2024年06月06日更新

監修記事

キッチンはレイアウトで使いやすさが大きく変わる!タイプは8種類、あなたへのおすすめはこれ!

キッチンのリフォームでは、どんなレイアウトにすればいいのでしょうか。キッチンの形状や設置スタイルによって機能性やデザインは異なります。さまざまなキッチンのレイアウトや種類の特徴、メリット・デメリットを知り、ご自宅にあったキッチンを選びましょう。

キッチンのレイアウトは、リフォーム時に重要な選択で、使い勝手に大きく影響します。しかし、キッチンの種類にはさまざまなものがあり、選ぶのに悩んでしまうこともあるでしょう。そこで、キッチンのレイアウトを考えるためのポイントや、8種類のキッチンの特徴について詳しく解説していきます。

まずは
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使いやすいキッチンのレイアウトとは?

キッチンのレイアウトを決める際は、使い勝手などの機能面と見た目のよさのデザイン性のバランスを取ることが重要です。

毎日使う場所であるキッチンは、使い勝手が良いと料理にかかる時間が短くなったり、同じ時間内でも多くの料理が作れるようになったりします。

掃除のしやすさや食材の運びやすさも重要です。

また、機能性だけでなくデザイン性にもこだわりたいと思う人も多いのではないでしょうか。

美しいキッチンや好みのデザインだと、料理や掃除も気持ちよく行えることもあるかもしれません。

理想のキッチンを実現するためにも、キッチンの形状と空間レイアウトのポイントを知り、どこに配置するかを決めていきましょう。

使いやすいキッチンにするためのポイントは以下の通りです。

  • 現在のキッチンの位置を見直す
  • ワークトライアングルを考える
  • キッチンの通路幅を考える
  • 収納・ゴミ箱・コンセントの位置を確認する
  • 家全体の間取りとのバランスを考える
  • キッチンは家具や家電とのレイアウトも大事
  • 使いやすさをUPさせる収納術

これらのポイントを参考にして、使いやすいキッチンにリフォームしましょう。

現在のキッチンの位置を見直す

キッチンのレイアウトを決めるときには、現在のキッチンの使い勝手を見直してみましょう。

キッチンの位置を見直す際には、以下のポイントを押さえるとよいでしょう。

動線の確認

キッチンの動線が悪いと、作業効率が悪くなったり、ケガの原因になったりします。

冷蔵庫やコンロ、シンクなどの配置を工夫して、作業効率の良い動線を実現しましょう。

採光や通風の確認

キッチンは、明るく風通しの良い環境が求められます。

窓や出窓を増設したり、換気扇を設置したりして、採光や通風を改善しましょう。

家族構成やライフスタイルの変化

家族構成やライフスタイルが変わると、キッチンの使い勝手が悪くなることがあります。

家族構成やライフスタイルの変化に合わせて、キッチンの位置を見直すことも検討が必要です。

例えば、家族が増えると、調理スペースや収納スペースが足りなくなることがあります。

また、子育てをしていると、キッチンとリビングダイニングの距離が近いほうが便利です。

現在のキッチンの位置が、家族構成やライフスタイルに合わなくなった場合は、見直すことを検討しましょう。

ワークトライアングル(作業動線)を考える

出典:リクシル-キッチンの上手な選びかた

ワークトライアングル(作業動線)とは、キッチンなどの作業スペースにおいて、冷蔵庫、コンロ、シンクの3つの設備を結んだ三角形のことです。

この三角形の形状や配置を工夫することで、作業効率を向上させることが可能です。

具体的には、以下の寸法ですので、目安にしてください。

  • コンロ〜冷蔵庫間=120〜270cm
  • 冷蔵庫〜シンク間=120〜210cm
  • シンク〜コンロ間=120〜180cm

ワークトライアングルの理想的な形状は、正三角形に近いものが望ましいとされています。

3つの設備を移動する距離が最短となり、作業効率が向上します。

また、ワークトライアングルの配置は、作業の流れを考慮して配置することも重要です。

例えば、調理の際には、冷蔵庫から食材を取り出して、コンロで調理し、シンクで洗い物をするという流れが一般的です。

この流れに沿って、3つの設備を配置することで、作業効率をさらに向上させることができます。

ワークトライアングルを改善する際のポイントは、以下のとおりです。

  • 冷蔵庫とコンロ、コンロとシンクをできるだけ近づける
  • 冷蔵庫とシンクを対角線上に配置する
  • 作業者の身長に合わせて、設備の高さを調整する

キッチンの通路幅を考える

キッチンの通路幅は、作業効率や安全性にも影響するため、十分に検討する必要があります。
作業者が動きやすく、周囲の設備にぶつかりにくい幅が理想です。

一般的には、80cm以上が目安とされています。

もし、通路幅が狭いと、作業中に周囲の設備にぶつかったり、料理中に食材がこぼれたりする可能性があります。

収納・ゴミ箱・コンセントの位置を確認する

キッチンレイアウトを決めるときには、収納・ゴミ箱・コンセントの位置を確認することも大切です。

収納の位置

キッチンの収納は、食器や調理器具、食材など、キッチンで使うものを収納する場所であり、普段使うものをすぐに取り出せる場所に配置するのがポイントです。

以下のような場所に収納を配置するのをおすすめします。

  • シンク下やコンロ下などのワークトップ下
  • 食器棚やパントリーなどの壁面収納
  • 吊り戸棚やキャビネットなどの天井収納

また、収納する物の種類や大きさに合わせて収納場所を選びましょう。

ゴミ箱の配置

ゴミ箱は、生ゴミや可燃ゴミ、不燃ゴミなど、キッチンで出るゴミを捨てる場所です。

以下のような場所にゴミ箱を配置するとよいでしょう。

  • シンク横やコンロ横などのワークトップ上
  • 収納の下や引き出し内などの収納スペース内
  • ゴミ箱置き場などの専用スペース

また、ゴミ箱の種類や大きさも、捨てるゴミの種類や量に合わせて選びましょう。

コンセントの場所

コンセントは、キッチン家電や調理器具を接続する場所です。

コンセントの位置は、家電や調理器具を置く場所に合わせて配置しましょう。

具体的には、以下のような場所にコンセントを配置するとよいでしょう。

  • シンク下やコンロ下などのワークトップ下
  • 食器棚やパントリーなどの壁面収納
  • 吊り戸棚やキャビネットなどの天井収納
  • コンロ横やオーブン横などの調理スペース

また、コンセントの数や位置は、家電や調理器具の数や大きさに合わせて選びましょう。

キッチンレイアウトを決めるときには、収納・ゴミ箱・コンセントの位置を事前に確認しておくことで、使い勝手のよいキッチンを作ることができます。

家全体の間取りとのバランスを考える

キッチンのレイアウトを決めるときには、家全体の間取りとのバランスを考えることも重要です。

リフォームで、キッチンのレイアウトを変更することでダイニングや廊下への出入口を作ることができたり、窓を取り付けることもできます。

反対に、これまで壁付けだったキッチンを対面にしたらダイニングが狭くなったというケースも起こることがあります。

ダイニング・リビングや廊下、玄関との間取りを考慮しながら、キッチンの形状やレイアウトを決めましょう。

キッチンは家具や家電とのレイアウトも大事

キッチンの使い勝手をよくするには、家具や家電のレイアウトを考えることも大切です。

具体的には、以下のポイントに気をつけましょう。

  • 毎日使うものと時々使うものを分けて配置
  • 冷蔵庫の大きさと開き勝手をチェック
  • 蒸気が出る家電の上はオープンスペースに
  • オーブンレンジ・電子レンジは置く高さに注意
  • 食器棚は作業動線を考えて配置

このように、家具や家電のレイアウトも使いやすいキッチンにするための重要なポイントです。

使いやすさをUPさせる収納術

キッチンをリフォームして使いやすく、効率よく調理や片付けができるキッチンにするには、以下の点に注意しましょう。

  • 調理台の近くに、よく使う調理器具や調味料を収納する引き出しや棚を設置する
  • シンクやガス台の近くに、調理に必要な調理器具や調味料を収納する
  • 電子レンジや炊飯器、ポットなどのよく使う調理器具は、調理台の近くにまとめて収納する
  • 小物類は、カゴやストッカーに種類ごとにまとめて収納する
  • 扉の裏側や冷蔵庫の扉・側面には、フックや棚を使って収納用品を設置する
  • 引き出しの中は、仕切りやラックを使って、小物類を種類ごとに整理する

これらのポイントを押さえてリフォームすることで、使いやすく、効率よく調理や片付けができるキッチンにすることができます。

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キッチンの間取りの種類と特徴

キッチンは、どんなレイアウトを選ぶかで、ダイニングとのつながり方が変わります。

一般的なキッチンのレイアウトの種類は大きく分けて以下の6つです。

  • オープンキッチン
  • クローズドキッチン
  • セミオープンキッチン
  • 壁付けキッチン

それぞれのキッチンの特徴とメリット・デメリットを詳しく見ていきましょう。

オープンキッチンの間取りの特徴

画像出典:リクシル

オープンキッチンは、リビング・ダイニングとの間に壁などがなく、開放的なキッチンです。

多くの場合、キッチンとダイニングの間には、吊戸棚の収納もつけません。

キッチンの向こう側のダイニングやリビングにいる家族との会話も楽しめます。

しかし、ある程度、キッチンの広さがないとオープンキッチンにはできないため注意が必要です。

リビング・ダイニング・キッチンの広い間取りで採用する必要があります。

メリットデメリット
・キッチン越しに家族と会話できる
・開放感がある
・おしゃれに見える
・ダイニング・リビングからキッチンが丸見えになる
・キッチンのにおいがダイニングに回りやすい
・油はねや水はねが気になる人もいる

オープンキッチンについて詳しくは「オープンキッチンの特徴やメリットを解説!独立型との違いは?」をご覧ください。

クローズドキッチン(独立型キッチン)の間取りの特徴

画像出典:TOTO

クローズドキッチンとは、ダイニングやリビングをつなげずに、キッチンを1つの部屋として独立させた形のキッチンです。

レストランの厨房のように、料理に集中できるという点が魅力です。

クローズドキッチンは、ダイニングと分けられた空間であるため、調理中のにおいが部屋中に回ってしまうのが嫌だという方にもおすすめします。

メリットデメリット
・料理に集中できる
・換気効率が良い
・油はねや水はねがダイニングに飛ぶことがない
・家族とのコミュニケーションが取りづらい
・リビングが見渡しづらい
・開放感がない

クローズドキッチン(独立型)について詳しくは「独立型キッチンの特徴やメリットは?クローズドとオープン、あなたはどちらが好み?」をご覧ください。

セミオープンキッチンの間取りの特徴

画像出典:TOTO

セミオープンキッチンは、対面キッチンと同じように取り付けますが、ダイニングとキッチンの間に腰壁を作るのが特徴です。

オープンキッチンのような開放感を保ちつつ、キッチン側が見えにくい形状をしています。

調理中の手元や、シンクの中がダイニング側から見えにくいため、少し片付いていなくても気にならない気楽さが人気です。

メリットデメリット
・料理中の手元が隠せる
・収納を多くとれる
・キッチンの手元にコンセントなどがつけやすい
・油はねや水はねがダイニング側に飛びづらい
・オープンキッチンほど開放感がない
・調理中のにおいがダイニングに広がる

壁付けキッチンの間取りの特徴

画像出典:リクシル

壁付けキッチンとは、その名の通り、壁に向かって取り付けるキッチンのことです。

キッチンを広く取れない間取りでも取り付けることができます。

コンロやシンクが壁際にあるため、油はねや水はねなどが起きても、キッチンの掃除だけで済むという点も魅力です。

メリットデメリット
・料理に集中できる
・収納が取りやすい
・狭いキッチンでも取り付けられる
・価格が安い
・オープンキッチンほど開放感がない
・キッチン越しに会話ができない
・ダイニングやリビングに目が届きにくい

壁付けキッチンについて詳しくは「壁付けキッチンとは?レイアウトの種類やメリットデメリットを徹底解説!」をご覧ください。

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システムキッチンのレイアウトの種類と特徴

システムキッチンは、形状により換気扇やコンロ、シンクの位置が変わるため、使い勝手に大きく影響します。

一般的なシステムキッチンは、以下の4つに分けられます。

  • I型キッチン
  • L型キッチン
  • II型キッチン(セパレート型キッチン)
  • U型キッチン(コの字型キッチン)
  • ペニンシュラキッチン
  • アイランドキッチン

それぞれの特徴や、メリット・デメリットについて解説していきます。

I型キッチンの特徴

水回り3点リフォームで壁付けのI型キッチンを配置
メリットデメリット
・リビング・ダイニングが広くなる
・開放感がある
・価格が安い
・キッチンが広くなくても設置できる
・換気効率がよい
・壁付けタイプではキッチンが片付いていないのが丸見えになる
・横幅が大きいと家事動線が長くなりやすい

I型キッチンは、シンク・作業台・コンロが一列に並んだ形状のキッチンです。

キッチンの中でもオーソドックスな形と言えます。

壁にもつけられますし、腰壁をつけて対面にすることも可能です。

横幅を長くしすぎるとワークトライアングルができにくくなるため、コンパクトに設計することをおすすめします。

I型キッチンを使いやすくするためには、以下のポイントを押さえるとよいでしょう。

  • 作業動線を意識する
  • 収納を充実させる
  • 機能性の高い設備を導入する
  • 自分好みのデザインにする

具体的なレイアウトや収納方法などは、キッチンのサイズや家族構成などによって異なります。
複数のメーカーやショールームを訪れて、自分に合ったキッチンを見つけましょう。

I型キッチンについて詳しくは「I型キッチンの特徴やレイアウトの種類、メリットデメリットを紹介!」をご覧ください。

L型キッチンのレイアウトの特徴

画像出典:TOTO
メリットデメリット
・作業スペースが広い
・作業スペースを広げて大きなキッチンにもできる
・コンロとシンクの距離が近く使い勝手がよい
・キッチンが広くないと設置できない
・Ⅼ型の角部分がデッドスペースになりやすい
・価格が高い

L型キッチンは、シンク・作業スペース・コンロがL型に配置されたキッチンのことです。

コンロとキッチンが近くにあるため、作業効率がよいという魅力があります。

しかし、角の部分がデッドスペースになりがちであるため、収納の活用方法には工夫が必要です。

また、II型と同様にキッチンが広くないと設置には向きません。

L型キッチンをより使いやすくするためには、以下のポイントが重要です。

  • シンクとコンロを壁際に設置し、調理台をL字型に設置する
  • シンクとコンロを対角線上に設置し、調理台を壁際に設置する

このようなレイアウトにすると、作業動線がスムーズで収納スペースも確保しやすくなり、効率よく調理することができます。
ただし、収納スペースが確保しづらくなるので注意が必要です。

L型キッチンについて詳しくは「L型キッチンの人気メーカーとおすすめ商品、L型のメリット・デメリットを解説!」をご覧ください。

II型キッチン(セパレート型キッチン)の特徴

画像出典:TOTO
メリットデメリット
・コンロを壁付けするため換気効率がよい
・複数人で調理しても狭さを感じにくい
・収納がたっぷり確保できる
・使い勝手がいいかは人によって異なる
・シンクとコンロの間で、水や油が落ちやすい
・調理中に何度も体の向きを変えることになる
・価格が高い

II型キッチンは、コンロとシンクが別々に配置されているキッチンです。

セパレートキッチンとも呼ばれます。コンロが壁際にあるため、油はねがダイニング側に飛び散ることがありません。

一般的なキッチンよりも作業台のスペースは広くなりますが、その分、キッチンに十分な広さがないと設置には向かないため、注意が必要です。

Ⅱ型キッチンを使いやすくするためには、以下のポイントを押さえておきましょう。

  • シンクとコンロの距離を適切に取る
  • 調理台の広さを確保する
  • 収納を使いやすい配置にする
  • 機能性の高い設備を導入する

以上のポイントを押さえておくと、より使いやすいキッチンになります。

Ⅱ型キッチンについて詳しくは「II型キッチンのリフォームにかかる費用・価格の相場は?」をご覧ください。

U型キッチン(コの字型キッチン)の特徴

画像出典:TOTO
メリットデメリット
・作業スペースが広い
・収納を多くとれる
・複数人で調理しても狭く感じない
・海外のキッチンのようにおしゃれな雰囲気が作れる
・コンロが壁付けで換気効率がよい
・水はねや油はねが起きにくい
・キッチンが広くないと設置できない
・価格が高い
・角のスペースがデッドスペースになりやすい

U型キッチンは、コンロ・シンク・作業台がU字型やコの字型に配置されたキッチンのことです。

作業スペースが広く取れるため、二世帯住宅や複数人で調理することの多いご家庭に向いています。

収納も確保しやすいため、大型の鍋やフライパンをたくさんお持ちの方でも、キッチンの中にたっぷり収納できるでしょう。

選ぶキッチンの扉の種類によっては、海外のキッチンのようにおしゃれに演出できるのもU型キッチンの特徴です。

U型キッチンを使いやすくするポイントは、以下の通りです。

  • シンクとコンロを対角線上に設置し、調理台をU字型に設置する
  • シンクとコンロを壁際に設置し、調理台をU字型に設置する

以上のポイントを押さえておくと、作業動線がスムーズになり、効率よく調理することができます。
ただし、収納スペースが確保しにくくなるので注意が必要です。

>>コの字キッチンはこちらの記事で紹介!

対面ペニンシュラキッチンの間取りの特徴

画像出典:TOTO
メリットデメリット
・見た目がおしゃれになる
・開放感がある
・キッチンのスペースに限りがある場合でも取り付けられる
・水はねや油はねが起きやすい
・開放感はアイランドキッチンに劣る
・壁付けキッチンよりは高価

ペニンシュラとは、半島という意味を持ち、対面ペニンシュラキッチンは、キッチンの一方の側面が壁についたレイアウトのキッチンのことを指します。

対面キッチンの中でも人気のスタイルで、おしゃれなキッチンにしたい人におすすめです。

開放的な雰囲気が作れますが、アイランドキッチンほど広いスペースが必要ではないため、比較的さまざまな間取りに対応できます。

ペニンシュラキッチンについて詳しくは「ペニンシュラキッチンの人気メーカー・商品、施工事例や費用を解説!」をご覧ください。

対面アイランドキッチンの間取りの特徴

画像出典:TOTO
メリットデメリット
・リビング・ダイニングが広くなる
・開放感がある
・価格が安い
・キッチンが広くなくても設置できる
・換気効率がよい
・壁付けタイプではキッチンが片付いていないのが丸見えになる
・キッチンの広さがないと取り付けが難しい
・横幅が大きいと家事動線が長くなりやすい

対面アイランドキッチンは、キッチンが島のように独立しているタイプのキッチンです。

コンロ側、シンク側のどちらからも調理場にアクセスできるのが魅力です。
リビング・ダイニングとのつながりを重視したい方におすすめします。

しかし、アイランドキッチンは、キッチンにある程度の広さがないと取り付けが難しいです。
リフォームするときは、アイランドキッチンが自宅の間取りに適しているかどうかを検討しましょう。

アイランドキッチンについて詳しくは「アイランドキッチンのメリットとデメリットは?」をご覧ください。

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使いやすいキッチンにリフォームするための費用の目安は?

キッチンのリフォーム工事には、どのくらいの費用がかかるのでしょうか。

システムキッチンは、シンクやコンロ、調理台、収納などの基本的な設備がセットになったキッチンです。

キッチンのレイアウトごとの費用相場は以下の通りです。

キッチンの種類費用相場
I型キッチン約20万〜100万円
L型キッチン約60万〜200万円
Ⅱ型キッチン約100万〜250万円
コの字型キッチン
(U字キッチン)
約90万〜200万円
ペニンシュラキッチン約80万〜200万円
アイランドキッチン約150万〜230万円

システムキッチンのリフォーム費用は、メーカーやグレード、オプションの有無などによって異なります。
キッチンリフォームの費用を抑えたい場合には、グレードの低い商品に変更することも検討してみましょう。
詳しくは、業者に見積もりを依頼し、比較・検討するようにしましょう。

キッチンリフォームの工事費の内訳

※ガス管の移設は資格が必要な工事のため、ガス会社に依頼することが多く、費用も別途かかります。

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キッチンのおしゃれなレイアウト事例を紹介!

ここでは、キッチンをおしゃれにレイアウトした事例を紹介していきます。

間取りを変更してキッチンを交換した事例

間取りを変更してキッチンを交換
住宅の種類一戸建て
リフォーム費用約120万円
施工期間5日間
リフォーム箇所キッチン・台所
採用メーカー•シリーズパナソニック・ラクシーナ

間取りの変更と部分リフォームを行った事例です。

キッチンの向きを変更し、より使いやすいキッチンに生まれ変わりました。

システムキッチンにリフォームした事例

I型の壁付けキッチンにリフォーム
リフォーム費用約64万円
リフォーム箇所キッチン・台所
採用メーカー•シリーズキッチン:LIXIL システムキッチン シエラ W2100

LIXILのシステムキッチンにリフォームした事例です。

いつまでも飽きのこないシンプルなキッチンに生まれ変わりました。

ブルータイルとブラックアイアンで、心地よい空間を演出したキッチンの事例

鮮やかなブルータイルとブラックアイアンの窓枠
住宅の種類マンション・アパート
リフォーム費用約123万円
施工期間2.5ヶ月
リフォーム箇所キッチン・台所、壁紙・壁、床・フローリング、
和室、リビング、ダイニング
採用メーカー•シリーズトクラス/ベリー

ブルータイルとブラックアイアンの窓で空間を引き締めたバランスの良いキッチンに生まれ変わりました。

タイル貼りの明るい北欧風テイストのキッチン事例

北欧風テイストのL型壁付けキッチンにリフォーム
住宅の種類一戸建て          
リフォーム費用約200万円
リフォーム箇所キッチン・台所
採用メーカー•シリーズTOTO クラッソ

従来のキッチンの良いところを残し、モザイクタイルで北欧風のキッチンにリフォームした事例です。

明るくデザイン性の高いキッチンに生まれ変わりました。

2×4住宅で対面キッチンにリフォームした事例

メーカー特注のⅡ型キッチン
住宅の種類一戸建て          
リフォーム費用約157万円
施工期間5日
リフォーム箇所キッチン・台所
採用メーカー•シリーズトクラスYUNO

2×4住宅で対面キッチンにリフォームした事例です。

壁を壊さず対面キッチンにするためメーカーにキッチンを特注し、既存キッチンの位置を変更することができました。

間取りを変更して対面キッチンにリフォームした事例

間取り変更してペニンシュラキッチンを配置
住宅の種類一戸建て
リフォーム費用約250万円
施工期間15日間
リフォーム箇所キッチン・台所、床・フローリング
面積35m²
採用メーカー•シリーズハウステック

使いやすいキッチンに間取り変更して、物が溢れないように収納を増やしたリフォーム事例です。

同居することになった義理の娘さんと仲良く料理ができるようになりました。

リビングが広がるキッチンリフォームの事例

間取り変更を行い、キッチンを壁側に移動しました。
住宅の種類一戸建て
施工期間5日間
リフォーム箇所キッチン・台所、床・フローリング

中古物件をリノベーションした事例です。

リフォームした結果、リビングが広がり開放的な空間に生まれ変わりました。

掃除がしやすいキッチンリフォームの事例

リフォームで掃除がしやすいキッチンに
住宅の種類一戸建て
施工期間5日間
リフォーム箇所キッチン・台所、壁紙・壁

あまり使わない吊戸を外して、掃除のしやすいキッチンに交換した事例です。

掃除のしやすい壁材に変更し、キッチンも明るくなりました。

スタイリッシュなデザインに一新したキッチンリフォームの事例

スタイリッシュなデザインのキッチン
住宅の種類一戸建て
施工期間5日間
リフォーム箇所キッチン・台所

年数が経ち古くなったキッチンをリフォームした事例です。

キッチンを外し、下地の劣化状況を確認した上でキッチンを一新しました。

開放感のある対面キッチンのリフォーム事例

開放感のあるペニンシュラ型の対面キッチンに
住宅の種類一戸建て
施工期間3日間
リフォーム箇所お風呂・浴室、洗面台・洗面所

開放感のあるリビングダイニングにリフォームした事例です。

対面キッチンにしたおかげで開放感あふれるキッチンに生まれ変わりました。

間取り変更で使いやすくなったキッチンリフォームの事例

リフォームでキッチンの使いやすさがUP
住宅の種類一戸建て
施工期間3日間
リフォーム箇所キッチン・台所、リビング

キッチンの間取りを変更したリフォームの事例です。

間取りが変わり、使いやすくなったとお客様も大喜びでした。

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キッチンリフォームの費用を抑える方法は?

キッチンのリフォーム費用を抑える方法は、主に以下の3つが挙げられます。

  • キッチンリフォームの実績が豊富な業者を選ぶ
  • こだわりたいポイントに優先順位をつけて依頼する
  • 複数の業者から相見積もりを取る
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使いやすいシステムキッチンのサイズ・高さとは?

出典:リクシル-作業しやすい高さの見つけ方

キッチンの使いやすさは、システムキッチンの各寸法も重要です。

システムキッチンの理想的な高さ

システムキッチンの理想的な高さの算出方法は、「身長÷2+5cm」です。身長160cmの場合、160cm÷2に5cmをプラスして85cmが理想的な高さになります。

システムキッチンの幅

システムキッチンの理想的な幅は、シンクが60~120cm、調理スペースが60~90cm、コンロが60cm、準備スペースが30~70cm、配膳スペースが30~90cmだと言われています。幅が広いと動く距離も長くなり、効率が悪くなるので注意が必要です。

一般的な総幅は255cm~270cmで、L型のシステムキッチンの場合はシンク側が165cm~210cm、ガス側は165cm~180cmが一般的です。

システムキッチンの奥行き

システムキッチンの理想的な奥行きは、作業のしやすさとダイニングからどのように使うのかによって変わります。
一般的な奥行きは60cmか65cmで、ダイニングやリビングからも使う場合は20~30cm広くし、80~100cmが使いやすい寸法です。

吊戸棚の高さと奥行き

キッチンには、調理器具やお皿、食材などがあり、多くの収納場所が必要です。システムキッチンの吊戸棚は、収納量を確保するために便利です。

吊戸棚の高さは、目の高さより10~15cm下に吊り戸棚の下端がくるように設置すると圧迫感がなく、使いやすくなります。

奥行きはワークトップから戸棚の前面までが30~35cm以下に収まるものを選ぶとすっきりとした印象になり、頭もあたらず使いやすくなります。

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キッチンのレイアウト・間取りで失敗しないためのコツ

ここでは、キッチンの間取りやレイアウトの設計段階で失敗しないためのコツを紹介します。

キッチンが丸見えになるのを避ける

キッチンが丸見えになるのは極力避けたいものです。

キッチンが丸見えになるのを避けるためには、以下のような方法があります。

  • 壁やパーテーションで仕切る
  • キッチンの位置を変える
  • カーテンやブラインドで目隠しする

キッチンの位置やデザイン、家族構成などに合わせて、最適な方法を選びましょう。

リビングダイニングを圧迫しないようにする

リビングダイニングを圧迫しないようにするのも重要です。

リビングダイニングを圧迫しないようにするためには、以下のような方法があります。

  • キッチンの色やデザインをリビングダイニングと合わせる
  • キッチンのサイズを抑える
  • キッチンの収納を有効活用する
  • キッチンのレイアウトを工夫する

リビングダイニングのスペースを広く確保するには、以上の方法が効果的です。

キッチンの奥行きを浅くしたり、キッチンの作業台をコンパクトにするなど、検討してみましょう。

通路幅は適度な広さを保つ

通路幅は、人がすれ違ったり、家具や荷物を運んだりするのに十分な広さを確保しておくことが大切です。

一般的に、通路幅は90cm以上が望ましいとされています。

90cmあれば、人がすれ違ったり、家具や荷物を運んだりするのに十分なスペースを確保することが可能です。

通路幅を広くするためには、キッチンや家具の配置を工夫したり、収納スペースを効率的に活用したりする方法があります。

例えば、キッチンを壁際に設置したり、キッチンとダイニングの間にカウンターを設置したりすることで、通路幅を広くすることができます。

また、吊り戸棚や引き出し収納を活用することで、キッチンのスペースを有効活用し、通路幅を確保することも可能です。

利便性の良い収納にする

キッチンにおいて、利便性の良い収納にすることも重要です。

利便性の良い収納にするためには、以下のポイントを押さえるとよいでしょう。

  • 収納の目的を明確にする
  • 使用頻度の高いものを手の届くところに収納する
  • 収納スペースを有効活用する
  • 収納のレイアウトを工夫する
  • 収納の整理整頓を心がける

利便性の良い収納にするためには、これらのポイントを押さえて、自分に合った収納方法を検討しましょう。

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キッチンのレイアウトを選ぶポイント

キッチンレイアウトを選ぶ際には、以下のポイントを押さえるとよいでしょう。

家族構成で選ぶ

家族構成やライフスタイルによって、必要なキッチンの機能やスペースは異なります。

家族の人数や年齢、料理の頻度、家族で一緒に食事をする頻度などを考えて、レイアウトを検討しましょう。

キッチンの利用人数で選ぶ

キッチンの利用人数によって、適したレイアウトは異なります。

1人暮らしの場合には、コンパクトで使いやすいレイアウトがおすすめです。

I型キッチンやL型キッチンは、コンパクトなスペースでも効率的に作業を行うことができます。

また、キッチンの横にダイニングテーブルを置くことで、キッチンとダイニングのスペースを兼用することもできます。

2人暮らしの場合には、作業スペースを広めに確保できるレイアウトがおすすめです。

L型キッチンやコの字型キッチンは、作業スペースが広く確保できるので、二人で料理をする際にも便利です。

また、キッチンカウンターを収納スペースとして活用することで、収納スペースを増やすことができます。

3人以上の場合、複数人で料理をする際にも対応できるレイアウトがおすすめです。

コの字型キッチンやアイランドキッチンは、作業スペースが広く確保できるので、複数人で料理をする際にも便利です。

また、キッチンカウンターを食事スペースとして活用することで、キッチンとダイニングのスペースを兼用することもできます。

作業効率重視で選ぶ

キッチンのレイアウトを作業効率重視で選ぶ際には、以下のポイントを押さえるとよいでしょう。

  • ワークトライアングルを意識する
  • シンクとコンロを近づける
  • 調理台を広めに確保する
  • 収納を使いやすく配置する

作業効率に適したレイアウトは、L型キッチン、U型キッチン、アイランドキッチンです。

ただし、作業効率が下がらないように、通路幅の確保、カウンターや棚、家電の位置には十分注意しましょう。

家族とのコミュニケーション重視で選ぶ

家族とのコミュニケーション重視でキッチンレイアウトを選ぶ際には、以下のポイントを押さえるとよいでしょう。

  • 対面キッチンにする
  • キッチンカウンターを食事スペースにする
  • キッチンの窓を大きくする

具体的なレイアウトとしては、対面キッチン、アイランドキッチン、オープンキッチンが適しています。

おしゃれなデザインで選ぶ

キッチンレイアウトをおしゃれなデザインで選ぶ際には、以下のポイントを押さえるとよいでしょう。

  • キッチンのスタイルに合ったデザインにする
  • キッチンの色使いを工夫する
  • キッチンの素材を組み合わせる
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狭いキッチンでオススメのレイアウトとは?

ここでは、狭いキッチンでのオススメなレイアウトについて、レイアウトの順番やデッドスペースの有効活用方法をご紹介していきます。

キッチンのレイアウトの基本的な順番は、(1)冷蔵庫(2)シンク(3)調理台(4)コンロの順番で配置していきます。

調理をする際は(1)食材を取り出す(2)洗う(3)刻む(4)加熱するの順番になっていますから、冷蔵庫の距離からシンクや調理台などが近い方が調理をしやすいからです。

特に冷蔵庫とシンクは近い距離が良いでしょう。

また、デッドスペースを有効活用するには、以下のような方法があります。

1.吊り戸棚や換気扇フードに外付けツールをプラスして、収納力アップ
2.シンク下収納の奥と裏まで有効に活用
3.パーテーションやスリムな棚や移動ワゴンを利用する
4.冷蔵庫にマグネットなどでひっかけを作る
5.スリムタイプのゴミ箱を使用
6.カバーを使ってコンロ上も作業スペースに

このような方法で狭いキッチンでもスペースを有効活用できますので、是非参考にしてください。

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まとめ

ここまで、使いやすいキッチンレイアウトについて解説してきました。

使いやすいキッチンとは、ワークトライアングル(作業動線)が短く、通路幅が十分にあり、収納が使いやすいキッチンであることです。

一般的なキッチンレイアウトには、I型、L型、U型、II型、アイランド型、ペニンシュラ型の6種類があります。

また、キッチンレイアウトを選ぶ際には、家族構成、キッチンの利用人数、作業効率、家族とのコミュニケーション、おしゃれなデザインなどを考慮することが重要です。

キッチンレイアウトは、家族構成やキッチンの利用状況、ライフスタイルなどによって、最適なものは異なるため、キッチンを使いやすく快適にするためには、自分の家族やライフスタイルに合ったレイアウトを選ぶことが大切です。

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この記事の監修者プロフィール

【監修者】久田麻里子

2級建築士、インテリアコーディネーター、住環境福祉コーディネーター。ハウスメーカー、リフォーム会社での建築業を幅広く経験。主婦・母親目線で様々なリフォームアドバイスを行う。主な担当は水回り設備リフォーム、内装コーディネート、戸建てリフォームなど。

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