杉並区のリフォーム会社182選！事例・口コミも掲載

杉並区におけるリフォームの特徴

杉並区の住宅に関する理念・基本方針

杉並区では「誰もが、安心して、住み続けられる、良好な住環境の実現」を基本理念として、以下の3つの取り組み方針のもと、住宅施策を推進しています。

• 安全・安心な住まいづくり
• 住宅セーフティネットの再構築
• 良好な住環境の形成

具体的な施策としては住宅の耐震性の向上、バリアフリー化への助成金支援、住宅に関する相談窓口の設置、区民住宅の管理、建築物の耐火性能の向上と支援などが挙げられます。

計画実現のために、それぞれの方針と施策ごとに各団体や事業者との連携を図り、事業を展開していっています。

参考：杉並区-第5次杉並区住宅マスタープラン

杉並区の景観条例にかかわるリフォームの制限

杉並区では、景観を美しく魅力あるものにするために杉並区景観計画が定められています。

この計画では、杉並区の景観特性を「生活的要素」「自然・歴史的要素」「公共的要素」の3つに分けて、それぞれの特性に応じた景観づくりが進められています。

杉並区景観計画では全域が計画区域に指定されており、その中でも一般地域と地域の特性ごとに方針やルールが異なる景観形成重点地区があります。

一般地域は景観特性に応じて住宅地系と商業系に分けられ、それぞれで景観形成基準が設けられています。

届出に該当する行為ではなくても、形成基準に配慮した景観形成をすることが求められています。

一般地域における建築物に関する届出対象行為と対象規模は以下のとおりです。

引用：杉並区景観計画

色彩についても、原色に近いものは避け、まちなみに調和したものにする必要があります。

杉並区の地震の危険度や被害予想

地震における建物の倒壊危険度や火災の危険度などを東京都都市整備局では、地域ごとに確認することができます。

危険度が低いエリアは1、高いエリアは5と5段階で危険度が評価がされています。

杉並区においては、ほぼ全域でランク1〜2のエリアが広がっており、地震における建物の倒壊危険性や火災危険性は低い傾向にあることが読み取れます。

参考：東京都都市整備局 – 地震に関する地域危険度測定調査

杉並区の掲げる耐震化への取り組みと現状

2020年度末の杉並区の調査によると、杉並区における住宅の耐震化率は92%とされています。

杉並区では、無料の簡易診断や耐震改修助成、耐震化に関する普及啓発活動、管理組合への耐震相談アドバイザーの無料派遣などの取り組みを行なっています。

参考：杉並区耐震改修促進計画

杉並区で定められている防火地域のリフォームの制限

杉並区では全域が防火地域もしくは準防火地域に指定されています。

また一部の地域は、新たな防火規制区域として指定されています。

参考：杉並区-すぎナビ

防火地域は、建物が密集している地域や幹線道路沿いなどで火災による被害を広げないために建築制限が設けられている地域のことです。

階数が3階以上、または延べ床面積が100㎡を超える場合には耐火建築物にするなどの制限があります。

準防火地域は、防火地域よりもやや制限が緩やかな地域になります。

新たな防火規制区域は特に災害時に発生する火災等による危険性が高い区域のことで、防火地域ほどではありませんが、準防火地域よりも厳しい規制があります。

防火地域のリフォームの具体的な制限内容

防火地域や準防火地域でのリフォーム時の制限は、該当する建築物の構造の種類により異なります。

杉並区の住宅リフォームに関する相談件数

2022年の住宅リフォーム・紛争処理支援センターの調査によると、杉並区が属する東京都からは1,885件の住宅リフォームに関する相談が寄せられました。

参考：住宅リフォーム・紛争処理支援センター – 住宅相談統計年報2022

杉並区立消費センターでは、住宅に関する事業者間とのトラブルだけでなく、様々な消費生活に関するトラブルなどについて相談することができます。

トラブルについてのアドバイスをもらうことができたり、場合によっては事業者との間に入って問題解決の手伝いをしてくれます。

直接窓口で相談することも可能ですが、まずは電話で一度問い合わせてみるといいでしょう。

参考：国民生活センター

杉並区の住宅データ

杉並区の人口は2022年12月時点の杉並区の調査によると、約571,000人とされています。

参考：杉並区-人口

杉並区が属している東京都の持ち家率については、総務省統計局による2018年時点の住宅・土地統計調査によると、45%となっており、同年度の持ち家率の全国平均が61.2%であることを考慮すると、東京都の持ち家率は低めであることが分かります。

参考：総務省-情報統計局-平成30年住宅・土地統計調査

また杉並区の属している東京都で最も新築の建築数が多かった年について、2022年1月に更新された国土交通省の建築着工統計調査報告によると、1990年から2021年の間で1990年が最も多く、221,686戸が建築されました。

参考：国土交通省 – 建築着工統計調査報告