

また、外壁の塗り替えでは「選んだ塗料の色と仕上がりのイメージが違う」という失敗が起きやすいリフォームです。

塗料の色を選ぶ時は、

  • 印刷された色見本ではなく、実物の塗料が塗られた「塗り板見本」で色を選ぶ
  • 太陽光の下で見え方を比較する
  • 周辺の家や建物との調和に配慮して、同じ色や奇抜過ぎるデザインを避ける

などの工夫で、理想の仕上がりに近づけましょう。

外壁塗装の塗料別の価格相場や特徴

工事内容費用相場耐用年数
アクリル系塗料約1,000円~約2,000円/平方メートル約6年〜約8年
ウレタン系塗料約1,500円~約2,500円/平方メートル約8年〜約10年
シリコン系塗料約2,000円~約3,500円/平方メートル約10年〜約15年
フッ素系塗料約3,000円~約5,000円/平方メートル約16年〜約20年
無機塗料約2,500円~約5,000円/平方メートル約18年〜約22年
光触媒塗料約3,500円~約5,000円/平方メートル約15年〜約18年

ここからは、外壁塗装の特徴や費用を塗料別に紹介します。

アクリル系塗料

  • 価格相場:約1,000円~約2,000円/平方メートル
  • 耐用年数:約6年〜約8年

アクリル系塗料は最も価格が安い塗料です。

しかし、耐久性も塗料の中では最も低く、紫外線ですぐに劣化して頻繁に塗り替えが必要になるため、コストパフォーマンスは高くありません。

ウレタン系塗料

  • 価格相場:約1,500円~約2,500円/平方メートル
  • 耐用年数:約8年〜約10年

ウレタン系塗料は、比較的安い価格で一定の耐久性を保てる塗料です。

約10年以内で耐用年数を迎えてしまうため、10年後に張替えや建て替えを予定している家の塗装に使うと良いでしょう。

シリコン系塗料

  • 価格相場:約2,000円~約3,500円/平方メートル
  • 耐用年数:約10年〜約15年

シリコン系塗料は、価格と耐用年数のバランスが取れた人気の塗料です。

シリコン系塗料で塗装しておくと、約10年間は色あせに悩まされることなく、雨や紫外線から外壁を保護できるでしょう。

フッ素系塗料

  • 価格相場:約3,000円~約5,000円/平方メートル
  • 耐用年数:約16年〜約20年

フッ素系塗料は、約16年〜約20年という長い耐用年数を誇る塗料です。

施工価格は他の塗料より高くなってしまいますが、約16年は塗り替えを行わずに済むと考えれば、耐用年数が短い塗料よりもコストパフォーマンスは良いと言えます。

無機塗料

  • 価格相場:約2,500円~約5,000円/平方メートル
  • 耐用年数:約18年〜約22年

無機塗料とは、紫外線で劣化しにくい「無機質」をベースに作られた塗料です。

フッ素塗料よりも価格が高い点がデメリットですが、紫外線で劣化しにくいため、色持ちと耐久性が長期間持続します。

光触媒塗料

  • 価格相場:約3,500円~約5,000円/平方メートル
  • 耐用年数:約15年〜約18年

光触媒とは、紫外線が当たると反応して、外壁表面の汚れを分解する作用のことです。

光触媒塗料で塗装すると、分解された汚れが雨で流れやすくなり、汚れにくく衛生的な外壁が手に入るでしょう。

外壁リフォーム【張替え】の特徴と費用相場

外壁材のリフォームでは、既存の外壁を剥がして新しい外壁を張り付けるリフォームを選ぶことができます。

ここからは、外壁張り替えリフォームを選択する場合のメリットデメリットについて紹介します。

外壁張替えリフォームのメリット

外壁張り替えには以下のようなメリットがあります。

  • 下地の腐食箇所も直せる
  • 耐久性の良い外壁が手に入る

外壁材を張替えることによって、剥がしてみないと分からない下地の腐食なども直すことができます。

また、外壁材の欠けや破損といった劣化が無くなり、耐久性の高い新しい外壁が手に入ります。

外壁張替えリフォームのデメリット

外壁張り替えには以下のようなデメリットがあります。

  • 工事費用が高い
  • 仮住まいが必要なこともある
  • 工事期間が長い

張替えリフォームは、重ね張りや塗り替えなどの他の外壁リフォームに比べると、非常に多くのコストが掛かります。

工事のために一時的に外壁が取り払われてしまうため、工事期間中の仮住まいも用意しなければならないこともあります。

また、既存の外壁を撤去する分、一般的な外壁リフォームの中で最も作業工期が長くなる傾向なります。

外壁リフォーム【重ね張り】の特徴と費用相場

外壁リフォームには、既存の外壁の上に新しい外壁をかぶせる重ね張りリフォームを選択することもできます。

そこでここからは、外壁重ね張りリフォームのメリットデメリットや費用相場について紹介します。

外壁重ね張りリフォームのメリット

外壁重ね張りリフォームには、以下のようなメリットがあります。

  • 張り替えよりも低コスト
  • 撤去がない分、工事期間が短い

重ね張りリフォームは、既存外壁材の撤去や仮住まいの準備が不要なため、張替えよりも低コストで済みます。

また、撤去作業がなくなることで、張り替えよりも工事期間が短くて済むメリットがあります。

外壁重ね張りリフォームのデメリット

外壁重ね張りリフォームには、以下のようなデメリットがあります。

  • 建物への負担が増える
  • 見えない部分の下地腐食は直せない

重ね張り最大のデメリットは、外壁材が二重になる分、家が重くなって地震の揺れを強く受けやすくなる恐れがあることです。

また、既存外壁材を剥がさないため外壁下地の状態を確認できず、外壁内部で起きている腐食や害虫被害などの劣化を見落とす可能性もあります。

張替え・重ね張りに使うサイディングの価格相場

工事内容費用相場耐用年数
窯業系サイディング約4,500円~約9,000円/平方メートル約30年
金属系サイディング約3,000円~約8,000円/平方メートル約30年~約40年
木質系サイディング約3,000円~約11,000円/平方メートル約25年~約30年
樹脂系サイディング約3,000円~約6,000円/平方メートル約40年

ここからは、張替えや重ね張りに利用するサイディングの種類別に価格相場を紹介します。

窯業系サイディング

画像出典:ニチハ:窯業系サイディング「イフーカ プレミアム」の商品紹介ページ
価格相場(重ね張り)約4,500円~約8,000円/平方メートル
価格相場(張り替え)約5,300円~約9,000円/平方メートル
耐用年数約30年
おすすめの使用法張替え

デザインのバリエーションが豊富な窯業系サイディングは、定番の外壁材として多くの住宅に使われています。

劣化を防ぐためには、ボードの継ぎ目をシーリングでしっかり防ぐことが重要です。

金属系サイディング

画像出典:ケイミュー:デザインシリーズ16(金属サイディング)銘木柄Ⅱの紹介ページ
価格相場(重ね張り)約3,000円~約7,000円/平方メートル
価格相場(張り替え)約3,800円~約8,000円/平方メートル
耐用年数約30年~約40年
おすすめの使用法重ね張り、張替え

金属系サイディング材は、音が響きやすい、断熱性が低いなどのデメリットはありますが、軽くて施工しやすく重ね張りリフォームに適した外壁材です。

木質系サイディング

画像出典:大和屋‐サーモアッシュサイディングの紹介ページ
価格相場(重ね張り)約3,000円~約10,000円/平方メートル
価格相場(張り替え)約3,800円~約11,000円/平方メートル
耐用年数約25年~約30年
おすすめの使用法張替え

木質系サイディングは、木材をパネル状に加工した外壁材で、塗装で表面が加工されたタイプと無垢材タイプがあります。

断熱性の高さや木目の美しさなどのメリットを持つ外壁材ですが、雨で傷みやすく耐火性に劣り、価格が他のサイディングに比べて高い点などがデメリットです。

樹脂系サイディング

画像出典:リクシル-WALL-J(樹脂サイディング)の紹介ページ
価格相場(重ね張り)約3,000円~約5,000円/平方メートル
価格相場(張り替え)約3,800円~約6,000円/平方メートル
耐用年数約40年
おすすめの使用法重ね張り、張替え

樹脂系サイディングは、プラスチックを原料とするため非常に軽く、断熱性も高いなどのメリットがあります。

また、継ぎ目をシーリング材で埋めなくても、雨水が外壁内部に入り込みません。

外壁リフォーム【タイル張り】の特徴と費用相場

外壁リフォームでは、タイル張りで仕上げることができます。

ここからは、外壁をタイル張りで仕上げた場合の特徴や費用相場について解説します。

メリットやデメリットも紹介しますので、外壁の種類を比較する検討材料にしましょう。

外壁タイル張りリフォームのメリット

外壁タイル張りリフォームには、以下のようなメリットがあります。

  • デザイン性が高い
  • 耐候性や耐久性に優れている
  • 長期間キレイな状態を維持できる

タイル張りの魅力は、なんといってもデザイン性が高い点です。

サイディングパネルとは違って立体感があるので、重厚感や高級感があります。

また、タイルは無機質な材料なので、耐候性や耐久性に優れている特徴もあります。

傷も付きにくい素材のため、長期間キレイな状態を維持することができます。

外壁タイル張りリフォームのデメリット

メリットの多い外壁タイル張りにも、以下のようなデメリットがあります。

  • 剥離や落下の危険性がある
  • 工事費用が高額

外壁タイル張りの大きなデメリットとして、施工不良があると剥離や落下の危険性があるということです。

ずさんな工事を行うと剥離の危険性があるので、実績が多く信頼性の高い業者に依頼することが重要です。

また、工事費用が高額な点もデメリットといえます。

外壁リフォームの中でも、タイル張りは材料費や施工費が最も多く必要な工事なので、コスト重視で考えている方には不向きかもしれません。

外壁タイル張りリフォームの費用相場

工事内容費用相場耐用年数
タイル張り約1万円~約5万円/平方メートル約40年

ここからは、外壁タイル張りリフォームを実施した場合の価格相場を紹介します。

タイル張りは使用する材料や施工条件によって価格が変動するため、詳細は業者から見積もりを取得して確認しましょう。

外壁断熱リフォームの特徴と費用相場

断熱性能が低い住宅の場合、外壁断熱リフォームを実施することで性能を向上させることができます。

快適な住まいを実現させるためにも、必要に応じて外壁断熱リフォームも検討してみましょう。

外壁断熱リフォームのメリット

外壁断熱リフォームには、以下のようなメリットがあります。

  • 快適な住環境になる
  • 省エネ効果が期待できる
  • 防音効果も期待できる
  • 結露やカビも予防できる

外壁断熱リフォームの大きなメリットは、快適な住環境になるという点です。

断熱性能が向上することで外気温の影響を受けにくくなるため、一定の室温を保ち快適な状態を維持できます。

断熱効果によってエアコンの稼働効率も向上するので、省エネ効果が期待できる一面もあります。

また、断熱材は遮音性にも優れているので、全体的な防音効果も期待できるでしょう。

なお、断熱性能が向上すると結露を防ぐことができるので、結露が原因の劣化症状やカビの発生なども予防することができます。

外壁断熱リフォームのデメリット

外壁断熱リフォームには、以下のようなデメリットがあります。

  • 工事費用が高額
  • 断熱効果が限定的になることもある

外壁断熱リフォームのデメリットとして挙げられるのは、工事費用が高額になってしまう点です。

スタンダードな外壁リフォームと違って、外壁断熱リフォームは性能を向上させるグレードアップ工事になります。

そのため、工事費用が割高になってしまう側面は否めないでしょう。

また、断熱効果が限定的になってしまう可能性もあります。

熱の侵入は外壁以外にも開口部(窓など)からの侵入が非常に多いため、外壁だけ対策しても効果が限定的になる場合があります。

工事方法別の特徴と価格比較

工事内容費用相場
外張り断熱工法約50万円〜約150万円
外断熱工法約100万円〜約200万円
充填断熱工法(内断熱工法)約150万円〜約300万円

ここからは、外壁断熱リフォームを実施した場合の価格相場を紹介します。

外張り断熱工法

外張り断熱工法とは、住宅の柱と外壁の間に断熱材を埋め込んで断熱性を高める断熱工法です。

外部から包み込む形で断熱を行うため、断熱性の向上はもちろんのこと気密性のアップも期待できます。

また気密性が上がることから結露の発生も抑えられ、外壁などの劣化も防げるというメリットがある断熱工法です。

一般的な費用相場は約50万円〜約150万円程度で、工事期間は約2週間〜約3週間が目安となります。

外断熱工法

外断熱工法は主にコンクリート構造の建物で使用される断熱工法で、建物の外側に断熱材を配置して断熱を行う工法です。

外に断熱材を配置することで、外気から室内へ熱が流れるのを防ぎ、室内の熱が外に流れるのも防いでくれるため、室内の温度を一定に保ちやすく快適な空間を維持しやすくなります。

外断熱工法には、コンクリート躯体に直接断熱材を貼り付ける湿式工法と、コンクリートの躯体から支柱を張り出して外壁を支える乾式工法の2種類の工法があります。

湿式工法は直接躯体に貼り付けるという工法上、軽量な断熱材に限定され、通気層もないため、外壁材、断熱材共に透湿性があるものしか選ぶことができません。

一方の乾式工法は選べる材料は自由ですが、支柱を張り出して施工する兼ね合いから価格が割高になります。

一般的な費用相場は約100万円〜約200万円、工事期間の目安は約2週間〜約1カ月程度です。

充填断熱工法(内断熱工法)

充填断熱工法は外壁と内壁の間の空間、すなわち柱と柱の間などの空間に断熱材を入れる断熱工法です。

木造住宅では昔から取り入れられている断熱工法ですが、主流だったグラスウールやロックウールだけではなく、断熱パネルや吹き付け断熱を活用して断熱性能を向上させています。

使用できる断熱材の種類が豊富で、比較的コストも安く、省スペースで断熱工事を行えるというメリットがあります。

工事費用や工事期間は現在の住宅の状況や使用する断熱材によっても大きく変わりますが、費用相場は約150万円〜約300万円、工事期間に関しては約2週間〜約1カ月程度の期間がかかります。

外壁リフォームの施工事例で費用相場をチェックしよう!

ここからは外壁リフォームの事例を5つ紹介しますので、参考にしてみてください。

サイディング張りのツートンカラーで仕上げた事例

リフォーム費用約300万円〜約500万円
工期約1カ月程度
リフォーム内容外壁サイディング工事

1階と2階で異なる種類のサイディングを使用して張り分けることで斬新なデザインでありながら、色合いが白とグレーということもあって落ち着いた印象に仕上がっています。

外壁塗装で安価に収めた事例

リフォーム費用約50万円〜約100万円
工期約1カ月程度
リフォーム内容外壁塗装

壁のひび割れ補修後に塗装工事を行った事例です。

雨樋を他の金属部に合わせた色で塗ることで統一感を出しており、非常に安価にリフォームが完了しています。

水色のパステルカラーで仕上げた外壁塗装の事例

リフォーム費用約100万円〜約300万円
工期約1カ月程度
リフォーム内容外壁塗装工事

外壁塗装を行った事例です。

お客様の希望に沿った鮮やかな水色で塗装が行われており、爽やかな印象に仕上がっています。

アクセントの幕板とツートンカラーで綺麗に仕上げた外壁塗装の事例

リフォーム内容外壁塗装工事

1階と2階の色を塗り分けた事例です。

幕板を挟むことでよりツートンカラーが映えるようなデザインとなっています。

アパートの外壁をタイルでリフォームした事例

リフォーム費用約130万円
工期1週間程度
リフォーム内容外壁・外壁塗装

外壁タイルを貼り替えた事例です。

リフォーム前はタイルの浮きが激しく、一部のタイルが剥離して落下している状態でした。

思いのほかタイルの浮きが激しかったため、全体的なタイルの貼り替えでリフォームしています。

断熱性を考慮してサイディングで仕上げた事例

リフォーム費用約230万円
工期5日
リフォーム内容外壁サイディング工事

外壁のサイディングを張り替えた事例です。

既存の外壁はクラック(ひび割れ)が激しい状態で、今までの雰囲気から大きく変えたいというご要望でした。

そこで、今後のメンテナンス性や断熱効果を考慮して、デザイン性も優れたサイディングの張り替えでリフォームしています。

台風に備えて外壁と屋根を同時に張り替えリフォームした事例

リフォーム費用-万円
工期約1カ月程度
リフォーム内容外壁サイディング工事・屋根葺き替え工事

外壁のサイディング張り替え工事と、屋根の葺き替え工事を同時に行った事例です。

築年数が50年以上と比較的古い住宅で、強風の影響により外壁のトタンがめくれ上がることもありました。

このままでは家が損害を受ける可能性もあったため、トタンよりも丈夫な窯業系サイディングで外壁を仕上げています。

また、外壁と同時に屋根も葺き替えることで、強風にも強く安心して暮らせる住宅に仕上げました。

劣化した目地のコーキング処理と外壁塗装を行った事例

リフォーム費用約97万円
工期
リフォーム内容外壁塗装・シーリング打ち替え

外壁の塗装とサイディング目地のシーリングを打ち替えた事例です。

既存がサイディング外壁のため、継ぎ目部分のシーリング材が劣化している状態でした。

そこで、シーリング部分の打ち替え工事と外壁塗装のメンテナンスを実施しています。

補助金を活用して断熱リフォームをした事例

リフォーム費用約3000万円
工期約4か月程度
リフォーム内容全面改装・外壁リフォーム・断熱リフォーム

補助金を活用して二世帯住宅の断熱リフォームをした事例です。

二世帯リフォームを実施するに当たり、断熱性能を向上させるグレードアップ工事を行いました。

なお、省エネリフォームに関連する補助金を活用し、本リフォーム工事を実施しています。

外壁リフォームに適したタイミングとは?劣化状況を確認しよう!

外壁の劣化にはさまざまな要因が考えられるため、まずはどのような劣化状態なのかを把握しておく必要があります。

ここでは劣化の状態について3つに分けて解説します。

汚れや微生物の付着

外壁に汚れや微生物が付着し始めたら、外壁リフォームを検討するタイミングになります。

外壁に付着するものは、以下のような汚れや微生物が挙げられます。

  • チリ・ほこり
  • カビ
  • コケ
  • 雨だれ
  • さび
  • 排気ガス

屋外環境に随時さらされている外壁というのは、思いのほか汚れが付着します。

一度付着した汚れや微生物汚染を放置すると徐々に蓄積するため、外壁の美観性が損なわれることになります。

特にコケや藻というのは水分を多く含んだ状態のため、長い時間滞留すると下地の腐食や雨漏りにつながるケースもあるので注意しましょう。

塗装の劣化(変色・チョーキング現象・剥がれ)

外壁の塗装は紫外線や雨などの影響でどうしても劣化してしまうため、塗料の種類にもよりますが、約10年を目安に塗り替える必要があります。

そんな塗装ですが、塗装そのものが劣化している場合には変色したり、触ると手に白い粉が付着するチョーキングと呼ばれる現象が起こります。

また、温度変化や衝撃が加わることで塗装にひび割れが発生したり、劣化が進行すると塗料が剥がれ落ちてくるなどの症状も確認されるようになるのです。

塗装の劣化を放置してしまうと雨漏りを引き起こす可能性が高くなり、こちらも前述同様、躯体の腐食にまでつながる場合もあります。

構造的な不具合(ひび割れ・雨漏り)

建物自体が劣化している場合が一番深刻な状況といえます。

外壁に大きなクラックや剥離などが見られるような場合や、木部に腐食が見られるような場合には建物自体が劣化していることをあらわしています。

この場合に起こりうる症状としては前述した2つと同様に雨漏りですが、この状態の建物で発生する雨漏りは外壁だけでなく構造体にも影響を与える可能性が高いのです。

理由としてはすでに内部に水が到達している場合に見られる劣化症状が大きなクラックや外壁の剥離、木部の腐食だからです。

そのため、建物自体の劣化が確認される場合には緊急度が高いと認識しておくようにしましょう。

外壁リフォームで無駄な費用を掛けないためのポイント

外壁リフォームで無駄な費用を掛けないためには、以下のポイントに注意しましょう。

  • 定期的なメンテナンス
  • メンテナンスフリーの外壁は存在しない
  • 価格と耐久性のバランスを考慮する

外壁を劣化させないために定期的なメンテナンスが大切

外壁材の種類メンテナンス周期メンテナンス内容
サイディング外壁約7年~約10年色あせ、破損、ボードの浮き、反りのチェック、シーリングの点検
モルタル外壁約10年色あせ、剥がれ、ひび割れの点検
コンクリート外壁約15年シミ、ひび割れ、カビ、中性化(※1)、爆裂(※2)の点検

 

※1 アルカリ性のコンクリートが雨水等で中性に近づく現象。鉄筋の錆びやコンクリート表面のひび割れを引き起こす。
※2 コンクリート内部の鉄筋が錆びて膨張し、外側のコンクリートが押し出されて落下する現象。

タイル外壁約10年~約15年タイルの欠け、浮き、下地モルタル層の点検

上記は、主な外壁材のメンテナンスについて、周期と内容をまとめた表です。

外壁リフォームは、外壁の劣化が激しいほど補修や部材の交換等で費用が高くなってしまいます。

劣化が広範囲に広がる前に、適切な周期でメンテナンスを済ませましょう。

メンテナンスフリーの外壁は存在しない

どのような外壁も、紫外線や雨水に晒され続けていれば、いつかはメンテナンスが必要になります。

紫外線による劣化が少ないタイル外壁は「メンテナンス不要」と言われがちですが、メンテナンスの頻度が少ないというだけで、何も手入れをせずに済むわけではありません。

タイル外壁でも、下地のモルタルが脆くなったりタイル材が剥がれたりすると建物を保護できませんので、定期的に点検を行いましょう。

外壁リフォームは価格と耐久性のバランスを考慮して選ぶ

外壁リフォームは方法によって費用が異なります。

外壁リフォーム方法を決める時に大切なのは、価格の安さだけではなく、お住まいの家に適した工法かどうかを考慮することです。

最も適したリフォームを選ぶことができれば、多少リフォーム費用がかかったとしても、耐久性が高い外壁が手に入ります。

外壁の耐久性が長持ちすれば、余計な補修が何度も発生しなくなり、結果的にメンテナンスコストを抑えられるでしょう。

外壁リフォームは相見積もりで費用を節約できる

外壁リフォームを実施する際には、相見積もりで費用を節約することができます。

例えば、1社だけに見積もりを依頼した場合、初心者の方にとって見積もり価格が適正かどうかを判断することはできません。

しかし、複数社から見積もりを取ることで、価格を比較することができます。

適正価格からかけ離れた業者がいたとしても、比較することで価格に妥当性がないことが理解できるので、結果的に無駄な費用を掛けずに済むということです。

外壁リフォームの費用を抑えるなら補助金・助成金制度を活用する

外壁リフォームは費用のかかる工事のため、補助金や助成金制度を活用することで費用を節約することができます。

なお、補助金・助成金制度というのは、国と自治体が行っている制度の2種類があります。

そこでここからは、国が実施している制度の一例と、自治体で実施している制度の一例をご紹介します。

国が実施している補助金・助成金制度の例

国が行っている住宅リフォームの支援制度のなかには、以下のような補助金制度があります。

  • 住宅省エネ2023キャンペーン
  • 住宅エコリフォーム推進事業
  • 長期優良住宅化リフォーム推進事業
  • 子育て支援型共同住宅推進事業
  • 住宅 建築物安全ストック形成事業
  • 次世代省エネ建材の実証支援事業
  • 既存住宅における断熱リフォーム支援事業
  • 介護保険法にもとづく住宅改修費の支給

※国土交通省 住宅リフォームの支援制度 ※令和5年6月16日時点

省エネリフォームや耐震リフォームに付随して外壁工事を行う場合、上記の補助金制度を活用できるケースがあります。

「長期優良住宅化リフォーム推進事業」に関しては、長期優良住宅化リフォーム工事も対象の工事に含まれているので、外壁リフォームで活用できる可能性があります。

事業名長期優良住宅化リフォーム推進事業
補助対象工事①長期優良住宅化リフォーム工事
②三世代同居対応改修工事
③子育て世帯向け改修工事
④防災製・レジリエンス性の向上改修工事
⑤インスペクションに要する費用
補助限度額評価基準型:100万円/戸(150万円/戸)
認定長期優良住宅型:200万円/戸(250万円/戸)
補助率1/3
利用条件・リフォーム工事前にインスペクションを実施すること
・リフォーム後の住宅が一定の性能基準を満たすこと
・リフォーム履歴と維持保全計画を作成すること

自治体が実施している補助金・助成金制度の例

リフォーム支援に関する制度の中には、国の制度以外にも地方公共団体が実施している補助金制度があります。

お住まいの地域によって行われている補助金制度がことなるので、詳しくは各自治体へ問い合わせをして確認してみましょう。

なお、地方公共団体が実施する住宅リフォーム支援制度は、住宅リフォーム推進協議会が運営する「住宅リフォーム支援制度検索サイト」で検索することもできます。

参考:地方公共団体における住宅リフォームに係わる支援制度検索サイト

ただし、既に募集が終了している補助金制度も掲載されているケースがあるので、詳しくは各自治体に確認してみてください。

事業名八王子市居住環境整備補助金
補助対象工事・長寿命化改修工事(屋根、外壁の塗装など)
・省エネルギー化改修工事(窓、床、天井、外壁、屋根の断熱改修)
補助限度額・長寿命化改修工事:5万円
・省エネルギー化改修工事:15万円
補助率・長寿命化改修工事:対象工事費の20%以内
・省エネルギー化改修工事:対象工事費の20%以内
対象者・補助の対象となる住宅の所有者
・市内に住所を有する、または転入し市内に住所を有する予定の方
・補助の対象となる住宅に改修工事等の完了後、引き続き居住する方

自然災害や事故が原因で外壁リフォームするなら火災保険も検討してみる

自然災害や事故が原因で外壁リフォームを行う場合、火災保険が利用できるかどうか検討してみましょう。

火災保険は火災による損害以外にも、自然災害による損害もカバーしています。

例えば、火災保険では以下のような損害も補償しています。

  • 風災
  • 雪災
  • 雹災
  • 落雷
  • 爆発
  • 破裂

例えば、台風や強風の影響で飛来物が外壁に衝突して損傷した場合は、火災保険で修理費用がまかなえる可能性があります。

火災保険を利用するための要件

ただし、火災保険を利用するためには、以下の要件をクリアしなければなりません。

  • 損害の原因が自然災害によるもの
  • 被災から3年以内に保険金請求をする
  • 免責金額を超えていること

火災保険はあくまで自然災害に起因する損害を補償しているため、経年劣化による修理は対象外です。

また、保険金には請求時効というものが定められており、被災から3年以内に請求をしなければ保険金を請求する権利を失います。

その他にも、火災保険を利用するためには、修理金額が免責金額(自己負担金額)を超えていなければなりません。

火災保険が適用されるか分からない場合、加入している保険会社に連絡をしてみましょう。

屋根と外壁の同時リフォームもおすすめ!賢く費用を節約しよう!

リフォームをする場合、単独でリフォームをするよりも複数工事をまとめて行った方がお得になる場合が多いということをご存じでしょうか。

特に外壁と屋根については一緒に工事をすることで得られるメリットも大きくなります。

ここからは外壁と屋根を一緒に工事した場合に得られるメリットについて3点紹介します。

仮設足場工事が一度で済む

外壁工事を行う場合にも屋根工事を行う場合にも必要になるのが工事用の仮設足場です。

工事用の仮設足場にかかる費用は工事代の中でも大きなウエイトを占めており、負担になってしまうポイントの一つといえます。

そんな仮設足場工事ですが、屋根工事と外壁工事を同時に行う場合には、同じ足場を共通して使用することができるのです。

そのため仮設足場工事が一度で済み、費用面でも工期面においても縮小することができるというのは、外壁と屋根を同時にリフォームするメリットと言えるでしょう。

工期が短縮できる

外壁工事と屋根工事を同時に行うメリットとして工期の短縮ができるという点が挙げられます。

同時に工事を進めることで、天候の影響や工事の進捗において外壁か屋根のどちらかの工事ができない場合が出てしまっても、代わりにどちらかの工事を行うことができるため、工事期間中のスケジュールの無駄を減らせます。

別々に工事を依頼するとその都度現場を空けることになってしまうことから、工事期間が短縮できるといえるのです。

値引き交渉がしやすくなる

2つの工事を同時に行うことで、施工会社としても得られる利益が大きくなるため、別々に工事を行う場合よりも値引き交渉がスムーズに進みやすくなります。

そのため、外壁工事と屋根工事を同時に行うことには大きなメリットがあると言えるでしょう。

屋根と外壁の同時リフォームで費用が変動するポイントとは?

ここからは外壁と屋根のリフォーム費用を左右するポイントについて解説していきます。

具体的に5つのポイントを紹介します。

外壁・屋根の種類

現在使用されている外壁と屋根の種類によって行うリフォーム内容が絞られると言えるほど重要な項目で、リフォーム費用を大きく左右するポイントになります。

外壁においてはサイディングなのかモルタルなのかによって張り替え工事を行うか塗装工事を行うか、選び方が変わります。

また、屋根に関しても瓦屋根なのか、板金屋根なのかによっても行うリフォームの内容が変わるのです。

また、どちらにも共通しているのが使用する外壁材や屋根材によって価格に大きな差があるため、結果としてリフォーム費用を大きく左右することにもつながります。

建物の階数・屋根の勾配

建物の階数や屋根の勾配は安全に作業できるように組む足場の高さに関係するため、リフォーム費用に影響してきます。

階数が多い場合や屋根が急勾配な家の場合には足場を高めに組む必要がある他、階数が多い外壁は結果として面積も大きくなることから、材料も手間も増え、工事費用は高くなります。

反面、階数が少なく、屋根の勾配が緩やかである場合には必要な足場の高さが低くなり、必要な材料も手間も少なく済むため工事費用が安くなるのです。

実際のところ外壁の面積に関しては、そもそもの建物の大きさによる影響が大きいため、建物の階数だけでは判断できないポイントにはなります。

しかしながら足場費用に関しては建物の階数と屋根の勾配によって費用が左右されるため、重要な項目であることを認識しておきましょう。

付帯物の個数

テレビのアンテナやエアコン、雪止め、雨樋など、屋根や外壁についている付帯物の個数もリフォーム費用を左右させる要因の一つです。

基本的に屋根や外壁のリフォームを行う場合、外壁や屋根についているものは一度全て外すか浮かせて工事を行い、万が一外せない場合には都度養生を行いながら工事を進めることになります。

付帯物の数が多ければ多いほど外す手間や養生の手間がかかることからリフォーム費用に影響を与えるといえます。

使用する材料のグレード

使用する材料のグレードによってリフォーム費用は大きく変わります。

外壁においても屋根においても同じで、遮熱性や防音性などの機能性を持った塗料や、耐用年数の長い材料については費用が高額になりがちです。

その一方でスタンダードな材料であれば、比較的安価にリフォームをすることができます。

そのため、使用する材料のグレードによって費用変動があることを認識しておきましょう。

使用する色の数

使用する色の数が増えるほど、複数の種類の材料を用意する必要があり、なおかつ施工においても、より慎重に施工を進めていく必要があるため手間が掛かります。

単色の場合には1種類の材料で仕上げていくことになるため、施工もやりやすく工事期間的にも短く済むことから手間が少なくて済みます。

材料費、工事代に影響を与える点を加味すると使用する色の数もリフォーム費用を左右する要因の一つと言えるでしょう。

適正な費用で外壁リフォームができる業者の選び方

外壁リフォームを実施する際には、業者選びが非常に重要です。

適正な価格で品質の高い工事を行ってもらうためにも、業者選定のポイントを事前に抑えておきましょう。

そこでここからは、適正な費用で外壁リフォーム行うための業者の選び方について紹介します。

外壁リフォームの実績が豊富かどうかチェックする

外壁リフォームの業者選定をする際には、工事の実績が豊富かどうかチェックしてみましょう。

外壁塗装やサイディング張り工事、タイル張り工事などの外壁リフォームは、技術力が求められる工事です。

品質の高い工事を行うためには、工事実績が豊富な業者に依頼することが重要です。

そのため、業者のホームページや口コミサイト、検索エンジンなどを活用して、工事実績が豊富かどうかを事前にチェックしておきましょう。

要望に合わせたプランニングをしてくれているか?

外壁リフォームを依頼する際には、要望に合わせたプランニングを行ってくれる業者かどうかをチェックしましょう。

  • 工事の種類
  • 工事の範囲
  • 材料のグレード
  • 工事全体の予算

これらは外壁リフォームを行う上で、必ず抑えておきたいポイントです。

きちんと要望を提案に反映してくれる業者でなければ、満足度の高い工事を実現させることはできません。

そのため、きっちり要望に合わせたプランニングを行ってくれているかについても業者選定のポイントとしてチェックしておきましょう。

担当者や会社としての対応が誠実な業者を選ぶ

良心的な業者とお付き合いをするためには、担当者や会社としての対応が誠実な業者を選ぶことが重要です。

丁寧にコミュニケーションが取れる業者というのは、顧客との信頼関係を大切にしている傾向にあります。

現地調査や見積もり提出の日時、実際に工事をした場合の工程説明など、丁寧に説明している業者を探しましょう。

高額な外壁リフォームには不安がつきものですが、きちんとコミュニケーションが取れる業者なら信頼して任せることができます。

基本的に自宅から離れていない業者を選ぶ

基本的に自宅から離れていない業者を選ぶことで、より安心して工事を任せることができます。

例えば、臨時の打ち合わせや工事中に出た問題なども、業者の会社が近ければすぐに対処することができます。

遠方の業者に依頼した場合、急なトラブルの対応にも時間がかかってしまいます。

地元の業者ならスムーズなコミュニケーションが取れるので、基本的に自宅から距離が離れていない業者を選びましょう。

保証書の発行とアフターサービスの体制はどうか?

工事完成後も安心して暮らすためには、保証書の発行とアフターサービスが充実している会社を選びましょう。

工事品質保証書が発行されることで、施工不良などが起きた場合にも補償されるので安心です。

また、アフターサービスがあることで、万が一のトラブルにも迅速に対処してもらうことができます。

基本的に品質が良い業者は自社の工事に責任を持っているので、アフターサービスが充実している傾向にあります。

以上のことからも、保証書の発行とアフターサービスが充実している業者を選びましょう。

外壁リフォームのポイント・注意点

外壁リフォームを成功させるためには、以下の点に注意する必要があります。

  • 近隣周辺に事前挨拶を行う
  • 駐車スペースを確保する
  • A4以上のサンプルか外壁シミュレーションを活用する
  • 余裕のある工事日程を組む

これらの点に注意することで、トラブルを回避しながら外壁リフォームを終えることができます。

ここからは、具体的にどのようなことを注意するべきなのか分かりやすく解説します。

近隣周辺に事前挨拶を行う

外壁リフォームを実施する際には、事前に近隣周辺の方に挨拶を済ませておきましょう。

  • 工事中の騒音トラブル
  • 塗料などのニオイのトラブル
  • 職人同士の会話

外壁リフォームでは、上記のような要因でトラブルに発展するケースがあります。

近隣トラブルを避けるためには、どれくらいの工事期間中に音や臭気が発生する可能性があるのか?を事前に説明しておかなければなりません。

大きな問題に発展させないためにも、事前に近隣周辺の方には挨拶を済ませておきましょう。

駐車スペースを確保する

外壁リフォームを実施する際には、駐車スペースの問題をクリアしておきましょう。

工事期間中は職人が車で来るので、作業用の車が止められるスペースを確保しておく必要があります。

また、足場架設中は車を移動させる必要があるため、スペースがない場合は近隣周辺のコインパーキングを利用するなど、別途駐車場を借りることも検討してみましょう。

工事中は駐車に関する近隣トラブルも多いので、駐車スペースを確保することが重要です。

A4以上のサンプルか外壁シミュレーションを活用する

外壁リフォームで多いトラブルのひとつに、完成後のイメージが違ったというケースがあります。

このようなトラブルを避けるためには、以下のポイントに留意しましょう。

  • A4サイズ以上のサンプルで確認する
  • 見本板(サンプル)は屋外環境で確認する
  • 外壁シミュレーションも活用してみる

例えば、外壁塗装などのリフォームを実施する場合、色決めをしなければなりません。

この際、非常に小さい色見本で決めるのではなく、A4サイズ以上の大きさのサンプルで確認することが重要です。

また、屋内環境と屋外環境では光の反射によって見え方が変わるため、サンプルは必ず屋外環境で確認してください。

なお、サンプルではイメージが固まらないような場合、外壁シミュレーションを活用するのも効果的なのでおすすめです。

余裕のある工事日程を組む

外壁リフォームを行う際には、余裕のある工事日程を組むことが重要です。

例えば、外壁塗装は以下のような流れで工事を行います。

  • 1日目:足場工事(架設)
  • 2日目:高圧洗浄
  • 3〜4日目:養生・下地処理
  • 5〜7日目:外壁塗装
  • 8〜9日目:付帯部塗装
  • 10日目:足場工事(解体)

約10日間の工事期間になりますが、これらの期間はあくまで実働日数です。

外壁リフォームは外回りの工事のため、基本的に天候が悪くなれば工事をすることはできません。

上記の例で2日天候が悪ければ、12日間の工事期間が必要になるということです。

また、基本的に日曜日は作業がお休みになるので、13日から14日程度は必要になるでしょう。

工事期間が延びてしまうことで近隣トラブルに発展することもあるため、天候も考慮して余裕のある工事日程を組むことが重要です。

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この記事の監修者プロフィール

【監修者】久田麻里子

2級建築士、インテリアコーディネーター、住環境福祉コーディネーター。ハウスメーカー、リフォーム会社での建築業を幅広く経験。主婦・母親目線で様々なリフォームアドバイスを行う。主な担当は水回り設備リフォーム、内装コーディネート、戸建てリフォームなど。

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