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2019年09月19日更新

リフォーム箇所ごとの工期を徹底解説!

リフォームでの費用面以外の関心事としては、工期もあげられるのではないでしょうか。
この記事ではリフォームの工期について詳しく紹介します。住宅やマンションのリフォーム別の工期の目安のほかに、リフォームの工期を短くするためのヒントや注意点も紹介します。

リフォーム箇所別の工期の目安

リフォーム 工期

リフォームには全面リフォームから部分的なリフォームまでさまざまありますが、リフォーム内容によって工期も変わります。

リフォーム別の工期は、下記のような目安になりますので紹介します。

住宅の全面リフォームにかかる工期

建物の基礎を残して配管から内装まで全面的にリフォームする全面リフォームの工期は、40坪ほどの一戸建て住宅ならば3か月が目安です。

フルリフォームやリノベーションとも呼ばれる全面リフォームは、新築同様の工事が行われるためその工期も数カ月に及びます。

リビングのリフォームにかかる工期

リビングルームのリフォーム工期は1日~7日ほどです。

壁や天井のクロスの張替えなら一日で済む場合もありますが、リビングルームと隣の部屋の壁を取り払うなどの大掛かりな工事になると1週間ほどかかります。

また壁の内部に新しく断熱材を入れるなど、さらに手のかかる工事となると、数週間かかる場合もあるでしょう。

キッチンリフォームの工期

キッチン新設には一週間が目安

新しいシステムキッチンに入れ替えるリフォームの工期は、3~5日程度が目安です。

キッチンの規模や種類によっても工期は変わりますが、キッチンのリフォーム工事には既存のキッチンの解体に給排水、ガス、電気工事などもあるため、3~5日ほどの工期が見込まれます。

大規模なキッチンリフォームには2~3週間

新しいシステムキッチンを導入するだけでなく、間取りからキッチンの向きまで変える大規模なリフォームには、

2週間~3週間の工期が必要です。

大規模なキッチンリフォームは、既存のキッチンの解体・撤去に加えて、新しいキッチンに合わせた給排水管の移設や、壁や天井などリフォームも含まれて作業工程も多いことから、数週間にも及ぶ工期になります。

浴室リフォームの工期

ユニットバスの交換だけなら2~3日

既存のユニットバスからユニットバスへの交換だけならば、その工期は2~3日程度です。

ユニットバスの交換作業にはそれほど時間はとりませんが、隣接する洗面脱衣室の内装を併せて改装するとなると4~5日程度かかります。

在来工法からユニットバスへのリフォームには1~2週間

懐かしさを感じられる昔ながらのタイル張りのお風呂からユニットバスを取り入れた全面リフォームにかかる工期は、短くて1週間、長ければ2週間ほどかかるでしょう。

風呂場の解体に数日かかり、その後、配管工事をはじめとする大掛かりな工事に、新しいユニットバスの設置となるので、少なく見積もっても1週間はかかります。

トイレのリフォームの工期

便器・便座の交換なら約2時間

便器や洗浄便座の交換といった小規模なリフォームなら2時間程度で済むお手軽リフォームと言えるでしょう。

配管や内装工事を伴うトイレリフォームには1~2週間

便器や便座の取り換えが2時間ほどで終わるのに対して、トイレの全面リフォームとなると3~4日かかります。

トイレの大規模なリフォームには、配管の移設や天井・壁・床の内装工事などに手間がかかるため、工期は3日以上と長くなります。

洗面所のリフォームにかかる工期

洗面台の入れ替えだけならば1日で済みますが、壁のクロスを張り替えたり、床材も変えるなどのリフォームとなると、その工期は3~5日ほどが見込まれます。

外壁や屋根のリフォームにかかる工期

外壁や屋根の実質的な工事にかかる時間は足場の設置を含めて10日~2週間程度が目安です。

しかし外壁や屋根のリフォームは天候の変化にも大きく影響を受けるため、2週間では済まない場合も考えられます。

希望の日程通りに済まないこともありますので、余裕をもった日程組みが大切です。

外構・エクステリアのリフォームにかかる工期

外構やエクステリアのリフォーム工期は、どこをどのようにリフォームするかによって大きく変わります。

庭の植栽や芝などの手入れなら、庭の広さにもよりますが、小さめの庭なら1日程度です。

ウッドデッキの新設も1日程度が目安です。また門扉やカーゲートの交換または取り付けも、工期の目安は一日程度です。

その一方で、外フェンスの交換や新設となれば1週間以上、また新しく車庫やガレージを建てるとなれば1ヶ月以上かかることも考えられます。

窓のリフォームにかかる工期

カバー工法なら1日

窓のお手軽リフォームといえばカバー工法がありますが、その工期は数時間から1日です。

カバー工法とは、既存の窓枠を残して内側に新しいサッシを取り付けるので、工期は他の窓リフォームよりも短くなります。

新しい窓の取り付けには3日

壁に穴をあけて新しい窓を新設するとなると、その工期は窓ひとつにつき3日が目安です。

新しい窓はどこにでも取り付けられるわけではなく、耐震性に影響しない壁かどうかの判断や、窓の取り付けの際には外壁の止水対策も必要となるため、決して工期は短くありません。

マンションリフォームの工期の目安は?

マンションリフォームは近隣への迷惑になることもあり、できる限り工期は短く終わらせたいものです。

そこでマンションリフォームの中でも特に工期に時間がかかりそうなリフォームである「スケルトンリフォーム」と「耐震補強リフォーム」にかかる工期について解説します。

マンションのスケルトンリフォームにかかる工期

スケルトンリフォームとは

スケルトンリフォームとは、建物の骨組みだけを残してすべてを撤去して、新しく配管から内装まで変えるリフォームです。

お部屋を一新することのできる自由度の高いリフォームですが、その代わり予算だけでなく工期も長くかかる傾向があります。

スケルトンリフォームの工期は最短1ヶ月~数か月

スケルトンリフォームの内容や広さによってもその工期は変わりますが、短く見積もっても1か月、長ければ3か月ほどかかるのが一般的な工期の長さです。

スケルトンリフォームは工期が長いだけでなく、リフォーム中は住むことができなくなるというデメリットもありますので、リフォーム中の仮の住まいを用意する必要があります。

マンションの耐震補強リフォームにかかる工期

1980年以前に建設されたマンションには耐震補強が必要かも

マンションの耐震補強が必要とされるケースは、1981年に制定された新耐震基準を満たしていないマンションに多くみられます。

新しい耐震基準に合わせるための耐震補強には、柱や梁の補強、壁の補強など種類や工法ともにいろいろあります。

耐震診断の結果を元に補強計画を立てて実施します。

尚、マンションの耐震補強工事は主に共用部分の工事になるので、区分所有者が勝手に行うことはできません。

工期は3ヶ月以上が目安

耐震補強の工法の種類によっても工期は大きく変わりますが、構造躯体に手を加えるため少なくとも3か月が目安となり、さらに工期が長くなることも十分に考えられます。

工期が長くなる理由は、工法の種類だけでなく、現在住んでいる住人への配慮もあります。

休日や深夜・早朝を避けてリフォームを進めることになるので時間がかかるのです。

リフォームの工期を短くするためのコツは?

リフォーム 工期

リフォームの工期が長すぎて困る場合に、工期を短くするための交渉ポイント5つを紹介します。

工事が可能な時間帯を事前に確認

マンションによって工事をしてもいい時間帯が決められていることがあり、その選び方次第で工事ができる一日分の長さが変わります。

また曜日によっても工事ができる人できない日があるなどもあるので、事前に工事のできる時間帯や日程を確認したうえで工期を決めましょう。

工期の短縮が可能なリフォーム材料を選ぶ

工期を短くしたいのなら、現場での作業時間を減らすためにプレカットがしてある資材など作業効率を上げるための材料を選ぶようにするといいでしょう。

似たような材料でも作業効率を上げられる材料とそうでないものがありますので、業者に相談してみましょう。

リフォーム前に詳細な仕様を決めておく

設備や備品の使用を発注段階で決めておくと、リフォーム全体の工期も短くなります。

例えば、キッチンやバスルームで使われる設備にオプションが付けられるのなら、オプションはリフォーム前に決めておきます。

工事に入ってからオプション選びをしていると工期が遅れる可能性がありますので、発注段階で仕様の詳細を決めておきます。

既存の空間を生かしたリフォームにする

和室から洋室、洋室から和室など大胆なリフォームは工期がかかります。

そこでリフォームをする空間の特色をそのままにして、部分的にリフォームをすることで工期は短くなります。

住みながらリフォームの場合は荷物を少なくする

リフォーム前に荷物を減らしておくと、工期も短くなります。

リフォームをしながら片づけるというのでは片づけに時間がかかる分、作業が進められません。

特に今住んでいる場所のリフォームならば、リフォーム前には片づけて荷物を減らしておきましょう。

どうしても工期を短縮したい場合には、工事中の仮住まいを検討しましょう。

なぜリフォーム工期は業者によって異なるのか

リフォーム工期は業者によってその長さに違いがあります。

その理由は、業者によって職人が異なり、その職人の腕によっても作業効率が変わってくるからです。

使われる資材によっても、現場で組み立てれば済むようになっているものとそうでないものとでは、工期に差が出ます。

工期の違いが仕事の良し悪しを決めるものではなく、リフォーム内容や職人などのさまざまな要因が工期に影響します。

優良なリフォーム会社を見つけるには?

ここまで説明してきたリフォームは、あくまで一例となっています。

「費用・工事方法」は物件やリフォーム会社によって「大きく異なる」ことがあります。

そのとき大事なのが、複数社に見積もり依頼して必ず「比較検討」をするということ!

この記事で大体の予想がついた方は次のステップへ行きましょう!

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一生のうちにリフォームをする機会はそこまで多いものではありません。

後悔しない、失敗しないリフォームをするためにも、リフォーム会社選びは慎重に行いましょう!

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この記事の監修者プロフィール

【監修者】タクトホームコンサルティングサービス

タクトホームコンサルティングサービス

亀田融

一級建築施工管理技士、宅地建物取引士。東証1部上場企業グループの住宅部門に33年間勤務。13年間の現場監督経験を経て、住宅リフォーム部門の責任者として部分リフォームから大規模リノベーションまで2,000件以上のリフォームに関わる。2015年に退職して現在は、タクトホームコンサルティングサービス代表として、住宅診断を行う傍ら、住宅・リフォーム会社へのコンサルティング活動を行っている。

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