南足柄市のリフォーム会社69選！事例・口コミも掲載

南足柄市におけるリフォームの特徴

南足柄市の住宅に関する理念・基本方針

南足柄市では将来の都市像として「ひとが集い、ひとがつながり、ひとが躍動するまち南足柄～住む人も訪れる人も、心と体が元気になれるまち〜」を理念に掲げています。

以下の５つを主軸にして、住まい・まちづくりに取り組んでいます。

1. 多様な世代が元気に暮らせるまち
2. 活力とにぎわいのあるまち
3. 持続的に発展できるまち
4. 南足柄の地域資源を活かした魅力あるまち
5. 市民とともに創るまち

引用：南足柄市‐南足柄市都市マスタープラン

上記の目標を達成するための具体的な施策として、バリアフリーやユニバーサルデザインを住まいやまちづくりに取り入れ、子供や高齢者、障害者の方などあらゆる人が快適に暮らせる取り組みをおこなっています。

また地震や水害、土砂災害などに対する防災・減災対策を、再生可能エネルギーの有効活用、地球環境に配慮した環境負荷の少ない安心・安全に暮らせる住まい・まちづくりを目指しています。

南足柄市の景観条例にかかわるリフォームの制限

南足柄市では山地（山なみ）、丘陵（田園・里山）、平地（市街地）に分けられています。景観資源や景観特性としては豊かな森林があげられ、多くが自然環境保全指定地域です。

特に「足柄・桧山水源林」は林野庁から「全国水源の森百選」に認定されています。河川や水辺も豊富で、代表的なものでは金時山東斜面を源流とする狩川と内川があります。狩野地区一帯の湧き水は良好な自然の水辺です。

また箱根外輪山に位置する南足柄市は史跡や歴史的建造物も多く、足柄ばやしや足柄ささら踊りなど有形無形文化財を多く有しています。

南足柄市ではこのような豊かな自然や文化と住宅が景観の中で共存するため、景観計画ガイドラインを策定しています。

山並み景観ゾーン内の「保安林」「自然環境保全地域」「水資源かん養保全地域」では、高さ5ｍまたは延べ面積10㎡を超える建築物を建築・改築・増築または移転、外観を変更するような修繕、色彩の変更などをおこなう場合は届出が必要です。

上記の地域のいずれにも属さない地域では、規模の大きい建築物では届出が必要ですが、一般的な規模の住宅は届出は不要です。

参考：南足柄市‐景観計画

南足柄市の地震の危険度や被害予想

　
今後、南足柄市に大きな被害をもたらす可能性のある地震は南海トラフ地震で、予測される南足柄市の最大震度は震度6弱です。

この地震での南足柄市の建物被害は、全壊棟数が約30棟、半壊棟数が約550棟、建物焼失被害はないと予想されています。

他には都心南部直下地震の影響も予想されており、南足柄市の予想最大震度は震度5強から震度5弱です。この地震による南足柄市の建物被害予想は報告されていません。

参考：南足柄市‐南海トラフ地震とは

南足柄市の掲げる耐震化への取り組みと現状

2023年3月に改訂された南足柄市耐震改修促進計画によると、南足柄市の2022年の住宅総戸数は約16,000戸で、そのうち約13,000戸が耐震性を満たしており耐震化率は約87%となっています。

参考：南足柄市‐南足柄市耐震改修促進計画

南足柄市では更なる住宅の耐震化を進めるためにさまざまな取り組みをおこなっています。

2031年までに耐震化率を約95%にすることを目標とし、具体的な施策としては耐震化に関する啓発および知識の普及と耐震化への費用の助成があります。

耐震化に関する啓発および知識の普及に対する施策は「啓発資料・デジタルコンテンツを使用した普及啓発」「セミナーおよび講習会の情報提供」「相談窓口の開設や無料耐震相談会の開催」などです。

また耐震化への費用の助成としては、旧耐震基準の木造住宅への耐震診断費用や耐震改修に要する費用の一部助成をおこなっています。

参考：南足柄市‐南足柄市耐震改修促進計画

南足柄市で定められている防火地域のリフォームの制限

南足柄市で防火地域に指定されている地域は、大雄山駅地区です。

南足柄市で準防火地域に指定されている地域は「関本字本郷」「塚田」「南耕地」「大泉河原」「飯沢字馬場田」「久保田」「和田河原字押切」「御手作」「塚原字竹の花」「下駄千代」「岩原字市兵エ河原の一部」「壗下字池田」「花免」「尾崎」「大西」「千津島字清水河原」「怒田字三丁田」「出口」「姥山下」「地蔵下」「生駒字八反田」「塚原字松下」「関本字君永」となっています。

参考：南足柄市‐地域地区

防火地域および準防火地域に指定されている地域では、建物の多くが耐火構造・準耐火構造、防火構造になっています。これらの地域で建物を建築したりリフォームをおこなう場合は建物の構造に合わせた施工が必要です。

防火地域のリフォームの具体的な制限内容

防火地域や準防火地域でのリフォーム時の制限は、該当する建築物の構造の種類により異なります。

南足柄市の住宅リフォームに関する相談件数

2022年の住宅リフォーム・紛争処理支援センターの住宅相談統計年報の調査によると、南足柄市が属する神奈川県から住宅リフォーム・紛争処理支援センターに寄せられたリフォーム相談件数は約3,500件でした。

参考：住宅リフォーム・紛争処理支援センター‐住宅相談統計年報2022　資料編

南足柄市に開設されている南足柄市消費生活センターでは、原則として南足柄市に在住の方を対象に消費生活全般に関する相談を受け付けています。

事業者との契約内容についての心配事やトラブル、悪徳業者との問題点や心配事などについて、消費生活センターの相談員に相談できます。

参考：南足柄市消費生活センター

南足柄市の住宅データ

南足柄市の調査によると、2023年4月時点での南足柄市の人口は約40,000人でした。前年の2022年4月時点での人口も約40,000人だったため、人口の増減はほぼなく横ばいの状態でした。

参考：南足柄市‐人口と世帯数

2018年の総務省統計局による住宅・土地統計調査では、南足柄市が属する神奈川県の持ち家率は59.1%で、全国の持ち家率の61.2%より若干少なくなっています。

参考：総務省統計局‐平成30年　住宅・土地統計調査

南足柄市が属する神奈川県で新築の建築件数がもっとも多かったのは、2023年（令和5年）1月に公表された国土交通省の建築着工統計調査報告によると、1990年から2021年までの30年の間で1990年がもっとも多く、約140,000戸でした。

参考：国土交通省‐新築着工統計調査報告