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2022年02月25日更新
外壁塗装リフォーム工事の費用や価格の相場は?(35坪・45坪)
外壁塗装は数十万円~100万円の費用がかかることがあります。そのため、ある程度の相場を予め把握し、適正料金で見積もりを出した業者に依頼することが重要です。今回は、35坪・45坪の外壁塗装リフォーム工事にかかる費用について解説します。
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- 監修者明堂浩治
目次
35坪と45坪の外壁塗装リフォーム工事にかかる費用

外壁塗装にかかる費用は塗料のグレードによって変動します。
価格が高い塗料ほど耐用年数が長くなり、何度も塗り替えリフォームをすることを加味すると、最も価格が高い塗料を使用した方が結果的に費用が安くなります。
アクリル系塗料
35坪:約11万円~約13万円
45坪:約14万円~約15万円
ウレタン系塗料
35坪:約12万円~約14万円
45坪:約14万円~約15万円
シリコン系塗料
35坪:約12万円~約14万円
45坪:約14万円~約15万円
フッ素系塗料
35坪:約12万円~約15万円
45坪:約14万円~約16万円
断熱塗料
35坪:約12万円~約14万円
45坪:約14万円~約16万円
光触媒塗料
35坪:約13万円~約15万円
45坪:約15万円~約17万円
35坪の建物の外壁の面積は約175平方メートル、45坪だと約225平方メートルになります。
外壁塗装工事には、塗料の代金以外に次のような費用がかかります。
- 足場代
- 下地補修
- 養生費
- 高圧洗浄
- 塗装工賃
- 諸経費
35坪の屋根塗装の相場は?
35坪の屋根塗装にかかる工事費用はいったいどのくらいになるのでしょうか。
既存の屋根の形状や仕上げ方法、隣地状況などにより費用は異なります。
ここでは、一般的な35坪の住宅における屋根塗装の費用相場を紹介していきます。
35坪の住宅だと屋根の塗装面積は約100平方メートルになります。
塗料の種類やグレードにより工事費用は変わりますが、今回は一般的な塗料での相場を紹介します。
また、屋根の劣化具合などにより塗装する前に劣化箇所の補修などが必要になる場合があります。
今回はそのような補修工事に関しては一切考慮しておりませんので、ご理解下さい。
また値引きについても考慮していない費用となります。
- 屋根塗装工事費用:約50万円
足場代、養生費、高圧洗浄、塗装工事(3回塗り)を含んだ工事費用の相場となります。
こちらはあくまでも相場となります。
様々な住宅の環境や条件により費用は変わってきます。
ですのでこちらの費用相場を目安に、実際に屋根塗装を検討する際には、業者に見積もり依頼することをお勧めします。
見積もりを依頼する際は、図面関係(平面図・立面図・屋根伏せ図など)と前回の屋根工事内容が確認できるものを準備し、現地の確認を行うことで依頼することができます。
塗装のグレードによる相場の違い
屋根塗装の費用は建物の大きさはもちろん、塗料のグレードによっても違いがあります。
では、実際に塗料のグレードや建物の大きさにより、どのくらい費用が変わってくるのか見ていきましょう。
まずは、代表的な塗料のグレードによる違いです。
シリコン系塗料による屋根塗装工事費用 | 約50万円 |
フッ素系塗料による屋根塗装工事費用 | 約56万円 |
ハイブリッド型遮熱塗料による屋根塗装工事費用 | 約65万円 |
足場代、養生費、高圧洗浄、塗装工事(3回塗り)を含んだ工事費用の相場となります。
このように、約100平方メートルの中で塗料のグレードを変えるだけで、これだけ費用に違いがあります。
こちらは代表的な屋根塗装用の塗料であり、実際にはより安価な塗料も、高価な塗料もあります。
45坪の住宅のケースも紹介していきます。屋根の塗装面積は約130平方メートルとなります。
シリコン系塗料による屋根塗装工事費用 | 約55万円 |
フッ素系塗料による屋根塗装工事費用 | 約70万円 |
ハイブリッド型遮熱塗料による屋根塗装工事費用 | 約75万円 |
足場代、養生費、高圧洗浄、塗装工事(3回塗り)を含んだ工事費用の相場となります。
屋根塗装工事をする目的に合わせて塗料の種類やグレードを選ぶことが大切です。
事前に塗料の特徴などについて調べたり、見積もりを依頼する屋根塗装業者へ確認し、塗料のグレードを決めるようにしましょう。
外壁・屋根塗装にかかる期間
外壁・屋根の塗装にかかる期間は一般的に以下の通りです。
- 35坪の外壁・屋根塗装…約10〜14日間
- 45坪の外壁・屋根塗装…約10〜16日間
塗装工事の日数は、天候にも左右されます。
風の強い日は、塗料に砂やホコリが混ざってしまう可能性があるため、行なわれないこともあります。
他にも、外壁にひび割れなどの劣化がみられる場合は補修に時間がかかり、工期が長くなることがあります。
カビやコケがある場合も同様に、バイオ洗浄など特殊な洗浄作業を行うため、工期が長くなると考えましょう。
また、破風や雨どいなど、塗装範囲が広くなると作業日数がかかります。
加えて、工事の途中で業者の土日休みが含まれると、日数がかかることを頭に入れておきましょう。
外壁・屋根の塗装を行うときの流れ
外壁・屋根の塗装を行うときは、以下の流れで進みます。
- 現場調査(工事前)
- 足場の設置:約半日〜1日
- 塗装の前の洗浄:約半日〜1日
- 養生:約半日〜1日
- 下地処理:約2日〜4日
- 塗装:約5日〜9日
- 塗装の確認・直し:約半日〜1日
- 足場の解体・完成:約半日〜1日
ここでは、それぞれの工程ごとの工事内容を解説します。
現場調査
まず、業者に見積もり依頼をすると現場調査が行われます。
今の外壁や屋根の状況を確認するために行う調査です。
その後、見積もりに合意して契約すると塗装工事へと移ります。
足場の設置
塗装工事では、まず足場の設置を行います。
作業を安全に行うためにも足場は必要です。
また、足場の外側には飛散防止ネットを設置するケースが多いでしょう。
飛散防止ネットには、塗料が隣家や道路に飛び散ることを防ぐ効果があります。
塗装の前の洗浄
足場設置の後は、現在の外壁・屋根を高圧洗浄機で洗浄していきます。
外壁や屋根についたチリやホコリを丁寧に取り除いていく作業です。
養生
洗浄が終わると、養生が行われます。
養生とは、窓や玄関など塗装を行わない部分をビニールやテープを用いて覆うことです。
下地処理
塗装の前には、ケレン作業と呼ばれる下地処理を行います。
外壁や屋根などのサビや古い塗膜を削ぎ落とす作業です。
以前の塗膜が残っている状態で上から塗装を行ってしまうと、以前の塗膜ごと剥がれ落ちてしまうかもしれません。
下地を整えることで塗装がきれいに仕上がり、塗料の剥がれなどの劣化が起きにくくなります。
塗装
塗装工事のメインである作業、塗装は3回塗るのが一般的です。
下塗り・中塗り・上塗りが行われ、それぞれ乾燥期間を設けます。
下塗りに使われるのは、中塗り・上塗りの塗料がしっかり定着するように塗るための下塗り専用塗料です。
中塗りと上塗りは、同じ塗料を重ねて塗ります。
下塗り塗料や下地の色を完全に隠すためと、塗膜を厚くすることで耐久性を高めるためです。
また、現在の外壁と同じ色で塗り替える場合は、塗り残しが発生する可能性も考えられます。
業者には、塗り残し対策としてどんな工夫をしているか聞いてみると良いでしょう。
塗装の確認・直し
塗装が終わり乾燥させた後は、塗装の確認と直しを行います。
塗料が均一でない部分や、塗り直しの有無を確認して修復する作業です。
足場の解体・完成
工事の最後は、足場の解体が行われます。
外観を覆っていた飛散防止ネットが外れると、塗装工事を終えた美しい家の外観が見えるでしょう。
35・45坪の家の外壁を塗装する際の注意点
35・45坪の家の外壁塗装工事を行うときの注意点を解説します。
外壁の状況によって工事内容が変わる
外壁塗装を行う前には、まず現在の外壁を整えていく必要があるため、劣化状況によっては工事内容が変わります。
劣化が進んでいる場合は、補修が必要になるでしょう。
例えば、モルタル外壁のひび割れ、コーキングの劣化、サイディングボードの割れがある場合は補修を行います。
また、外壁内部の腐食やシロアリ被害がみられる場合には、下地から補修を行う必要があります。
現在の外壁の状況によって、工事内容が変わるため、日数も延びると考えておきましょう。
建物の立地で劣化症状が異なるため費用が変わる
建物の立地によっても、現在の劣化症状が異なります。
例えば、家の北側や河川の近くなどジメジメした周辺環境の外壁は、コケ・カビが発生しているケースも少なくありません。
コケ・カビはバイオ洗浄という特殊な洗浄が必要であり、その分、費用は高くなります。
外壁塗装の範囲でリフォーム工事の費用が異なる

全面の外壁塗装を行う場合にかかる費用は、それぞれの項目の単価に35坪と45坪の壁面積をかけることで算出できます。
足場代の相場は1平方メートルあたり約600円~約700円です。
35坪の場合は約10万円~約14万円、40坪だと約13万円~約16万円が相場になります。
高圧洗浄は足場代の約3分の1の価格であるため、35坪で約3万円~約5万円、40坪で約4万円~約5万5,000円になります。
下地補修にかかる費用の相場は1カ所あたり約5,000円~約1万円で、補修箇所が多ければ多いほどに総費用が高くなります。
塗装の工賃が業者によって大きく異なる
リフォーム業者によって塗装の工賃が大きく異なるので注意が必要です。
下地用の塗料の種類によっても異なりますが、1平方メートルあたり約1,000円~約2,000円が相場です。
工賃が安い場合は他の項目に加算されている場合があるので、それぞれの費用の相場と照らし合わせて確認しましょう。
外壁塗装の業者を選ぶポイントは?
せっかく塗装工事を行うなら、きちんと施工してくれる業者を選びたいものです。
ここでは、信頼できる外壁塗装業者を選ぶポイントを紹介します。
資格・建設業許可があるか
まず、外壁塗装を行うには、塗装工事業の建設業許可を取得している業者かどうかを確認しましょう。
建設業許可は、個人単位ではなく会社単位で取得するものです。
許可を得てさえいれば安心ということはありませんが、免許の取得には行政の審査が必要であるため、資格を持っていない会社よりも信頼性は高まります。
工期は短すぎないか
外壁の工期が短い業者は、気をつけましょう。
外壁塗装を確実に行うには、足場設置・高圧洗浄・下地処理・塗装(3回塗り)・乾燥・足場の解体など、一定の日数が必要です。
工期が短い業者は、必要な工程を行わない「手抜き」工事である可能性も考えられます。
見積書で工事内容を「一式」と表記していないか
見積書で、足場代や塗装など、金額を「一式」で表記している業者には注意しましょう。
見積もりで不明点があれば、業者に直接聞いてみるのもポイントです。
説明を十分にしてくれる業者かどうかを、判断しましょう。
実際の塗装実例を見せてもらえるか
実績が豊富にあるかを見せてもらうのもポイントです。
実際の工事現場や、過去の事例を聞くことで、豊富な経験を持つ業者であるかを判断できます。
訪問業者に注意する
外壁塗装工事を、訪問してきた業者に即決するのはおすすめしません。訪問業者がきっかけであったとしても、2〜3社に見積もりを取り納得してから契約することが大切です。
特に、値下げを条件に早期契約を迫る業者には注意しましょう。
外壁リフォームに対応する優良な会社を見つけるには?
ここまで説明してきた外壁リフォームは、あくまで一例となっています。
「費用・工事方法」は物件やリフォーム会社によって「大きく異なる」ことがあります。
そのとき大事なのが、複数社に見積もり依頼して必ず「比較検討」をするということ!
この記事で大体の予想がついた方は次のステップへ行きましょう!
「調べてみたもののどの会社が本当に信頼できるか分からない…」
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後悔しない、失敗しないリフォームをするためにも、リフォーム会社選びは慎重に行いましょう!
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