墨田区のリフォーム会社154選！事例・口コミも掲載

墨田区におけるリフォームの特徴

墨田区の住宅に関する理念・基本方針

墨田区では「安心できる住生活を実現し、安全で快適に住み続けられる住宅・まちづくり」を基本理念に掲げています。

墨田区では、下記の新たな3つの視点を基本方針として住まい・まちづくりに取り組んでいます。

1.住み続けられる住環境整備
（時代の変化に対応した良質な民間住宅の供給誘導と支援）

2.住宅セーフティネットの強化委
（重層的セーフティネットの構築と既存ストックの有効活用）

3.高齢者の新たな住まいづくり
（住宅施策と福祉施策の再編と連携）

参考：墨田区住宅マスタープラン

墨田区では、ファミリー世帯の割合の減少や高齢化の進行、東京スカイツリーの開業や東日本大震災など、区民生活に大きな影響を与える出来事がありました。

このような新たな課題や大きな出来事に対応するため、施策の再構築を図り、上記のような新たな3つの視点を基本方針に掲げて住まい・まちづくりに取り組んでいます。

墨田区の景観条例にかかわるリフォームの制限

墨田区では歴史・文化資源を活かした景観づくり、東京スカイツリーによる新たな景観の形成から、新たな墨田区の景観の方向性を表す「墨田区景観基本計画」が2007年に策定されました。

その中で実行計画として2009年に「墨田区景観計画」が策定され、地域の特性を活かした墨田区独自の景観まちづくりを進めています。

墨田区の地域の特性とは「水辺と歴史に彩られ、下町情緒あふれるすみだ風景づくり」という理念に現れています。

こうした「墨田区景観計画」のため、墨田区内で一定規模以上の建築行為や修繕・リフォームをおこなう場合は、景観法に基づく届け出が必要になります。

一般住宅の外壁塗装や屋根塗装などのリフォームで、届け出が必要になるかどうかは事前に確認をする必要があるでしょう。

参考：墨田区-墨田区景観条例

墨田区の地震の危険度や被害予想

墨田区の建物の倒壊・焼失危険度がわかるハザードマップは、東京都都市整備局が公開している「地震に関する地域危険度測定調査」を元に作られています。

地震時の墨田区内の危険度を5段階で確認できるハザードマップによると、墨田区の北東部から中部に危険度が極めて高い4や5が広範囲で広がっています。

参考：東京都都市整備局-地震に関する地域危険度測定調査

東京スカイツリーがある墨田区の南西部（押上）は比較的、地震の危険度は低めになっています。しかし南西部でも建物倒壊の危険度は高めなので注意が必要です。

地震による火災での焼失危険度も北東部は極めて高いといえます。

墨田区の掲げる耐震化への取り組みと現状

墨田区では「耐震改修促進計画」を2016年9月に改訂をおこない、計画期間を2025年までの10年として取り組んでいます。

主な改訂内容では、一般住宅は2025年までに耐震化率を98%とすること、民間特定建築物は耐震化率を95%にすることを目標にしています。

2020年度末に墨田区が行った調査によると、墨田区内の住宅総数は約17万570戸となっており、このうち95%の約16万2070戸が耐震性を満たしているとされます。

さらに墨田区を南部と北部に分けると、住宅の耐震化率は南部が96.4％、北部が93.8％となり、北部の耐震化率は95%にも満たないのが現状です。

これは北部に旧耐震基準によって建てられた木造住宅が多く存在するためです。

そのため北部の耐震化を普及させるための啓蒙活動や耐震化についての相談サポート体制を充実させていく取り組みをしています。

また墨田区全域で住宅の耐震化率を向上させるため、木造住宅耐震改修促進助成事業を見直すことを課題としています。

参考：墨田区-耐震改修促進計画

墨田区で定められている防火地域のリフォームの制限

墨田区ではほぼ全域が「防火地域」「準防火地域」に指定されています。

また2003年10月には東京都建築安全条例第7条の3で、新たな防火地域が墨田区内の一部に指定されました。新たに防火地域に指定されているのは、墨田区内の北部地域（東墨田、押上一丁目を除く）になります。

これは災害時に火災での焼失危険度が高い地域で、建築物の耐火性能を上げるためのものです。

新たな防火地域では、原則としてすべての建築物を準耐火建築物以上にしなければなりません。具体的には、延べ面積が500㎡を超えるものや、地階を除く階数が4階以上の建物は耐火建築物にする必要があります。

参考：墨田区-防火地域・準防火地域等図

防火地域のリフォームの具体的な制限内容

防火地域や準防火地域でのリフォーム時の制限は、該当する建築物の構造の種類により異なります。

墨田区の住宅リフォームに関する相談件数

2022年の住宅リフォーム・紛争処理支援センターの調査によると、墨田区が属している東京都でのリフォーム相談件数は1885件でした。

参考：住宅リフォーム・紛争処理支援センター-住宅相談統計年報2022 資料編

墨田区に開設されている「すみだ消費者センター」では、墨田区内に在住している方や通勤・通学をしている方を対象に、消費生活に関する疑問やトラブルについて消費生活相談員に相談することができます。

消費生活に関する不安や疑問、事業者とのトラブルや被害などについて相談することができるので、必要に応じて活用することをおすすめします。

参考：墨田区-すみだ消費者センター

墨田区の住宅データ

2022年4月時点での墨田区の調査によると、墨田区の人口は約276,000人です。

前年の2021年4月時点での調査では墨田区の人口は約275,000人だったので、比較すると人口の減少は約1,000人となります。

引用：墨田区-墨田区月別世帯人口
参考：墨田区-墨田区月別世帯人口

墨田区のある東京都の持ち家率は2018年の総務省の調べで約45%となっており、全国の持ち家率の平均約61.2%と比較すると低くなっています。

また墨田区が属する東京都で、新築の建築件数がもっとも多かった年は、2023年1月に公表された国土交通省の建築着工統計調査報告によると、1990年から2021年までの間で1990年がもっとも多く、221,686戸となっています。

参考：総務省-情報統計局-平成30年　住宅・土地統計調査