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2023年11月17日更新

監修記事

トイレの増築費用ってどれくらい?設置場所や工期なども解説

トイレを増築して増やしたい場合、施工費用はどれくらいかかるのでしょうか?トイレの増築では、2階や1階などの施工箇所の違いや、既設配管の有無、間取りなどによって施工費用や工期は大きく変化します。トイレの増築費用や条件を場所別に見てみましょう。

トイレを増築する前に知っておくべきことは?

トイレを増築する際には、どのようなことを知っておいた方が良いのでしょうか?

トイレを増築する場合には、水回りの配管と快適にトイレを利用できるだけのスペースが必要な条件となります。

水回りの配管については、既存の水回り配管から遠い場合でも外壁を経由して配管を新設することができますが、スペースについては快適に利用したい場合、一畳程度の面積が必要です。

トイレの増築をお考えの際には、室内のどの場所が空いているか、利用する上で便利な場所はどこなのかをよく考えておきましょう。

トイレの増築にかかる費用の目安

トイレを新しく増築する場合、費用は約50万円からが相場となります。

これはトイレスペースの内装および間取り変更にかかる費用と配管工事費用、電気工事費および便器等の購入価格を含めた基本的な金額です。

もし、施工箇所付近に上下水道の配管がない場合は延長工事が必要となりますので、追加で約5万円程度の費用がかかります。

また、便器および便座の価格については、シンプルなタンク式便器の場合は約6万円から、タンクレスで自動洗浄機能などが付属しているハイグレードな便器なら約20万円が相場です。

トイレの増築では、基本的な施工費用の他に、使用するトイレ機器のグレードによっても金額が大きく変わりますので、どのグレードの製品を購入するかについても工事の際にはよく考えて選ぶと良いでしょう。

建物の2階にトイレを設置する場合の費用の目安

建物の2階に新しくトイレを増築する場合の費用は、約60万円が相場です。

1階部分にトイレを増築する場合と違い、2階にトイレを増築する場合は配管を延長しなければならない可能性が高いため、1階に設置するよりやや割高になる傾向があります。

配管の増設費用については、1階部分のトイレの真上に設置することで費用を抑えられますので、スペース上設置が可能ならできる限り1階と同じ位置に増築することをおすすめします。

また、タンクレストイレの場合、水道の水圧を利用して排水を行うため、水圧も設置条件のひとつです。

もし水道の水圧が低かった場合には、水圧を補正するポンプの追加や、低水圧に対応したトイレ設備を選ぶ必要があります。

水圧を高める設備の追加については、ポンプの増設費用が約15万円、低圧用トイレについては、約20万円が相場です。

水圧の確認方法は、設置したい階にある水栓を全開にしてバケツに10秒間水を溜めてください。

10秒間で溜められた水が、4L以上の場合は問題なく設置できます。

もし2階に水栓がなく、水圧が不安な場合については、リフォーム会社に相談し、水圧について確認してもらうと良いでしょう。

住宅の2階部分でトイレを設置できる場所にはどんな場所がある?


トイレの施工例(施工:バレッグス)

住宅の2階部分にトイレを増築する場合は、1階に増築する場合と同じく押入れや廊下の突き当たりなどのスペースに設置することができます。

もし押入れなどのスペースがない場合には、ベランダの改築や、増築して屋外にスペースを作ることも可能です。

しかし、ベランダの改築や屋外に増築してトイレを設置する場合、建物の外観が変化してしまいますので、住宅の見た目を変えたくない方は間取りの変更などを行って屋内に増築した方が良いでしょう。

間取りの変更によるトイレの増築については、間仕切り壁の設置で簡単に変更できる場合で約100万円から、全体的な間取りの変更を行って廊下の配置などから変更する場合は約300万円が施工金額の目安です。

見た目にはスペースがないように思えても、リフォーム会社に確認を依頼すれば大がかりな工事を行わずにトイレを増築できる場合もありますので、できるだけ費用を抑えたい方はリフォーム会社等に相談してプランを考えてもらうと良いでしょう。

トイレを2階に増築する場合の工期の目安


トイレの施工例(施工:システムアート湘南)

トイレを2階部分に増築する場合の工期は、配管が近く間取りの変更などの必要がない場合で約5日が目安となります。

外壁を経由して配管を延長したり、屋内配管を新設したりする場合は工期が延び、約1週間が目安です。

屋外への増築を行う場合については、確保するスペースにもよりますが、増築と内装工事、トイレの設置工事および配管工事を含めて約3週間からが目安となります。

間取りの変更をともなう場合については、どこまで間取りを変更するかによって工期は大きく変わりますが、既存の部屋を区切るだけなら間取り変更工事が約1週間、トイレの設置が約1週間の合計約2週間が目安です。

トイレを増設するメリットとは?

トイレは各住宅に1つあれば十分であると考える人も多いでしょう。

しかし、トイレが1つしかないと、朝の混雑時や夜間のトイレ、来客対応など、様々な場面で不便さやストレスを感じてしまうこともあるかもしれません。

トイレを増設することによって、生活の快適性が増し、ストレスから解放されるといったメリットがあります。

たとえば、トイレが2つあればトイレの混雑が減り、トイレ待ちの状況を回避することができるでしょう。

また、寝室に近い位置にトイレを増設すれば、夜中にトイレに行きたくなった際にトイレに行きやすくなります。

トイレが2つ以上あれば、来客時もお客さんに気兼ねせず家族がトイレを使うことができます。

他にも、家族のライフスタイルやライフステージに合わせて、バリアフリーに対応したトイレを作ることもできます。

トイレを増設することによって、より快適な暮らしを実現することができるでしょう。

トイレの増設する場所の例

トイレを増設を検討していても、自宅にトイレ用として使える広い余分なスペースが無いと言って諦めてしまうケースもあるかもしれません。

しかし、トイレの増設には必ずしも余っているスペースが必要というわけではありません。

トイレの増設に必要なスペースはさほど広くはないため、既存のスペースを有効活用することによって新たにトイレを設置することも十分に可能です。

それでは、たとえばどのような場所にトイレを増設できるのかといった例をいくつか紹介します。

まずよくあるのは、階段下にトイレを設置するというケースです。

階段下であれば2階にいる場合でも比較的短い移動距離でトイレまで移動することができます。

他には押し入れをトイレに改装するというケースもあります。

押し入れは元々壁や柱によって他の部屋とは隔離されたスペースとなっています。

そのため、押し入れをトイレに改装することができれば大幅な間取り変更などが不要となり、工事を必要最小限に抑えることができます。

もし余っている部屋があるのであれば、部屋の中に壁を設置してトイレを増設するという方法もあります。

階段下や押し入れなどといった狭い空間と比べて、バリアフリー設計など比較的自由度の高いデザインのトイレを増設することができるでしょう。

あとはトイレを増設するために増改築を行うという方法もあります。

予算は他のケースよりも多めに必要となるものの、既存の間取りによる制限を受けることが少ないでしょう。

トイレを増設する際に注意するポイント

トイレを増設する際はいくつか注意が必要なポイントがあります。

特に、トイレを増設する場所によっては音や臭いなどが問題となる場合があるので注意しましょう。

たとえば、2階にトイレを設置する場合、階下の部屋がどのような使われ方をしているかについて留意する必要があります。

トイレの水音は階下に響くため、1階を寝室や応接室として利用している場合は適切な場所であるとは言えないでしょう。

また、寝室の近くにトイレを設置する場合にも注意が必要です。

寝室付近にトイレがあれば、夜中にトイレに行きやすくなるというメリットはあります。

しかし、音や臭いが気になる可能性もあるため、あまりに寝室に近すぎるというのも考え物です。

トイレを新設する際には既存の配管との接続が必要となります。

たとえば2階にトイレを新設するとして、1階の既存のトイレと位置が離れすぎてしまうと配管工事費が多くかかってしまうでしょう。

場合によっては希望する位置にトイレを新設すること自体が難しいといったケースもあるかもしれません。

ただし、SFAのポンプを使用すればこれらの問題を簡単に解決することができます。

SFAポンプは、排水を上に圧送することができる為、床下への工事をせずに任意の場所にトイレを増設することが出来ます。またポンプの通気口には脱臭用カーボンフィルターを採用しているため、周囲に悪臭を放つ心配がほとんとありません。

ポンプの機器によっては動作音も55~60dBで、作動時間も3~5秒程度となっており、気にするほどの音の大きさではないでしょう。

SFAのポンプとは

SFAポンプとは、フランスのSFA社が作っている排水圧送ポンプのことをいいます。

SFA社は1958年にフランスで創立され、これまで60年以上も排水圧送ポンプの製造実績があり、更には世界95か国で1000万台以上の販売実績を持ちます。

このSFA社のポンプを使うことによって、従来よりも簡単に、そして安価に水回りの増設・移設をする事ができるようになります。

従来の水回り工事では、排水勾配をとりながらの配管工事が必要であったため、床のかさ上げ等大掛かりな工事が必要となるケースが多々ありました。

そのため、工事のために多くの人員と時間が必要となり、工事費も高額となってしまう傾向がありました。

しかし、SFAポンプを使用すれば排水圧送ポンプの力によって、床のかさ上げやはつり工事が不要となるため、工期の短縮や工事に必要な人員の削減が可能となり、結果として水回り設備の工事費用を安く抑えることができるようになります。

このSFAポンプにはいくつかのラインナップが用意されており、トイレやキッチン、シャワーなどの様々な水回り設備で利用することが可能です。

たとえば、「サニアクセス3」という商品はトイレで使用することができるモデルの粉砕圧送ポンプです。

壁排水、排水芯155タイプの市販のトイレと接続して使用することができ、トイレに加えて2カ所の流入口から雑排水の接続・合流が可能です。

他にも、「サニコンパクトプロ」という粉砕圧送ポンプ内蔵の水洗トイレもあります。

サニアクセス3の粉砕圧送ポンプを小型化したポンプが内蔵されており、汚物を粉砕し、小口径の配管で床や天井へも排水を圧送していく事が可能です。

SFAのポンプの価格

SFAポンプの日本での商品ラインナップは上記2機種のほかに、「サニスピードプラス」、「サニシャワープラス」、「サニキュービック2クラシック」などがあります。

これらの商品は、ポンプの性能やポンプ自体の用途が異なり、それぞれ価格も異なります。

薄型設計かつ省スペースという特徴からトイレの増設でよく利用される「サニアクセス3」は、メーカー希望小売価格が税込みで161,700円となっています。

大型商業施設等の排水や複数の仮設トイレなど、大容量の排水が出る場合は、ポンプが2台搭載された「サニキュービック2クラシック」を利用できます。

こちらの「サニキュービック2クラシック」の価格は税込みで437,800円となっています。

ポンプ自体の価格は高価と感じるかたもいらっしゃるかもしれませんが、トイレの増設費用まで含めてトータルで考えるとSFAポンプを導入する方が安く済むケースが多いでしょう。

SFAポンプは価格、性能の両面から新しいトイレの増設方法としておススメの方法なので、トイレの増設を考えている場合は是非一度検討してみると良いでしょう。

トイレリフォームに対応する優良な会社を見つけるには?

ここまで説明してきたトイレリフォームは、あくまで一例となっています。

「費用・工事方法」は物件やリフォーム会社によって「大きく異なる」ことがあります。

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この記事の監修者プロフィール

【監修者】有限会社 鈴木商事 鈴木昭吉郎

有限会社 鈴木商事

鈴木昭吉郎

北越高校商業科卒業後民間企業に就職。その後、家業継承の為県外にて修行。終了後帰省し継承6年後法人格に改名現在に至る。

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