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2021年10月15日更新
外壁塗装におすすめの季節は?各シーズンのメリットデメリットもご紹介
外壁塗装は季節によって最適な時期とそうでない時期があるのをご存知でしょうか。季節によっては工期が伸びたり、のちに外壁のひび割れなどの原因となることもあります。今回は外壁塗装のおすすめの季節と季節ごとのメリットデメリットなどをご紹介します。
目次
戸建てやマンションの外壁塗装に適した季節とは?
戸建てやマンションの外壁塗装は基本的に屋外で行われ、天気に左右されやすい工事になるため、戸建てやマンションの外壁塗装には適した季節とそうでない季節があります。
外壁塗装におすすめの季節とふさわしくない季節をそれぞれ見ていきましょう。
外壁塗装におすすめの季節
まずは、外壁塗装におすすめの季節です。一般的におすすめの季節は春(4~5月)と秋(9~10月)です。この時期は、雨も少なく晴天も多いことから外壁塗装に適した季節だと言われています。
外壁塗装にふさわしくない季節や月
外壁塗装にふさわしくない季節や月は、一般的に雨が降ったり塗料の乾きが悪い時期のことを指します。
一方、地域によっては外壁塗装にふさわしくない季節や月の見積もり時にコストダウンにつながるなどのメリットになることもあります。
雨季(6月)
外壁塗装工事は雨に弱いため、雨が降りやすい雨季は外壁塗装を避けたい時期になります。
なぜなら、塗装したあとに雨が降ってしまった場合、乾燥していない部分が流れてしまったり、塗料の乾燥が不十分なため施工不良になり後にサイディング外壁などのひび割れや膨れなどの原因となるからです。
その他にも、雨の影響で塗料がなかなか乾燥しないため、工期が長引くこともあります。このような事情により、雨季である6月は外壁塗装を避けた方がいい季節と言われています。
冬場
冬場は乾燥しているため、一見外壁塗装に向いているように思いますが気温が低い状態が続くため、塗料が乾燥するのに時間がかかります。
また、積雪地帯では雪が降るため、冬場はサイディング外壁などの塗装にふさわしくないとされています。
しかし、雪が多く降る積雪地域以外は乾燥して冬晴れの日も多いため、塗装することも可能です。しかも、塗装業界では閑散期となるため施工日程の調節がしやすかったり、見積もり時に割引などの対応をしている塗装業者もあるようです。
冬場に外壁塗装する場合は、地元の天気を良く知り経験豊富な塗装業者を選ぶようにしましょう。
なぜ外壁塗装に季節が影響するのか?
外壁塗装とは、住宅の外壁に対して外壁専用の塗料を新しく塗り替える工事を指しています。
塗料を塗って乾燥させると塗膜(とまく)という塗料の薄い層ができあがり、その層を2〜3層作る事が外壁塗装の施工内容です。
また、外壁塗装には「合う季節」と「合わない季節」があり、一般的には春や秋が適していると言われているようです。
外壁塗装では塗料の乾燥が大事
外壁塗装では塗料の乾燥が何よりも重要です。
そのため、梅雨時や雪が降りやすい時期など、乾燥を妨げる状況が発生しやすい季節だと、外壁塗装をする事が難しくなってしまいます。理由としては、雨や結露などの水分と塗料の関係性が悪いことが挙げられるでしょう。
また、水分だけでなく湿度と気温も塗料の乾燥には多大な影響をもたらします。
そのため、塗料メーカーが指定している湿度や気温は、塗装する際には絶対に守らないといけません。
塗料メーカーは、塗料に関する詳細な実験を行なっており、メリットやデメリットを徹底的に調査していますので、塗料のパンフレットに書かれている注意事項には、必ず目を通しておくようにしてください。
外壁塗装と季節の相性
それでは、外壁塗装はどんな季節に施工するとベストなのでしょうか。
表にまとめましたので下記をご覧ください。
季節 | 相性 | 季節の状況 |
春 | とても良い | ・雨が少ない ・湿度や気温も安定 |
夏 | 良い | ・梅雨時や台風の時期は避ける ・湿度や温度は高い ・高温になると塗料の乾燥が早まるので注意が必要 |
秋 | とても良い | ・雨が少ない ・湿度や気温も安定 |
冬 | 良い | ・雨が少なく湿度は普通 ・気温が低いと塗料が乾燥しにくい |
上記の表を参照すると、春と秋は外壁塗装に向いている季節であり、夏と冬に関しては、できなくはありませんが、その時々の気候条件により影響が出る場合があります。
外壁塗装をするときの季節ごとのメリットとデメリット
次に、外壁塗装をするときの季節ごとのメリットとデメリットを見ていきましょう。
春(3~5月)
外壁塗装をするときの「春」のメリットとデメリットは以下の通りです。
【メリット】
雨が少なく、湿度も低めで塗料が乾きやすい季節。
【デメリット】
繁忙期なため予約が取りづらい可能性がある。
夏(6~9月)
外壁塗装をするときの「夏」のメリットとデメリットは以下の通りです。
【メリット】
6月を過ぎると塗装しやすい期間になり、気温も高いため塗料もよく乾く。梅雨の期間は見積もり時に割引してもらえる可能性もある。
【デメリット】
6、7月は雨期で外壁塗装は避けたい期間。雨で工期が伸びてしまう可能性がある。
秋(10~11月)
外壁塗装をするときの「秋」のメリットとデメリットは以下の通りです。
【メリット】
気温も湿度も少し下がり、塗料がよく乾くため塗装に適した季節。
【デメリット】
「春」同様、繁忙期のため早めの予約が必要。
冬(12~2月)
外壁塗装をするときの「冬」のメリットとデメリットは以下の通りです。
【メリット】
作業日程が調節しやすかったり、割引が可能な場合もある
【デメリット】
気温が低いと塗料が乾かないことがある。1日の施工時間が短くなり、工期が長引く可能性もある。
外壁塗装で季節・天候以外の注意したいポイントとは?
外壁塗装をするときに、季節や天候以外にも注意したいポイントがあります。どのようなポイントがあるのか詳細を見ていきましょう。
ポイント1:湿度と温度
外壁塗装は季節や天候だけでなく、湿度と温度も大切なポイントになります。塗料メーカーでは、湿度が約85%・気温が約5度以下の場合は塗装ができる環境ではないという決まりになっています。
塗装業者はきちんとした施工をするために、この決まりを守らなければなりません。季節や天候以外にも、湿度と温度に条件があることを覚えておきましょう。
ポイント2:塗り替えの必要性がある場合
最適な季節に外壁塗装することが望ましいですが、例外として外壁の年数が経っていて塗り替えの必要性がある場合は、できるだけ早めの塗装が望ましいとされています。
例えば新築時からある程度年数が経過していて、サイディング外壁などにひび割れや剥がれが生じ、下地部分が傷んでいたり雨漏りした状態の場合、塗り替えの必要性がありますので季節を待たずに早めに塗り替えをしましょう。
向いてない季節には外壁塗装はできない?
結論から言うと、外壁塗装に向いてない時期でも工事自体はおこなえます。
一般的に向いていない時期だと思われがちなのは、湿度が高く塗料が乾きにくい梅雨の時期ですが、業者側では「雨が降らなければ普通に塗装できる」とされています。
また、雨や雪が多くなる冬場でも施工できなくはありませんが、雪の多い地方など、地域によっては不可の場合もあります。
梅雨時期
雨が降らなければ通常通りに塗装できる場合が多いです。ただし、条件として湿度が高すぎないことが必要です。
冬の時期
一般消費者の考えでも、冬場は雪などが降りやすいため、向いていないのではと意見が多いようです。
業者の見解も、地域によってはできないところもあるという意見が多く見られました。
施工の可否 | 見解 | |
A社 | 地域によっては施工不可、5度以上なら可能 | 時期としては向いていない |
B社 | 地域によっては施工不可、5度以上なら可能 | 温度に問題がなければOK |
C社 | 可能だが氷点下だと塗料が固まるので施工不可 | 向いていない |
D社 | 5度以下では施工できない場合が多いがそれ以外は施工可能で施工後に問題もなし | 結露や霜などの湿気に注意すればOK |
E社 | 可能だが塗料が乾きにくいため工期が長くなり、氷点下になると不可 | 向いていない |
外壁塗装の際は業者選びが大切
最適な季節に依頼することも重要ですが、何よりもどのような塗装会社に依頼するのかが大切です。特に、地域によって天候パターンが変わってくるため、地元の天候をよく知る塗装業者がおすすめです。
また、天気の特性によって塗装方法なども変わってくるため、経験豊富で技術力のある塗装業者を選ぶと良いでしょう。とは言っても、優良業者を探すのはなかなか難しいと感じる方は、一括見積サービスを利用するのもおすすめです。
どんな施工業者を選ぶべき?
施工業者といってもハウスメーカーなどの大手業者から、中小規模のリフォーム業者や地域密着型の地元の塗装会社など様々な業者が存在しています。
実際に工事を依頼する際には、季節やその地域特有の気候などを把握したスケジュールを組める業者、連絡がこまめな業者などを施工業者に選ぶと問題がないでしょう。
各業者の特徴
各業者には、それぞれ特徴があります。
それらの特徴を表にまとめたのがこちらです。業者選びをする際のご参考になれば幸いです。
業者の種類 | 費用 | 信頼度 | 技術力 | 対応力 |
ハウスメーカー | 中間マージンがあるため高い | ブランド力があり高い | 実際に施工する業者による | 融通がききにくい |
リフォーム業者 | ハウスメーカーよりやや低め | 知名度は高い | 技術力が高く知識も豊富 | 柔軟に対応してくれることが多い |
外壁塗装の専門業者 | 比較的安い | 知名度は低い | 専門的な知識があり技術力が高い | 柔軟な対応が可能 |
良い業者を選ぶポイント
業者の中には相場より高い費用を要求する悪徳業者がおり、それだけではなく欠陥工事をするひどい業者がいるのも事実です。
優良業者を見分けるためのポイントとしては
- 数社から見積もりを取る
- 施工実績を確認する
- 担当営業の対応を確認する
- 質問に対し明確な回答ができるか確認する
- 資格や許可を持っているのか確認する
- アフターサービスや保証内容を確認する
などがあります。
適正な費用を調べる際には、少なくとも3社程度から見積りを取り寄せると大体の価格が見えてきます。
必要以上に高い業者はもちろん良い業者ではありませんので、候補から外すようにしましょう。
また、きちんとした技術力を持っているかの確認のために、施工実績を確認することや質問に対して明確な回答ができるかを確認することも忘れてはなりません。
塗装技能士1級など国家資格を保持しているのも経験豊富な従業員がいる証拠となります。
工事をスムーズに行うためにも、担当者が柔軟に対応してくれるような業者だと、安心して工事を依頼できるでしょう。
外壁塗装業者を選び始める時期は?
外壁塗装はどのタイミングで行えばいいのか、見極めが難しいものかもしれません。
一般的に外壁塗装の季節としては、気候条件が良いため春(3月~5月)と秋(9月~11月)が最適だと言われていますが、基本的には依頼者側の家庭の状況などで変わるものです。
ただ、腕の良い業者ほど先々のスケジュールが埋まっていることが多いため、早めに依頼をした方が良いと言えます。
慌てて業者を選んでしまうと悪徳業者に依頼してしまう危険性もあるため、くれぐれも落ち着いて業者を選定するようにしてください。
外壁塗装の時期は、「塗装をしなくてはい けない症状が出ている」という事で重要視しなければならないタイミングのことであり、外壁塗装の季節とは、「塗装に適している気候である」という事です。
この2つの情報を考慮しながら、正しい判断で外壁塗装のタイミングを見極めるようにしていきましょう。
夏・冬から業者選びを始めるのが良い
外壁塗装は春や秋に行おうとする人が多いため、どうしても腕の良い業者の予約が取りづらくなります。
そのため、春や秋の季節に施工を考えている方は、夏や冬の間に優良店を選び始めると良いでしょう。
外壁塗装では業者のレベルによって完成度がかなり違いが出てきますから、あらかじめ少し前の時期に見積りやリサーチを済ませておいて、業者を決定するのがおすすめです。
外壁塗装する目的とは?
しかし、そもそも外壁塗装は何のために行わなければならないのでしょうか?
外壁塗装の目的はまず、外壁の外観を改善するということでしょう。外壁の塗膜が劣化すると、苔やカビなどが生えやすくなったり汚れが付着しやすくなります。しかし、外壁塗装をすることで建物の美観を維持することができます。
もうひとつは、本来外壁が持っている機能を高めることです。
劣化した塗膜は水を弾くことができず雨水が外壁材内部へと浸透して雨漏りの原因となることがあります。しかし、塗装をすることで外壁の機能が高まり建物を保護できるため、結果的に建物が劣化しづらくなるのです。
外壁塗装の塗り替え時期
外壁塗装には塗り替えを検討すべき時期があります。では、具体的にどのような症状が見られたら外壁の塗り替えを検討したほうがよいのかを見ていきましょう。
塗り替えを検討すべき劣化状況
チョーキング
チョーキングとは、触ると手にチョークのような白い粉が付着する現象のことで、塗膜の劣化によって発生します。
チョーキング現象が現れている場合は防水機能がほとんどないため、外壁材が雨水を吸い込んでしまう状態となります。そのため、チョーキング現象が現れた場合は、早めに外壁塗装を行いましょう。
クラック
クラックとはひび割れのことですが、塗膜にクラックが発生した場合は塗膜の経年劣化または施工不良が原因の可能性があります。
塗膜にクラックが発生すると、クラック部分から雨水や湿気が入り込み、塗膜の劣化をさらに進行させてしまったり、壁内部の木材を腐らせてしまう恐れもあります。クラックを発見したら、放置せずに早めの補修や塗装を計画しましょう。
コーキング材のひび割れ
コーキング材とは、外壁のつなぎ目やサッシの周りに充填するゴムのような充填材のことです。コーキング剤の耐用年数は外壁よりも短いため、塗膜よりも早く劣化します。
コーキング材がひび割れていたら、ひび割れ部分から雨水などが侵入する可能性があるためコーキング剤のみがひび割れている場合は、コーキング材の打ち増しや打ち替えを行いましょう。
塗膜の剥がれ・膨らみ
塗膜の剥がれや膨らみは、施工不良や経年劣化によって発生します。施工不良による塗膜の剥がれは、適切な下地剤を選ばなかったり、乾燥不足などが原因で起こります。
また、経年劣化による剥がれや膨らみの場合は、耐用年数を超えていたりクラックを放置したことなどが原因で引き起こされます。
塗膜が剥がれているということは、外壁材や内部が露出している状態であるため、放置すると構造部が傷んでしまう恐れがあります。そのため、塗膜の剥がれや膨らみが見つかったら、できるだけ早急に外壁塗装を行いましょう。
塗り替え時期の目安
外壁の塗り替えは塗料の種類やグレードによって異なりますが、基本的に築10年以上が目安となります。また、各部位の塗り替え時期の目安は以下の通りです。
- 外壁の塗り替え時期の目安:約10年〜15年
- 屋根の塗り替え時期の目安:約8年〜12年
- 木部の塗り替え時期の目安:約5年〜8年
- 鉄部の塗り替え時期の目安:約5年〜8年
- コーキングの打ち替え目安:約8年〜10年
上記のとおり、木部や鉄部の塗り替え時期は比較的短くなる傾向にあります。
ベランダや戸袋、雨樋などは早めの塗り替えが必要となるため、外壁塗装と時期を合わせるなどタイミングを考慮した上で計画していくといいでしょう。
外壁塗料の耐用年数
次に、外壁塗料の種類別の耐用年数をご紹介します。塗料別の耐用年数は以下の通りです。
【外壁塗料別の耐用年数】
- アクリル系塗料:約4年〜約7年
- シリコン系塗料:約8年〜約15年
- ウレタン系塗料:約6年〜約10年
- ラジカル系塗料:約8年〜約15年
- フッ素系塗料:約15年〜約20年
- 無機系塗料:約15年〜約20年
- 遮熱系塗料:約15年〜約20年
外壁塗装を計画する際は、上記の塗料の耐用年数を参考に予算と照らし合わせながら塗料を決めていくといいでしょう。
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この記事の監修者プロフィール

株式会社KURODA一級建築士事務所
坂田理恵子一級建築士、一級施工管理技士。和歌山市で設計事務所に勤務。住宅のリフォームや新築を中心に携わり、女性目線で、家事や掃除、片付けがしやすく暮らしやすい家の提案を行う。

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