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2018年12月09日更新
外壁塗装リフォーム工事の費用や価格の相場は?(50坪・60坪)
50坪の建物の外壁の面積は約250平方メートル、60坪だと約300平方メートルです。外壁塗装にかかる費用は、様々な項目の単価に施行面積をかけて、諸経費を足せば算出できます。今回は、50坪や60坪の外壁塗装のリフォーム工事にかかる費用の相場について解説します。
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- 監修者明堂浩治
目次
外壁塗装のメリット
外壁塗装には、様々なメリットがあります。外壁を全面塗り直すことで、新築物件のような美しさを取り戻すことができます。また、外壁のひび割れを塞ぎ、壁の耐久性と防水性を向上させることも可能です。

選ぶ塗料によっては、断熱や遮熱効果などを得られることもメリットの一つです。
外壁塗装の必要性
塗料の表面に形成された塗膜は、雨や紫外線などから壁を保護しています。
しかし、経年劣化によって塗膜が劣化すると、壁が紫外線や雨に晒されることになるため、ひび割れの原因になります。
ひび割れた部分から雨水が浸入すると、健在を腐食させて家の寿命を縮めることに繋がります。そのため、定期的に塗り替えが必要になります。
50坪と60坪の外壁塗装リフォーム工事にかかる費用
塗料によって施工できる材質が異なります。価格が高いものほど耐用年数が長く、トータルコストで考えると最も費用が安くなります。

しかし、将来的に家を売却する予定の場合は、耐用年数が短いものを使用した方が結果的に安くなるでしょう。塗料の価格の相場は次の通りです。
アクリル系塗料
50坪:約14万から16万円
60坪:約16万~18万円
塗料の中でも特に安いですが、耐久性が低いのが難点です。こまめなメンテナンスが必要です。
ウレタン系塗料
50坪:約16万から18万円
60坪:約18万~20万円
密着性に優れているため、悪天候などにより壁に負担がかかりやすい地域の家におすすめの塗料です。塗装がよく剥がれる箇所に使用するとよいでしょう。
シリコン系塗料
50坪:約16万から19万円
60坪:約18万~20万円
耐久性と価格のバランスに優れており、最も使用されている塗料だといわれています。
フッ素系塗料
50坪:約17万から19万円
60坪:約19万~21万円
比較的高価ですが、耐久性に優れています。また、長い目で見ると安く済むことが多いです。
断熱塗料
50坪:約19万から21万円
60坪:約21万~23万円
外気による室内の気温の変化を抑えることができる塗料です。エアコンの使用を抑えることができます。
光触媒塗料
50坪:約20万から22万円
60坪:約22万~24万円
認定施工店でしか取り扱えない塗料で、汚れがつきにくいのが特徴です。
太陽光によって自然に汚れが浮いて、雨が汚れを洗い流します。また、空気の浄化作用もあるといわれています。
外壁塗装の工賃の相場は1平方メートルあたり約1500~3000円であるため、50坪では約38万~75万円、60坪だと約45万~90万円です。
アクリル系塗料で50坪の外壁塗装を行った場合、総費用の相場は約80万~100万円になります。これには後述する足場代や廃材処分費などが含まれています。
補修箇所が多かったり範囲が広かったりする場合は、更に約5,000~10万円の費用がかかります。
下地の補修価格が高くなる
外壁の面積が広ければ広いほどに損傷のリスクが高まります。
損傷を修繕しないまま塗装をしてしまうと、色の付きが悪いため耐用年数以下で剥がれてしまう可能性があります。
下地の補修にかかる費用の相場は約5000円~1万円ですが、重度の損傷になると1カ所につき約3万~6万円の費用がかかります。
足場代が高くなる
足場代の相場は1平方メートルあたり約600~700円です。

50坪と60坪の建物の壁全面を塗り替える場合は、50坪で約15万~17万5000円、60坪で約18万~21万円が相場になります。
外壁塗装のリフォーム工事にかかる諸経費
外壁塗装のリフォーム工事にかかる諸経費の内訳は次の通りです。
(1)出張費
自宅から遠くの場所に事業所がある場合、出張費が高くなる傾向があります。
また、明細書に「出張費」が記載されていない場合、他の費用に含まれていると考えておきましょう。
(2)運搬費
外壁塗装の範囲が広くなればなるほどに、多くの塗料が必要になります。
50~60坪の場合は、約30~40リットルの塗料が必要になります。
塗料がトラックに乗り切らないため、レンタカーが必要になるような場合は、運搬費が更に高くなるでしょう。
(3)廃材処分費
塗料が入っていた缶などの廃材が発生した場合は、処分に別途費用がかかります。
費用の相場は約5,000~10,000円です。適切に処理することができるのであれば、廃材を引き取ることも可能です。
また、リフォーム会社によっては外壁塗装とは関係がない費用を諸経費として請求する場合があるので注意が必要です。
諸経費の内訳については必ずリフォーム会社に確認しておきましょう。
一度に広範囲の外壁塗装をする
複数回に分けて小さな範囲の外壁塗装をすると、その度に足場や養生、廃材処分や運搬などに費用がかかります。
トータルで考えると、費用が高くなってしまうので注意しましょう。

このような事態を防ぐためには、外壁塗装に使用する塗料を統一する必要があります。これは、塗料によって耐用年数が異なるためです。
ただし、塗料は紫外線や雨水などによって劣化するため、壁の面によって外壁塗装が必要になるタイミングが異なります。
一部の面に偏って紫外線や雨水によるダメージが蓄積される場合は、その部分だけ耐用年数が長い塗料を塗ってもらいましょう。そうすることで、一度に外壁塗装のリフォームができるようになるでしょう。
リフォーム会社の選定には注意しよう
外壁塗装をお願いするリフォーム会社が信頼できるかどうかを見分けるためには、外壁塗装にかかる費用の相場を確認しておく必要があります。
見積書に記載された費用が相場よりも著しく高い場合は、その理由を尋ねましょう。
塗料の価格が明らかに相場よりも高い場合、その理由を尋ねると「特別な塗料を使用している」などと言われる場合があります。
その場合は、塗料の名称を尋ねて、それが前述したどの塗料に該当するのかを確認しましょう。
逆に、相場よりも著しく安くなっている場合にも注意が必要です。この場合は、塗料を薄めて使用している、養生を行っていないなど、依頼者にとって不利益なことをしている可能性があります。
また、塗料は通常では3回塗りますが、実際には1~2回しか塗っていない可能性もあります。
塗料を薄めて使用した場合、仕上がりがイメージと違ってくる可能性があります。また、養生を行わずに施工すると、周りに塗料が飛び散ってしまう恐れがあります。
3回塗らない場合、それだけ耐久性が低くなるため、通常よりも早く塗り替えなければなりません。長い目で見ると、実際よりも多くの費用がかかることになります。
複数のリフォーム会社に見積もりを依頼しよう
外壁塗装の費用の相場を知るためにも、複数のリフォーム会社に見積もりを依頼することがポイントになります。
そうすることで、どのリフォーム会社が信頼できるのかをある程度把握することができます。
また、見積書に記載されている内訳を見ることで、どの費用が相場から逸脱しているのかも知ることができます。
相場から逸脱している費用に関して価格交渉を行うことで、適正な費用でリフォームを依頼できるようになります。
外壁リフォームに対応する優良な会社を見つけるには?
ここまで説明してきた外壁リフォームは、あくまで一例となっています。
「費用・工事方法」は物件やリフォーム会社によって「大きく異なる」ことがあります。
そのとき大事なのが、複数社に見積もり依頼して必ず「比較検討」をするということ!
この記事で大体の予想がついた方は次のステップへ行きましょう!
「調べてみたもののどの会社が本当に信頼できるか分からない…」
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一生のうちにリフォームをする機会はそこまで多いものではありません。
後悔しない、失敗しないリフォームをするためにも、リフォーム会社選びは慎重に行いましょう!
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