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2018年12月29日更新
屋根瓦のメリット・デメリットは?
瓦屋根が連なる風景は日本らしさを感じますね。家の屋根を瓦屋根にリフォームしたいとお考えなら、まずは瓦の特長を知っておくことです。他の屋根材と比べて、耐久性やメンテナンス性はどうでしょうか。瓦のメリットとデメリットを詳しく解説します。
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- 監修者下久保彰
瓦の種類とその特長について
瓦には、粘土系とセメント系の2種類があります。粘土系は焼き物の瓦で、釉薬瓦と無釉瓦に分けられます。それぞれの特徴やメリット・デメリットについてまとめました。
釉薬瓦
瓦の表面に釉薬を塗ってから焼き上げたもので、陶器瓦とも呼ばれます。豊富なカラーバリエーションと、形はJ形(和形)、F形(平板)、S形等があり、家の形状、デザインに合わせて和風の家にも洋風の家にも使用できます。

最大の利点は耐久性に優れ、メンテナンスフリーであることです。瓦の表面が釉薬でコーティングされているため水が染み込まず、長年に渡って美しい状態を保ちます。
無釉瓦
釉薬を塗らない無釉瓦には、いぶし瓦、素焼瓦などがあります。無釉瓦は釉薬瓦に比べ、釉薬を塗らないため耐久性に劣ることがデメリットですが、意匠性やデザイン性に優れ日本建築でも西洋建築でも長年愛され続けています。
いぶし瓦
いぶし瓦は焼き上げたあとに燻化(いぶす)させ、表面に炭素の膜を施した銀色の瓦で、古くからお城や社寺などに使用されてきました。現在でも日本建築の屋根材として揺るがない人気があります。

炭素の膜に太陽の光が反射して、光沢のある渋い銀色の瓦が日本建築らしい味わいを醸し出します。
素焼瓦
素焼瓦は焼き物の自然な風合いを生かした赤瓦で、ヨーロッパの港町などでもよく見かけます。洋風建築に合い、世界遺産でもあるドブロヴニク旧市街は、赤瓦屋根が建ち並ぶ景観が美しいことで有名です。

セメント瓦
フッ素樹脂などの塗料で着色したプレスセメント瓦や、表面に釉薬を塗布した耐火性能の高い施釉セメント瓦、成形後、乾燥する前に着色するコンクリート瓦があります。

焼き物ではないセメント瓦の利点は、成形の精度が高いことです。しかし経年による変色や劣化が起こることは避けられず、定期的な塗装を必要とします。
瓦屋根全般のメリットとデメリット
粘土系、セメント系のそれぞれの瓦についてその特長をご説明しましたが、瓦全般のメリットとデメリットをまとめました。
瓦屋根のメリット
・耐久性やデザイン性に優れている
・割れたりヒビが入ったとき、部分的な葺き替え工事が可能
・粘土系の瓦は、工法や自然素材であることから断熱性が高く夏は涼しく冬は暖かい
瓦屋根のデメリット
・重量があるので耐震性は劣る
・台風や地震のときに、瓦が落ちて割れるなどの危険性がある
他の屋根材と屋根瓦の比較
リフォームをする際に大切なことは、他の屋根材とも比較してみることです。コロニアルやガルバリウム鋼板など、現在普及している屋根材の断熱性、施工性、耐久性などを調べました。
スレート瓦
コロニアルと呼ばれるスレート瓦は、新築住宅に多く採用されている屋根材です。
「コロニアル」とは屋根材や外壁材を製造するケイミューの商品名ですが、普及の多さからスレート瓦の一般名称として呼ばれるようになりました。
薄い板状のコロニアルは施工性やメンテナンス性が良いこと、軽量で耐震性が高いことなどがメリットに挙げられますが、その薄さから人が乗ると体重で割れてしまうこともあります。
また単調なスタイルでデザイン性に欠けることや、表面がざらざらしているので雨の多い地域では苔が生えやすく、見栄えが悪くなることも欠点と言えるでしょう。
ガルバリウム鋼板
金属製の屋根と言えば主にガルバリウム鋼板を指します。コロニアルの上にカバー工法で簡単に工事ができるので、リフォームに多く採用されています。
軽量であるため耐久性・耐震性に優れ、断熱材を入れることで断熱性も高くなる利点があります。豊富なデザインで和風の家にも洋風の家にも合います。
しかし比較的高価であることや、浸水に弱いため屋根にある程度の勾配をとらなければならないデメリットがあります。
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