外壁リフォームにかかる費用の目安は?おしゃれな事例もチェック!

外壁の汚れが目立つようになり、新築の建物と見比べて「古くなったな」と感じていませんか?しかし、外壁のリフォームは高額なイメージがあり、なかなかリフォームの計画が進まない人も多いはず。この記事では、外壁のリフォームにかかる費用の目安を解説します。どれほど外壁のリフォームで費用がかかるかを理解して、新築時のようにきれいな外観を取り戻しましょう。

2025年02月06日更新

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【工法別】外壁リフォームにかかる費用

外壁のリフォームにかかる費用は工法によって大きく異なり、外壁を塗装する場合で50万〜120万円が目安です。

外壁リフォームの工法費用相場
(30坪の建物の場合)
外壁塗装50万〜120万円
張り替え150万〜280万円
カバー工法160万〜220万円
断熱リフォーム50万〜300万円
部分補修
(コーキングの打ち替え)
30万〜45万円
諸経費が別途必要

上記には、足場の設置や養生の作業にかかる費用も含まれています。しかし、外壁のリフォームにおける諸経費は含まれていないため、上記に追加で費用がかかる点に注意しましょう。

ただし外壁の面積や種類などによって、外壁のリフォームにかかる費用も大きく変動する点に注意しましょう。

【1】外壁塗装

外壁塗装にかかる費用は、建物の大きさや塗料の種類などによって異なり、アクリル塗料で30坪の建物を塗装する場合で50万〜70万円が目安です。

塗料種類30坪40坪
アクリル50万〜70万円60万〜80万円
ウレタン60万〜80万円70万〜90万円
シリコン70万〜90万円80万〜100万円
フッ素90万〜110万円100万〜120万円
無機100万〜120万円110万〜130万円

外壁塗装で使う塗料は、耐久性が高いほど費用も高くなる傾向にあります。

ただし耐久性が高い塗料を使うと、外壁のメンテナンスの頻度を減らせる場合もあり、長期的にかかる費用を抑えやすいというメリットがあります。

【2】張り替え

外壁の張り替えにかかる費用は、外壁の種類によって異なり、窯業系サイディングを張り替える場合で150万〜200万円が目安です。

外壁の種類費用相場
(30坪の建物の場合)
窯業系サイディング150万〜200万円
金属系サイディング180万〜230万円
タイル220万〜270万円
ALC230万〜280万円

外壁の張り替えが必要になるのは、外壁塗装や部分補修で対応できないほど、外壁が劣化している場合です。

外壁の張り替えが必要な状態
  • はがれている
  • 大きなヒビが入っている
  • 変形している

外壁の変形などを長く放置すると、建物で雨漏りが起きやすくなり、柱や断熱材が腐食して、大規模なリフォームが必要になるおそれもあります。

建物の柱や断熱材の交換が必要になると、費用も高額になる傾向にあるため、早めに外壁の張り替えを検討しましょう。

【3】カバー工法

外壁のカバー工法にかかる費用は、30坪の建物で金属サイディングを使った場合には160万〜220万円です。

建物の大きさ費用相場
(金属サイディング場合)
30坪160万〜220万円
40坪180万〜240万円
50坪200万〜260万円

外壁のカバー工法とは、既存の外壁の上に、新しい外壁を重ねるリフォーム方法のことをいいます。

既存の外壁を解体しないため、外壁の張り替えよりも費用を抑えられる傾向にあります。

【4】断熱リフォーム

外壁の断熱リフォームにかかる費用は、外張り断熱工法を採用する場合で50万〜150万円が目安です。

断熱の種類費用相場
(30坪の建物の場合)
外張り断熱工法50万〜150万円
外断熱工法100万〜200万円
充填断熱工法
(内断熱工法)
150万〜300万円

外壁の断熱性を向上させることで、冷暖房の効率を上げる効果が期待できます。

そのため、外壁の断熱リフォームは「夏の暑さや冬の寒さがつらい」という不満を抱えている場合におすすめです。

【5】部分補修

外壁の部分補修にかかる費用は、コーキングを打ち替える場合で30万〜45万円です。

補修の内容費用相場
(30坪の建物の場合)
コーキングの打ち替え30万〜45万円
コーキングの増し打ち20万〜35万円
外壁のひび割れ補修20万〜30万円
タイルの浮きの補修
(1箇所あたり)
1,000〜2,000円

ただし外壁の部分補修の費用は、外壁の種類や状態などによっても大きく変動します。

外壁のはがれや割れが広範囲に起きている場合などは、張り替えやカバー工法が必要になるおそれもあるため、業者に外壁の状態をチェックしてもらいましょう。

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【種類別】外壁リフォームにかかる費用

外壁のリフォームにかかる費用は、外壁の種類によっても異なり、サイディングを張り替える場合で160万〜300万円が目安です。

外壁の種類費用相場
(30坪の建物の場合)
サイディング160万〜300万円
ALCパネル150万〜250万円
タイル150万〜400万円
モルタル70万〜120万円
トタン150万〜250万円

ただし外壁の種類が同じであっても、外壁の状態やリフォームの範囲などによっては、相場よりも費用が高くなる場合もある点に注意しましょう。

【1】サイディング

外壁のリフォームで、窯業系サイディングを張り替える場合の費用は、1平方メートルあたり4,000〜7,000円が目安です。

サイディングの種類費用目安
(平方メートルあたり)
窯業系サイディング4,000円〜7,000円
金属系サイディング5,000円〜9,000円
樹脂系サイディング7,000円〜10,000円
木質系サイディング5,000円〜9,000円
サイディングとは?

サイディングとは、建物の外壁に採用される、板状の外装材のことをいいます。サイディングは使われる素材によって、費用やデザインが異なるのも特徴です。

ただしサイディングを張り替える範囲が部分的である場合には、費用を相場よりも抑えられるかもしれません。

とくに、脚立を使ってサイディングの張り替えが可能である場合などは、足場の設置に費用がかからないため、費用も安く抑えられるでしょう。

【2】ALCパネル

外壁のリフォームでALCパネルを張り替える場合の費用は、1平方メートルあたり0.7万〜1.5万円が目安です。

ALCパネルとは?

ALCパネルとは、セメントなどを主成分とする、板状の外装材のことをいいます。ALCパネルの内部には、気泡が多く入っているため、軽量であるのが特徴です。

ALCパネルは、サイディングよりもリフォーム費用がかかりやすいものの、耐用年数が長いため、長期的にかかるメンテナンス費用は抑えられる傾向にあります。

【3】タイル

外壁のリフォームでタイルを張り替える場合の費用は、1平方メートルあたり1.3万〜3.5万円が目安です。

タイルとは?

外壁に使われるタイルとは、粘土や土を高温で焼いて固めた外装材のことをいいます。タイルは素材や製法によって「磁気・陶器質」などの種類に分類され、種類によって費用も異なります。

タイルは、他の外壁よりも張り替えにかかる費用が高いものの、耐久性や耐水性に優れているのが特徴です。

そのため、サイディングなどよりも耐用年数が長く、メンテナンスにかかる費用を抑えられる傾向にあります。

【4】モルタル

外壁のリフォームでモルタルを塗り替える場合の費用は、1平方メートルあたり4,500〜7,000円が目安です。

モルタルとは?

外壁として採用されるモルタルとは、セメントと砂と水を混ぜてつくられるペースト状の外壁材のことをいいます。外壁に下地を張った後、下地にコテでモルタルを塗って仕上げるのが特徴です。

ただし外壁におけるモルタルの仕上げ方法には、リシン仕上げや左官仕上げなどの種類があり、仕上げ方法によって費用も変動します。

もし外壁のリフォームでモルタルを塗り替える際は、仕上げ方法についても業者へ確かめておきましょう。

【5】トタン

外壁のリフォームでトタンを張り替える場合の費用は、1平方メートルあたり4,500〜6,500円が目安です。

トタンとは?

外壁に採用されるトタンとは、鉄の板に亜鉛をコーティングした鋼板のことをいいます。

トタンは安価な外装材であるため、張り替えなどの外壁のリフォームにかかる費用も抑えやすい傾向にあります。

ただしサイディングやタイルと比べて耐久性が低いため、メンテナンスの頻度が多くなってしまうかもしれません。

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外壁リフォームで活用できる補助金・助成金制度

国や自治体の補助金・助成金制度のなかには、子育てエコホーム支援事業など、外壁のリフォームで活用できる制度もあります。

外壁リフォームで活用できる補助金・助成金制度の例
  • 子育てエコホーム支援事業
  • 長期優良住宅化リフォーム推進事業
  • 既存住宅における断熱リフォーム支援事業

ただし補助金・助成金制度ごとに交付の条件が決められているため、すべての外壁のリフォームには活用できない点に注意が必要です。

もし外壁のリフォームで補助金・助成金制度を活用したい場合は、あらかじめ交付の条件などを確かめておきましょう。

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外壁リフォームにかかる費用を安く抑えるコツ

外壁リフォームにかかる費用を安く抑えるには、複数の業者で相見積もりをとるなどの方法が有効です。

ここでは外壁リフォームにかかる費用を安く抑えるコツについて学び、定期的にかかるメンテナンスの費用を確保しておきましょう。

【コツ1】定期的に外壁をメンテナンスする

外壁に割れやはがれなどの症状が起きた際に、定期的に補修しておくと、大規模に外壁をリフォームせずに済むため、費用も抑えられる傾向にあります。

【工法別】外壁リフォームにかかる費用 でお伝えしたように、外壁の部分補修でかかる費用の目安は30万〜45万円。その一方で、外壁の張り替えは150万〜280万円の費用がかかります。

外壁の張り替えが必要な状態となってしまうと、リフォームの費用も高額になりやすいため、定期的に外壁をメンテナンスしておきましょう。

【コツ2】外壁と屋根をセットでリフォームする

外壁と屋根をセットでリフォームすることで、足場の設置や産廃処理にかかる回数を減らせるため、リフォームにかかる費用も安く抑えられる傾向にあります。

たとえば、外壁や屋根のリフォームで足場を設置する場合、設置にかかる費用の目安は15万〜20万円です。

足場の設置は、外壁や屋根の工事のたびに必要になるため、工事の回数が多いほど費用もかかってしまいます。

しかし、外壁と屋根をセットでリフォームすれば、足場の設置などにかかる費用を抑えられるため、リフォームの費用も節約できるでしょう。

【コツ3】火災保険が適用になるか確かめる

外壁のリフォームを必要とする状態になってしまった原因が「自然災害による被害」である場合、火災保険が適用になるケースもあります。

火災保険が適用になる例
  • 強風で外壁が飛ばされた
  • ひょうで外壁に傷がついた
  • 床上浸水で外壁がぬれた

参考元:火災保険の基本補償(東京海上日動)

ただし火災保険が適用になる範囲や条件は、保険会社や加入している保険のプランなどによっても異なる点に注意しなければいけません。

【コツ4】複数の業者で相見積もりをとる

外壁のリフォームの内容が同じであっても、見積金額は業者ごとに異なるため、複数の業者で相見積もりをとることで、外壁を安くリフォームできるかもしれません。

たとえば、外壁塗装で同じ商品の塗料を使う場合でも、業者ごとにメーカーからの仕入れ価格などが異なるため、見積金額にも差が生じます。

もし外壁のリフォームにかかる費用を抑えたいなら、見積もりを1社だけで済ませず、複数の業者の見積もりを比較してみましょう。

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【費用別】外壁リフォームの施工事例

外壁をリフォームした物件の施工事例を、費用別に紹介します。

計画中の外壁のリフォームが、設定している予算内で実現ができそうかチェックしてみましょう。

100万円未満

外壁のリフォームにかかった費用が、100万円未満である施工事例を紹介します。

【事例1】外壁の腐食を部分補修(23万円)

外壁の腐食を補修する前
before
腐食を補修した外壁
after

外壁の腐食を部分補修

リフォーム費用約23万円
工期3日間
建物タイプ一戸建て
施工箇所外壁

物置で隠れて見えなかった外壁の部分で、腐食が発生していることを発見したため、外壁の腐食を補修しました。

既存の外壁の色である白で補修することも検討したものの、費用を抑えるために、モルタル仕上げとしています。

この外壁の補修にかかった費用は、約23万円でした。

【事例2】外壁塗装で塗膜のはがれを補修(67万円)

外壁の塗膜のはがれを補修する前
before
塗膜のはがれを補修した外壁
after

外壁塗装で塗膜のはがれを補修

リフォーム費用約67万円
工期2週間
建物タイプ一戸建て
施工箇所外壁

外壁から雨漏りが発生しているものの、将来的には解体も検討しているため「できるだけ費用をかけずにリフォームしたい」とご相談がありました。

そのため、費用を抑えられるシリコン塗料での外壁塗装を提案。問題となっている雨漏りをコーキングの補修で対応した後、費用を抑えられるようなリフォーム内容としました。

【事例3】外壁と屋根をセットで塗装(70万円)

外壁と屋根を塗装する前
before
塗装した外壁と屋根
after

外壁と屋根をセットで塗装

リフォーム費用約70万円
※外壁以外も含む
工期8日間
建物タイプ一戸建て
施工箇所外壁
屋根
商品名
(メーカー名)
外壁塗装:パーフェクトトップ
(日本ペイント)

前回の塗装から10年たち、再塗装のご依頼を受けた物件の施工事例です。

外壁と屋根をあわせて塗装したことで、足場の設置にかかる費用を抑え、約70万円で外壁・屋根をリフォームしました。

【事例4】塗り壁の雰囲気を残したまま塗装(95万円)

塗装する前の外壁
before
塗装が終わった外壁
after

塗り壁の雰囲気を残したまま塗装

リフォーム費用約95万円
※外壁以外も含む
工期18日間
建物タイプ一戸建て
施工箇所外壁
屋根
ベランダ
商品名
(メーカー名)
アートフレッシュ
(エスケー化研)

ジョリパットの風合いを残したまま、新築時の美観を表現できる「アートフレッシュ」、外壁を塗装しました。

ジョリパットとは?

アイカ工業が販売している、コテで仕上げる塗り壁材のことをいいます。職人が手作業で仕上げるため、独特の風合いがでるのも特徴です。

100万円以上

外壁のリフォームにかかった費用が、100万円以上である施工事例を紹介します。

【事例5】外壁・屋根・軒天を塗装できれいに(124万円)

塗装する前の建物の外観
before
塗装が終わった外壁・屋根・軒天
after

外壁・屋根・軒天を塗装できれいに

リフォーム費用約124万円
工期16日間
建物タイプ一戸建て
施工箇所外壁
屋根
ベランダ
商品名
(メーカー名)
外壁塗装:リファイン1000Si-IR
(アステックペイント)

「長持ちする塗料で塗り替えたい」とご依頼があった、外壁のリフォームの施工事例です。

外壁塗装で採用した「リファイン1000Si-IR」は、期待耐用年数が15〜18年と長いため、メンテナンスにかかる費用も抑えやすいのが特徴です。

そのような塗料を使った外壁のほか、屋根・軒天・濡れ縁なども塗装し、リフォームにかかった費用は約124万円でした。

【事例6】タイルをアクセント張りしておしゃれな雰囲気に(150万円)

タイルをアクセント張りする前
before
タイルをアクセント張りした建物
after

タイルをアクセント張りしておしゃれな雰囲気に

リフォーム費用約150万円
工期1.5か月間
建物タイプ一戸建て
施工箇所外壁
商品名
(メーカー名)
タテイルII
(プレマテックス)

隣の家がリフォームしたことで「我が家もそろそろ」と思い、外壁のリフォームの相談をいただいた一戸建てにおける施工事例です。

道路に面した外壁に、アクセントとしてタイルを張るなどして、約150万円で新築のようにおしゃれな外観に仕上げました。

【事例7】経年劣化で外壁の張り替えを(200万円)

部分的に外壁を張り替える前の建物
before
部分的に外壁を張り替えた建物
after

経年劣化をきっかけに外壁の張り替えを

リフォーム費用約200万円
工期7週間
建物タイプ一戸建て
施工箇所外壁
屋根
商品名
(メーカー名)
外壁材:フランMGイエロー
(ニチハ)

「建物の劣化が気になる」とご相談があった、外壁のリフォームにおける施工事例です。

外壁の状態を点検したところ、サイディングの浮きやチョーキングが気になったため、一部サイディングの張り替えと塗装を提案しました。

外壁のリフォームにかかった費用は、張り替えや塗装を含めて約200万円。リフォーム後には「理想どおりに仕上がった」と、お客さまより喜びの声が届きました。

【事例8】耐用年数が長い塗料で外壁リフォーム(206万円)

耐用年数が長い塗料で塗装する前の建物
before
耐用年数が長い塗料で塗装した建物
after

耐用年数が長い塗料で外壁リフォーム

リフォーム費用約206万円
工期3週間
建物タイプ一戸建て
施工箇所外壁
屋根

外壁の経年劣化が目立ったことをきっかけに「塗装したい」とご依頼があった、一戸建てにおけるリフォームの施工事例です。

今後のメンテナンスにかかる費用を抑えるために、耐用年数が長い塗料を提案しました。

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外壁リフォームの費用が高くなりやすいケース

外壁リフォームの費用が高くなりやすいのは、築年数が経過しているケースなどです。

ここでは外壁リフォームの費用が高くなりやすいケースについて学び、リフォームを検討中の建物が該当するかチェックしてみましょう。

【ケース1】築年数が経過している

建物の築年数が経過していると、外壁の部分的・表面的な補修だけでなく、外壁の張り替えやカバー工法(重ね張り)が必要になるケースも多いため、費用も高くなる傾向にあります。

また、築年数が経過していると、下地や断熱材が腐食しているケースも多く、それらの交換も必要になるかもしれません。

外壁の下地や断熱材が腐食するのは、外壁の割れた箇所から水が内側に入ってしまったことなども原因として挙げられます。

建物の築年数が経過していると、雨漏りなどのトラブルが起きている可能性もあるため、補修が必要な箇所も多く、外壁のリフォームにかかる費用が高くなりやすいでしょう。

【ケース2】耐久性の高い商品を希望する

「耐久性の高いフッ素で外壁を塗装したい」など、外壁のリフォームで耐久性の高い商品を希望すると、相場よりも費用が高くなる傾向にあります。

たとえば、外壁塗装によく使用する塗料では、無機やフッ素の耐久性が高く、費用も高いのが特徴です。

塗料種類耐用年数費用相場
(30坪の建物の場合)
アクリル5〜7年50万〜70万円
ウレタン7〜10年60万〜80万円
シリコン10〜13年70万〜90万円
フッ素15〜20年90万〜110万円
無機20〜30年100万〜120万円

そのため、外壁のリフォームで耐久性の高さを重視する場合は、費用も高くなりやすいでしょう。

【ケース3】建物の形状が複雑になっている

建物の形状が複雑になっていると、外壁の塗装や張り替えに時間がかかりやすいため、費用も高くなる傾向にあります。

とくに外壁の張り替えでは、複雑な建物の形状にあわせて外壁を加工する必要もあり、相場よりも費用が高くなってしまうかもしれません。

また、建物の形状が凹凸になっている場合、外壁同士のつなぎ目も多くなるため、コーキングなどの補修が必要な箇所も増えてしまいます。

そのため、シンプルな形状の建物よりも、外壁のリフォームでかかる費用は高くなりやすいでしょう。

【ケース4】デザイン性の高さを重視する

外壁のリフォームで使う商品は、デザイン性が高いほど価格も高くなる傾向にあるため、デザイン性の高さを重視する場合、リフォームにかかる費用も高くなりやすいでしょう。

たとえば、Kmewのサイディングを使う場合、シンプルなデザインである「よろい調」という商品の価格は1平方メートルあたり6,149円。一方で、独特の風合いがおしゃれな「SOLIDO」の価格は7,040円と、シンプルなデザインの商品よりも高い価格となっています。

商品名商品価格
(1平方メートルあたり)
よろい調
(セラディール・親水パワーコート18)
6,149円
typeM_LAP
(SOLIDO)
7,040円

このように、外壁のリフォームで「おしゃれなデザインを採用したい」など、デザイン性の高さを求めるなら、費用も高くなりやすい点を覚えておきましょう。

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外壁リフォームの費用に関する注意点

外壁をリフォームする際には、表示価格に足場代や諸経費が追加されることもあるなどの点に注意しなければいけません。

ここでは外壁リフォームの費用に関する注意点について学び「予想以上に費用がかかってしまった」という失敗を回避しましょう。

【注意点1】建築確認申請で費用がかかる場合も

建築確認申請が必要な工事である場合、外壁をリフォームする際に、申請作業や書類の作成などで12〜15万円の費用がかかるかもしれません。

建築確認申請とは、リフォームの内容が建築基準法の基準を満たしているか、自治体や審査機関がチェックする手続きのことをいいます。

外壁のリフォームで建築確認申請が必要なのは「大規模の模様替え」に該当するリフォームの場合です。

計画している外壁のリフォームにおいて、建築確認申請が必要であるか、あらかじめ業者に確かめておきましょう。

【注意点2】大幅な値引きでトラブルになるおそれも

極端に高い見積金額を提示した後、大幅に値引くことで値引き率をアピールして、顧客を獲得しようとする悪徳業者も存在します。

そのような悪徳業者と契約した場合、品質の低い塗料が使われているなどして、リフォーム後に「塗料がはがれてきた」などのトラブルが起きるおそれもあります。

良心的な業者であれば、最初から適正価格で見積もっているため、大幅に金額を下げられないのが一般的です。

そのため、外壁をリフォームする際には、見積もりにおける値引き率の大きさだけで依頼する業者を決めないことも大切です。

【注意点3】表示価格に足場代や諸経費が追加されることも

外壁のリフォームで「外壁・屋根塗装パック」など、複数の工事がセットになった商品を活用する場合、表示価格に足場代や諸経費が追加されることもあります。

お得な外壁のリフォームセットに含まれる内容は、業者ごとに異なるため、あらかじめ詳細を確かめておかなければいけません。

「予想以上に費用がかかってしまった」と失敗しないように、外壁のリフォームでかかる費用の総額を確かめておくようにしましょう。

【注意点4】DIY後のリフォームは費用が割高になる場合も

DIYでの外壁のリフォームは、職人を手配する費用もカットできるため、リフォームにかかる費用を抑えられるのがメリットです。

しかし一方で、外壁の下地を補修せずに塗装してしまったことなどにより、塗料のはがれなどが発生してしまうかもしれません。

外壁におけるトラブルが発生した場合、DIYで塗った塗料をはがす作業から始めなければいけないなど、リフォーム時の工程が増えてしまうおそれもあります。

リフォームの工程が増えると、リフォームの費用も割高になってしまう場合もあるため、外壁のリフォームは業者に依頼するのがおすすめです。

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【Q&A】外壁のリフォーム費用に関するよくある質問

外壁をリフォームする際に資金が不足している場合はどうすればいい?

外壁をリフォームする際、資金が不足している場合は、リフォームローンの利用を検討する方法もあります。

リフォームローンとは、リフォームの工事にかかる費用を、金融機関から借入ができるサービスのことをいいます。

ただしリフォームローンを利用する条件などは、金融機関によって異なる点に注意しましょう。

外壁のリフォームにかかる費用の見積もりで注意すべきことは?

外壁のリフォームにかかる費用の見積もりでは、極端に高い・安い金額ではないかなどの点に注意しましょう。

外壁のリフォームの見積もりで注意すべきこと
  • 極端に高い・安い金額ではないか
  • 外壁材や塗料の商品名などの記載はあるか
  • 現地調査で計測した面積が反映されているか

見積書に商品名や面積が記載・反映されていないと、相場よりも高い金額を請求される場合もあります。

そのため、外壁のリフォームの見積もりでは、記載されている項目などについてもチェックしておくことが大切です。

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この記事の監修者プロフィール

【監修者】久田麻里子

2級建築士、インテリアコーディネーター、住環境福祉コーディネーター。ハウスメーカー、リフォーム会社での建築業を幅広く経験。主婦・母親目線で様々なリフォームアドバイスを行う。主な担当は水回り設備リフォーム、内装コーディネート、戸建てリフォームなど。

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